ニュース
9月30日

あるテレビ局のニュースを参考にこのニュースを書いていたんですけど、途中で「選挙運動禁止期間」に備えて政治関係のニュースが消えてしまいました。先週は暴動にゆれたブダペストですが、今は静かになりました。町の警察の数も減ったようですが、私の職場のラジオ局の周りの道はラジオ局職員以外は今も通行禁止となっています。今日はちょっと事情があって妻とお客さんとそこを通ったんですけど、はじめはやはり通れないと言われたのですが、妻が「この人は今病院を退院してきたばかりで回り道できない。」と頼み通らせてもらいました。ただ、通っている間ずっと後ろから警察官がついてきました。

医者・薬好き
ある調査でハンガリー人の成人の半数は毎日のように決まった薬を摂取しているらしい。この割合はヨーロッパでもかなり高いそうだ。また、Tarkiという世論調査会社の調べによると、ヨーロッパではハンガリー人がもっとも頻繁に医者のところへ行くらしく、特に学歴が低いもの、女性、年金生活者がホームドクターにかかることがおおいのだそうだ。

GDPに含まれる
EUからのお達しで、ハンガリーでも今後、麻薬販売や売春など違法収入もGDPに加えることとなった。

選挙運動のしめくくり
金曜日の夜12時から選挙運動ができなくなるため、選挙運動のしめくくりの集会が行われたようだ。ただ、FIDESZは「政府がいかに人を扇動しているか」を示すためにこれを行わなかった模様。ブダペスト市長候補(FIDESZは支持をしているが無所属)タルローシュ・イシュトバーンはしめくくりの集会で「市長になったらブダペストの発展のため左の人達とも協力してやっていく。」と発言した。もう一方の候補であるデムスキー・ガーボルは所属の自由民主連合が連立与党の社会党と一緒に集会を行ったこともあり、ジュルチャーニ首相と並んで自分の今までの業績を強調した。

選挙運動禁止期間
土曜日の0時から日曜日の選挙が終わるまで選挙運動が一切禁止となるが、これを守ろうと国会に議員を送り出している党が共同で声明を出した。(すでに声明を出しているハンガリー民主フォーラムは参加しなかった。別のニュースでは、ある社会党の市長候補が選挙運動で配っている冊子にクーポン券がついていたということで、FIDESZが候補から外すように要求したが、社会党がこれを拒否したなどということもあったようだ。)

大規模なキセル
ミシュコルツで数年に渡り、バスの定期を偽造していた犯人が逮捕された。この犯人が偽造した定期は数百人が数年にわたり使用していたようで被害増額は1400万フォリントにも達するようだ。(今年の7月に偽造定期を使用している人が複数名つかまったらしく、かれらの供述から偽造定期の製作者や販売者などが御用となったようだ。)

こちらは謝った
首相の発言テープにより国がゆれる中、テープが録音された会議で別の社会党議員が人をドブネズミにたとえていたことが明らかになった。「ドブネズミも角に追いやられると逃げ道を探そうとする。だから人間に厳しい政策をつきつける時も、逃げ道を与えておいた方がいい」といった発言だったようだが、同議員は申し訳ないと誤った。

決定
インターネットで名前を募集していた環状0号線のドナウ川にかかる橋の名前が決定した。ハンガリーの歴史人物やその他有名人、あるいはアメリカのコメディアンなど、インターネット投票で人気のあった名前からは選ばれず、結局「Megyeri橋」という名前になった。これは橋がKapostamegyerとBekasmegyerを結ぶためで、これまでの慣習に従ったもののようだ。(それならなんでインターネットで名前を応募したのだろうか。)

9月28日

連立与党の自由民主連合のトップはクンツェという人なのですが、この身長が2メートルぐらいある大きな人は発言が面白いというか、ちょっとズレているというか。インターネットの世界だと「荒らし」に近いような発言をする傾向にあります。とにかく無茶苦茶話をしてその場を混乱させるのが武器で、例えば4年前の国会選挙の時も、党首会談というテレビ番組でとにかく議論の進行に関係なくボソボソと話つづけ会議が無茶苦茶になりました。(それもあって今年の党首会談では1人あたりの持ち時間が決まったのだろうと思います。だからではないですが、たいしたスピーチができませんでした。)今回も、社会党とFIDESZがやりあっている中、「オルバーンは嘘つきだ!」とか「ジュルチャーニのテープでの話しは彼の人生で最も素晴らしいスピーチだ」とか言って場を乱しまくっています。そしてFIDESZがクンツェ氏の発言につられて「お前の人生で一番素晴らしいスピーチは何だ」と言われると「ジュルチャーニの素晴らしい発言に隠れてしまうから言わない。」などと切り替えします。すんごく声が太いので、何を言っているのかわからないのもお茶目です。(この党は「麻薬もOK」とか言うので、そういうのは個人的には嫌ですが)

大きなお世話
マードル・フェレンツ前大統領がジュルチャーニ首相の辞任を求める声明を出したが、これに対し社会党は「大きなお世話(社会党に指示を出すのはマードル氏の仕事ではない)」と発表した。

レート
100円=178.08フォリント(OTP/9月27日)

銀行強盗
ブダペスト19区で27日夜銀行強盗が発生、2名が押し入ったがガードマンが1人をうった(撃たれた犯人は重体)。残る1名は近くにいた人を盾にして行内から外に出て車で逃走した模様。

公開
ジュルチャーニ首相は、記者会見で暴動などの引き金となったバラトン湖半での内部向けスピーチに関し、汚い話し方をしていたことに対しては申し訳ないとしたが、内容については「特に謝ることはない」と述べた。一方自身のブログに問題のテープに録音されていた部分の前の部分の話について公開した。(http://blog.amoba.hu/blog-3.php?oid=Tf145f91364e455c31125bf838ae21b6)(なんか野党が公開せよと記者会見で言う10分前に公開したとか。)

臭い
国会議事堂前には、たくさんの人が集まっている。テント生活をしている人もいるが問題なのはトイレ。トイレの数が少ないのでそこらへんで用を足す人も多く、結構臭いのだそうだ。衛生局も何とかしたいが、現行犯でなければ罰せられないので結局は野放し状態となっているようだ。

やっていない
警察は暴動時に撮った写真から身元を割り出し、暴動に参加した人達をどんどん逮捕しているが、「理由もなく捕まった」と主張している人もいる模様。

どうなるか
国会議事堂前のデモは政治活動が禁止となる土曜日0時から、文化的行事に切り替えるようだが、少しでも政治活動的なにおいがした場合、ブダペスト5区の選挙はやり直しとなる可能性があるらしい。デモの組織は「もし我々を止めようとしたら、これに反発する。」と強気の姿勢を見せている。

スト
薬局は、薬販売の自由化に反対して28日の朝8時から2時間ストを行い、10時に開店することを決めた。

やっぱり謝らない
ジュルチャーニ首相は27日の閣僚会議で、「2001年から政府は収入のあてもなく、大盤振る舞いだけを続けてきた」とのべ「その責任は自分にもある。」としたが、謝ることはしなかった。(見事なまでに謝らない人です。)

取り扱わない
スィリ国会議長は、デモ隊が渡した陳情書に関し、「彼らの要求は憲法から外れるものであり、国会で取り扱うようなものではない。」との見解を示した。

ふるい落とし
政府は、2007年から導入予定だった入学試験の点数計算変更を2008年に先送りすることにした。(これについては、今月の初めか先月の終わりぐらいに書いた記憶があります。)この他、@入試の結果が出てから志望校を決める。A国からの学費免除枠を大学学科ごとではなく、大学の枠をこえた学科枠で決める。ことも考えている模様。@Aの措置を導入すると優秀な学生は同じ大学に入る傾向が高くなり、大学が淘汰されるというのが政府の考えのようだ。(恐ろしい)

選挙広告
先週からの暴動やデモを繁栄して、10月1日に行われる選挙広告が過激なものになってきている。与党社会党の宣伝は「オルバーンFIDESZ代表は国民を不安がらせるようなことばかりした」のような感じで、FIDESZは「ジュルチャーニは嘘つきで国民を騙した。デムスキーはブダペストを守れない。」というような感じ。(うまく説明できませんが、結構攻撃しています。)

OK
EUはハンガリーの提出した国家赤字を減らすための様々な政策パッケージにGOサインを出した。(すんなりOKを出したようではなく、国民の痛みを伴うものだから、信頼を得られるように頑張れみたいな感じだったようだ。2007年と2008年は実質上国民の収入は減るのだが、一体どんな感じになるのか今からちょっとこわいです。経済政策に関してはハンガリーは世銀にも怒られてますよね〜。一方、ハンガリー国立銀行総裁のヤーライ氏は「増税はよくない、ハンガリーの政策はよくない」と言っています。でもこの人ってFIDESZ時代は大臣だった人だから、どこまで専門的な観点から言っているかわからないんです。)

減額
ハンガリーで花粉症を起こす原因の1つとされているブタクサは駆除していないと罰金となるが、この最高額が200万フォリントから75万フォリントに下がる決定が政府によって下された模様。これは特に街中の場合、狭い範囲の駆除違反でも罰金が高くなってしまうからのようだが、市民団体からは今回の決定に文句が出ているようだ。

21匹
26日、ショモジ県で1頭の豚から21匹の赤ちゃんが生まれたとか。ハンガリーではこれまで一度に生まれた豚の赤ちゃんの数は18匹が最高だったので、新記録となった。

不公平
ガス料金に関しては、低収入の家庭には補助金が下りているようだが、田舎などでプロパンガスを利用している人達にはこの補助金が下りていない。それでこれは不公平ではないかという意見が国民の権利についての国会委員から出されている模様。

カーナビ
ハンガリーでも徐々にカーナビが広がりつつあるが、26日からジュールの救急車はすべてカーナビがとりつけられるようになった。

使用禁止
先週月曜日の暴動以降、ミシュコルツにあるスポーツガンクラブでの銃の使用が中止されている模様。公式には中止令は出ていないようだが、警察から電話で要請があったようだ。

更に厳しく
ある日刊紙によると、2007年は各省庁や自治体への予算配分がかなり減るようで更なるリストラが必至のようだ。(特に税務局をはじめとする金融省とその外郭団体の予算が減るらしい。)

9月27日

ちょっと時間がとれませんでした。ラジオなんかで耳にしたことだけメモります。まずオルバーン氏が「専門家内閣」のメンバーを発表しました。首相は確か憲法裁判所の人で、右よりとか左よりとか関係なく構成したということらしいです。ただ、選ばれた人々と話をしていたようではなさそうで、「ナンセンス」「なんとかオールスターみたい」と現実味はなさそうな感じです。また先週のハンガリー国営テレビの暴動ですが、今度は「政府が金を払って暴動をやってもらった。あるいは暴動扇動者に政府が金をはらった」という話が野党側から出てきています。こんな漫画みたいなことがあるのだろうかって感じです。あとは前大統領のマードル・フェレンツ氏が「ジュルチャーニ首相よ辞任せよ」と言ったようです。彼はオルバーン政権で選ばれた人なので、今の野党側に近い人だとは思いますが、これに対し社会党は「話は聞いた」ぐらいで終わったような感じです。あと、週末は選挙運動が禁止されますが、現在国会議事堂でデモをしている人達は引き続き集まってコンサートなどをやるようです。ただ、選挙管理委員によると「それまで今回のデモのような政治に影響する活動をしていた人が、いくら文化的行事を行っても、それは政治的活動になる。」とこのコンサート云々を違反と述べており、各党の代表が集まって話し合いを行うようです。(デモを運営している人は「それでもやる。警察の介入は火に油を注ぐ結果になろう。」といっています。ただデモですが、今でも文化的な催し物風になっているようで、演説もするようですが音楽の演奏もけっこう行われているようです。・・・時間がとれたらニュースをチェックして書きます。

9月26日

レート
100円=179.08フォリント(OTP/9月25日)

スト
薬販売の自由化などに反対して薬局が今週2時間のストを行うことになったようだ。

陳情書
首相辞任要求デモをしている人達は、内閣を解散し新しい内閣をつくることを望む陳情書を大統領や国会議長に直接手渡したかったようだが、結局規定に従い市民事務所が受け取ったようだ。

