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2月29日

小耳
▼中央統計局の発表によると、2007年11〜2008年1月期の失業率は8.1%だった模様。これは前年度同時期より0.6%低い。
▼ブダペストでは空気中の塵が安全基準を超える日が続いているようで、国家気象サービス局長によると、ブダペストでは毎日道に散水するか清掃する必要があるとのこと。
▼28日、ジュルチャーニ首相は南側からハンガリーに入るパイプラインに関するロシアとの署名を行なった。(野党側は国会で議論すべきとしていたが、色々な理由で間に合わないとしてこれは行なわれなかった。)
▼3月9日の国民投票に関しては、各世論調査会社が調査を行っている。今回の場合、つまり「病院の入院費撤廃に賛成か」「医療機関受診料撤廃に賛成か」「高等教育機関の授業料撤廃に賛成か」の3つの質問すべてにYesと答える人が多くなるのは確かなようだが(6〜7割りがYesと書きそうだ)、問題は投票率がどれぐらいになるかというところにある。あまり低いと投票結果が無効になるからだ。今のところの世論調査では投票すると答えている人が多く投票結果は有効になる公算が高いが、これまでの国民投票ではいずれも、実際の投票率は事前調査より低くなっていることから各世論調査会社も今回どうなるかはっきりしたことはいえないという態度をとっている。
▼経済省によると、4月1日からガス代が5.8%値上がりする模様。
▼3月1日より、ブダペストにトラックが入る際の交通料が値上がりする。(場合によっては10倍になることもあるようだ。)
▼今月の中旬、ハンガリーで始めて人工心臓の移植手術が成功したが、28日、この患者の心臓付近で出血が始まり、結局亡くなってしまった。
▼現在スト一時停止中のハンガリー鉄道だが、3月9日の国民投票までストは行なわないことが決まったようだ。(国民投票の後、反政府で盛り上がっているときにドンとやった方が指示も得られやすいと考えたのでしょうか。)
▼金曜日:雲が多く特に北部で雨が多くなるでしょう。最高気温は9〜15度の予想です。土曜日:お天気は悪そうです。最高気温は11〜16度の予想です。日曜日:強風が吹くでしょう。天気は徐々に回復しそうです。最高気温は10〜15度の予想です。月曜日:雨がぱらつくかもしれません。最高気温は14〜19度の予想です。
▼100円=156.64フォリント(OTP/2月28日)

2月28日

小耳
▼ハンガリーは現在ロシア→ウクライナ→ハンガリーというパイプラインでガスを輸入しているが、これにもう1本トルコ経由のパイプラインもハンガリーに通すという契約をロシア側としようとしている。ただFIDESZは国会審議にかけろと要求している。
▼3月から1フォリント、2フォリント硬貨が使えなくなるが、ハンガリー国立銀行によると国民の9割はこの措置に賛成しているという。(とにかく1フォリントなんて小さすぎてもてないですよ。)
▼ヴァシュ県のある村に住む女性が、不動産に関するクレジットを銀行に頼んだが、村が小さすぎるとの理由で融資を断られた模様。同地域の国会議員は「銀行が不動産の場所が悪いと融資を断る例はこれだけではない。」とコメントした。
▼ここのところ穏やかな日が続いていたが、週末はかなりの強風がふきあれそうだ。(雨も降るみたいです。)
▼Heti Valaszという雑誌向けにとったアンケート結果で、3月9日の国民投票に必ず投票に行くと答えた人がかなり多くなってきていることが明らかになった。(投票者が少ないと国民投票が向こうになってしまいます。政府案に反対の意見の票が多く集まりそうですが、どうなるでしょうね。)
▼先日、ホームドクターの一部のグループが「受診料撤廃に反対」と署名運動を始めたが、今度は別のホームドクターのグループが「受診料撤廃賛成」のホームページを作成した模様。
▼先日、警察はシートベルト着用に特化したTISPOLという取締りを行なったが、そこで6000のドライバーがシートベルトを着用していなかった。(郊外に出たらシートベルトをする・・というふうに主張する人が多かったようです。)
▼OECDの調査によると、ハンガリーは「今でも大卒者の割合が少ない(17%。OECD平均は26%)」「自然科学系の大卒者が少ない」「卒業までの期間を延ばさずに卒業する人が少ない。」という傾向が出た模様。
▼地下鉄4号線工事のため、3月16日から4ヶ月間。東駅近くの道が閉鎖される模様。(Kerepesi通りとDozsa Gyorgy通りの間の区間)
▼100円=156.73フォリント(OTP/2月27日)

2月27日

小耳
▼27日よりガソリンの値段が1リットルあたり2フォリント値上がりするが、holtankoljak.huのトップによると、これで軽油に続きガソリンも平均価格が1リットルあたり300フォリントを突破することになるようだ。
▼テレビのコマーシャルなどでやっていますが、3月から1フォリントと2フォリント硬貨が使えなくなります。買い物をするときも1つ1つの物の値段は同じかもしれませんが、合計金額の1けたは5か0にします。テレビのコマーシャルによれば、1、2フォリントや切り下げて0フォリントに、3,4,5,6,7、フォリントは5フォリントに、8,9フォリントは切り上げて0フォリントにするようです。
▼3月9日の国民投票前のガス値上がりは見送られたが、ある日刊紙は4月15日に13.5%ガスが値上がりするという記事を掲載した。(一遍にがっと上がるとショックなので、四半期ごとにちょっとずつあげるようにする・・という考えもあるようです。)
▼25日の0時からハンガリー鉄道が再度ストを開始したが、午前9時にストを再度凍結した。(こんな感じでず〜っとスト・凍結を繰り返していくんでしょうかね〜。)
▼ハンガリーでは1980年から人口が減り続けているが、中央統計局の発表によると、2007年にハンガリーで生まれた赤ちゃんは9万7600名、亡くなった方は13万2000名で人口が3万5200名減少した。これは2006年の3万1732名よりも多い。ただ移民などがいるので、実際には昨年より2万1000名人口が少ないこととなる。(現在のハンガリーの人口は1004万5000名。あと2年で1000万切るってことだなあ。)この人口減少でここ数年、毎年のように小学校の統合・閉鎖が行なわれている。(唯一例外なのがペシュト県。ここはドーナツ化現象で人口が増えていて例えば幼稚園に入れない子もたくさんいます。)
▼BKVはバスなどの運行本数を減らす案をブダペスト市議会に提出していたが、保留扱いになった模様。
▼ハンガリーの喫煙者の数はかなり多そうだが、保健省は2009年より、地下道、公園、公共施設、職場、建物の中での喫煙を禁止する法律を考えているようだ。(ということは道での歩きタバコはOK?)市電やバスの停留所でタバコをすっていて、市電やバスがくるとピッとタバコをすてる人がいますよね。あれ嫌です。(・・・と書いていたら、国会議事堂で国会議員が禁煙エリアでタバコをすっている姿を映した隠しカメラの映像がマスコミに流れたとありました。)
▼医療機関の受診料に関してはハンガリー医師会は廃止を希望しているが、個々の医師には存続を希望しているものも結構いる。FIDESZのミコラ氏は受診料の存続を希望している医師に対し「裏切り者」と延べ、保健大臣から痛烈な批判をあびた。(このミコラっていう人は、前の選挙の時も同じような失敗しているんですよね。まあFIDESZは前の前の選挙の時も、自分達を指示しないような奴等は首をつれとか言って、有権者離れを生みましたし、すぐ自分達の違う人のことを「裏切り者」っていいますから、「またか〜」って感じです。余計なこと言わなければ、国民投票に関しては自分達が有利なのに、こういう発言をする人はあまり好きになれないです。)
▼ハンガリーでは飲酒運転の取り締まりが結構厳しいが、それでも飲酒運転は後をたたないらしい。昨年は4万5000名のドライバーにアルコール検知器で息をしらべたが、結局878名が免許没収となった。
▼キシュペシュトで25日未明、電話のケーブルが大量に盗まれる事件があり、キシュペシュトでは電話やインターネットが十分に使えない状態となっている。復旧までには8日ほどかかるとか。(被害総額は5000〜5500万フォリントだそうだ。)
▼大統領はオンブズマンを指名するも、これが国会で却下されるということが3回連続で起きている模様。
▼100円=156.76フォリント(OTP/2月26日)

