７月３１日 小耳 ▼ニーレジハーザで春先に果物などが凍ってしまい大きな損害を受けた農家等と農業大臣との交渉が始まったが、今のところ話し合いの大きな進展はない模様。 ▼家畜にあたえる餌の値段が高騰していることもあり、農業大臣は家畜業者などが餌を買いやすくするように金を貸し出せるようにする措置をとる模様。ただ、餌代が上がっていることから、今後肉の値段が30％ほど値上がりする可能性もあるという。 ▼オーストリアの国境付近のHegyeshalomではオーストリア側にも、ハンガリー側にも風力発電の風車が見えるが、どうもくるくる回っているのはオーストリア側の風車だけのようだ。これは、ハンガリー側の風車がまだ調節段階にあり、またネットワーク？の問題で、風車が止まってしまうという現象も起きているかららしい。（今のところ風力発電は全体の発電力の４％しかないらしい。ただ2年後には風車が330基設置されるそうだ。） ▼ジュルチャーニ首相がＥＵの委員と会い、シェンゲン条約の施行および、ＵＳＡのビザ撤廃について話し合った。（方向性としては、このどちらも実現されるようだ。） ▼この前、ブダペストとミシュコルツの市民は都市生活に満足している・・・と書いたばかりだが、今度はMagyar Gallupの調査で、ヨーロッパの大都市の市民の満足度の順位で見ると、ミシュコルツが38位、ブダペストが61位であったというニュースがあった。（満足している人は多いが、それでも他国に比べると少ないってことかなあ。） ▼セゲド大学と言えば名門大学の１つだが、入試の結果、まだ席に空きがあるようで、全日制で1185名、通信で1479名の二次募集がある模様。（地方離れの一種かも） ▼観光ガイドには免許が必要だが、実際には免許を持っていない人がお金をとってガイドをしていたりするらしい。それで現在警察が取り締まりを行っている模様。（あるデータによると、ブダペストでガイドの80％が違法だというが、本当かなあ。ちなみにガイドさんは免許（ネームカード）を胸につけて仕事をしなければなりません。）▼ここのところの猛暑で、庭などにかける水の量も普段の２倍ほどになっているらしいが、ブダペストの公園などの多くは自治体が管理している関係で（お金がなくて水がかけられず）花がしおれたり、木が乾燥してしまったりしているという。（そういう我家の庭も芝生が完全に枯れてしまいました。） ▼西駅の裏に官公庁区ができるということで、現在17の計画案が提出されている模様。（最も高い案で1425億フォリントの予算らしい。）2009年５月末より開発が開始される模様。 レート １００円=１５１．７４フォリント（ＯＴＰ/７月３０日）フォリントが弱くなってきた〜。 借金 国家税務局は税金未支払い額が多い法人・個人のリストを発表した。http://www.apeh.hu/sajto/sajtokozl/mulasztok070730.html 本数を減らすことに ハンガリー鉄道は３月に14の路線を廃線としたため、同路線には長距離バス会社がバスを走らせているが、乗客が少なくバスの本数を減らすこととなった模様。 悪いのはこいつらだ Borsod県では、医療機関の受診料措置導入後、患者さん達が病院関係者に怒りをぶつけてくる現状を見て、同県議会長（野党FIDESZ）が、各病院に受診料自動販売機横に「ジュルチャーニ首相と前・現保健大臣の顔写真を貼る」ことを指示した。（更に、もしこれらの顔写真が破られたらすぐ新しいものを貼れとの命令も出されたという噂も流れている）・・・う〜ん。 危険度ランク ハンガリーの道路の危険度ランキングが発表された模様。それによると最も事故が多いのは国道４号線で今年だけでもこれまで121件の大きな事故が発生している、次に多いのは国道６号線で、その次は国道７号線だそうだ。（４号線は死亡事故も多い。交通量も多いし、スピードも出しているのが原因。確かに妻の実家の横には国道４号線があるが、時速100キロで走っていてもどんどん抜かれてしまうことが多々ある。） レシート 店でものを購入してもレシートを出さないところが多いらしく、罰金などの大きさは変えないものの、取締りを強化していく方針を国がとっていく模様。（最高で10〜20万の罰金がとれるが、現在のところ平均で２万４０００フォリント程度の罰金となっているらしい。） ７月３０日 　ここ最近多くの方から「熱波でハンガリーでは　500名以上の方が亡くなったそうですが、大丈夫ですか？」とのメールをいただきました。始めは「え〜！そんなには亡くなっていないだろう・・」と思っていたのですが（そんに亡くなってはいないとの返事まで書いてしまいました。）でも同じようなメールが後から後から来るので、「これはおかしい。」とハンガリーのニュースを検索したら、確かに「暑さで８日間で中央ハンガリーで500名死亡」とありました。（ここのニュースでは読み間違えて、中欧で500名死亡と書いたような記憶があります。すみません。）ただ同じ記事でハンガリー関係者が「外国語比べたらまだまし。ポルトガルではこの熱波で２０００名が亡くなった」ともコメントしています。・・・ 　８月中旬にマルトンヴァーシャールで日本語教育連絡会議（国際会議）を開くのですが、会場の学校（ベートーベン小学校。そろばんをずっと前から教えていて、今は週に１度日本語の授業もやっています。）の先生が本当に頑張っていてくれて、あちこちからスポンサーや援助（例えば保護者の方がコーヒーブレイク用にケーキを焼いてくれるとか、お店をやっている人が飲み物を提供してくれるとか）を集めています。（本当にすごいです。）