A型肝炎
ショモジ県でA型肝炎が広がっている模様。現在6名の子供と1名の大人がカポシュバールの病院で手当てを受けている。

警察の混乱
1週間前のハンガリー国営テレビ局建物内での暴動で、中にいた警察官が上からの指示に従わず建物の外から退却した際のやりとりの録音テープが公開された。(中はかなり危険な状態で、一度は外に逃げたがその後再び建物内に入ったようだ。)今後この件にたいする調査が行われる模様。

責任のなすりあい
暴動が起こって1週間、そして地方選挙まで1週間だが、現在の状況に対し与野党とも相手に責任をなすりつけている状態だ。与党は野党が人々を扇動し暴動にかりたてているとし、野党は与党が人々を挑発していると批判している。そしてどちらも少しも自分達は悪いとは言っていない状況となっている。

少しはよくなるか
フェリヘジ空港付近の騒音問題に関し、空港側は離陸する飛行機の飛行ルートの変更をすることを決定した。ただ着陸の飛行機のルートはそのままになるらしい。

コンサートなどにする
首相の退陣などを求めるデモは引き続き行われているが、このデモを行っている組織は、選挙前および当日の「カンパーニチェンド(選挙運動禁止期間)」にもデモを引き続き行うことを示した。ただ金〜日(9月29日〜10月1日)にかけてはデモではなく文化的な行事(コンサート)などを行う予定だそうだ。

犬の糞
ブダペストには40万匹の犬がいるらしく、1日に出る糞の両も40トンに達するとか。道や公園で犬の糞を処理しない飼い主も多く問題となっているが、ブダペストに新たな犬の糞を入れるコンテナが置かれたようだ。

判決
2月にフェリヘジ空港に向かう2階建てバスが高さ制限のゲートにひっかかり上がつぶれ3名が死亡するという事故があったが、これに関する裁判が25日始まった。このバスを運転していたセルビア人運転手は運転暦30年のベテランで400万キロの走行実績があったが、事故当日はとても疲れていて霧も出ていたため高さ制限の標識を見落としてしまったらしい。それで別の道路をくぐるところで入るところは問題なかったのだが、出るところにある高さ制限のゲートにひっかかってしまったらしい。裁判は26日にも結審する予定。

ブラックリスト
25日より、労務管理局は不法労働者を雇ったり給与を支払わない企業をブラックリストとして公開している。(1万2000社もあるとか。昔ミシュコルツの教育機関で働いていた時、1年間給与が出ず交通費だけが赤字となったということがあったが、今だったらそれも載るかな。あの学校は結局どれぐらいの金を踏み倒したのだろうか。)

どうなる
ジェールには心臓病(心筋梗塞)などに対する最新の設備が入っている病院がある。この病院は寄付やいろいろな援助で建てられたそうだが、現在年間400本必要な心臓カテーテル(器材)なのに10本文の金しか支給されていない状況にあるようで、このままだと閉鎖ということもありえるらしい。

ヘリコプター倒れる
25日午前、フェリヘジ空港にいた警察のヘリコプターが横転するという事故が発生した。中には 2人乗っていたが幸い無傷だった。(地上にとまっていたものが倒れたのか空中にいたのかも今のところはっきりしないそうだ。)

ハンガリー人は悲観的
ACNielsen市場調査会社が40カ国で調査を行ったところハンガリー人はヨーロッパの中で最も悲観的な国民であることがわかった。(例えば国内の雇用に関しても75%がネガティブなイメージを持っていて、経済的にも将来が暗いと考えているという。ただ一番悲観的なのはハンガリー人ではなくポルトガル人だそうだ。)

9月25日

暴動など一連の動きの原因となったジュルチャーニ首相の発言テープですが、24日はその全文がラジオ番組で流れていました。これを聞くと@もう自分達の保身を考えて国民に嘘をつきつづけるのは駄目。A例え国会議事堂前が政府のやり方に反発して連日デモを行おうとも、政府支持率がどれだけ下がろうとも国のことを考え改革を断行しなければならない。B最近自分の母親が「病院の対応が非常によくなった。ハンガリーもかわったのね。」といって来たがそれはそうじゃない。病院があんたの息子が誰かを知っただけだといってやった。こういう病院の対応の問題改善が我々の課題だ。これに比べて診察料導入の問題がどれほどの問題なのか。C私達は歴史を作るんだ。歴史を作っているときは必ずしもそれが賞賛されるわけではない。もし社会党の皆さんが私の考えを支持しないのならそれも結構。私は首相をやめて本を書く・・・といった感じで首相の決意が見える内容になっています。一方で確かに「選挙の前に国民に知らせてはいけない情報があった。これを我々は上手に隠してきた」とも言っています。政府が信用できない人はここらへんのところが気に入らないのだと思います。このテープをきくと、暴動はともかく、国会議事堂前のデモは首相の想定内の出来事ってことでしょうか。一方、オルバーンFIDESZ代表も積極的に動いています。彼も国のことを考えて「党を超えて国の問題を解決できるような専門家による政府づくり」を提唱しています。ただFIDESZは「我々は平和を求める。白いリボンをつけて」といいながら、一方で「今までの首相の行動を見ると、暗殺されると考えても不思議ではない。」と物騒なことも言っていたりして、そういう態度が「今回の暴動や過激な発言の裏を引いているのでは」などと見られる原因になっているような気がします。あと残念なのはFIDESZ側は「減税こそが重要」と主張していながら、具体的な流れというものを出し切れていないところです。24日にオルバーン氏がテレビに出ていましたが、やっぱり具体的にどうするのかっていう点であやふやでした。「首相は選挙前に嘘をついていた。だから信用できない。」というのがFIDESZ側の主張なのですが、この方向性だけだと「じゃあ自分等はどうなのか。14ヶ月目の年金を出すって言っていたけど本当に出すのか」とか言われてしまうような感じなので、(せっかくチャンスなのだから)もうちょっと具体的にFIDESZの考えを示すべきじゃないかなという感じがします。そうじゃないと「首相の決意」には勝てないような・・・実際ロイターなんかも「首相はこの騒ぎを乗り切れそう・・」と書いていますし。社会党・FIDESZのどちらかを応援しているわけではないのですが、もうちょっと建設的な話をする場がつくれたのではないか・・という気がするわけです。

「首相テープ」による騒ぎその後(順番は無茶苦茶です)
▼土曜日は3万人程度の人が国会議事堂前に集まったが、大きな混乱はなく夜になってデアーク広場で騒ぐ人が30〜40名でた程度だった模様。
▼暴動など一連の騒ぎの元となった首相の発言テープだが、ここにきて「FIDESZは1ヵ月半ぐらい前からすでにこのテープを入手していた。」とか「国会議長の社会党スィリ・カタリンがジュルチャーニに反発してマスコミに流した。」とかの情報が流れ始めている。後者であるがスィリ・カタリンはこれを強く否定している。
▼クーセグの社会党事務所が放火されるという事件が発生。
▼国会議事堂などの集まっている人はジュルチャーニの辞任や選挙のやり直しなどを求めているが、憲法の専門家はラジオ番組で「人々が何を叫んでも政府に関しては国会しか決める権利を持っていない。」と述べた。
▼社会党のレンドヴァイ・イルディコー氏は24日の夜、ハンガリー国営テレビの番組に出演し(国会に議員を送り出しているすべての党から人が出ていた)「社会党はジュルチャー二首相を支持する」と更迭、辞任などの可能性がないことを改めて主張した。
▼オルバーンFIDESZ党首は24日夜民法テレビの番組に出演したが、ここで「専門家による政府」に関し結局はオルバーン内閣を作るだけではという疑問に対し、「自分はその内閣には入らない。」と主張した。
▼FIDESZ副党首のシュミット・パール氏はケチケメートで「市民は今の政府のあり方に辟易している。10月1日は『正しさ』を証明する日だ。そしてFIDESZはこの地方選に大勝利を収めることになる。そうすれば義務ではないが、政府はFIDESZの言う「専門家による政府」案を受け入れざるを得なくなるだろう」と発言した。
▼社会党やデムスキー市長から、国会議事堂に集まってくる人に対し家に戻るように言えと言われているFIDESZそしてオルバーン党首だが、これに対しオルバーン党首は「国会議事堂前で行われているものは市民がやっているものでFIDESZが集めたものではない。だから帰れとは言えない。」と主張した。
▼日曜日も数千名が国会議事堂前に集まったが、この中には有名な建築家のマコヴェツ・イムレ氏もいた。参加者の多くは白いリボンをつけ「平和」を主張していた。夜の11時半ぐたいにはほとんど皆家に帰った。一方、この集会を組織しているグループの1つが外国の報道陣に対し、「ジュルチャーニ首相は『自分が生命をかけている』ことを理解していない。今後も向こうが強気の姿勢を見せるのなら、我々にも考えがある。」と暗殺?のにおいを感じる発言を行ったようだ。これに対し警察は「ただ言っただけだろう」と特に今後首相に対するガードを現在より強める考えがないと述べた。
▼この暗殺云々だが国会副議長であるFIDESZのアーデル・ヤーノシュ氏も「首相は政府(製作云々)のせいで人が死ぬようなことがあっても平気だ。だから、自身に対する暗殺についても考えるようなことはするな。」と延べ「今までの行いを見れば、暗殺が起きても不思議ではない。」と記者会見で述べている。
▼ジュルチャーニ首相やデムスキー・ブダペスト市長は、FIDESZやFIDESZ副党首のシュミット・パール、そして無所属(だけどFIDESZの支持を得ている)ブダペスト市長候補タールロシュ・イシュトバーン等に対し、「再び極右と連動している。」と批判を強めている。(これに関しジュルチャーニ首相は「右であれ左であれ、危険な人達と一緒に行動をしてはいけない。」とも主張している。)
▼セゲドでは誰かが学生に配られる冊子の中で学費導入のページを糊でくっつけて見られないようにするという事件が発生。この情報を見なかったために学生デモに参加した学生もいたとか。

天気
月曜日:朝方は天気がいいですが、徐々に西側から雲が広がってきます。そして午後遅くから西部では雨のところも出てくるようです。最低気温は8〜13度、最高気温は21〜26度の予想です。
火曜日:東部ではお日様がのぞくところもありますが、全体的に暑い雲に覆われ、雨のところもでるでしょう。最低気温は10〜15度、最高気温は西部では16〜20度、東部では19〜23度の予想です。
水曜日:雲が広がり雨が降るところも多いですが、北の方からちょっとずつ雲に切れ目が見えてくるようです。最低気温は10〜15度、最高気温は16〜22度の予想です。

熱くなりすぎ
ハンガリーサッカー2部のニーレジハーザのファンが、ベーケシュチャバとの試合を観戦に行く途中で、(ベーケシュチャバに入るところで)トラバントに石を投げたりバス停を壊し始めたりという騒ぎがあった。警察はこれを止めようとしたが、これに従わなかったため数名が逮捕されたようだ。

心臓の日
9月24日は「世界心臓の日」だったらしく、デブレツェンでは15のパビリオンが並び、色々なところ(例えば路面電車の中)で血圧を測ったりしたらしい。

住宅
ブダペストで第9回住宅フェアーなる催し物(不動産の物件を一気に公開する催しもののようだ)があったが、これに合わせて作成した統計資料によると、ハンガリー人はまず広さが40〜50uで値段が1600〜2000万フォリント相当の物件を探す傾向にあることがわかった。一方で、ブダペストでは新築の物件があまっており、新築でない物件は売りにくい状況にあるという。

キャベツフェスティバル
Vercsesという町でキャベツフェスティヴァルが行われ、町の人口に合わせて6500名分のセーケイ・カーポシュタという料理を作った。同町長はギネスブックに申請するとしている。(2トンのキャベツと、650〜700キロの肉、130キロの玉ねぎ、50キロの調味料を使い、人々は350キロのパンと一緒にこれを食したそうだ。)