2月25日

小耳
▼先日数名の社会党議員宅に火炎瓶が投げられた事件で、警察は何名かを取り調べ、家宅捜索を行なったようだが、現在のところ容疑者確定にまではいたっていない模様。
▼先日エステルゴムで射殺された警察官の葬儀が22日ドログで行なわれた。ハンガリー全国、そしてスロバキアからも警察関係者が訪れたようだ。
▼才能のある若い研究家を育てていくためのハンガリー天才プログラムなるものがスタートするようで、今後5〜6年間に480億フォリントの予算をつけるようだ。(奨学金を出したりするようです。)
▼ハンガリーでは、コウノトリがやってくると春という感じですが、1週間ほど前にヴェスプレーム県のトゥシュケヴァールという町にコウノトリがやってきたそうです。
▼ブダペストのアンドラーシュ通りにあるOTP銀行のATMにある人物がキーボードを取り付け、カード利用者の情報を盗んでいた事件が明らかになった。(容疑者は逮捕された模様)OTPは「もし利用していない情報が届いたら、新しいカードと交換する。」と発表した。
▼ガス代が4月から値上がりする予定だが、そうなると3月9日の国民投票前にそれを公表しなければならず、投票結果がますます政府に不利になるということで、4月のガス値上げが見送られるのでは・・という噂が流れている。・・・と思ったら経済・交通省から「4月のガス代値上がりはない」との発表があった。
▼ハンガリー鉄道のストだが、組合の方にスト支持者は多いものお、とりあえずはストを行なわない模様。・・・と書いたのだが、その後「月曜日(25日)からストを再開する」と発表があった。
▼ポーランドが2010年から所得税の税率を一律にすることを決めたようだ。現在21の国で所得税の一律化が行なわれているが、このうち17カ国が旧社会主義国らしい。(ハンガリーはまだそこまではいっていない。)
▼センメルワイス大学が調査したところによると、ハンガリー人の70%が「誰も信用できない。」と考えていることがわかった。(これが特に男性のストレスなどによる健康悪化に繋がっているらしい。)
▼国民投票だが、外国でも投票が可能なようで、今回は3000ほどの投票がなされると予想されている。
▼24日の日曜日は、同日観測史上最高気温こそ記録されなかったが、例年より10度も気温があがり、ペーチでは最高気温が19度にまで達した。来週は少し気温が下がるようだが、それほどでもなくこれから春めいてくるようだ。春になると(生理学的に)カップルが増えてくるが、一方で鬱になる人も増えるそうだ。(気をつけなきゃ。)
▼24日、バラトン湖畔のバラトンボグラールで草地が200ヘクタール以上燃える火事があった。
▼月曜日:よい天気となりそうです。最低気温は0〜5度、最高気温は13〜19度の予想です。火曜日:雲も出ますが全体的によい天気です。最低気温は-1〜+4度、最高気温は13〜18度の予想です。水曜日:北西部から雲が広がりますが、お日様も出ます。最低気温は2〜7度、最高気温は10〜15度の予想です。木曜日:雲が広がり雨がぱらつくところもありますが、その後天気が回復しそうです。最低気温は0〜5度、最高気温は9〜14度の予想です。

2月22日

小耳
▼ハンガリーには外資のスーパーがたくさん入っているが、新たにドイツのディスカウントショップALDIが春にハンガリーに入ってくる模様。
▼http//:holtankoljak.hu (どこで給油すると安いかを調べるサイト)の管理者によると、3月頭のOPEC会合まで原油価格が1バレル100ドル程度の高い水準のまま進む場合、来週にも再度ハンガリーのガソリンの値上がりがあるだろうと予想している。
▼昨年12月中旬よりブダペスト、特にペシュトの空気に含まれるほこりの量が安全基準を超える日が続いている。専門家によると原因の1つは雨が少ないことにあるようで、首都公共地域管理局は、現在道をきれいにする作業に追われている。
▼国民投票に関し、Fidesz(野党)は「今Noをつきつけないと、医療機関の受診料は直に1000フォリントになる」と警告。これに対し保健省は「訴える!」と発言(いつもこんな感じですよね〜)一方、Szdsz(与党)は「もし政策に反対する者がそんなに多くない場合、Fidesz党首も責任をとるべし」と発言。(受診料とれなくなっても、予算はつけないとしている政府。Fideszはこれを防ぐために、もし受診料制度を廃止した場合は予算をつけるように!と要求している。)
▼http://inforadio.hu/hir/belfold/budapest/hir-182309にも詳しく載っているが、BKVは、トロリーバス2路線、バス24路線を廃止し、市電2路線とバス14路線の走行距離を短くし、バス17路線を別の路線と統合するなどの計画を発表した。(一方、市電1路線、トロリーバス2路線、バス30路線では走行距離を増やす。)この計画が実行されれば、60億フォリント、市電4、トロリーバス20台、バス200台が節約できるらしい。
▼金曜日:雲がおおいですが、北東部で雨が降るぐらいで全国的には乾いた天気となりそうです。最低気温は-3〜+2度、最高気温は8〜13度の予想です。土曜日:雲が多く北部、北東部では雨がふるかもしれません。最低気温は1〜6度、最高気温は10〜15度の予想です。日曜日:北部、北東部では雲が覆いますが、全体的にはよい天気となりそうです。最低気温は0〜5度、最高気温は13〜18度の予想です。月曜日:天気がよさそうです。最低気温は1〜6度、最高気温は15〜20度の予想です。
▼100円=160.93フォリント(OTP/2月21日午前11時)