保護者の方々や自治体をはじめ、この先生が地元の新聞に記事を投稿したことで、多くの方から協力依頼が来ているようです（参加者にいろいろ記念品も贈られるとか。-秘密ということなのでここには書けませんが、ネーム入り赤白○○○とか）また、日系企業からの援助もあったとか。（ありがとうございます。）、その他にも（実現はしませんでしたが）ホテルから会場として使ってくれとかという依頼もあったらしく、当日はテレビ局（Duna TV)が来るかも・・・なんてことも言っていました。一方、幹事役の私はのんびりとしていますが、なんかすごいことになってきていて、（何もしていないのに・・・もちろん最低限のことはやっていますが）ドキドキしてしまっています。無事に終りますように・・・ドキドキ。（それにしてもすごい先生です。１ヶ月ぐらい一緒に仕事をして、すごさを盗みたい・・です。） 小耳 ▼ハンガリー東北地方では春先に一度気温が上がった後にぐっと気温が下がったため果物などが駄目になってしまっていた。この被害に対する補償に関し政府側は、決められた手続きをとった者にはきちんと行うことを表明していたが、農家の人々はこの政府の対応に不満を持っており、先週大きなデモ行った。結局このデモに農業大臣なども現れ、今週から新たに補償について検討することを検討することになったようだ。 ▼ブダペストのトロリーバスにはかなり旧式なものがあり、雨がふっているときなど乗客がトロリーバスに乗るときに感電する・・などという話もあった。このため現在少しずる新型車両に切り替えている。新しい車両はトロリーノというらしく、７０番、７６番の路線で既に走り始めているとのこと。尚、このトロリーノにもエアコンはついていないが、窓が開けられるようになっているのでコンビーノ（新型市電）のような暑さにはならないらしい。（ブダペストとエステルゴムの間を走る列車はかなり新しくエアコンもきいているのですが、この前乗ったらエアコンが壊れていて、しかも窓が開かないので地獄のようでした。） ▼今後３年間をかけて、ＥＵからのお金１００億フォリントを含む、２００億フォリントをかけて、ブダの王宮の一部の改修工事が行われる模様。 ▼今年の高等教育試験の入学試験では田舎の大学の志望者が少なくなったのが特徴らしい（入学者が集まらなかったところもあったようだ。）。これらの地方の大学側は、大学の知名度だけではなく、交通の便や娯楽の可能性なども影響したのだろうと分析している。（高等教育機関が多すぎる。競争だ。と政府が言っていたので、まあ思惑通りなのだろうが・・・）▼消費者保護局は現在も引き続き、食料品店や飲食店の検査・調査を行っている模様。（テレビのニュースでは、どこかの八百屋で量りが古いものだったため罰金７万フォリント以上とやっていました。） ▼現在、ブダペストの動物園では改修工事が行われおり、５分の１の建物が閉められているらしい。このようなわけで入場者の一部は怒っているようだが、動物園側はサービス面での問題はないと主張している。 ▼世論調査会社Szonda-Ipsosの調べによると、野党FIDESZの指示は相変わらず与党社会党の支持の倍程度ある模様。（必ず投票する人の60％がFIDESZ,30％が社会党に投票するとのこと。） ▼世論調査会社Magyar Gallupによると、ブダペスト市民の86％がブダペストでの生活に満足しており、ミシュコルツ市民の85％が都市での生活を楽しんでいるとの結果が出た模様。 ▼２８日に、元々は違う日程で行われるはずだった別々のバラトン縦断遊泳大会が行われることとなった。（コースが違うようだ。） ▼ここのところの森林火事の被害はすでに例年の倍の2400ヘクタールに達し、被害額も40億フォリントを超えている模様。 天気 月曜日：北西から雲が広がり雨のところもありそうです。ただ午後から北西から天気が回復しそうです。最低気温は１７〜２２度、最高気温は東部で２６度、西部で20度程度となりそうです。 火曜日：天気はまあまあよく、北部では雲も出ますが雨にはならないようです。最低気温は１０〜１５度、最高気温は２１〜２６度の予想です。 水曜日：天気がいいですが、北東部で雲が広がり雨がぱらつくかもしれません。最低気温は１０〜１５度、最高気温は２２〜２７度の予想です。 木曜日：よい天気となりそうです。最低気温は９〜１３度、最高気温は２５〜３０度の予想です。 保険 家に泥棒に入られたり、車から物が盗まれた場合、契約している保険会社に駆け込むのが普通であるが、保険会社は警察の捜査が終了してからしかお金を払わないため、盗まれてから保険がおりるまで数ヶ月から数年かかることが多いのだという。 テレビの視聴者が決定 毎年この時期にバラトンフュレドで行われるアンナ舞踏会の女王が選ばれるが、今年も２９日それが行われシオーフォクに住む１９歳の女性が女王に選ばれた。今年は審査員が10名までしぼり、テレビの視聴者がその10名の中から女王を選ぶという方式をとったらしい。 世界記録 ベーケーシュチャバの若い男性のマッサージ師が50時間かけて100人をマッサージを行った。（８時間ごとに15分休憩がとれるというルールだったようだ。） ７月２７日 小耳 ▼ここのところ、ユーロに対するフォリント安が続いており、この１週間で８フォリント安となった。（26日現在で１ユーロは251フォリント） ▼先週の猛暑で卵の値段が今後１個あたり５０フォリント程度まで上がる可能性があるという。 ▼Kosar（バスケット）という雑誌がハンガリーで売られている８種類のビールの評価をしたところ、５段階評価の５は１つもなく、４をもらったものも３つしかなかった。