9月24日

普段は週末ニュースを更新しないのですが、いろいろ心配されている方もいらっしゃるかもしれないので更新します。
首相の「国民に嘘ついた」発言以降の動き(22日、23日)
▼暴動を防ぐために警察は連日催涙ガスを使用しているが、この催涙ガス、目が痛くなったときに目をこすると網膜を傷つける可能性があるという。一番よいのは20〜25分ぐらい水で洗い続けることのようだ。
▼ブダペスト市議会はここ数日の暴動で所有する車や不動産を壊された人達に対し、法的援助を行うことを決定した模様。(22日より、申し立てをした人達に対し、事実関係を確認し、援助に値する場合には、その援助の方法について検討される。)
▼警察は、ガススプレーや防具など、暴動を防ぐための用品が不足してきたことを受けて、これらのブダペストの専門店から購入し補充している模様。
▼22日の夜も国会議事堂前に多くの人が集まったが、暴動等は発生しなかった。
▼国会議事堂では、集まった人達に対し次々に人が壇上に上がってスピーチをしているのだが、22日からは壇上で話をする人は、事前に原稿を警察に見せることになった。(そうしないと警察が暴動への対応ができないと判断したからだそうだ。)
▼22日は午後MIEP(ハンガリー正義と人生党)が集会を行った。MIEPは極右に位置される党だが、今回は集まったのは5〜600名程度で大きな混乱はなかったようだ。(チュルカ代表は首相の後ろにはイスラエル、ユダヤがいる。と発言していた。相変わらすだ。)
▼FIDESZの副党首であるシュミット・パール氏は「暴動などに反対する者は、白いリボンをつけるか。白いシャツ、ブラウス、Tシャツなどを着よう」と呼びかけている。(そういえば、今日私達夫婦の服装は偶然白だった。)
▼23日のFIDESZの集会が中止になったことに関し、「FIDESZ内でオルバーン党首への批判が高まり、もし集会を行ったら党首から外すということになり、やむなく中止となった。」というニュースが流れたが、これに関しFIDESZ側は「全くの事実無根」と述べた。
▼一方、キリスト教民主人民党は、23日のFIDESZの集会が中止になった背景には、テロが起こるという情報を得たからだと発表したが、シークレットサービスはこの事実を否定している。
▼ハンガリー国営テレビの暴動による被害総額が2億3000万フォリントに達することがわかった。
▼国会議事堂前には23日も朝から人が集まり集会を続けている。土曜日ということもあり、もしかするとFIDESZの集会が中止になったこともあると思うが、これまでより多い3万人以上(夜8時半時点)が集まっている。おもしろいのはここに来て首相の辞任だけではなく、FIDESZ党首オルバーン氏への批判もぽつりぽつりと出るようになったことだ。オルバーン氏への批判は「なぜ彼がここに来ない」というもののようだが、これに対しオルバーン氏は「FIDESZがこの集会を指揮しているような印象を与えたくない。」と今のところ行く構えは見せていないようだ。(確かにデムスキーブダペスト市長はオルバーン氏に対し「人々に家に帰るように行ってくれ」とお願いしている。)
▼ハンガリーの現在の状況に対し、旅行者達の1部は、ハンガリー行きをキャンセルしているようで、この状態が続くと旅行業者(ホテルなど)はかなり困る模様。
▼26日にヴォロシュマルティ広場でブダペスト市長候補のデムスキー氏とタールロシュ氏の公開討論が行われる予定だったが、中止になったようだ。(警察が要請したらしい。)
▼25日の月曜日からハンガリー全土で首相辞任を要求する集会が開かれていく模様。
▼国会議事堂前の抗議デモだが、10月1日の地方選挙が終わった後も引き続き行われる予定とのことだ。
▼お金のトラブルで今期2部降格となっているサッカーの人気チーム・フェレンツィヴァーロシュは23日の試合に関し、「騒ぎを起こさないように」とファンに呼びかけている。(フェレンツィヴァーロシュのファンを「フラディシュタ」ともいうが、一部のフラディシュタはフーリガンで、今回のハンガリー国営テレビの事件のときも彼らの存在が認められている。尚、警察は暴動がおきたときのことを考えて、サッカー場の周りからゴミ箱などを撤去した。)
▼HirTVによるとフラディシュタ達も試合の後、国会議事堂前へ向かったらしい。(警察が横についていたようだ。)
▼FIDESZの議員が暴徒化した人達と一緒に警察に石(道路の一部)を投げた映像を社会党が公開。結局FIDESZの議員(次の地方選挙の候補にもなっていた)は除籍処分となった。一方、ある社会党(地方選挙)候補は車にひき逃げされた。
▼センテンドレの社会党事務所建物に悪質(ダビデの星とか鉤十字とか)な落書きがなされた。
▼一方であるFIDESZの候補者のポスターにも鉤十字が書かれた。

その他

▼22日はヨーロッパのノー・カー・デーということで、BKVのバスや地下鉄などすべて無料で乗れたが、特にいつもより乗客が多いということはなかった模様。(地下鉄の駅によってはチケットを入れるところに紙がはってあって、チケットがつっこめないようになっていました。)
▼8月20日にソムバトヘイでサルモネラ菌による集団食中毒が発生し400名が発病、93名が入院、4名が死亡したが、この原因であったケーキ工場が22日営業を再開した。
▼ミシュコルツには、自転車に注意という標識がないということで、活動家たちが「警察につかまらないような範囲で」道などに自転車のマークを書き込むということを行った。
▼22日、ブダペストのマルギット島で1万6000名の小学生が一緒に歯磨きをした。これで1度に一緒に歯を磨く記録の更新となった。(3分間みがき続けるというルールがあるらしい)ハンガリーの12歳の子の多くが3〜4本の虫歯があるとかで、歯の健康のための意識を高めるためにこのプログラムを行ったようだ。
▼政府は薬販売の自由化政策をたてようとしているが、薬局側はこれに強く反発しており、22日までにこれを中止するように要求していた。政府はこれに対し「薬販売自由は進めていく」としている。
▼22日朝、ブダペスト1区で銀行強盗未遂事件が発生。男性は職員に対し金を要求したが警備員に取り押さえられたようだ。
▼高速道路建設に関して、道路建設会社から与党(社会党・自由民主連合)が金を受け取っていたという話が出ている。
▼ベーケシュチャバでは、新学期が始まって以来子供の交通事故が多発しているということで、アウトークラブが「ブレーキをかけろ!」という催しものを行った。この催しものでは、子供たちを車にのせて、車がブレーキを踏んでも止まるまでにどのぐらい距離を走ってしまうかについて実際に体験してもらう。そのことで車の危険性を理解してもらうようだ。
▼FIDESZはドゥナウーイヴァーロシュからセクサールドにつながる高速6号線に関し、高速は作らず国道6号線に車線を加えることになると批判した。これに対し、経済大臣は2010年には必ず公約通り高速道路を作ると約束した。(高速3号線のニーレジハーザまでの延長工事は今年の12月末に終わる予定だったんですけど、来年の秋まで延びてしまいました。個人的にはちょっとショックです。)
▼緊急外科の医師達が待遇改善を求めていることに対し、国側も合わせて35億フォリントのプラスの予算をつけることを検討しているらしいが、これに対し医師等は「この金がどのように流れるのか不透明」とこの国の案にも満足してない模様。このまま行けば緊急外科の医師等は10月より、法律で規定された時間(週40+8時間)しか働かないつもりのようだ。
▼夜の(暴動)騒ぎを利用して3名の男性が偽警官となり、ブダペストに住むベトナム人家族宅へ押し入って、手錠をかけて、暴行を加えて現金を強奪するという事件が発生した。(これらの暴行は4時間以上続いたとか)結局お金を奪い外に出てきたところを本物の警察の特殊部隊に逮捕された。
▼スペインでやせすぎのモデルが出演を禁止されるという出来事があったが、ハンガリーでも10〜12歳の子供の拒食症が増えてきているようだ。(ハンガリーの子供で太りすぎ、喘息についで3番目に問題となっているのが拒食症らしい。テレビのニュースに出ていた「やせすぎモデル」を見たが、気持ち悪いぐらいやせていた。)
▼ハンガリー人のワイン消費量が増えているようで、2005年の国民1人あたりの平均消費量は21.1リットルだった。(2004年より5%増)ある調査によると100名のうち59名がワインを飲むが、多くの人は1週間に1〜2回飲む程度らしい。(恐らく大人しかカウントしていないと思うんですけど、わかりませんでした。)ちなみにハンガリー人がすきなのはハーフスィートのワイン。
▼ハンガリー航空は経営的にかなり苦しい状況にあるが、この状況を改善するため所有する体育館や燃料を運ぶ配管システムなどを売却することを考えているようだ。
▼23日午後4時ごろ、警察に「ブダペスト南駅に爆弾をしかけた」という爆発予告が入り、一時南駅では電車の発着が停止となった。(結局爆発物は発見されなかった。)

9月22日

暴動ですが、大分落ち着いてきたような感じです。

暴動事件その後・・・
▼20日夜も国会議事堂前に1万5000名程度が集まったが、大きな騒ぎはなかった。4.6番の市電が走る環状線(西駅、オクトゴン)なので人々が騒いだが警察がこれをおさえた。(けが人も出たがこれまでよりは少なかった。)
▼警察は暴動に参加した人の身元を割り出し追跡、場合によっては身柄を拘束しすでに裁判で判決が出されたものもいる。(すでに170名ぐらいの身元がわかったようだ。暴徒の中には現役警察官もいたとか。)
▼人々が暴徒化しないよう、大量の警察官が導入されているが、これらの警察官の多くは地方警察の人達で、彼らは家に帰ることができずテント内で寝起きしているとか。
▼ショーヨム大統領は今回の暴動事件発生以降、「暴動で政府は倒せない。国会で話し合われるものであり、暴動を起こすことは犯罪。」と説明してきたが、それでも「ジュルチャーニ首相辞任を命令してくれ!」と多くの人が大統領に要求をしているようだ。
▼インターネットで「暴動に反対するものは窓に白い旗をかかげろ」というメールが広まっている。
▼ここ最近の混乱のせいで、ハンガリーフォリントが大きく揺れている模様。(フォリント安になったり、それが盛り返したり)専門家の話では、今後短い期間フォリントが安くなる可能性はあると述べている。
▼オルバーン・FIDESZ党首は「10月1日の選挙の結果に関わらずジュルチャーン内閣は退陣し、党を超えた専門家集団の内閣をつくるべき。この件に関し社会党と話し合う用意もある。」と改めて主張。一方社会党は「結局はFIDESZ内閣を作りたいだけ。」とこれに反発。
▼ある調査会社の調査によると、FIDESZ支持者はその殆どがジュルチャーニ首相の辞任を要求しているが、社会党支持者はその多くがジュルチャーニを指示しており、国全体がジュルチャーニ首相辞任支持にまわっているわけではないという結果を出した。(全体では43%が辞任すべき、48%が辞任せずともよい)まあ、調査会社自身も右よりだったり左よりだったりするわけですが・・
▼FIDESZは各集会・催し物が続々と中止になる中、23日に英雄広場で集会を開くとしていたが、シークレットサービスが集会で爆発を伴う暗殺が起きるという情報を掴んだことから、結局中止することにしたようだ。(集会は10月1日の地方選の後に行われる模様。)これに関しFIDESZは「政府は、憲法で保障されている集会の自由を守ることも、守ろうともしない。」と強く政府を批判した。一方ジュルチャーニ首相は「よい決断」と集会中止を評価した。
▼21日夜も国会議事堂前に1万5000名程度が集まったが、大きな騒ぎがなく、騒いでいる人を逆に人々が警察に突き出したりもしていたようだ。また、西駅やオクトゴンでも人が騒ぎ出したが、警察がすぐに対応した。
▼一方、ウイペシュトの社会党事務所が何者かに放火された。
▼HirTVが最初の暴動の時間・場所を的確に察知し報道したことで、暴徒を支持しているとの批判がでたが、他局がHirTVの報道班の後を(情報をつかむため)おっかけたりもしているとか。

その他 ▼10月1日の地方選挙でハンガリー民主フォーラムから立候補する予定だった50歳の男性がビジネスパートナーを殺害した容疑が持たれていたが、これを認めたようだ。
▼今日(22日(金))はヨーロッパのノー・カー・デー。今日もアンドラーシュ通りでいろいろな催し物が行われる予定だったがすべて中止となった。ただBKVは終日無料で乗れる。(チケットコントローラーがいない。)

レート
100円=179.84フォリント(OTP/9月21日)

9月21日

今日、ブラハルイザ広場を歩きましたが、いろんなものが壊れていました。これを書いている途中にもいろんなニュースが入っているようですが、また明日書きます。(ハンガリー語がわかる方はwww.hirlista.huを見てください。ニュースが刻々と入ってきます。)