2月21日

小耳
▼中央統計局の発表によると、2007年は税込み収入は8%、ネットで2.8%の収入増があった一方、インフレは8%だったため、実質上収入は4.8%減少したことが明らかになった。
▼マネーロンダリングやテロ活動支援を防ぐため、2007年12月14日に施行された法律により、360万フォリントを超える買い物は現金では駄目だということになった。また、銀行も顧客に金の出所を聞けるようになった。
▼専門家によると、今年も異常気象が続くようで、ハンガリーでも冷夏、水不足、UV被害、アレルギーなどで市民が悩まされるだろうと予想している。
▼国民投票に関するFideszのキャンペーン担当のタールロシュ氏は、テレビのインタビューで「社会党が国民投票の結果を操作する可能性があるから気をつけなければならない。」と発言。
▼ハンガリー全国でのインフルエンザ流行がなくなった。ただ地域によってはまだインフルエンザがはやっているところもあるので注意。
▼今の状況を見ると、次の政権は社会党からFideszにうつりそうだが、デブレツェン市長でFideszの幹部の一人であるコーシャ・ラヨシュ氏が「場合によっては、首相になることも考えられる」と発言した。(オルバーン氏が嫌いな人も多いので、新しい人にするってのも手なのかもしれません。社会党は次回は誰を首相候補にするのでしょうか・・)
▼ヨーロッパの高速道路の安全度を調べたところ、スロベニアとハンガリーの高速が最も危険という結果が出た模様。
▼100円=161.74フォリント(OTP/2月21日)

2月20日

小耳
▼3月1日より1,2フォリント硬貨が使用できなくなる。3月1日以降、半年は銀行や郵便局で両替が可能(一遍にたくさん両替しようとすると手数料がとられるので注意)。それ以降もハンガリー国立銀行で2013年までは交換が可能。品物の値段だが、末尾が0か5になる。(だいたい切り上げになるようだ。)
▼国会で、「大衆の前で、ある人(のグループ。例えばロマとかアジア人とか障害を持っている人とか政治思想を持っている人とか)を傷つけるような発言をしたら罪になる」という法案が可決された。罪は最高で2年間(これって実際にはどうやって裁くんでしょうね。言論の自由には触れないのかなあ。)
▼暖かくなるとマダニが発生するが、今年の冬もそれほど寒くないため、そろそろマダニが出てくると専門家が警告している。(ザラ、ヴェスプレーム、ヴァシュ、ジュール-モション-ショプロン県が特に危ないそうです。皮膚を食い体内に入り、はぎとっても頭が残り、そこから様々な病原菌を体内に流し込む・・・そんな虫です。)
▼医師の一部が「受診料がなくなると困る。受診料を指示しているわけではないが、収入を維持するためにパニックとなる。」と署名活動を開始、これまで85名が署名した。一方医師会は「無駄なこと。今回の国民投票で受診料徴収制度がなくなっても、それが実際されるのは2009年であり、それまでにそれにかわる何かが導入されるであろうから心配ない。」とこの動きを歓迎しない意を表明した。
▼パーパという町のテスコで、これまで数回に渡り盲導犬の入店を拒否していた事実が明らかになった。テスコだけではなく保健所も『動物を入れてはいけない」と目の不自由な男性に伝えていた。(別の記事では、「まるで犯罪者のような扱いをした」とも書いてあります。盲導犬の理解、すすんでいないんですね〜。)
▼社会党は、国民投票の結果に関係なくジュルチャーニ首相を指示していく意向を固めた模様。
▼ハンガリー鉄道の労使会談は未だ平行線で、最悪の場合金曜日(22日)から再度ストライキが開始される。
▼19日からハンガリー全国でシートベルトの取り締まりが行なわれる。(ハンガリー人はまだまだシートベルト着用が定着していないようです。昔シートベルトしたら大笑いされたことがありますが、さすがに今はそんな人はいないですね〜。)
▼100円161.52フォリント(OTP/2月19日)

2月19日

多忙につき少しだけです。

▼20日より、ガソリンと軽油の値段が1リットルあたり5フォリント値上がりする。
▼ジュルチャーニ首相が18日、国会でこれまでの成果について話をした。(簡単に言うと、これまで苦しかった。たくさん批判も受けた。我々から離れた人もたくさんいた。でもそれでもここまでやってきたのは、それが国のためだから。でも、今後はこれまでのような厳しいことはない。国はだんだんよくなる。というような感じ)
具体的には、「2009年には2000億フォリントの減税を行なう」とか「障害を持った子供達と接している教員には3万5000フォリントの手当てを出す」とか「教員にはラップトップが手に入りやすいようにする。学生にはレベルの高い寮を提供する」とか「(誤解があるかもしれませんが)国の保有する会社の株?を国民が保有できるシステムを作る」という話もあった。これに対し世論調査会社Szazadvegは、「国民の信頼を回復させることを念頭においた話だった。ただ首相自体への信頼がないこと、これまでも多くのプログラムを宣言してきたが、実現という面では先送り感が否めないため、どれだけ成功したかはわからない。」と解説した。
▼Fidesz党首のオルバーン氏は「FIDESZは今や野党ではない。国はFIDESZを『国を正しい方向に進ませる問題解決の党』とみなしている」と宣言。これから19の県をすべて回り国民投票について語る模様。また国民投票で受診料や授業料にNOがつきつけられて、この政策がなくなった場合は、税金でこれをまかなえ!とも言っている。
▼健康保険一部民営化の国会議決が再度行なわれたため、大統領は18日これにサインした。(憲法で2回目のサイン拒否できないと記されているのでもうサインするしかなかった。)
▼100円=161.17フォリント(OTP/2月18日)