（どの銘柄かわからないようにして、あわ立ちやビールの透明度・色・味などをチェック。ビンの傷などもチェックしたそうだ。ちなみにハンガリー語ではビールは「流れるパン」と呼ばれている。） ▼２５日に高等教育機関の合格点が発表となったが、単純に計算すると受験者の７４％が高等教育機関に合格できた計算となる模様。（一番入学者が多い大学はＥＬＴＥ。）（受験生は同じ大学の同じ学科に対して、学費免除枠と学費枠を別のカテゴリーとして入学希望順位をつけます。例えばカーロリ大学日本学科学費免除枠を第一希望、学費枠を第二希望・・というように。自然と学費枠は希望順位が下がりますし、学費枠を希望しない人もいますから、同じ大学の同じ学科でも学費免除枠と学費枠では入試の合格点がかわります。今年も大学によってはその差が（１４４満点中）４０〜５０点になるところもあるそうです。しかしこれらの学生が大学に入ってその後能力に大きな差がでるかというとそうではないそうです。私も大学の教員ですが、自分が担当している学生がどの枠で入ってきてるか・・・というのは実は全然わかりません。知りたくもないですが。） ▼昨年Olaszlikaという町で、接触事故を起こした男性が子供達の目の前で殴る蹴るの暴行を受け死亡するという事件があったが、この容疑者の一人が「検察や裁判所が『リンチ』という言葉を名度も使った」ことを理由に億単位の損害賠償を請求した。 ▼世論調査会社Medianの調べによると、与野党の支持率はここ１年、野党支持が高い状況が続いている。更に与党支持者の中の「絶対投票する人」の割合も野党のそれに比べて少なくなっている。 ▼ハンガリー国家警察は、バラトン湖のサーファーについて「遊泳区域内でもサーフィンをしてもＯＫ」との判断を下した模様。（実際はどういう状況なんでしょうか） ▼今週末はまだ暑いですが、来週は天気も崩れ、気温も下がるそうです。 ▼現在もKunfehertoで森林火災が続いている。 レート １００円=１４７．５４フォリント（ＯＴＰ/７月２６日） ギネスレコード デブレツェンの近くにあるハイドゥーソボスローといえば温泉（プール）で有名な町だが、この温泉の８０歳の誕生日を記念して、１万人がいっせいにシャボン玉を飛ばした。（ギネスレコードが達成できたのかについてはわかりませんでした。） 改善 警察の発表によると、今年上半期の犯罪発生数は昨年の同時期に比べ少ないことが明らかになった。（スリ、窃盗、車両盗難などの数も減った模様） 水位 バラトン湖やヴェレンツェ湖の水位もこの天気で下がっているが、オーストリアとの国境にあるフェルトー湖も１週間で５ｃｍのペースで水位が下がっており、多くの場所で水位が１メートルしかないそうだ。 ７月２６日 妻の実家にいたのですが、簡単な手の手術をしたせいで予定より長い滞在となりました。昨日抜糸して無事自宅にもどってきました。帰る途中、ポルガールの歴史公園に行ってきました。（高速３号線横）まだできたてほやほやで人もあまりいなかったです。いまなら穴場かも。いやあでも暑かったですね〜。（テレビのニュースだと、今月の水道代・電気代はかなり上がるそうです。エアコンをつけている家庭では電気代が６０００〜８０００フォリントは高くなるだろうとありました。） ここ１週間ほどのニュース ▼16日からハンガリー鉄道がフェリヘジ１駅にとまるようになったが、列車がきたない、トイレがないなど問題が結構でている模様。確かに西駅から300フォリントは安いが、空港へ行くには駅から結構歩かないと駄目だし観光客に優しいかというとそうでもないようだ。 ▼ブダペストを走る新型市電コンビーノにはエアコンがなく、どうすれば涼しくなるか色々実験していた。乗客の意見だとエアコンを入れるか窓を大きくするからしいのだが、結局その改修工事をするのは冬になるということで、この夏は乗客はかなり暑い思いをしてコンビーノに乗ることになる。（１７日。確かテレビのニュース番組でコンビーノの中の気温が３８度ぐらい・・・ってやっていたような。）１９日のニュースでは、ブダペストのデムスキー市長が「今後はエアコンの入っていない車両は購入しない。あれは失敗だった。」と発言。そんなのはじめからわかっていただろ うに・・・。 ▼ハンガリーの学校は夏休みが長く、両親達は子供達を色々なキャンプ（合宿）に参加させることが多いのだが、実際にはスポーツのキャンプに入れたのに、映画館に行って小さい子供向けではない映画を見せたり・・・とかトラブルも多くなっているようだ。（こういう合宿やキャンプってけっこうお金がかかるんですよね。でも世の中にはお金がある人もいて、娘の幼稚園のクラスメートの家でも２ヶ月間、いろいろなキャンプにずっと参加させつづけるって人もいます。これだけで何十万フォリントが必要です。）（１７日） ▼高等教育機関入試情報センターの調べによると、入試を受けた学生（実際には日本のセンター試験のような試験の受験者）の半数しか「入試に成功して高等教育機関に入れるだろう」と思っていないことが明らかになった。（日本学科の場合、競争率が10倍以上あるので受験者もきっと心配だと思います。）１７日。２０日のニュースでは、２５日に結果がわかるが、これを記念してミレニウム公園でパーティーが開かれ る・・というニュースがありました。 ▼ハンガリーに持ち込まれたドイツの不法ゴミの量は合わせて４１００トンもあったが、環境保護・水関連大臣によると８月末までにこれらのゴミの３分の２が国外に（ドイツに）運ばれる模様。（１７日） ▼Tarkiの研究員によると、２００７年のハンガリーの経済成長率が３％程度にとどまるのに対し、周辺諸国のそれは６％に達し、現在ではスロベニアやチェコだけではなく、スロバキアやエストニアも経済的にはハンガリーを追い抜いてしまった模様。