天気
木曜日:お日様が出ますが、特に東部で雲が広がるようです。最低気温は9〜14度、最高気温は20〜25度の予想です。
金曜日:天気がよさそうです。最低気温は7〜12度、最高気温は20〜24度の予想です。
土曜日:天気がよさそうです。最低気温は7〜12度、最高気温は20〜25度の予想です。
日曜日:天気がよさそうです。気温は土曜日と同じぐらいです。

レート
100円=178.54フォリント(OTP/9月20日)

暴動その後
20日未明の暴動
▼19日夜も国会議事堂前でデモ活動が行われていた。夜の11時半ぐらいまでは特に大きな騒ぎがなかったが、その後一部が社会党本部やハンガリーラジオの建物に向かい始めた。ただ首相の命令、国会の5党の共同声明などで警察の体制が大幅に強化。警察もひるむことなく、現場から集まった人々をけちらした。人々はビール瓶や爆竹などを投げ込みながら、ラーコツィ通り(アストリアから東駅へ続く道)そしてブラハルイザ広場へなだれ込んでいった。夜中の1時ごろ人々が暴徒化し、2時ごろにはパトカーを燃やす。消防が消火にあたるが人々はこれにも攻撃。3時ごろ警察は人々を静めるのに成功した。
▼昨日も書いたが、暴徒化した人々の多くはサッカーのフーリガンが多く含まれていた模様。
▼20日未明、ミシュコルツにある社会党の事務所に石が投げ込まれ、プラカートなどが剥ぎ取られた。
20日の動き
▼ハンガリーテレビ局に対する暴動の被害額が1億フォリントを超える模様。
▼19日、20日の暴動では多くのゴミ箱も燃やされた。
▼19日の暴動で133名の警察官、56名のデモ参加者が怪我をしたとの報道があった。
▼ブラハルイザ広場など環状通りには暴動の後でゴミが散乱し、片付けなどでBKVの始発が30分遅れた。
▼ジュルチャーニ首相とスィリ国会議長がショーヨム大統領を訪れ1時間ほど会談した。その後、首相が「暴動はよくない。」と発表。
▼FIDESZは19日の暴動に関し、ハンガリーテレビの対応が悪かったため暴動が発生した。防げたはずとハンガリーテレビを非難。同時に負傷したデモ参加者に同情するとのコメントも発表
▼FIDESZ幹部達が「10月1日の選挙の結果にかかわらず首相は辞任すべき」「首相が嘘をついてたんだ、人々が法律違反をするのもわかる。」と発言
▼FIDESZ党首オルバーン氏は、社会党中心の政府ではなく、専門家による政府づくり(多分FIDESZを中心とした政府)確立に向けて行動を起こそうと人々に呼びかけている。
▼世論調査会社Tarkiの調査によると、社会党支持が18%、FIDESZ支持が33%と社会党の支持が更に落ち込んだ模様。
▼ハンガリー民主フォーラムがFIDESZの集会に反対していることを受けて、FIDESZ幹部は「『変化』を止めるな!」と強く反発している。
▼20日もハンガリー各地で首相退陣を求める集会が開かれた。
▼19日未明のハンガリーテレビ前の暴動に対するHirTVの報道姿勢がおかしいと与党自由民主連合が強く批判。これに対しHirTVは報道の自由を妨げるものとして同党を強く批判した。(各地のデモ隊は「HirTVを守れ!」とも言っている。)
▼警察は暴動直後は数名しか逮捕できなかったが、その後ものすごいスピードで撮影された写真などから暴動参加者の身元を割り出し、家を捜索、すでに140名ほどを探し出し100名ほどの身柄を拘束した。
▼警察はホームページに暴動の際にとった写真を公開(参加者の身元を割り出すため)したが、一度にあまりに多くの人が閲覧したためフリーズしてしまった。(私が見たときもフリーズしたままでした。(http://www.police.hu/friss/BRF-20090920.html)
▼連日の暴動で多くの店舗などが被害を受けたが、保険会社の多くは「テロに値する」として保険金がおりないようだ。
▼エトボシュ・ロラーンド大学では「違法な集会が予定されている」などとして19日には人文科学部の建物が、20日は自然科学、情報科学部などが、学長により午後2時から授業が休講となり建物が閉鎖された。
▼21日にブダペストで予定されていた学費導入などに反対する学生のデモが「危険を避けるため」中止となった。
▼23日にFIDESZは英雄広場で大集会を計画しているが、これに対し首相、法務大臣、ブダペスト市長、また野党のハンガリー民主フォーラムも「この時期に集会をするのは大きすぎる責任が伴う。」とこれに反対している。一方FIDESZのオルバーン党首は数ヶ月前から計画していたものだし予定通り集会を行うと発表した。
▼これに対するコメント。デムスキー・ブダペスト市長「土曜日に計画している、『平和的な』集会はやめるべき。」、ブダペスト警察本部長「責任は集会の企画運営者側にある。」、ジュルチャーニ首相「この時期に人々を外に集めて集会を行うのは大きすぎる責任が伴う。」、法務大臣「よく考えるべき。『自分たちは責任を持ってやった。でも一部が暴れた。』ではすまない。」、社会党党首「オルバーンは市民に『暴動に走らずまずは選挙で意思表示をしよう』と言っているが、今集会をすることは火に油を注ぐようなもので大変なことになりかねない。」、ダービド・ハンガリー民主フォーラム党首「国会議員は国民の安全を守る義務がある。今は普通の状態ではないので、人々を家に帰した方がいい。」、オルバーン・FIDESZ党首「こんな状況にしたのは首相だ。」
▼ペトレーテイ法務・法執行大臣は暴動を防ぐため、夜の外出禁止令やそれに代わる何らかの措置を考える必要もあることを示唆した。
危ない兆候
▼20日にハンガリーラジオを襲撃するという話が流れていて、職員たちは早々に帰宅した模様。
▼20日夜7時すぎ、HirTVに爆発予告が入り、放送が1時中断した。
▼20日夜9時すぎ、ハンガリーテレビに爆発予告が入り、職員達が非難した
▼20日夜(これを書いている時点)も1万5000名を超える人達が国会議事堂前に集まってきている模様。(国会議事堂周りには柵があるがそれを乗り越えて入ってきているとか)
▼新型市電コンビーノだが、BKVが脅迫を受けたらしく20日夜の運転を見合わせている。

9月20日

日本のニュースでもハンガリーのテレビ局襲撃事件について流れたようですね。また今回の事件を受けていろいろな噂がながれたようで、「19日の午後5時からマルギット橋をデモ隊が占拠する」というのもありました。実際にそのような騒ぎはなかったのですが(同じ時間事故で道が混雑していたようですが。)4年前にエルジェーベト橋が占拠される事件があったので、かなり現実味がありました。ただ、マルギット橋自体が老朽化して危ないので、きっと占拠の対象にはならないと思います。この他に「午後2時に大きなデモがある。」という話も流れたようで、私の授業に出ていた学生の1人が家からすぐ帰るようにと電話があり早退していました。(地方の人なのでブダペストから出られなくなるのを恐れたようです。)でもそんなデモもありませんでした。うわさといえば、今回の暴動事件はぜんぶジュルチャーニ首相が仕組んだものといううわさも聞きました。これは、野党が厳しい政策に対して「民衆よ立ち上がれ!」と言っていたのを逆手にとったというものですが、いくらなんでもそんなことはないなと思います。それにしても、ジュルチャーニ首相はあやまらないですね〜。暴動を起こした人に対しては「恥を知れ!」とどなったようですが、今回の騒ぎの原因は自分にもあるわけだから、「誤解を招くような自体になったことは遺憾に思う。」とか「自分の主張はかわらないが、騒ぎを起こしてしまったことは申し訳ないと思う」とか言ってもいいような気もしますが、それって日本的な考えなのかもしれませんね。

レート
100円=178.62フォリント(OTP/9月19日)

暴動事件関連ニュース(うまくまとめられませんでした。)
暴動までの流れ
▼18日午後9時ごろコシュート広場に数千名が集まった。その後その人数は1万5000名にまで達した。この時点ではまだ大きな騒ぎはなかった。
▼11時前になって、誰かがマイクで「ハンガリーテレビへ行くぞ」と叫んだ。それに従う形で数千人がハンガリーテレビ局の建物へ移動を始めた。
▼テレビ局の前に着いた人達は始めは声を出して騒いでいただけだったが、誰かが建物から旗を奪い取った。
▼この時点で20〜30名の警察官が建物を守っていた。
▼その後、誰かが石を投げ出し、人々が暴徒化した。
▼警察は催涙スプレーなどをかけ、応援もかけつけたがなすすべがなくなった。
▼暴徒化した人たちは警察官に向けて位置、板、鎖、傘など、あらゆるものを投げ出した。
▼更に人々は暴徒化し、警察はテレビ局建物内へ逃げた。また横から暴徒化した人達を鎮めようともした。
▼警察は人々に放水をした。普通この放水はかなりの効果があるが、今回は人々がすぐ放水していた警察官をとりかこみこれを抑え警察を捕まえた。
▼警察は更に横から威嚇射撃を行い、人々はやっとつかまえた警察官を開放した。
▼午前2時には警察がテレビ局前から退却し、人々はテレビ局内に入っていった。
▼この事件で130名程度が怪我をした。(150名以上というニュースもある。あるニュースによれば、104名の警官、そしてデモをした人も20名が怪我をした。警察の1名は頭蓋骨骨折の怪我を負った)
▼午前4時ごろになってやっと騒ぎが収まった。
▼人々が流れ込んだテレビ局内では、部屋が燃やされ、ドアや窓が壊され、自動販売機やコピー機が倒され、コンピューターが奪われ・・・など被害総額は1000万フォリントを超える模様。またこの他にも多くの車(16台というニュースもある)が燃やされた。
暴動後の反応、対応
▼ショーヨム大統領は、今回の暴動に監視「暴動は犯罪だ。」と非難した。
▼社会党はこの事件の後も、ジュルチャー二首相支持の姿勢を変えていない。社会党国会議員会派を率いるレンドバイ・イルディコー氏は「今回の暴動は、FIDSZのオルバーン党首が革命を起こせと叫んだからだ。」とFIDESZを強く避難。
▼18日はブダペストだけではなく、地方でデモがあった。デブレツェンでは社会党事務所の前でデモを行い、車1台に石を投げて窓ガラスを壊した。エデレーニという町では、社会党事務所の窓ガラスが割られた。またペーチでも1000名以上の人が集まったが、こちらは何かを壊すことはなかったようだ。
▼今回の暴動の原因となった首相のテープだが、首相府が認知していたテープの他にも録音されたテープが存在していたらしい、このテープを誰が録音したのかはわからないが、社会党内部、外部、首相府内のメンバーなどいろいろな可能性があるようだ。一部では「あれは首相が自分自身で出した。そして暴動を起こすことで、民衆を煽ってきたFIDESZへ批判の目が行くようにした。」という噂も流れているが、こうした可能性はかなり低いと思われる。
▼暴動の映像だが、各テレビ局の車は現場に近づけず、hirTVの映像を利用したようだ。hirTVはFIDESZ系のニューステレビ局だが、なぜか彼らだけはいい位置で暴動の撮影ができた。
▼FIDESZ党首のオルバーン氏は、23日に集会を開く予定だが、集まった人が暴徒化しないよう、10月1日の選挙で意思表示をしようとよびかけた。またもし10月1日の地方選で社会党候補が多く負けるようなことがあれば、党は責任をもって首相を退陣させるようにと要求した。
▼今回の暴動を受けて国会ではデモのあり方について「暴動は駄目」とほぼ満場一致で決めた。
▼首相は警察が今回の暴動を止められなかったことを受け、警察の体制を柔軟かつ強化することを命令した。(今回の暴動にはサッカーのフーリガンもいたようで、警察のウイークポイントを知り尽くしていたようだ。)一方で暴動に対しては、「こんなものは革命ではない。国のイメージをぶち壊した者たちよ。恥をしれ!」と強く非難した。
▼今回の暴動を受け、法務大臣は辞意を表明したが、政府はこれを認めなかった。
▼首相が辞任すべきかという問いだが、Gallupは43%が「すべき」34%「必要なし」だった。(また41%が再度国会議員選挙をすべきとも答えている。)一方、Szonda Ipsosでは43%が「すべき」47%が「必要なし」となっている。(後者は社会党系のネープサバッチャーグにものっているが、グラフがかなり操作されている。47%の「必要なし」のグラフが60%ぐらいまでぐっとひろがっているのだ。こんな操作すんなよ〜)