2月18日

小耳
▼Fideszのオルバーン党首は14日にラジオのインタビューで「3月9日の国民投票で投票率が非常に高く、政府案に反対の意見が強いようであれば国が大きく動く可能性がある。」と発言した。一方ジュルチャーニ首相は(医療機関の受診料により460台のベッドを購入したことを発表する場で)、「医療機関の受診料や高等教育機関の学費が廃止されることが、そのまま国の運命を決めることではない。」と発言、国民投票があくまでも具体的な政策に対してなされるものであるという点を強調した。
▼障害を持っている人用の駐車場に、そうでない人が駐車する例が後をたたないため、これを警告するインターネットのサイトが立ち上がった模様。同サイトでは読者から送られてきた(違法駐車の)写真なども掲載しているhttp://www.mashelye.eu/szegyenfal.htm
▼ブダペストに勤める検察官が人種差別的な内容の文章をあるインターネットフォーラムに書き込んだことが問題となり、同検察官が辞任した模様。
▼エステルゴムで、ある家庭内の喧嘩を静めるためやってきた警察官がその家族の息子に銃で撃たれ亡くなるという事件があったが、現場にいた犯人の母親は、息子が銃を持って警察が来るのを待ち伏せしているのを知っていながら、それを警察に通報していなかったことが明らかになった。通常これは罪になるが、ただ犯人の家族に関しては報告義務が課せられないため罪にはならない模様。
▼Kerepesという町のセーチェニ・イシュトバーン初等学校では、ロマの子供達をマジャールと分けて教えていると調査が行われていたが、実際には人種で分けていたのではなく、経済力の差でクラスを分けていたことが明らかになった。しかしこれは明らかに違法であり同小学校は100万フォリントの罰金を払うことになった模様。
▼地下鉄4号線の工事をしている会社がBKVに対し、予定より費用がかかったとして、追加料金として200億フォリントを要求した模様。
▼健康保険一部民営化に関する法案が国会で再度了承されたことにより、ショーヨム大統領は19日になるまでにこれにサインをしなければならない。ただ大統領は「自分が一度国会に審議やり直しを命じたときに指摘した点がまったく国会で議論されなかった」として今回の決定にも不満を持っていることから、どうするか注目されている。
▼与党自由民主連合(SZDSZ)では昨年の党首選挙で不正があったのではという噂がヒールテレビで流れてから揺れているが、これに関しコーカ党首は「必要であれば再選挙もかまわない」と発表した。
▼世論調査会社Szonda Ipsosの代表がラジオのインタビューに答えたところによると、3月9日の国民投票に関し、Fidesz支持者は全ての質問に対して9割が政府案にNOの投票をするという結果を出した。一方社会党支持者は意見が分かれているようだが、高等教育意機関の学費に関しては政府案を指示する投票者が多くなりそうと述べた。一方同じく世論調査会社のTarkiは、「医療機関の受診料は医師への袖の下をなくす効果があると政府が主張してきたが、実際にはそのような効果は見られない」と指摘した。

デモ
昨年末からブダペストの大気汚染がかなりすすみ問題となっているが、これに対し「今年からブダペストに入る車から金を徴収するなど思い切った方法をとるしかない。」と主張するデモが17日ブダペストで行なわれた。

危険なし
コソボがセルビアから独立宣言を行なったことで、情勢不安が心配されているが(実際に17日にはいくつか衝突があったようですね。)専門家は、ハンガリーがこの影響で危険にさらされることはないとしている。ハンガリーは18日にコソボ独立を指示するか決める模様。(今年の夏に出席予定の学会はセルビアで行なわれるのでちょっと心配です。)

天気
月曜日:基本的にいい天気となりそうです。気温ですが、西側は最高気温が6〜8度、東側は0〜4度と差が出そうです。
火曜日:国全体で気温が上がり、最高気温は6〜11度の予想です。(北東部で雨や雪がぱらつく可能性があります。)
水曜日:よい天気となりそうですが、西側から雲が出てくるようです。(気温ですが、徐々に暖かくなり週末には最高気温が10〜15度ぐらいになるそうです。)

2月15日

小耳
▼大臣の入れ替えがあったことで、(政府は否定しているものの)一気に内閣改造の噂が流れている。3月9日の国民投票の後で、ランペルト・モーニカ氏やヒッレル・イシュトヴァーン氏もポストから外れるのではという話もあるようだ。
▼所得税を申請する際に1%を各種団体に寄付できるシステムがある。(それで最近はその種のコマーシャルが多い)今年から、この寄付の申込のシステムが少しかわるらしく、所得税申請の後からでも別にこの寄付だけ申請ができたりするようになるらしい。
▼13日、FIDESZ党首のオルバーン氏が「国の評価」スピーチを行なった。(国民投票と絡めて政府批判をした。)オルバーン氏は首相当時の1999年から毎年1月か2月に「国の評価」に関するスピーチを行なっている。
▼13日、国会議事堂周りにあった柵が元の場所まで戻された。(健康保険一部民営化に反対するデモが暴動に発生するのを防ぐため柵を前の方に置いていた。)
▼今年の大学入試の申込期限は2月15日。希望大学(学科)や受験科目を決定するために受験生もいろいろ考えているころだろう。
▼ハイパーマーケットのテスコが物流(下請け)会社に対し、相手が不利な条件を押し付けているとして公正取引局が調査を開始した模様。(この噂はずっと流れていて、公正取引委員会は長い間、訴えが出されるのを待っていたようだが、匿名でも情報を流すと仕事をきられてしまう・・といことでこれまで訴えがなかったようだ。)これとは別に公正取引局は、テスコが顧客に誤解を与えるような宣伝をした罰として1億フォリントの罰金を言い渡した。(店で売っていない衣類の宣伝をしたとか・・)
▼先週、ハンガリー全国でインフルエンザのような症状でホームドクターのところに行った人は3万人と、かなり人数は減ってきたようだが、まだ「全国的に流行」の状態にある模様。
▼市場調査会社Gfk Hungariaの調べによると、薬販売の自由化が進んではいるが、国人の多くはこれまで同様に同じ薬局で薬を買っている模様。(日本のマツモトキヨシのようなお店がドンとできたらかわるかもしれないですね。)
▼ブダペストの中心街は路上のほとんどが有料駐車場になっているが、外にはずれるとまだ無料で路上駐車できるところもある。しかしその場所もどんどん有料化しているようだ。(今年の第3四半期からアールパード橋のペスト側のふもとの路上駐車も有料化するらしい。)
▼中央統計局の調べによると、2007年第4四半期の経済成長率は0.8%で、1年を通してのGDPの伸びは1.3%だったことが明らかになった。(一方インフレだが、2008年1月の物価は2007年1月より7.1%高く、2007年12月から比較しても1%上がった)
▼ハンガリーの携帯電話サービス会社と言えば、T-mobil、Pannon、Vodafonの3つがあるが、シェアをみるとPannonが一番多いようで、現在は更にその地位が固まってきている模様。
▼連立少数与党であるSZDSZが去年党首選挙を行なった際に、替え玉投票が行なわれ現在のコーカ氏が党首になった・・というニュースがヒールテレビで流れた。これに関し、SZDSZ内部の人間が党を訴える・・という事態も発生している。(党は、「国民投票関連で、誰かが党のイメージを落とそうとしているのだろう」と主張している。)
▼環状0号線は、慢性的に混雑が起きているが、少なくとも2013年まではこのような状態が続くと専門家は見ている。(延長工事も行なわれているが、もとあるところの補修・改修工事もそろそろ必要になってくるとのこと)
▼警察の発表によると、昨年ブダペストで発生した犯罪件数は一昨年に比べ9%近く減少した模様。
▼11日にエステルゴムで警察官を撃ち殺すという事件が発生したが、この犯人が逮捕・勾留された。
▼15日(金)にハンガリー鉄道のストライキが予定されていたが、来週の火曜日19日までこれが延期となった。
▼100円=160.1フォリント(OTP、2月15日)
▼金曜日:北部では雲が広がり場所によっては雪がちらつきますが、西側はおだやかな天気です。最高気温は0〜4度の予想です。土曜日:ドナウ川より西はいい天気で東は雲が出そうです。(雪がちらつくところもありそうです)最高気温は-4〜+1度の予想です。日曜日:天気はよさそうです。最高気温は-3〜+2度の予想です。月曜日から木曜日にかけては気温が少し上がってきそうです。最高気温は3〜10度程度の予想です。