（１７日） ▼今年は例年よりスイカがたくさんとれ、更にハンガリー産のスイカもいつもより早く市場に出回ったこともあってスイカの値段がいつもの年とり安くなっている模様。（１８日） ▼夏休みは学生もアルバイトに励む人が多いが、専門家の話によると学生向けの仕事は今の時期に探したほうが、競争相手が少ないため楽なのだそうだ。（１８日） ▼バラトン湖だけではなく、ブダペストからバラトンに行く途中にあるヴェレンツェ湖も観光スポットして有名なところであるが、ここ最近の乾いた天気だけでなく昨年の冬からの降雨量が少なかったこともあり、どんどん水位が下がっているという。これをとめることはできないが、水門から水を入れて下がりをなるべくゆっくりにするようだ。（１日に１センチずつ水位が下がっているらしい）（１８日）２０日のニュースではバラトン湖の水位も２日に１センチの割合で下がっているとありました。（ただ水質に問題はないようです。） ▼猛暑のため、エールドでは水の使用制限措置が自治体から出された。この措置は終日適用され、庭の水巻や洗車などが禁止となる。（８月に国際会議で泊まるホテルがこの町にあるのでちょっと心配です。）（１８日） ▼金融省の次官がテレビ番組で、「お店で買い物をした後のレシートを保持する義務を導入する計画がある。」と発言した。長い間持っている必要はないらしいが、店の近くて提示を求められることもある・・・などと言っていた。（どのぐらい保持しなければならないかとか、保持しなかったときにどんな罰となるかなどを検討中だとか。なんでこんなくだらないことを考えつくのか。他にやることがあるだろうに・・・と思ってしまう。）（１８日） ▼体制転換前の諜報活動（諜報員）などの情報収集のための委員が設置されることとなった。（７名らしいが、公平な情報収集ができるのか・・・なんて思ってしまうのはハンガリー的すぎる考え方？）１８日。２３日のニュースでは委員が選出されたとあった。 ▼現在ハンガリーは、猛暑の警告レベルを一番上の３まで上げているが、これを来週の火曜日まで延ばすことを決定した模様。（１９日） ▼もうすぐF1ハンガリーグランプリがはじまるが、これまで可能であったタバコのスポンサーが今年から駄目になった。F1が開催されるフンガロリングは、今年のスポンサーについてはまだわからないらしい。（１９日） ▼GfK Hungariaが６月に調査したところによると、昨年１２月や今年の３月に調査した時にくらべ、経済状況や将来の経済について否定的な意見を持つ人の数が減った模様。（１９日） ▼国民投票についてFIDESZが出したものと、内容は同じだがYES-NOが逆になるような質問が、ある言語学者から出されていたが、国家選挙管理局はこの両方についてGOサインを出した。 ▼ブダペスト市役所は、「暑さでホームレスが市の建物に入ってきたときに、これを拒否してはいけない」という姿勢をとっている。（図書館、文化会館、博物館など）（１９日） ▼７月２３日の朝６〜８時の間、鉄道機関士達のストライキが行われる模様。（１９日）２０日のニュースでは２２日に決まるとありました。２１日のニュースではストが回避されたとありました。よかった。 ▼ハンガリー人男性の平均寿命はあまり長くない（伸び率も非常に少ないらしい）現在の平均寿命は６９歳（１９日） ▼環境大臣のフォドル氏が猛暑関連のテレビインタビューをブダペストのバッチャーニ広場で受けていたところ、後ろからホームレスが大臣を罵倒するような言葉をずっと投げかけていた。このため大臣が怒り、インタビューの後でこのホームレスにかなりきつい言葉を投げ返した。（これがテレビでも放映され問題となった。大臣は謝罪した。）みんなあまりの暑さにイライラしているのでしょう。（１９日） ▼ショーヨム大統領が、ジュルチャーニ首相に対し「昨年秋に公となったテープで述べていた発言に対する謝罪がいまだにない」と発言したことに対し、ジュルチャーニ首相は無視する構えを（いろいろなインタビューで）示した。（１９日） ▼BUXが１９日、一時３万フォリントの大台を突破した。（終わり値では３万フォリントを割った。）う〜ん、ここ数年株に投資していたら今ごろ大金持ちだったのに〜。（１９日） ▼コーカ経済大臣が今年中に大臣を辞任し、SZDSZ党首としての仕事を充実させていくことを発表した。（ラジオのインタビューでは「ジュルチャーニの仲間と思われたくなかったから・・」とも答えている。（２０日） ▼２０日、キシュクンハラシュで観測史上最高の４１．９度を記録した。（これまでの最高気温は４１．７度）ハンガリーだけではないけれど、ここ数日各地で４０度を超え大変。（皆さんはどうですか？エアコンがあるところが羨ましい。）２０日 ▼２０日夜に、ローリングストーンズのコンサートがあったが、BKV（ブダペスト交通会社）は終電を遅らせるなどの対応を図った模様。（２０日） ▼これまでの猛暑で、高速道路の一部もとけはじめたようで高速道路の散水も開始された模様。同じ暑さで、ブダペストのリフト（ヤーノシュ山へ上るリフト）も２１日まで操業停止となった。（２０日） ▼２１日に予定されていたバラトン縦断遊泳大会が中止となった。（強風のため。ただし条件が整えば１週間後に行われる模様）（２０日） ▼暑さやバカンスのため、ブダペストの交通量が１０％減少している。（２０日） ▼ここ１週間ほどの猛暑で、首都ブダペストでは通りでドライバーや通行人に水を配っているが、この量が10万リットルを突破した模様。