9月19日(号外)

19日未明、ハンガリーテレビ局前に人が集まり、暴徒化した人達が車を焼いたり、ハンガリーテレビ局内に入り込み中を壊すという事件が発生しました。なんとかおさまったようですが・・・(う〜ん。野党のカリスマが「民衆よ立ち上がれ」とあおっていたところに、首相のスキャンダルが重なっての結果だとは思うのですが、これ以上このような騒ぎはないことを祈ります。)

9月19日

さて、ジュルチャーニ首相のスキャンダルから一夜あけた18日早朝、首相はハンガリーを離れてロシアのプーチン大統領に会いに行きました。でも、午後にはまた戻ってきたようです。今回のジュルチャーニ首相の発言は、党の国会議員会派のメンバーに話したものの1部ですが、全文がhttp://www.inforadio.hu/hir/belfold/hir-72491に載っています。これを読むと、「今まで自分達がやってきたことじゃ、全然足りない。全くやっていないのと同じ。なのに成果があがったように嘘をついてきた。もっと頑張らなきゃ駄目だ!」と好意的に解釈することも可能なようです。ただ、マスコミが取り上げているのは問題となった部分だけですし、元々社会党が好きではない人は、全文を読んでもきっと好意的には解釈しないでしょう。今回は社会党内部のいわば外部に漏れることのない情報が外に漏れたわけですが、社会党はこれに関し「音源をマスコミに流した者を刑事告発しない」という態度をとっています。ということは内部の者の犯行の線が強いってことでしょうね。4年前も選挙の後すぐに、当時のメッジェシ首相がD-209という共産党の諜報員だったことがばれて大騒ぎになりましたが、その時も内部分裂が原因で情報が漏れたといわれています。でもそんなことやってるからいつまでたっても社会党が「共産主義の独裁者」なんて言われるんですよね〜。

レート
100円=176.06フォリント(OTP/9月18日)

値下げ
20日より、ガソリンの値段が1リットルあたり7フォリント、軽油は10フォリント値下がりする。(ここのところずっと値下がりしていますね〜。)

スキャンダル続報
▼ジュルチャーニ首相のスキャンダルに対し、野党FIDESZとキリスト教民主国民党は、ショーヨム大統領に対し、首相を罷免するように要求した。これに対し大統領は、「首相の発言はモラル崩壊」としながらも、「首相を罷免する立場にはなく、決定は国会で行われることになる。」とも述べた。
▼ジュルチャー二首相は、朝ロシアのプーチン大統領と会うためにハンガリーを飛び立ったが、夕方には戻り、「大統領が野党の要求に対し、辞任すべきと強く言わなかった」ことをあげ、今後も首相として頑張っていく決意を語った模様。
▼一方、野党ハンガリー民主フォーラムは、「国民の信頼をなくした」として辞任すべきだと述べた。しかし党首ダービド・イボヤ氏は「ジュルチャーニ氏は首相の座を明け渡すとは考えていないだろうし、結局は国会の過半数の支持を得て辞任は免れるだろう。」とも述べている。
▼また、野党FIDESZも「首相は『望まれない人物』となった。」として辞任を要求した。 ▼さて、与党社会党だが、こちらは首相を今後も支持すると表明した。連立与党の自由民主連合も「首相の発言は遺憾だが、決めた政策プログラムは引き続き行っていかなければならない。」と社会党の意見を支持する態度を示した。
▼市民の反応だが、ニュースでスキャンダルに関する情報が流れてた17日(日)の夜から首相の辞任を求める人が国会議事堂前に集まった。18日も5000名ほどが集まったようだ。

9月18日

すごいニュースがとびこんできましたね〜。ジュルチャーン首相が選挙後の5月26日にバラトン湖半の町で党議員会派のメンバーに対して話したテープが流出したんですけど、「過去4年間何もやってこなかったのに、やったと嘘ばかりついてきた。」などと発言していて、大変な騒ぎになりました。夜の民法の番組のアンケートでは国民の70%以上が「辞任を望む」と答えていましたが、本人は今のところ辞任の考えはないようです。確かに取り方によっては「確かに今まで頑張ってきたけど、そんなのは無に等しい。これからはもっと頑張ろう!」という意味にもとれなくはないですが、何せ言葉遣いが汚すぎて(ラジオで聴いた妻は顔を真っ赤にしてしまいました。)そんな風にはなかなか解釈できません。(文をちょっと訳そうと思ったのですが、妻に「汚すぎて日本語には無理」と言われました。後で載せるかもしれませんが・・・「選択肢はあんまりないんや!ズッコンバッコン女の穴にアレつっこんできただけで、意味のあることはな〜んもせえへんかったんやからな。」こんな感じで始まるんですけど・・・う〜ん、訳が間違っているかなあ。このニュースに影が隠れてしまいましたが、ハンガリー民主フォーラムの議員(候補)が殺人か?というのもありました。21日にブダペストで学生のデモがあるんですけど、大丈夫かなあ。

天気
月曜日:晴れ間も見えますが雲が多い1日です。最低気温は11〜16度、最高気温は18〜23度の予想です。
火曜日:雲が多く、雨のところもあるでしょう。気温は月曜日と同じ程度です。
水曜日:西側から天気が回復してきます。最低気温は11〜16度、最高気温は20〜25度の予想です。
木曜日:西側から天気が崩れてきます。最低気温は9〜14度、最高気温は20〜25度の予想です。

ノーカーデー
17日、ハンガリー各地でノーカーデーがあった。ブダペストではアンドラーシ通りが歩行者天国となった。

トラピシュタチーズ
トラピシュタチーズといえば、ハンガリーの食卓に並ぶチーズの定番だが、ある雑誌社が調べたところによると、ハンガリーの店頭にならぶ22種類のトラピシュタチーズのうち、2つは食べられないものであり、品質がいいのは2つだけだったらしい。(とても食べられない2つはハンガリー産ではないことだけが救いとか。)

文化遺産デー
文化遺産デーとして16日と17日に500もの文化財となっている建物が開放される。(ブダの王宮の地下道に作られたスーパーシークレットの病院-今は使われていないらしい-とかも開放されたとか。)

嘘をつきました
ジュルチャーン首相が、選挙の前に政府が言ったことは嘘であると述べいてるテープが誰かの手によりマスコミ関係者に行きわたった。ジュルチャーン首相自体も発言自体は認めたが、中味については「そういう意味でいったわけではない。」と説明が必要との態度を示した。(かなり汚い表現が使われていて、「自分達はここ1年半から2年間、嘘ばかりついてきた」「過去4年何かやってきたか!な〜んもやってきていない。」などとテープで話している。)

2万人程度
ブダペストにお金持ち専用のショッピングセンターがオープンした。(場所はわかりません)もちろん誰でも入れるが、そこでは1億フォリントの車や、1200万フォリントのダイヤ、安いものだと2万5000フォリントのグラスとかそんなものばかりが売っているらしい。(開店時間というものも特になく、買い物に行く前には予約をするらしい。そうするとお店に着いたときにはコーヒーが待っている・・・そんな感じだそうだ。)オーナーによると、「こういう店で買い物ができるのは2万人ぐらいでしょう。」とのこと。

あぶない
バラトン湖畔にはサイクリングロードが続いているが、周りの木の根のせいでもりあがったり、穴があいていたりとかなり危険な状態になっている模様。

うるさい
最近になって飛行機の音がうるさいと裁判を起こす人が増えてきているという。フェリヘジ空港側は騒音を減らす計画をしているようだ。(私も以前14区にすんでいたときは、騒音で悩まされるということはなかったですが、飛行機が低いので結構音がした記憶があります。)

9月15日

いろいろ
▼ある村の小学校で新学期が始まる前にすべてのコンピュータが盗まれてしまい、情報の授業ができないだけではなく、学校の会計の仕事もできなくなっているらしい。この学校ではこれまでも盗難事件はあったが、すぐ犯人が捕まっていたため今度もすぐ解決すると思っていたようだが、今だに犯人は見つからず学校関係者は頭をかかえているようだ。
▼BKVはコンビーノの件で大変なことになっているが、BKVのトップ(社長)が9月4日から1ヶ月のバカンスに入り関係者を驚かせている。(デムスキー市長も怒っているとか。ただBKV側は問題なしとしている。)
▼ブダペスト市長であるデムスキー氏は、次回の選挙に勝ったてもそれが最後の任期となると発表したようだ。(最後だからやらせてくれって感じかな。)
▼スロバキアでハンガリー系の女性が襲われた、襲われなかったで問題となっているが、この女性の弁護士になっていた、スロバキアのハンガリー連立党の議員が「自分や家族、そして党への攻撃がひどくなってきた」ことを理由に女性の弁護士をやめた模様
▼西駅の対面にある地下道の床にブダペストの航空写真が描かれているのを写真でみた。みなさんもう見ましたか?
▼ハンガリーには軽い麻薬を合法にしてくれというケンデルマグという団体があって、わざと大麻を栽培したりしているが、今度はリーダーの2人が自分達の小便を国会議事堂へ持って行き首相に渡そうとした。結局追い返され、郵送したとか。ふ〜む。

レート
100円=177.09フォリント(OTP/9月14日)

恐竜
環境保護団体が科学アカデミーの前にカーボン製の恐竜の像を立てた。これは地球温暖化に対する関心を高めるためのようで、ここでは誰もが温暖化防止に関する要求などをメッセージとして国会議員に残すことができるのだそうだ。

もうちょっと別のやり方があるんじゃないかなあ
最近FIDESZのオルバーン代表の政府に対する批判のボルテージが上がってきており、(「暴動という言葉は悪いから使わないが、国民は政府に対し立ち上がる権利がある。」と暗に暴動を進めているような表現をしているらしい。)首相は自らのブログに「オルバーン氏は国会議員選挙で敗れたことを未だに忘れられず、言い過ぎている。ルビコン川を渡ってしまった。」とするどい批判を書いた。これに対しFIDESZは「我々の言動にかみついている暇があったら、自分がいかに国民を苦しめているかについて考えろ」と反発している。(4年前の選挙で社会党が勝ってから、ことあるごとに野党が騒いで与党がこれに応戦すると、野党がそんな暇があったら国民のこと考えろ・・・てやっているんですような感じがします。今回の政府の政策で国民が苦しんでいるのは事実なので(私も私の家族ももちろん困っています。)、野党としてももう少し別の戦略があるような気がするんですけど、いつまでも「独裁者〜!」と叫ぶのはちょっとなあ。)

9月14日

いろいろ
▼ハンガリー科学アカデミーは、現在地方選挙のために張られているポスターやプラカートはビジュアルな面での工夫だけで中味がないと批判。
▼スロバキアでハンガリー語で電話をしていたところを襲われた女性に対し、スロバキア側が偽装だとした点で、女性は「私は嘘はついていない。もともと電話をしているところを襲われたとも言っていない。嘘発見器にかけろ」と主張。彼女の弁護人にスロバキアのハンガリー人でつくる党の国会議員がなり、更に政治的な問題へと進みそうだ。
▼ブダペスト市長候補である、デムスキー現市長と、タールロシュ3区現区長はかなりの接線になりそうだ。

レート
100円=178.00フォリント(OTP/9月13日)

天気
木曜日:いい天気です。最高気温は23〜27度の予想です。
金曜日:お天気が西から少しずつ崩れてきます。
土曜日:雲が広がり、特にドナウ川から西側では雨のところがあるでしょう。

恥ずかしいから行かない
ハンガリーでは毎年4000名が前立腺の癌と診断され、1400名が同病でなくなっているが、実際に男性は恥ずかしいという理由で前立腺の癌検診に行かないそうだ。

デモ
13日、セゲド大学で学生が「授業料導入」に反対するでもを行った。4000名集まったそうだ。18日にはペーチ、21日にはデブレツェンとブダペストでも同様のデモが行われる。

ミス
5週間前に起こった工芸大学射撃場火災で消防隊員が亡くなったが、「すでに中には人がいなかったのにそれが隊員に伝えられていなかった。」ことが調査の結果で明らかになった。(この他にも、消火に必要な情報がきちんと伝えられていなかったりと、ミスが重なったことが3名の隊員の死亡につながったようだ。)

払えない
ハンガリーでは、ローンで家を購入、建築したものの、ローンが返せず家を手放す人が増えてきているという。(銀行はローンが返せそうでない人にも「担保としてとった不動産を競売にかければ元がとれる」とお金を貸しているのが原因とも言われている。)