2月13日

小耳
▼Volksbankの調査によると、強制的に徴収される年金のほかに、自分で個人年金にかけるなどして老後に備えようとしているハンガリー人は全体の3分の1程度という結果が出た模様。(特に低学歴者・低収入層にこの傾向が顕著・・とのことですが、まあ収入が低かったらそんなところにお金はまわせないですよね。)
▼菓子協会によると、ハンガリー人は1年間に4キロのチョコレートを食べるそうだ。これは前年度の調査結果(3.2キロ)より多いが、西側ヨーロッパの年間7キロに比べるとかなり少ない。(もっと食べてると思ったけど西側ヨーロッパの半分ぐらいなんですね〜。)
▼選挙管理局によると、3月9日の国民投票(医療機関の受診料や高等教育機関の授業料に関するもの)では、病院や大学も投票場所として指定する模様。なお、ハンガリーの選挙では「カンパーニチェンド(キャンペーン・サイレント)」と呼ばれる、選挙活動をしてはいけない期間があるが、今回の国民投票の場合は、投票日当日のみになるようだ。(国民投票のテーマは上記に「入院の際の入院費-食事代」に関するものも含めて3つある。投票する人はそれぞれのテーマに1枚、紫・緑・白の合わせて3枚の投票用紙をもらい投票する。投票結果は当日夜10時ごろには判明するとのこと。
▼ジュルチャーニ首相は、司法・法執行大臣にタカーチ・アルベルト氏に代わりドラスコヴィチ・ティボル氏を氏名した。ドラスコヴィチ氏は政府のコーディネート担当大臣だったが、この職自体もなくなるようだ。
▼100円=164.27フォリント(2月12日)

2月12日

小耳
▼13日より、ガソリンの値段が1リットルあたり3フォリント、軽油が5フォリント値上がりする。
▼ウーイブダ(ブダペスト11区)地区の国会議員の死去に伴う選挙が10日行なわれ、野党FIDESZ-KDNPの候補が当選した。(2週間前の1回目の投票では投票率が50%に達しなかったので選挙結果が無効となっていた。今回は25%の投票率があればOKで、選挙が成立したようだ。ちなみにFidesz-Kdnpの候補は7割の票をとった。もともと亡くなった議員もFidesz-Kdnpの推薦で当選していた議員だった。)
▼10日は国会で健康保険に関する議決が行なわれる。(12月に一度議決されたが、大統領が差し戻して再度議決する必要があった。)国民の多くがこの議決を良しとしておらず、大きなデモ、そして暴動に発展する可能性も否定できなかった。それで警察はデモが暴動にならないよう、10日の早朝にすでに国会議事堂前に柵を設けた。(野党側はこれに対し「憲法違反!」と叫んだ)10日の午前中の時点で国会議事堂前に集まったデモ隊は100〜200名。午後、健康保険についての議決が行なわれた(一人一人名前を読み上げられて投票したようだ)結局今回も健康保険一部民営化で議決された。(同国会では、この健康保険の国会議決に対する国民投票をしたいという野党側からの案も出ていたが、これは否決された。)夜も200〜300名のデモ隊が国会議事堂前に集まった。(このため2番の路面電車がストップした)その後デモ隊の人数が増え、国会議事堂前の柵を押し倒し、警察が催涙ガス弾を打ち込む騒ぎとなった。
▼10日、またブダペストの空気汚染レベルが高くなった(特にひどかったのは10区)またペシュト県東側や、ミシュコルツ付近もかなりの大気汚染だったようだ。(http://www.idokep.hu/?oldal=legszennyで見ましたけど、ハンガリー全体がかなり汚染しているようですね〜。これは家に引きこもるしかないか〜。)

2月11日

小耳
▼中央統計局の調べによると、ハンガリーで1年間に結婚した人の数がまた更に落ち込んだ(前年度9%減。3万8500組)模様。この数は第一次世界大戦当時程度のものらしい。中東統計局によると、1980年ぐらいまでは結婚する人の数が増えていたが、その後徐々に落ち込んできているのだそうだ。ちなみに現在50歳までで結婚している人は47%と半分以下となっている。一方、結婚はしていないが一緒にすんでいる内縁関係(?)の数は1990年では12万5000だったのが、2005年では35万にまで達しているのだそう。こうなると婚姻外で生まれてくる子供も多くなり、1990年では生まれた子の12〜13%程度が婚姻外だったのが、2006年には36%に上がっている。(原因はいろいろあるだでしょうが、中央統計局の人は、「まずは生活の安定があって、それから結婚となるようだ」と述べています。今は国の方針で結婚しなくても、結婚したのと同じ権利も得られますし、「結婚制度」そのものの意味も問われているのかもしれません。)
▼4名の社会党国会議員の自宅に火炎瓶が投げ込まれた事件で、「ハンガリー・ニライ(矢)国家解放軍」と名乗る組織が犯行に及んだと声明を出した模様。(ヒール・テレビに電子メールが届けられた。彼等に言わせると社会党議員は国賊なのだそうだ。)
▼ハンガリー民主フォーラム(MDF)の重鎮が「ハンガリー鉄度には、ここ9ヶ月乗客を運ぶための許可無しで営業を行なっている」と発言。11日の国会でこれについて話し合われるようだ。(首相もこの件で乗客は安全かどうかの調査を依頼したようだ。ただMDF側は「ハンガリー鉄道が運営してもよいか」調べないと駄目だとしている。これに関し1億フォリントの罰金がハンガリー鉄道側に課せられることになったようだが、ハンガリー鉄道側はこの決定に異議申し立てをしている。)
▼BKVのキセルチェックで定期がないことがばれた人が、「自宅に忘れた」と嘘をつき、その後定期を購入してそれを見せる・・・という例が多発しているらしい(そうすれば罰金が少なくなるので)それで、今後はキセルでつかまった日の前日に有効な定期を見せないと駄目というルールになったようだ。(今までそうなっていなかったのが不思議)
▼月曜日:いい天気となりそうです。(南部は雲が広がりますが雨にはならないようです。)最低気温は-6〜0度、最高気温は5〜9度の予想です。火曜日:雲も出ますが、いい天気です。最低気温は-6〜-1度、最高気温は4〜9度の予想です。水曜日:まだお日様も出ますが、徐々に天気が悪くなってくるようです。最低気温は-6〜-1度。最高気温は4〜12度の予想です。木曜日:お日様もちょっと出るようですが、全体的にあまりよい天気ではなさそうです。最低気温は-4〜+1度、最高気温は3〜8度の予想です。