（２１日） ▼昨年の８月２０日の花火は突然の嵐で大変なことになったが（予報が出ていたのだが、見落としがあり結果死者まで出した）、今年の花火も同じ会社が打ち上げることとなった。（２１日） ▼この暑さでブダペストのプール・屋外プールへの入場者が通常の２倍にまで増えている模様。（プール側は遊泳時間を延ばしたりはしているが、料金を値下げするなどの措置はとっていない模様。）２１日 ▼ドナウーイヴァーロシュの高速８号線のドナウ川にかかる橋が完成し記念式典が開かれた。（２２日） ▼政府は、薬局がないような小さな村などに移動郵便局と同じような移動薬局を導入することを計画している模様。（車で薬を運ぶらしい。野党は「これで小さい薬局のいくつかが廃業となる。」と強く批判している。）２３日のニュースによると、１０月１日から９４６の自治体で３５０台の郵便配達車が薬も運ぶらしい。 ▼養蜂業者の話によると、ハンガリーのミツバチの半部が死んでしまっているとのこと。専門家によると、暑さや農薬、あるいは携帯電話の電波などが原因としてあげられるとのこと。（２２日） ▼中国人観光客の数がここ２年で倍（１万１０００から２万２０００）になっているという。中国人はブダペストや世界文化遺産めあてでハンガリーに来るらしいが、ハンガリー料理にはあまり興味がないとか。（２２日） ▼今年の高等教育機関入学志望者の傾向を見ると、�@例年通り１５の大学に入学者志望者が集中（全体の３４％）、�AELTE,ペーチ大学、デブレツェン大学の順で志望者が多い。�B法学部への志望者が減り、エンジニア関連の学部への支部者が増加（これは政府が定員を操作してこうしたのだが）�C少子化もあって、全体的に志望者が減少、という感じ。（２２日） ▼週末、ハンガリー各地で森林火災が発生。（高速５号線横の森も燃え、同高速が一部閉鎖された。タバコの投げ捨てが原因らしい。）ブダペスト１５区でも森林火災が発生したが、こちらは放火が原因とか。バラトン湖でも風が強く、数名がなくなった。（２２日） ▼バラトン湖は南の岸ではこれまで有料だったところも無料にする傾向があるらしく、注射料金もかからないところもある。一方で北岸では多くが有料とのこと。（北岸の自治体は、維持費が多くかかるためとこの理由について説明している。）（２２日） ▼ガソリンの値段が２５日より１リットルあたり５フォリント値下がりする。（２３日） ▼ハリー・ポッターのハンガリー語訳本は来年の２月ごろ出版されるようだが、このシリーズの翻訳を担当している人は、ハリーポッターが別に好きではなくあくまで仕事として翻訳しているとコメントした。また後で読み込むと場所や人の名前には意味があるので、もし今訳せるならこれまで訳した人や地名も別なように翻訳したい・・などと言っている。（ハーマイオニーは「ヘルミオーネ」、ホグワーツは「ロックスフォード」などと訳していますが、これはハンガリー語っぽくしたもののようです。） ▼ブダペストの空気中のオゾンが多くなり、スモッグ警報が出される予定だったが、２３日の強い風でこれが解消されたので警報は出ないこととなった模様。（２３日） ▼１９８０年ごろからハンガリーの人口は減りつづけているが、中央統計局の調べによると今年上半期では１万１０００名人口が減少した。現在のハンガリーの人口は１００５万５０００名（このペースだと３年以内に１０００万を割るなあ。） ▼現在のハンガリーの刑法典では１４歳未満は罪は問われないことになっているが、最近１４歳未満の子供による殺人事件などが続けて起こるようになっており、更に子供達は自分達が罪を問われないことを知っているという状況にあるらしい。そこで現在法務・法執行省では大きい罪を犯した場合１２歳から少年院（のような）施設に入れることができるようにすることを検討している模様。（２３日） ▼国民投票に関し、ある言語学者が（FIDESZが出したものと内容が同じで回答の仕方が違う）申請を出しこれがとおったことから、多くの国民が国民投票の申請を出した。２３日、選挙管理局はこのように出された３７の申請について検討し、３つについてこれを許可した。（そのうち１つはシエスタ（昼寝）の義務化）今後４ヶ月の間に２０万人の署名が集まれば、実際に国民投票ができることになる。（このような条件があり、実際には党がバックにないと投票は実現できないようだ。） ▼現在スイカの値段はかなり安くなっているが、ここのところの猛暑でハンガリーのスイカの３分の１が駄目になってしまったらしい。（２３日） ▼Raffai Zsoltという人がバラトン湖の横断（７７キロ）遊泳に挑戦するらしい。（２日間に分けて泳ぐらしい。泳いでいる間はMP3を聞けるようにするとか。）（２３日） ▼リーダーズダイジェストが３２の国を調べたところ、ブダペスト市民はオランダやポルトガル、ルーマニアの市民よりも信用できるという結果が出た。（ただスロベニアやカナダの市民はもっと信用できるのだそうだ。）（２４日） ▼Last minuteと称し、パッケージツアーなどを出発日ぎりぎりになって安く出す傾向があるらしいが、ハンガリーに限って言えば、旅行会社はぎりぎりまで値段を下げないのでそのような機会はかなり少ないのだそうだ。（２４日） ▼２３日から２４日の２４時間だけで森林火災などで消防隊が５００回も出動した。被害総額も１億フォリントを超えている。（２４日） ▼世論調査会社Medianの調べによると、「医師の多くは政府が出している医療改革の必要を認めてはいるものの、それを拒否している。これは医師の多くが野党支持だから。」という結果が出た模様。