契約
導入してからトラブル続きの新型路面電車のコンビーノだが、BKVでは電話で申し込みをすれば、コンビーノに関するSimensとBKVの契約書を見ることができると発表した。(野党などから、トラブルの場合、どのようは保障が引き出せるようになっているのかわかるように契約書をオープンにしろと言われていた。)申し込みをしたい人は(1)322-6438でできる。(先週の土曜日にブダペスト市長デムスキー・ガーボル氏が「今後5分でも故障のため停止しなければならなかったが、simensはすべてのコンビーノを買い戻せ。」と発言しているが、これが契約書に含まれているかどうかについてはわからないとか。また別の情報では、契約を解除してもブダペストは金を払わなければならず損をするともある。

9月13日

レート
100円=178.21フォリント(OTP/9月12日)

偽装だった?
以前、スロバキアでハンガリー語で電話をしていたという理由で女性が暴力をふるわれ、シャツに反ハンガリーのメッセージが書かれたという事件があったが、スロバキア政府は記者会見を行い、これが偽装であったと発表した。どうも、当日女性が電話をした記録がなかったらしく、女性は(学校の)試験から逃れるために偽装をし、シャツにも自分でメッセージを残したという。一方、FIDESZは「スロバキア政府は事件を消そうとしている。」と猛反発。また女性も嘘発見器にかけてくれ!と主張している。(ただ女性の話に一貫性がないのも事実のようだ。)

試したい人は行ってみて
12〜17日の間、ベーケシュチャバ県警では希望者に対し、ハンガリーで唯一の横転シミュレーションマシン体験をさせてくれるそうだ。(車が横転したとき、シートベルトがどのぐらい大事かを見るマシンらしい。)

またか〜
10月1日の統一地方選挙に向けて選挙戦が繰り広げられているが、ジュルチャーニ首相が応援演説にいくと、かならず叫んだり、口笛を吹いたりする人がいるという。社会党はこれに関し写真を見ると、どこでも同じFIDESZ関係者がいると主張。一方FIDESZは「関係ない。」と反論している。(まあ、いつものことだが、叫んだり口笛吹いたりする行為はやめて欲しいなあ。)

どっちが本当?
ハンガリーでは毎年6万人が癌患者として記録られるが、引き締め政策のため病院への癌治療のための補助金が少なくなり、どんどん治療を待つウエイティングリストが長くなったり、よい治療が受けられなくなっていると主張している。一方、国は病院が国の補助金を癌治療以外に使ってしまうのが原因だとしている。

助け合いは駄目
ワインづくりのためのブドウ農家の収穫では、友達やご近所同士が手伝ったりすることが多いらしいが、これが不法労働にあたるということで罰金などの刑が言い渡される可能性があるという。(助け合っちゃいけないの?何か他に理由でもあるのか?)

重い
教育省は小学生のカバンの重さを3キロ以内にするようにとの指導をだしているが、実際にあるテレビ局が調べたところ4キロ以上あったという。原因としては、学校では教科書の重さが3キロ以内になるように工夫はしているが、実際には筆箱だなんだとそれ以外の荷物も入ってしまうからだとか。(ちなみにわが町ショイマールの小学校では、学校で宿題もやってしまい、荷物はもって帰らなくてもよいシステムになっているらしい。)

9月12日

レート
100円=178.77フォリント(OTP/9月11日)

値下がり
13日からガソリンの値段が1リットルあたり6フォリント、軽油が5フォリント値下がりする。これにより95のガソリンの値段が1リットルあたり280フォリントを切るガソリンスタンドが増えるとのこと。

取り替えなかった
少し前、ブダペスト工芸大学射撃場火事で消防隊員が亡くなるという事故があったが、その後の調べで一旦外に出た消防隊員が再び現場にはいるとき、ボンベを取り替えていなかったことが明らかになった模様。

花粉症に注意
9月の最初のころは、春先と同じように花粉や粉が空気中に多く漂う時期らしい。特に、エゲル、シャールゴタリアン、ソムバトヘイ、タタバーニャ、ケチケメート、ヴェスプレームなどでは注意が必要とのこと。

歩行者天国
9月17日の日曜日はブダペストの、22日の金曜日はヨーロッパの「ノーカーデー」でブダペストのアンドラーシュ通りが歩行者天国となる。(いろいろな催し物が行われるようだ。)

気をつけて
今は、きのこ狩りの季節だが市場などにいる専門家がいるので、食べられるかどうかわからない場合には、専門家に見せてチェックする。しかしチェックしないで食べてしまい食中毒を起こす人も多いようで、ここ10二死hで11名がきのこにあたって病院に運ばれている。(当らなくても、1日にあまりたくさん食べない方がいいとかも言われます。)

現金輸送車襲われる
ブダペストで現金輸送車が襲われるという事件が発生した。1人が銀行内にいる間に、残った運転手の座席に2名が乗り込み車を移動させ、そこで運転手を縛り上げて暴行を加えて金をうばって逃走した模様。被害額などは明らかになっていない。

ブダが・・
ハンガリーの東北地方(フェへールジャルマト)で510匹の豚を運んでいたトラックが横転し、ブダが逃げ出すという騒ぎがあった。(駆けつけた人々が豚を集め、ショック状態の豚に水をかけて落ち着かせたりしたようだ。結局事故で40匹が死に、残りも処理することになったとか。)

払うべきか・・
BBCのドラマの撮影カセットが盗まれた事件でBBC側は重要な情報を提供した人に報奨金を支払うと言っていた。無事カセットは見つかったわけだが、警察は報奨金を払うような情報はなかったとしながらも、ある有名な元捜査官は報奨金に値する情報があっとして、1600万!の報奨金を支払うべきだと主張している。

問題なかった
数日前、ブダペストで幼稚園や学校、あるいは会社の給食が臭いというトラブルがあった。結局給食会社はそれを回収し、別の料理をつくったが、問題となったパプリカーシュ・クルンプリ(パプリカポテト)を衛生局が調べたところ、中味に問題はなくパプリカの量が少し多かったのが問題だったかもしれないという結果がでたようだ。(ここの給食は前から不満の声が出ていたようで、それで人々が敏感になっていたかもしれませんね。)

厳しく
9月11日にアメリカで起こったテロから5年たつが、金属探知機では発見できない兵器(液体爆発物)などをテロが使うようになってきたため、フェリヘジ空港ではこれから検査が厳しくなる模様。(アメリカ便では、パイロットの後ろのドアは防弾になっていたり、小さなハサミも持ち込めないない状況らいしが、来年からは出国するすべての乗客が身体検査を受けるようだ。)テロ関連だと、アメリカのテロがあってから原油価格が高騰するようになり、当時1リットルあたり226.5フォリントだったガソリンが、今では310フォリントで売られているところもあるとか、米ドルが弱くなって未だに強さを取り戻せていないとか、そんなニュースもありました。

9月11日

天気
月曜日:天気のよい1日となりそうです。最低気温は5〜10度、最高気温は21〜26度の予想です。
火曜日:雲も出ますが全体的によい天気になりそうです。最低気温は6〜11度、最高気温は21〜26度の予想です。
水曜日:いい天気のようです。最低気温は5〜10度、最高気温は22〜26度の予想です。
木曜日:同じくいい天気のようです。最低気温は6〜11度、最高気温は22〜26度の予想です。

残念
ベオグラードで行われていた水球のヨーロッパ選手権で、男子ハンガリーチームは決勝でセルビアに9対8で敗れ、惜しくも2位だった。

ハンガリーの名に傷が・・
8月、フォートの撮影所からBBCのドラマの撮影カセットが盗まれるという事件が発生し、これがここにきてやっとみつかったが、22歳のフォート在住の男性と38歳のブダペストの男性が盗んだことが明らかになった。(これを盗んでどうしようとしたのだろう・・。BBC側は「このような犯罪はハンガリーだけじゃなくてどこでも起こる」とは言っていたが、「やっぱりハンガリーだからねえ。」なんて思われているかもしれない。)

2つに1つ
鳴り物入りで登場したものの、トラブル続きのコンビーノ(新しい市電)であるが、ここにきてついにブダペスト市長のデムスキー・ガーボルが、製造元のSimensに対し、「トラブルなく走れるようにするか、それとも金を返してコンビーノを持って変えるか2つに1つだ。」と発言した。

不凍液
地方によって違うが、今はブダペストの2区で粗大ゴミを出す時期のようだ。粗大ゴミを出すとそれをあさりにくる人も集まってくるが、ある男性が捨ててあった不凍液を飲み死亡するという事故が発生した。(前にも不凍液を飲んで誰かが亡くなるとうい事故があったけど・・)

デモ
車両の税金が重量税から馬力税(排気量だと勘違いしていました。)にかわることで、オートバイにかかる税金がこれまでの数倍から10倍以上に増えるため、9日ブダペストにオートバイが集まりデモが行われた。(100馬力のオートバイの場合、これまでは3600フォリントだった税金が2万2000フォリントになるそうだ。)

交通事故
ここのところ毎週週末に死亡交通事故が多発しているが、9月8〜10の週末も10日の午後までに25名が亡くなった。1990年には2万8000件の交通事故が発生し2400名が亡くなったが、最近は死亡者数はこの半分程度になっている。ただ、去年ぐらいからまた徐々に事故数が増え始めている模様。(今年は7月までに1万2000件の交通事故が発生し、515名がなくなっているが、夏に入り死亡交通事故が多発しており、今後事故数、死亡者数とも現在ではもっと増えているようだ。)

どんな名前になるかな
以前もお伝えしたが、新しくドナウ川にかかる環状0号線の橋の名前をインターネットで公募?(投票)したところ、アメリカのコメディアンであるStephen Colbertが自らの番組で呼びかけたこともあって彼の名前が1番多かった。(2番目もアメリカのコメディアンであるJon Stewart)ただ、実際に名前を決めるのは場所の名前を決める委員であり、実際にはハンガリーにゆかりのある人名となるということだ。

購入しますか?
ブダペストの不動産の値段は1平米あたり15万〜150万フォリントらしい。最も安いのは8区内の特定の地域やクーバーニャ(キシュペシュト)ということだ。最近の傾向としては30平米程度の小さい住宅ではなく、部屋が2つある大きめの住宅が売れ筋らしい。

ホテルで火事
ブダペストのマリオットホテルの屋上にある広告塔がショートにより発生した火事で燃えた。火事はホテル内のエアコンシステムにも広がり、宿泊客などが避難する騒ぎとなったようだ。(ドナウ川沿いのホテル)

5万人
ブダの王宮でワインフェスティバルが行われていたが入場者が5万人に達したそうだ。(3000種類のワインが味見できたとか。尚、一昨年や昨年に比べると今年はブドウがよく育っているようでワインづくりにもよい影響が出そうだとのことです。)