2月10日

小耳
▼(ちょっと古いが)6日の時点でユーロに対するフォリント安が進み、1ユーロが264フォリント程度までになった。ここまでユーロが強くなったのは1年半ぶりということで「1ユーロ=290フォリントになる可能性もある」などの噂も流れはじめている。
▼InvitelやTele2という格安電話サービス会社には、「書面ではなく電話で契約を結ぶ」という方法があるらしい。これは便利なことは便利だが、誤解が生じる可能性があるため、専門家等は「なるべく書面で契約するように」と訴えている。
▼ハンガリーでは、現在「なんでも競争」ということで国が大学間の競争を煽っている(しかも結構的はずれ)。この背景には、大卒の失業者が増えているということもあるようだが、現在でもハンガリーでは平均で大卒は高卒の2倍の収入がえられるとか。(ということは、まだ「どこでもいいからとにかく大学を出る」という道があるってことか)
▼7日までにハンガリー鉄道のストライキでは、実際にはストを行なっている職員が10%以下になっていたが、7日になって組合側はストライキを一時凍結した。ただ、ストをやめたわけではなく、15日までに労使交渉が進まなかった場合、再度ストに入るという。
▼昨年5月に、ある女性が警察官に性的暴力を受けたと訴え、これが引き金で当時の警察トップが更迭となる騒ぎとなったが、その後、証拠不十分で捜査中止となった。女性に訴えられた5名はこれを受け、嘘の訴えをした女性、並びに国に対し裁判をする模様。(かなりの損害賠償請求をするんでしょうね。)
▼病院内での窃盗事件が増えているということで、保健省は各病院に対し2月15日までに病室に金庫を設置することを義務付けていたが、これに関する法令が出るのが遅くなったため、3週間の猶予期間が生じたようだ。(各ベッド横の棚に鍵をつける・・・錠をつける穴をつける・・・という方法だと駄目だったのかなあ。)
▼ブダペストのセンメルワイス大学では、ドイツでも医師養成を行なうことになった模様。(ハンガリーの医学部は海外からの留学生を積極的に受け入れているようです。)
▼7日、環状0号線のセンテンドレにかかる橋の真ん中の部分が完成した模様。
▼BKVは外国から中古バスを購入するようだが、現在のBKVのトップの息子がやっている会社を利用して、そこにマージンが落ちるように高くバスを購入しようとしていると野党から批判があがっている。これに関しデムスキー市長もBKVに対し報告を求めた。
▼教育文化大臣は、3月9日の国民投票に関し、「学費をなくすと大学の収入が減るって大学が困る」と訴えた。(学費が入ると、私達教員の給与が上がるのか・・・というとそうはならないでしょう。逆に学費が入らないという理由で給与が下がるというのはあるかもしれません。ここ数年給料は上がらず、「給料は減らさないけど、その分授業数を増やす」と大学側からは言われています。)
▼ショーヨム大統領はラジオのインタビューで政府に対し「医療に対しかなり力を入れているようだが、効果はさほど上がっていない。」と改めて政府のやり方を非難した。また3月9日の国民投票に関し、「社会党は具体的なテーマについての決定と理解しようとしているが、SZDSZやFIDESZはもっと大きな改革のやり方についての議論にこれを膨らませている。ただ、9日の投票に関し、これを具体的な政策についての是非を問うものか、国としてのあり方をとうものととらえるかは国民の自由だ」などとも話した。この他にも「デモは市民がとれる意思表示の手段であり、デモそのものは悪くない。」との意見も述べた。(8日には複数の社会党の国会議員宅に火炎瓶が投げ込まれたりしているし、国民投票後に暴動なんてことになったらやっぱりやだなあ。)
▼(日本人の目から見ると不思議かもしれないが)ハンガリー人は働くのが好きな国民のようで、「金のためだけに働いている」人は38%にすぎず、57%は「お金の問題が何もなくとも働く」と世論調査会社Tarkiの調査で答えている。(仕事好きという点でハンガリーはヨーロッパのトップ3に入るのだとか。)
▼フォリントが安くなっていることで、11日からの週に再びガソリンや軽油の値段が上がることになる模様。
▼9日午後、ブダペスト英雄広場に2000名ほどのスキンヘッドが集まった。(1945年2月11日にソ連軍に囲まれたブダ城からハンガリー軍とドイツ軍が脱出しようとしたらしく、1997年からハンガリーや各国のスキンヘッドがこの日を祝っている。)

2月7日

今日は少しだけです。

小耳
▼ハンガリー鉄道は水曜日も労使交渉がまとまらず、ストが続けられる模様。(会社側は職員の90%は働いていると言っています。動いている電車もあるようです。)
▼ある女性が去年5月にセゲドで足の手術をした際にドライバーが体内に残ってしまったらしく、その後うまく歩けなくなってしまったが、病院側は「手術に伴う危険性の1つ」として責任をとる気がないようで、女性は医療関連の管理局に訴えを出した模様。
▼雇用者と被雇用者の間の裁判に関し、「負けた方が裁判費用のすべてを支払う」という法律ができたらしい。これにより被雇用者が更に雇用者を訴えにくくなったと専門家は意見を述べている。
▼先週、インフルエンザ罹患者が17%減少したようだが、それでもまた全国的に流行している状態だそうだ。
▼ブダペストの空気は現在もかなり汚れている。(呼吸器系の疾患にかかっている人には特に影響が大きいようだ)ただ、今は埃の量が多くて空気が汚れているようで、今のスモッグの規定にはひっかからないようで、スモッグ注意報が出せない状況にあるようだ。(ハンガリーやブダペストの空気の汚れについてはhttp://www.idokep.hu/?oldal=legszennyを見てください。)
▼100円=164.24フォリント(OTP/2月7日)