（２４日） ▼８月８日に、高速７号線につくっている大きな橋が開通となるが、これを記念して２５日、世界２輪125ＣＣクラスで活躍しているタルマーチ選手と、セスナの運転でギネス記録を持つVeres Zoltan氏が同橋でオートバイ対セスナの競争を行った。（２５日） ▼５月４日に、２１歳の女性（ジャネットさん）が５名の警察官に路地に連れこまれ、うち２名に強姦された・・・という事件は、警察上層部や大臣の更迭の原因の１つとなったが、その後、ジャネットさんの証言が間違っているという検査結果が次々と出てきて、勾留措置を受けていた５名もこの措置が解除されていた。（そして捜査も終了しかけていた）しかし、ここに来てジャネットさんの主張が正しいという医師の診断書が出され事件解決はさらに困難となりそうだ。（別件ですが、スロバキアで「ハンガリー語を話したため暴行を受けた」という女性の事件があって、警察は「女性の証言はすべて嘘」と捜査を打ち切っていましたが、これもここに来て、「女性は確かに暴行を受けた」という状況となり、捜査が新たに開始された・・・ということがありました。これだけを読むと、警察による事件のもみけし・・・という状況が見えてきますが・・・ ▼２５日夜８時、各高等教育機関の合格点が発表となった。（日本学科ですが、ＥＬＴＥもカーロリも学費免除枠は１４２点でした。ハンガリーの今の入試のシステムだと、エーレッチェーギと呼ばれる日本のセンター試験のようなものを入試として受けるのですが、成績が９０％以上だと入試点は満点で１２０点がもらえます。更にこのエーレッチェーギにはレベルが２つあり、もし上級のエーレッチェーギを受けていれば１４点の加点がもらえます。あと、加点枠として国家外国語試験を持っているかというのがあり、中級の試験を持っていれば７点、上級を持っていれば１０点もらえます。高校生の場合中級を１つとるのが普通なので、もし入試で満点をとり、上級を受けていて、更に外国語中級試験を１つもっていると、１４１点となります。でもこれだと不合格です。・・・・・・ ▼国家捜査局の調べによると、ハンガリーで麻薬を摂取する人の数が増え、それにともないマフィアなどの縄張り争いが熾烈になってきている模様。（２５日） ▼８日間続いた猛暑（熱波）で中欧ヨーロッパだけで５００名が亡くなった模様。（２５日） 天気 木曜日：よい天気となりそうです。最低気温は１１〜１６度、最高気温は２７〜３１度の予想です。 金曜日：よい天気となりそうです。ただ北部では雲が広がり雨がぱらつくところもあるでしょう。最低気温は１３〜１８度、最高気温は３０〜３５度の予想です。 土曜日：よい天気そなりそうですが、夕立がふる可能性もあります。最低気温は１５〜２０度、最高気温は３０〜３５度の予想です。 日曜日：雲が広がり雨がぱらつくところもありそうです。最低気温は１７〜２２度、最高気温は２８〜３３度の予想です。 レート １００円=１４５．３７フォリント（ＯＰＴ/７月２６日） 今の若者は・・・ カポシュバール大学の准教授が３年をかけて２０００名の８〜１５歳の子供達を調べたところ、総理大臣や大統領の名前も知らず、１キロの肉が１００フォリント、パン１キロが２４フォリントなどとこたえる子供がたくさんいた模様。（コーラやポテトチップの値段は正確に知っているとか。）特に大統領の名前を知っている人が殆どいなかったと書いてありました。ふ〜む。 音は消せないからなあ ここ数週間、フェリヘジ空港から出る飛行機がチェペル上空を飛ぶことが多くなった。これは騒音による被害が多い地域を飛ぶ飛行機のルートを変更したためらしい。（工場が多く住宅があまりないところの上空を飛んでいるそうだ。） ハンガリー人は働き者 ＥＵの調べによると、ハンガリー人はフランス人に比べ年間３００時間たくさん働いており、残業も多い・・・ということが明らかになった模様。（昔、日系企業では日本とハンガリーの労働法の違いから、残業の取り方で問題が多いと聞いたことがありますが、どうなんでしょうか。） ７月１６日 明日から日曜日まで妻の実家にいます。そのためニュースは更新できない可能性があります。 小耳 ▼Szazadveg es Forsenseという世論調査会社が７月頭に行った調査によると、社会党の支持率は20％を割り込み、FIDESZとの差がさらに広がった。（FIDESZは党首のオルバーン氏が、「もしFIDESZだけで組閣できるなら自分が首相になる」と発言したそうです。） ▼エステルゴムには日系企業も多いですから、もしかするとエステルゴムの病院にお世話になっている人もいるかもしれませんが、この病院６億2000万フォリント以上の借金があり、経営的にかなり危ない状況にあるとニュースに出ていました。 ▼連結部分が２つある長いバスは今後１ヶ月間テスト走行をするようだが、ただ実際には新しいバスを買う余裕はない模様。（「もし収入が多かったら、こんなものが欲しい」ということのようです。） ▼FIDEDZが国民投票に関する申請を国家選挙管理局に出したが（午後４時）、１分後に言語学者のKalman Laszlo氏が内容的には同じだが、YES, NOが逆になるような国民投票の申請を行った。（裏で社会党が糸を引いていたのではないかという噂もあるが、証拠はない）このため現在少し混乱しているようだが、法的には国家選挙管理局はこの２つのも許可することになることのようだ。（ただ、国民投票を行うには20万名の署名を集める必要がある。FIDESZの場合はすぐ人が集まるだろうが、個人で出したKalman氏の方は難しいだろう。しかし社会党などが動きだす可能性もある。