9月9日

今日は表題なしでちょっとだけ。

▼カロチャの女性刑務所で看守と受刑者の間で性的交渉があったことが発覚。
▼政府は闇経済撲滅を目指し、脱税犯罪への捜査に関しては税関、警察、税務局と複数の機関が携わっており、円滑な捜査の妨げになっているとか。
▼6日よる、偶然からか3機の飛行機が緊急着陸(2機は目的地に向かう途中、1機は離陸した後引き返す形)した。ただ空港関係者によると「たまたま」とテロなどの発生の可能性を否定した。
▼パクシ原子力発電所では2003年に事故があったが、事故を起こした炉を今年中に撤去することを決定した(これまで事故の調査をしていて、今後も動かせるという結論にはなったようだが、安全のため撤去することに決めた模様)
▼日本でも学校の行き帰りが危険になってきているが、ハンガリーでも7日、通学途中の女児が男性に首を切りつけられるという事件が発生した。
▼7日、82歳の男性が運転する車が2キロに渡り逆方向に走行をし、2つの事故を引き起こした。(2名が怪我。警察もなぜ車が逆走したのかわからない様子)
▼マルギット島よりちょっと北側のハヨージャール(船工場)島に4000億フォリントを投資してホテルやカジノなどを建設する話があるが、これに反対するデモが7日行われた。
▼7日、セゲド市役所の市議会は、改装のための足場が組まれた会議場で行われ、議員たちが工事用ヘルメットを被らなければならなかった。それが影響したのか2人の議員の議論が白熱し喧嘩にまでなってしまったとか。
▼今のところ治療薬がないtbc(ツベルクリン)がアメリカやアフリカだけではなくヨーロッパにも広がりつつあるという。
▼高速7号は2008年にクロアチアとの国境まで建設する予定だが、残っている35キロメートル部部の建設はこれまでの半分の費用で行うようだ。最高速度設定を140キロから130キロに落としたり、休憩所の数を減らすなどするようだが、道路の質には問題がないようだ。
▼ティサ川で14歳の少女が川に流されたらしく、遺体がセルビアで発見された。
▼ミシュコルツの病院では、緊急外科とともに外科の医師達も給与が改善されなければ法律で記された時間しか働かないと表明したことで医療体制が整わなくなる可能性が出た。それで病院側は「緊急事態」を宣言し、医師達が病院に残るようにした模様
▼Satoraljaujhelyという町の小学校で、新学期になってロマの生徒がクラスメートになることがわかったハンガリー人の子の両親たちが(全員ではないと思うが)騒ぎ出すという騒ぎがあった。
▼9月から銀行の利子に税金がつくことになったが、これを避けるために8月までに新たに定期預金の契約をする人が多く出たが、そのように預金された金額が1兆フォリント近くにまで達した模様(ハンガリー国民1人あたり10万フォリントかあ)
▼少し前に工芸大学の射撃場火事で3名の消防隊員が亡くなる事故があったが、火事の現場で撃たれた玉を止めるゴム版(の中の色々な物質)に引火したことが事故の大きな原因になったことが明らかになった。
▼新しい政策では最低賃金(だけじゃなくて給与が12万5000フォリント未満の場合)をもらっている人に対する雇用者負担もすべて12万5000フォリント給与を支払っている状態で支払うことになり、多くの雇用者は頭を抱えているはずだが、登録上は毎日4時間しかはたらかないパートタイムでの社員、職員契約をし、この措置から逃れる例が見つかっている。
▼運転をしばらくやめて点検に点検を重ねて再度投入した新型市電コンビーノだが、7日西駅で乗客の一人が閉まるドアに手をはさんでしまい、ドアは自動的に再度開いたのだが、その後閉まらなくなるという事故が発生した。(いろいろ大変だ。部品を交換したり、落書きから守るため夜しか走らせないとか話題につきない市電である。)
▼7日夜には部分月食が見られた(らしいが私は見なかった。)
▼経済大臣は65歳以上の人も交通機関を利用するときはチケットを購入することになると発言したが、これに対し抗議が殺到しているのか、「有料にするとは言っていない。チケットが必要になるだけ」と言っている。(そうならはじめからそう言えばいいのに〜。国立博物館でも外国人や子供には0フォリントのチケットが発券されますが、それと同じということかな。)
▼セゲドに移動「ペット火葬場」が運営され始めたようだ。
▼6日ブダペスト17区の学校や幼稚園か会社の給食が腐っており、回収騒ぎとなっていたことが明らかになった。(パプリカーシュクルンプリがすっぱくて臭かったようだ)
▼ハンガリー人の外国語の弱さはヨーロッパ内でも有名(EUの統計では一番弱い)だが、外国語学習に多くの人が参加するようなキャンペーンがブダペストで行われているらしい。専門家によると初等・中等学校は問題ないが、高等教育機関や成人教育で、語学学習が浸透していないらしい。(日本語に関して言えば、国際交流基金の講座には100名ほどが殺到し、クラスを増やしたものの受け入れ制限を行っているとか、ELTEの東洋言語文化学科に入学した200名のうち、80名が日本学コースを希望していたことがわかったとか、日本語は結構人気があるようです。私達が勤める大学の一般開放の初級講座も現在30名以上が応募し、教室が確保できないため今は受け入れをストップしている状況です。)
▼ショモジ県のIstvandiという町でヘパティティスAの感染者(子供)が増えてきているとか。
▼ハンガリー人はEU平均より年間で3週間多く働いていることが明らかになった。ハンガリーでは地域によってはまだ失業率が高いので、無理な仕事も引き受けなければならない状況が続いているとのこと。(教員もそうです。給与だけでは到底食べていけないので、多くの人が別の仕事もしています。でも忙しくて、疲れて、結局しわよせがくるんですよね〜。日本語教育では最近ハンガリー人教師の減少とうい問題がありますが、この背景にも待遇の問題があります。同じ日本語を使うなら通訳やガイドをやった方がいいですもんね。・・・という私は結構のんびりやっていますが〜。)
▼86歳の男性が高速道路を逆走して事故を起こしたが、「何歳まで免許を持ってもよいのか」に関する議論が再び出てきている。現在ハンガリーの免許は10年ごとに更新するが、65歳以上は3年に1度、70誌以上は2年に1度の更新が義務付けられているようだ。(警察によると、65歳以上のドライバーによる事故は全体の5%なんだとか。)
▼緊急外科が待遇改善を訴えて、「法にのっとった時間しか働かない」としていることに関し、健康大臣は待遇改善の道を考える方向で進むことを決定したようだ。
▼病院の超音波検査をしていたのにも関わらず、子宮の発達についてきちんと見なかったため、子供が障害を持って生まれてきてしまったと両親が裁判を起こしていたが、結局900万フォリントの賠償金が支払われるような方向の判決が出たようだ。
▼BBCドラマの撮影ビデオカセットがハンガリーのスタジオから盗まれていたことが明らかになったが、これが発見されたようだ。
▼金融大臣が8日、今後5000名の教員をリストラしなければならないと発言した。ただこれに関しては教育大臣も知らなかったようだ。(5000名かどうかはわからないが、1人あたりの授業数を増やしたし、子供の数も減っているので、今後教員の数は減るだろう。)
▼スポーツ関連だと、シュミット・パールがハンガリーオリンピック協会のトップにとどまったこと、水球のヨーロッパ選手権でハンガリーが決勝に進んだこと、ノルエーにホームで大敗し国民を強く失望させたハンガリーのサッカー代表がアウエーでボスニア-ヘルツェゴビナに快勝したことなどがニュース。

9月6日

なんか卵が1こ20フォリントぐらいに値上がりするって聞きました。・・・今日職場にぺトゥーフィラジオから電話があって日本の親王誕生に関して話をしにラジオ局に来て欲しいと依頼がありました。大学の仕事があるので断ったのですが、同僚などに聞いたところ同じような電話があったとのこと。その時点ですでに日本語教師だけで5名が(同じように仕事が抜けられず)断っていたことがわかりました。どなたが話しをすることになるのでしょうか・・・(放送は7日の午前だそうです。)

レート
100円=179.16フォリント(OTP/9月6日)

天気
木曜日:ちょと雲が出るときもありますが、全体的にはよい天気でしょう。最低気温は10〜15度、最高気温は24〜29度の予想です。
金曜日:前線がはりだし、西側では雲が広がってきます。そして雨になるところもあるでしょう。最低気温は11〜16度、最高気温は23〜28度の予想です。
土曜日:金曜日に比べるとよい天気となるでしょう。最低気温は9〜14度、最高気温は20〜24度の予想です。
日曜日:とてもいい天気となりそうです。最低気温は7〜12度、最高気温は20〜24度の予想です。

高速道路
政府はこれまで高速道路建設に積極的だったが、経済大臣は「今のトレンドは高速道路ではなく自動車専用道路」と発言。国道などの拡張工事などがこれで進むと嬉しいのだが・・・(私がよく利用する国道10号線はひどい渋滞が多いです。)

6000名減らす
ある日刊紙によると、来年は大学の(学費無料)定員枠を6万2000名から5万6000名に減らすらしい。特に農学部とか人文科学の学科の枠が減らされるようだ。(困ったな〜)

けが人も出た
Oroshazaという町の工場地帯でガス爆発が発生したという訓練があったが、訓練で爆破させたガスが近くの学校に流れ込み、この学校では生徒達を避難させ休校となった。ただ逃げるときにパニックになったらしくけが人も出たようだ。

大変だあ
政府が付加価値税をどうするかでなかなか結論を出さなかったため、ブダペスト交通会社(BKV)では発表が出る前にすでに100万枚のチケット発行してしまっていた。このため現在、窓口で職員が手書きで「値段に含まれる付加価値税の割合」の数字を書き込んでいる。(月で購入する定期は翌月の5日で切れるので、今は一番窓口に並ぶ人がおおい時期なのですが、今日ブダペストの各駅では異常に長い列が続いていました。おかしいなと思っていたのですが、これも理由の1つなのかもしれません。このニュースを見て、あわてて今日購入した回数券を見てみたのですが、やっぱり手書きで数字が変更されていました。)

表彰
あるペンキをつくる会社が経済省から賞をもらった。この会社は15年前に創立した会社で始めは1人の男の人が始めたが、今では150名の社員がいる。(製品も高く評価されているらしい。失業率の高かった地方の村で会社を立ち上げ大きくした功績がたたえられたようだ。)

収入
警察は営利組織ではないが、催し物の警備などで収入を得ることがある。政府は今年の警察の収入に関し、昨年の倍以上の85億フォリントを見込んでいる。

りんご自動販売機
デブレツェンの7つの学校では現在りんごの自動販売機が置かれている。1つ40フォリントだそうだが、小学校の低学年を中心にかなりの人気で1日に何回もりんごを補充しなければならないほどだそうだ。(おいしいりんごは本当においしいですよね〜。でもおいしくないりんごは本当にまずい。)

9月6日

エルケル劇場と言えばオペラと並ぶ有名な劇場ですが、建物に問題があるようで閉鎖ということもあるなんて話も聞きました。

レート
100円=180.48フォリント(OTP/9月5日)

500万フォリント
先週の水曜日にジュルチャーン首相がルクセンブルグへ訪問んした時、500万フォリントで小型機をチャーターしていったことが問題となっている。FIDESZはかなり怒っているが、与党はFIDESZのオルバーン氏も以前同じことをしたと反論している。(オルバーン氏がアメリカへ行ったときは3200万フォリントで飛行機をチャーターした。ただ今回は時期が悪いような感じ。)

落書き
ブダペストにはいたるところに落書きがあるが、落書きによる損害が毎年億フォリント単位になるため、警察は落書き防止キャンペーンを開始した。(ああいう落書きって、どこの国でも似たような感じですよね〜。)

値上がり
9月から付加価値税の増加に伴い、給食も値上がりするが、来年からは更に10〜15%値上がりする可能性が高いことがわかった。(今までの経験だと給食が値上がりすると、給食をやめる人が出るが、時期がたつとまた元の人数に戻るらしい。)

払っていない
ブダペストの周りを走る予定の環状0号線建設のため土地を売った人達のうち、500の契約については1ヶ月たっても国から代金が支払われないままになっているという。

私にはできない
ソムバトヘイの男性がマッチ棒を重ねて実物大の車の模型をつくっている。すでに8ヶ月製作を続けており、32万本のマッチを重ねたとのこと。(1日16時間作業をしているそうだ。あと4週間でできると書いてあったが、つくったらその後どうするのだろう。)

問題
病院の救急外科の医師等は給与を上げてもらえない限り1週間に48時間しか働かないと言っている。法律に書いてあるのは週に48時間労働なのだが、実際には医師達はこれを大幅に超える時間働いている。ただ給与アップの要求が350%という大きなもののため、政府は「そんな金はない」との態度をとっている。(お医者さんに渡す袖の下を「ハーラ・ペーンズ」と言いますが、こっそり渡すものではないため「袖の下」は間違っているかもしれません。前にも書きましたが、親戚が赤ちゃんを出産で入院していたとき、ある人が生まれそうになって分娩室に運ばれたものの、医師が「4万5000フォリント払わなければ、やらない。」と言われ、「そんなお金がない」と泣きつづけていたそうです。でも、ハンガリーの医師の給与は本当に低く、また仕事も過酷なのでしょうがないところもあるようです。)これは別の話ですが、ブダペストの小児病院では、ベッドの利用率が70%ほどしかないことを理由に来年から補助金が減らされるそうです。病院側によると、ベッドが空いているのは同じ病室に入れられない子供がいるためらしく、また健康保険が1日で終わる手術の場合、手術の日の分しか保険がお金を負担しないのですが、実際にはその後も入院させるため病院側の負担が大きくて今でも困っているそうです。あ〜。