2月6日

小耳
▼ハンガリー鉄道のストライキだが、5日も労使交渉に決着はつかず、6日も引き続きストライキを続ける模様。(職員は働いていて、列車もすべてがとまっているわけではないようです。ちなみにこのストライキによる被害は毎日6億フォリントに達するとか。)
▼国民投票に対し、世論調査会社Szazadveg Alapitvanyのトップがラジオのインタビューに答えていたが、それによると@現政策を否定する結果が出る。Aしかし野党が「国民投票」を「前倒し選挙」と強調しすぎると国民から嫌われる。(だから最も最近のオルバーンFIDESZ党首の発言から、この臭いが薄れた。)Bただそれでも国民投票の結果の後、ジュルチャーニ首相の地位が弱くなる可能性はある。C一方で、YES-NOの差がなく、国民投票が無効となったり、思ったほどの差がつかなかった場合、NOがつきつけられた政府がその後も自己の正しさを主張し頑張った場合は例えばオルバーン氏の指導力などにかげりがでる可能性もある。・・・だそうです。
▼ブダペスト15区には宮殿バスという名前の区のバスが2004年から走っている。以前はBKVが運営にあたっていたようだが、今度は自治体が運営するようで、BKVとの競合となるようだ。(ショイマールにもバスは走っていますが、これはショイマールの駅から、ショイマールの山の上までというものです。私もたま〜に乗りますが、役立っています。)
▼100円=158.4フォリント(OTP/2月5日)

2月5日

鉄道スト、今後どうなるんでしょうね。

小耳
▼Ecostatが1月に発表したところによると、今年の経済成長は2.8〜3%、インフレは5%程度になるとのこと。
▼そろそろ法人やフリーランサーの確定申告の時期だが、今年税務局は少ない売り上げや経費の多さを理由に最低限の税金しか払わないところをとくに重点的にチェックするようだ。
▼今年はパリダカが中止となったが、ハンガリーが4月に中央ヨーロッパラリーを計画している。すでにパリダカに参加予定していた多くのチーム・ドライバーが参戦を表明しているのだとか。
▼4日、午前3時より鉄道ストが開始された。(長距離バス会社は、鉄道の定期を持っている人はその定期でバスに乗れるようにした。場合によってはBKVが臨時バスを出すなどを検討していたが、特に必要なかったようだ。労使交渉は午前11時、午後4時にも行なわれたが、ここでも解決しなかった。ということは5日もストが続くということか。)
▼自然科学の人気が落ちているらしく、5〜10年後には、自然科学系の科目を教えられる学校の先生も足りなくなってくるのではとも言われているらしい。(国家高校協会の会長さんは、「自然科学系の授業の学習内容や授業時間数が減らされているのが、生徒達の興味減に結びついている」と発言している。
▼2月3日から4日にかけて、ブダペストのホームレスの数を数えた。その結果、700〜1500名という結果が出た。(2005年にはかったときより減っているらしい。)

AIDS湿布
HIVに感染している人にはると治療効果があるという湿布がハンガリーで工場生産されることが決まったようだ。

落書き
カポシュヴァールのユダヤ教墓地の墓石などにナチのマークなどが落書きされるという事件があった。(こういうことやって何が楽しいのか・・)


一時、泡の量が減ったラーバ川だが、またかなり泡だってきており、ハンガリー側はオーストリア側に事情説明を求めている。

レート
100円=157.6フォリント(OTP/2月4日)

2月4日

小耳
▼野党FIDESZは3月9日に行なわれる、受診料、入院料、大学学費に関する国民投票に、健康保険制度についての項目を加えるよう要求しているが、社会党はこれを拒否している模様。なお、FIDESZは政府が国民投票に関するキャンペーンを税金を使ってやっていることにも選挙管理委員などに苦情を出している。
▼鉄道のストライキは現在一時停止中だが、その後土曜日・日曜日午前の時点では労使交渉に進展が見られなかった。その後、組合側が「4日午前3時よりストライキを実施」と宣言。(労使交渉中に中心人物の1名が具合が悪くなり、病院へ運ばれた。今回は、MAV Cargo Zrtの民営化にともなった利益から職員に一律25万フォリントし払えという要求と、MAV Start Zrtの職員の10%ベースアップが労使交渉のテーマのようだ。)
▼日本のなまはげにちょっと似ているブショー・ヤーラーシュが1月31日から始まっているが、これが最高潮に達した3日の日曜日には数千人の人(観光客)がモハーチの町に集まった。(イースターから数えて7つ前の週末に行なわれるのだそうだ。今年はイースターが3月にあるので、ブショーヤーラーシュも早くなった。ニュースには「イースターが3月にあるのはここ100年で2度目ってあったけど・・本当かな?)
▼ハンガリーの奨学金には「成績に合わせてもらえる奨学金」と「お金を借りて、卒業後に返す」2つのタイプがある。後者はDeak Hitel(学生クレジット)と呼ばれているが、これに関して、2月から実験的に学生クレジットのお金を直接大学に支払うようにするようだ。この背景には、「学生は、学生クレジットを学費にあてたいが、学費を支払わないと学生クレジットが来ないという順序なのでそれができない」というものがあるみたい。(この学生クレジットの利子は年間9.5%。利子は安いといえば安いが、返すのは大変みたいだ。)
▼月曜日:午前中は天気はよくないですが、午後から西、南西から天気が回復してくるようです。(北東部では雨が残りそうですが)最高気温は6〜13度ぐらいまであがりそうです。火曜日:天気はよくないですが、雨はぱらつく程度でしょう。水曜日:雨が結構ふりそうです。しかし午後遅い時間から天気は回復するようです。

1月29日〜2月1日

月曜日の午後に一仕事終えてほっとしたのが悪かったのか、高熱で倒れてしまいました。(恐らくインフルエンザ)まだ本調子ではありませんが、たくさんの仕事に穴を開け、参加予定だった各プログラムにも参加せず、多くのメールの返事も滞ってしまいました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

29日
▼Nilsen市場調査会社によると、ハンガリーのインターネット使用者の82%はオンラインショッピングを経験済みで書籍、ハードウエア、衣類、娯楽電化製品の順で購入品が多い模様。(アマゾンなんかで本を購入するのも便利ですけど、日本にいるならセブンイレブンのオンライン注文もいいですよね〜。ハンガリーで日本の本をアマゾンで買うと送料がねえ・・・)
▼Kapos Volan(バス会社)がストライキを予定していたが、これが回避された。1月30日には、全国的にバス会社のストライキが予定されていたが、これも回避された。
▼2月2日から3日にかけての夜に、ブダペストのホームレスを数えることになった。前回は2005年に数えたのだが、その時は3000名だったとか。
▼献血の際に、ホモセクシャルであるとか売春婦であるとかの情報を聞き出すのは人権に違反しないというニュースがあった。ただ、聞いた情報をデータとして残すのは人権侵害らしい。
▼ブダペストのメインロードはここ数年改修工事が進み、冬にできる穴ぼこの数も10分の1程度にまで少なくなった模様。(我家の前は年末に道の修理をしたのだが、日本に一時帰国して戻ったら、思い切り穴があいていた。近所の人の話だと、ある夜いきなり爆発音がしてその時に道の一部が吹っ飛んだそうだ。恐らくしみこんだ水が凍って吹っ飛んだのだろうが・・)
▼1月29日の段階で、ブダペストの大気汚染が健康を害する基準を超えた日が合計23日にも達することがわかった。
▼週末に各地で強風が吹き荒れたが、この被害が全国で1億3000万フォリントに達することが明らかになった。
▼ナジ・イムレの娘、ナジ・エルジェーベトが80歳で亡くなった。