Kalman氏は言語学者の立場から、FIDESZの質問のつくり方に-誘導質問ではないかという-疑問があったのかもしれない。） ▼ハンガリーでは今週木曜日まで暑い日が続き、これまで出たことのない「危険度３」の警告が出された。（木曜日には気温が40度になるところもあるそうです。）１５日の日曜日の危険度は２。なぜかというと、最初の１〜２日は人間もまだ暑さに耐えられるからということのようです。（水分補給が必要です。また、できるだけ屋外に出ない方がいいです。）日曜日の段階では確かにブダペストの交通にも大きな影響はありませんでした。 ▼９つの県警が合わせて160台の新しいパトカーを得ることとなった。 ▼大学の教員は（一部を除いて）公務員の資格を持っているが、これが解除されることとなった。 ▼日本でもコンビニの前に集まる若者が問題となっているらしいが、ブダペスト６区は、同区にある24時間営業の店に対し「夜11時から朝６時まで閉店すること」を命令した。（若者が集まってうるさいという住民からの苦情があったためだという。） ▼世論調査会社TARKIの調べによると27のＥＵ加盟国のうち、現在の生活に満足していない人が最も多いのはハンガリーということだ。（半分以上が満足していない。）またユーロ導入をできるだけ早くという人が１９％、そんなに急ぐ必要はないが、ユーロ導入は必要と応えた人が４９％いた模様。 ▼以前、FIDESZの議員が当時建てられていた国会議事堂周辺のフェンスを勝手に取り除くという騒ぎがあり、刑事捜査にかけられていたが、「フェンス立てられた理由に関する裁判が決着するまで裁けない」ということで停止される可能性があるという。 ▼数年前に発生したモール銀行強盗殺人事件（行内にいた人全てが射殺された）の容疑者として収監されていたN.ラースローが監獄内で自殺した。 ▼２輪世界選手権125ccクラスで総合２位となっているタルマーチ・ガーボルがドイツグランプリでポールポジションから優勝し、総合でも１位に返り咲いた。 天気 月曜日：よい天気となりそうです。最低気温は１６〜２１度、最高気温は３２〜３７度の予想です。 火曜日：よい天気です。最低気温は１７〜２２度、最高気温は３４〜３８度の予想です。 水曜日：いい天気です；。（北部と西部では夕立の可能性もあります。）最低気温は１８〜２３度、最高気温は３５〜４０度の予想です。 木曜日：いい天気ですが、夕立があるかもしれません。最低気温は１９〜２４度、最高気温は３５〜４０度の予想です。（北西部はこれよりもう少し涼しくなるかもしれません。） 開通 １６日より、フェリヘジ空港ターミナル１駅がオープンする。ターミナル２へは、同駅よりバスで移動できる。（これまで国は数度にわたり、ブダペストと空港の間の鉄道建設をかかげてきたが、結局実現していない。ただ経済大臣は新たに「2010年までにこれを作る」と宣言している。） アレルギー ハンガリーではブタクサがアレルギー（花粉症）を引き起こす代名詞となっているが、これよりも更に強いparlagi rezgzomという草が広がってきているという。（ブタクサによる花粉症にかかっている人はハンガリー全人口の３割。これ以上強いものが出てきたとなると・・） 時刻表 ジュールでは、バスなどの時刻表が壊されるケースが相次いでおり、市は新しいタイプ（支柱を取り囲むような形）の時刻表をバス停に設置した。（１７００万フォリントかかったようだが、これで壊されずにすむならまだ安いのだとか・・・） バラトン かなりの暑さが続いているが、週末バラトン湖に大盛況だったようだ。（気温は３５度、水温は２３〜２４度程度だったそうだ。） 逃げられない これまで外国での駐車違反などの罰金は払わずに帰ってしまう・あるいはハンガリーでの罰金を払わずに母国に帰る人がいたが、１５日より、ＥＵ諸国内での７０ユーロを越える罰金刑については、母国でも徴収できるという制度がスタートした。 ７月１２日 天気予報によると、来週は最高気温が３７〜３９度になるとか・・・ 小耳 ▼中央統計局によると、今年６月の物価は昨年６月に比べ８．６％高いことがわかった。（今年の５月から６月にかけては０．４％物価が上がった模様） ▼2001年のデータによるとハンガリーで何らかの障害を持って生きている人は全人口の5.7％ということだが、専門家によると、実際にはもっといるとのこと。 ▼２１歳のジャネットさんに婦女暴行を働いた、あるいはそれを幇助したとされる５名の警察官の事件は、まだ最終的な捜査結果が出ていないが、暴行を働いた後にこの５名がパトロールの場から離れたとして「職務義務を怠った」罪でも捜査が開始された模様。▼野党FIDESZは高等教育機関の学費や医療機関の受診料などに関する国民投票を行う予定であるが、ある市民が同じテーマで、しかし答えのYes, NoがFIDESZのものとは反対になるような質問で国民投票をしたいと申請を出した模様。これに対しFIDESZと社会党でやりとりがあった。（社会党が国民投票にかけるための条件としてある20万人の署名を30万人に引き上げる考えも示している。） ▼ブダペスト市長・デムスキー氏によると、今年計画されているブダペスト市の道路改修工事はまだまだたくさん残っている模様。このため夏休みの後の秋からも多くの場所で道路工事のための渋滞が発生しそうだ。 ▼ブダペスト交通会社( BKV)は８月に950〜1000名程度のリストラを行うようだ。このうち550名は年金生活に入るようだが、残りの400名は転職となる。 ▼１２日から１３日にかけての夜、ブダペスト市電４・６番が走る環状線に、すべてのコンビーノを前後に並べて走らせるという企画があるようだ。（２キロぐらいの長さになるとか。）