9月5日

大丈夫?
やっと、ブダペストの4番・6番の路面電車に新しい車両が復帰したと思ったら、4日またまたドアの故障が1台の車両で発生した。このためこの車両は30分モスクワ広場から出発できなかった。(大丈夫かいな。)

値下がり
6日より、ガソリンが1リットルあたり10フォリント値下がりする。軽油も3フォリント値下がりするそうだ。(先週もガソリンは3フォリント下がったが、軽油は3フォリント上がっていた)

レート
100円=179.88フォリント(OTP/9月4日)

ばれた
バーチ・キシュクン県で県警公安部長がパトロール隊員の見回りをしていたところ、目の前でポケットにお金をつっこんでいる警官を発見した。問いただしてみると40ユーロがポケットに入っていた。外国人からとったお金のようで、この警官は職務一時停止の処分を受け取り調べを受けている。

領収書も出る
来年1月から病院や診療所では診察料が必要となるが、これに伴い領収書(レシート)を出すことが義務付けられる。

無料は無し
昨日の時点では65歳以上が交通機関を利用する際に購入するチケットが無料なのかどうかわからなかったが、どうやら有料になるようだ。またハンガリー鉄道の機関士などはこれまで一等車に無料で乗れたが、この措置も廃止されるらしい。

なかなかよいアイデア
ペーチの小学校では年度の初めのホームルームで警察が交通ルールについて説明し、その後外に一緒にでてどこを気をつけるか体験するというプログラムを行っている。また同市では9月10月と生徒自身(の代表が)が横断歩道などでStopの標識を持って通学する生徒たちを守るとか。

法律違反
今年度は学校側が教員に対し昨年より週に2時間授業を増やすことができるが、実際には自治体がこれを強制しているところがあるらしい。今年度は授業数増加は義務ではなく、校長レベルが決めることなので自治体が決めるのは法律違反だと教員組合は指摘している。

人気サイト
ブダペスト内は9月も道路工事が続くようだが、2日より混雑がおきそうな場所にカメラを設置し、ウエッブサイトでこれをチェックできるようにした。(http://www.ujbudaidugohuzo.hu/)このサイトはとても人気でこれまでにすでに3万5000の閲覧があったとか。(あまりの人気に動作が遅くなっているらしい。)

9月4日

いくらに?
現在65歳以上の人は、電車やバスなどに無料で乗れるが、経済大臣は「チケットを持たずに交通機関を利用する人がいると、どのぐらいの人が利用しているかデータがとれない。」ことを理由に、65歳以上の人にもチケットを買うようにしたいと述べた。ただこのチケットが無料になるのか、有料になるのかについてはわかっていない。

天気
月曜日:最高気温が25〜30度と暑い日となりそうです。天気もよいですが、場所によっては雲が出て雨がぱらつくかもしれません。
火曜日:全体的によい天気となりそうです。
水曜日:よい天気となりそうです。
木曜日:ごごから雲が広がり雨がぱらつくところもありそうです。
気温:今週は最高気温は20度を超えて22〜27度程度になりそうです。

駄目だ〜
ハンガリーサッカーチームは2日、ヨーロッパ選手権の予選としてホームでノルエーと対戦したが1-4で敗れた。結果もそうだが、内容もかなりひどく(テレビで見たが恥ずかしかった)監督も次の日のテレビ出演の際、予選グループで3〜4位になれば幸運と早くも白旗をあげた。(予選グループ3位では本選には出られない。ただ世界ランキングだけを見ると、ハンガリーは6チームで構成される予選グループで下から2番目。)

移動
ブダペストのあちこちで、牛の像が見られたが(新しい芸術に親しんでもらうために置かれたもの)破損の被害が相次いだため、予定より早くMillenaris Parkへ移動させた。

混雑
1〜3日の週末は、ハンガリーからオーストリアへ向かう国境が大変混雑した。(東側の国の人が西側の国の職場へ向かうための車で混んだ)へジェシュはロムでは朝から夜まで平均で国境を超えるまでに1時間半かかったとか。

運動
最近の調査によると、ブダペスト市民の半数は定期的に運動をしており、これ以外の20%も定期的に散歩やウオーキングをしていると答えている。(結構運動している感じ。)

診察料
来年1月から病院や診療所での診察料を払うようになるが、ホームドクターからの紹介状を持たず専門医のところへ行った場合や、たいした怪我や病気でもないのに、夜の救急病院へ行った場合、通常より高い診察料がとられる模様。

知らなかった
9月1日から、15%枠の付加価値税が20%に上がったが、多くのお店では週末は商品の値段を上げなかった。4日の月曜日からはこれらの店でも値上がりする。

気をつけて
テレビなどでも「新学期が始まるが、子供たちはまだ夏休みの思い出でボーっとしている可能性も高く、ドライバーは注意して!」などと呼びかけているが、今後1ヶ月、特に交通量の多いところに位置する学校では、朝と夕方警察などが道路に出て事故が発生しないように注意する模様。

200年
大統領がいるシャーンドル宮殿が建てられて200年ということで、9月末まで、これまで見られなかった内部まで公開されるという。(例えば「鏡の間」とか)

困った
Gzongzostarjanという町の小学校に泥棒が入り、子供たちに配る予定だった教科書や集めた90万フォリントを盗むという事件が発生した。(ハンガリーでは教科書は有料だが、生活が苦しい家庭の子供は無料で支給される。)これにより学校は「どうやって新学期をスタートさせればよいか」苦慮している。

解決策は
ブダペスト市民は、ホームレスや乞食の存在を好ましく思っていないという世論調査結果が出ているが、市長候補達は「職を与える。」「宿泊施設を建築する」などでこれらの問題に対応していきたいという考えを示している。

30%増
3日までの4日間、映画館ではチケットを安くするキャンペーンが行われていたが、昨年の同キャンペーンに比べ映画館を訪れた人の数が30%増加し関係者を喜ばせている。(チケットの値段が元にもどったら、また映画館へ行く人の数は減ると思いますが・・・)

写真焼く
スロバキア与党党首であるJan Slotaがハンガリー(とハンガリー少数民族)に対する差別的な発言を行ってから、スロバキアとハンガリーの関係は一部で悪くなっており、ハンガリーの女性がハンガリー語で電話していたという理由で殴るけるの暴行を受けるという事件も発生した。(このとき、彼女の着ていたシャツには「ハンガリー人はドナウ川の向こうへ行け」と書かれていた。)これを受け、2日スロバキア大使館の前で、Jan Slotaの写真を焼くというデモが行われた。(3日夜、スロバキアとハンガリーの外務大臣がテレビで会談したようです。これによるとスロバキア側はJan Slotaが発言できないようにしたようです。)

デモ
来年から車両は重量税ではなく、排気量に合わせた税金を払うことになるが、この影響を大きく受けるのがオートバイで、場合によっては10〜20倍もの税金を支払うことになる。このためオートバイ関連の組織が中心となって9月9日にデモが行われるらしい(ブダペストに1万5000台のオートバイが集まるとか。)


9月1日

久しぶりのニュース更新です。週末はまた自宅を離れますが、来週からは気持ちを新たに仕事や勉強を充実させていきたいです。・・・ところで先週、スロバキアでハンガリー語で電話をしていた女性が襲われるという事件がありました。ここ最近スロバキアでの反ハンガリーの動きが強くなり、その流れだと思うのですが嫌な事件です。一連の反ハンガリーの動きに対しスロバキアの政府は「よくない」こととしつつも、ハンガリー側の対応を「ヒステリック」とも言っています。大きな問題にならないことを祈ります。

天気
金曜日:木曜日に比べ穏やかな天気になっていくでしょう。最低気温は7〜12度、最高気温は19〜23度の予想です。

ここ数日のニュース
31日
▼エステルゴムの大聖堂ができて150年なのだそうです。
▼ハンガリーサッカーの名門チームの1つであるフェレンツィ・ヴァーロシュはお金の問題などで1部の出場資格を失い、今期は2部に降格しているが、未だに選手やコーチなどへの給与の支払いが滞ったままらしい。(もしかすると3部降格もありえるとか・・・)
▼31日はとにかく寒い1日であった。我家でも暖房を入れたぐらいだが、ある市民団体の調べによると、住宅の縁取るの半分はなんらかの問題があり、10%の住宅で一酸化炭素中毒事故がおきる可能性があるという。
▼20日の花火における惨事では、気象局が出した嵐の予報を防災局が読まなかった事実が発覚していたが、この処置を怠った人はすでに職から外されたようです。
▼9月1日から、月給がグロスで12万5000フォリントない場合でも、雇用者は同額給与分の雇用者負担を行なったり、法人向けの簡易税システムの税率が15%から25%にあがるなど厳しい政策が施行される。またこれまで15%であった付加価値税が20%になりいろいろな商品が値上がりとなる。これにより来年は今年に比べ実質2%ほど個人の収入が減る模様。(生活が苦しくなるので与党に対する有権者の風あたりは1989年の社会転換以来の厳しいものとなっているが、実は与党だけではなく野党の議員らの人気も下がっている。一方、社会党支持者はジュルチャーニ首相を同じような厳しい政策をとったマーチャーシュ王をなぞって、『マーチャーシュ2世」などと呼んでいるらしい。)
▼NemesdedとVedeという町の郊外にあるりんご農園から10トンのりんごが盗まれた。ただこのりんご8月26日に消毒をしており、今食べると体に害を及ぼすため、ショモジ県警は「もし生産地などがよくわからないりんごを見たら警察に通報するように」と呼びかけている。(りんごって消毒してから2週間は食べてはいけないそうです。)
▼8月31日から9月3日まで44の市町村の74の映画館で350フォリントで映画のチケットが買える映画の日のプログラムがある。

30日
▼ブダペストの遊園地は入場料とアトラクションごとの料金があり、いろいろなものにのるとかなり高い値段設定になっている。「高すぎて利用できない」という声が大きいため、同遊園地は9月1日から1ヶ月間、乗り放題の1日券を発行することを決定した。(腕輪みたいなものをつけるらしい)大人は2950フォリント、140センチ以下の子供や62歳以上の大人は1950フォリント、100センチ未満の子供は無料となる。これだと親子4人で行っても1万フォリント程度でおさまる計算だ。幼稚園側は1ヶ月試験的に導入してそれから今後どうするか決めるとしている。
▼ソンバトヘイで1週間ほどまえからサルモネラによる食中毒が発生しているが、これまでにすでに4名が死亡400名が具合が悪くなった模様。原因はクルミの加工品(いろいろなケーキにこれが使われたらしい。)
▼ハンガリーでは高速道路にそって走っている一般道路を大型トラックが走る例が多いが、これを解消するためにこれらの一般道も重量が7.5トン以上の車両に限り有料とする計画が政府によりたてられている。
▼いろいろもめたようだが、結局ホームドクターには診察料として300フォリント、専門医には500フォリントし払うことになるようだ。(ホームドクターの紹介状がない状態で専門医に見てもらうと2500フォリントの診察料がかかる。また入院1日につき500フォリントの食費を払うようだ。まあ、これで医師などに対する袖の下がなくなるならいいのだが、実際にはどうだろうか。)
▼9月1日から付加価値税があがるが、ブダペストのバスや地下鉄のチケットの値段は上がらない。これによりBKV側にはかなりの損失が生じるようだが、10月の地方選挙の後で20%ほどの大幅値上げがあるらしい。(チケットが高くなりすぎて、チケットを買わずキセルをする人が更に増えているとか。)
▼ハンガリーでは大学卒業の際に外国語の国家試験に合格することが必須となっているが、インターネットなどで外国語国家試験の替え玉受験の広告などがあるらしい。それによると中級は10万、上級は13万フォリントで請け負うとか。口答試験の場合は更に2万フォリントアップだそうだ。ただ、これがばれたら替え玉受験を頼んだ方は最高で懲役3年の刑になるらしい。

29日
▼29日よりハンガリーのパスポートが新しくなる。日本の新しいものもそうだが、ハンガリーの新しいパスポートにもマイクロチップが埋め込まれ、パスポートの色もかわる。(EU基準のもので、各項目枠がEUのすべての言語で記されているとか。)
▼高等教育機関の学費導入に反対して9月21日に学生がデモを行うことが決定した模様。
▼イギリスのBBCのドラマの撮影がFotで行われていたが、この撮影テープが8月頭に同スタジオから盗まれていたことが明らかになった。(合計4億フォリントの被害額だそうだ。)

レート
100円=176.93フォリント(OTP/8月31日)