1月30日
▼中央統計局の調べによると、2007年第四四半期の失業率は7.7%で前年同時期より0.2%悪かったことが明らかになった。
▼専門家によると、今年は不動産の値段があまり上がらない模様。(いい物件は別だが)全体的に不動産の値段が上がるのは2009年になってからだそうだ。
▼非営利情報教育センターが1万人を対象に調査した結果、生活に困っている人に対し、ブダペスト市民や女性は「お金を寄付する」。地方市民や男性は「無料で仕事をしてあげる」という答えをしたとか。
▼手術台から落ちて患者がなくなるという事故が以前あったが、Kazincibarcikaの病院で年輩の女性が同じく手術台から落ちて亡くなった。
▼EU新規加盟国の中でもハンガリー人は最も「仕事のために外国に行かない」国民であることが明らかになった、理由としては「外国語能力がない」「外国で活躍できる技術がない」が主だが、「家族や友達とバラバラになりたくない」という理由も結構あるようだ。
▼2002年のエルジェーベート橋封鎖事件や2006年の暴動事件などに関わったとして起訴されていたブダハーズィー・ジョルジュに無罪判決が言い渡された。
▼3月9日に行なわれる国民投票に対し、SZDSZは政府案に賛成するように呼びかけるキャンペーンを行なっているが、これに関するプラカートに「法律で禁止されている記号に指定されている共産党の星マークが付けられている」との指摘が起きている。同党はもちろんこれを否定している。(いくらなんでも言いがかり・・という気もしますが)
▼BKVと警察が協力体制を敷いて、バス車線を走る車や路面電車の線路上に駐車している車などを取り締まっていくこととなった。(バスや市電にカメラを設置するんでしょうね。)
▼世論調査会社Tarkiの最新調査によると、まだまだ社会党とFIDESZの人気には大きな隔たりがあるようだ。同調査によると成人の34%がFIDESZ,13%が社会党の支持者だとか。
▼ハンガリー医師会によると、受診料や入院料の徴収はホームドクターや病院に実質上の収入はもたらさず、袖の下がそれによりなくなったわけでもないと政府を鋭く批判した。(受付云々も医師が隣にいる助手と一緒にやるので、結局処置できる患者さんの数が減っちゃうんですよね。だからシステム的にはよくないです。)
▼地下鉄4号線の第2期工事(東駅からボシュニャーク広場まで)の環境保護面でのGOサインが出た模様。
▼国家医師局によると、ハンガリー全国でインフルエンザが流行している模様(・・・てこの日私も熱でうんうんうなってました。)

1月31日
▼国家ラジオテレビ協会は、ぺトゥーフィラジオ(MR2)が公共放送としての条件を満たしていないと改善命令を出した。(この局は若者層の取り込みを目差し、定時のニュースの他はほとんどが音楽を流しているが、民法と違い、高い金を国に払わず逆に補助金をもらっている公共放送なのだから、それはいかんだろう・・とクレームがあったようだ。)
▼あるラジオ局のインタビューで社会党幹部が「党としても、国民投票で政府案支持が過半数を超えるとは認識していない。なぜなら誰だって、金を払わずとも手に入れられるものに金を払いたくないから」と発言した。(どうなるんでしょうね〜。国民投票の結果とその後の政府の対応が気になりますね〜。)
▼中央統計局の調べによると、ここ2年で公務員は6万8000、医療関係者は2万7000名が失業したが、教育関係者は1万人増えているという。ただ、専門家によると同時期に教員は減っており、増えているのは公務員の業務内容を教育関連のものに振り分けたから・・なのだそうだ。
▼政府の発表によると、ジュルチャーニ首相の2007年の収入は9600万フォリントだった模様。(うち3563万3000フォリントは税金で支払、首相と国会議員としての収入1400万フォリントは各種団体や基金に寄付したのだとか。ちなみに2007年1月に出した財産証明では持っている財産は母親が住む50平米の家だけで車もなかったようだ・・・・まあ中国に財産を移したという噂-言いがかり-もありますが。)
▼世論調査会社SzondaIpsosの再審調査でもFIDESZの支持率は社会党のそれの2倍ある模様。
▼8年制のギムナジウムの入試の数学の問題にミスがあったようで、教育文化省が調査命令を出した。
▼ブダペストの空気が更に汚染され、関係者は「病人や子供はなるべく外に出ないように!」と呼びかけている。
▼高速道路の年間定期は翌年1月末まで有効です。
▼5月から自宅出産に関する法律が施行される。(これで自宅出産の数が増えるのかな。)
▼強制保険の支払チェックがないと2月1日から警察に罰金刑などを言い渡される。問題は、会社を変えた人の中には、未だに新しい会社からの支払い用チェックが届いていない人がいるということだ。
▼軍ヘリコプターがヤース・ナジクン・ソルノク県で墜落事故を起こし、3名が怪我をした模様。

2月1日
▼EU加盟27カ国の国民の中でルーマニアとブルガリアとハンガリーの国民が最も現状に対し満足していないという結果が出た模様。
▼2月7日から1週間は「結婚週間」なのだそうだ。イギリスで始まった週間らしいがハンガリーにも定着しつつあるとか。ハンガリーではここ数年結婚の数は減ってはいないようだが、結婚した人の半数は離婚しているとか。
▼ハンガリー鉄道は2月1日から、いつでもストをする用意があると言っていたが、1日の午前3時から昼すぎまでストライキを行なった。いつからいつまでかわからないストのため、駅などではかなりの混乱が生じ、昼すぎに終わったものの、これは一時停止であり早ければ4日から再開される可能性もあるという。このストを指揮するGasko氏は「混乱した方が労働者の話を聞いてくれる」とストの成功を喜んでいた。
▼BKVは切符売り場が混み、のりたいバスや地下鉄に乗り遅れるなんてことがよくあるが、こういう状況を解消するため今年、切符や定期の自動販売機を設置することを決めた模様。(定期の自動販売機は嬉しい!)
▼カルチカ事件といえば、トルコ人の父親がパスポートを偽装してハンガリーの母親の元から息子をトルコへ連れ去った事件だが、その数年後、ようやく息子は母親のもとに戻ってきた。しかし、今度は母親がセルビア国境で麻薬を車内に隠していたとして逮捕、勾留されていた。この間、カルチカは再びトルコへ。しかし、その後カルチカが壊して行ったPCに父親(の友達)との「例のブツを車に入れるように」とのチャット記録が発見され、母親は釈放された。(母親はこれからどうすんでしょうね〜。法律ではカルチカはまた母親のところへ戻らなければならないのですが、彼のせいで逮捕されてしまったわけだし)
▼100円=157.42フォリント(OTP/2月1日)