（BKVといえば、新しい型のトロリーバス導入も考えているようです。ただこのトロリーバスはスイスで2005年に火災事故を２度起こしている・・・という噂がインターネット上で流れています。ただBKV側は「もう大丈夫」としています。） レート １００円=１４２．０６フォリント（ＯＴＰ/７月１２日） 天気 木曜日：晴れますが、夕立もありそうです。最高気温は２１〜２５度になりそうです。 金曜日：お日様が出たり雲が出たりの１日です。最高気温は２２〜２６度の予想です。 週末：よい天気となりそうです。雨も降らず、土曜日の最高気温は２７〜３２度、日曜日のそれは３０〜３５度になりそうです。 来週の頭：最高気温が３７〜３９度とかなりの暑さとなりそうです。 青い毛虫 BKVのバスには連結型のものがあるが、この連結部分が２つあるという24メートルの長さのバスのテストを12日から行うようだ。（225名〜300名乗せられるとか。7番の路線、空港までの200番の路線、地下鉄２号線代行バスの路線で見られるようです。（青い毛虫と呼ばれているようです。） 注意 バラトンの観光シーズンが始まると、窃盗などの数も増える。バラトンの各ビーチでは物が盗まれないよう注意を呼びかけている。（ビーチだけではなく、駐車場に停めてある車からも物が盗まれることがあるので気をつけてください。） 検査 衛生局は６月２５日から８月２４日にかけて食料品を扱う店・飲食店などの検査を行っているが、これまで調べた1900の店舗のうち、飲み屋１軒に閉鎖、６軒に営業一時停止処分が下された模様。（罰金額も2900万フォリントになっているようです。） ７月１１日 小耳 ▼ヨーロッパでは2040年には人口の48％が年金生活者になるそうだが、ハンガリーの場合「仕事のために住所を変える」ということが一般的ではないため、今後地域によって失業率が高くなり経済的にゆがんだ構造になる可能性が高いと指摘されているとか。 ▼ブダペストのドナウ川沿いの道（水位が上がると水を被ってしまう道）を記念物として登録しようという動きが文化遺産局などから出ているらしい。ただ記念物になってしまうと改修工事などの許可が複雑になるのでやめてほしいという意見もあるようだ。 ▼ブダペスト交通会社(BKV)は、車の代わりにBKVを利用すると、時間・燃料・環境にどれだけ優しいかということを今後示していく模様。（ブダペストの車の量は減らしたいですが、環状線ができるまではブダペストに入らないとどこにも行けない様な状況が続きますよね。ところでBKVといえば、月曜日に地下鉄２号線で脱線事故がありましたよね。） ▼今日（７月１１日）が入学試験の志望校順位の最終決定日となる。 ▼ハンガリーでも格安航空会社の宣伝で「航空券が１フォリント」なんて宣伝が出たりしているが、実際には航空税などがあって数千〜数万フォリントを払っている。これを受けＥＵ議会では、「本当に払う額の提示義務」の提案を検討している模様。 ▼これまでオペラなどを見ることができたエルケル劇場が改修工事に入るため、2011年までThalia劇場でオペラをやることになった。 ▼昨年10月23日の警察の（暴動鎮圧）行動に対し、一部不適切な部分があったというレポートが出たことで野党FIDESZはジュルチャーニ首相に警察への評価を変えることを要求した。 ▼経済改革担当大臣であるドラシュコヴィチ・ティボル氏は、公務員のリストラはほぼ終了し、今後大幅にその数が減ることはないが、教員に関しては１人あたりの授業数が増えるためリストラが行われると述べた。（教員に関しては自治体からの指示に学校が従うという形となる。ちなみに公務員の給与体系も「能力給」的要素を取り入れ変更されるとか。） ▼８日夜11時ごろ、鎖橋前のトンネル付近で警察がFIDESZの国会議員レンジェル・ゾルターン氏の運転する車をとめ、免許証などの提示を求めた。しかし同議員はそれを自宅に忘れてしまっていた。それが原因で警官と議員がもみあいになったようで、結局議員は署まで連れて行かれたようだが、現在お互いがお互いを訴えるという事態となっている。（殴った、殴られたという出来事があったようだ。実際にどうだったかは町に設置されている地域監視カメラで撮影されているらしく現在検察が調査している模様。） ▼10日、ブダペストでは午前中の悪天候と相次いで起こった事故でかなりの交通マヒとなったようだ。（10日の夜にはセンテンドレ通りで車４台が大破、10名が負傷という事故もあった。） ▼高速道路を走る際には、シールを買ってそれをフロントガラスにはっている人が多いが、実際には携帯電話やインターネットで定期を購入するとシールはつかないし、カメラはシールではなくナンバープレートで（定期券購入の有無を）確認している。そういうこともあり、2008年からこのシール自体がなくなるという話が経済交通省から出てきている。 ▼ジュールでは、鳩の数がかなり増えてきたこともあって、９月から鳩にえさをやることが禁止される。（あと鳩警報装置設置を住民に呼びかけている。） ▼職権乱用の容疑にかけられた元警察官が税務局で働いたらしいが既に退職した模様。 ▼１００円=１４３．０５フォリント（ＯＴＰ/７月１１日） モスクワ広場 モスクワ広場はブダ側の交通の拠点となっている割には「きれい」からは程遠いごちゃごちゃとした場所だが、ここを新たに整備する計画が進められている。2009年から工事が始まり、300億フォリントかけて整備するようだ。（遊歩道・地下駐車場、ラウンドアバウトなどなど・・） 天気 週末最高気温が35度ぐらいまで上がったのに、10日にはそれが１６度ぐらいまで下がってしまい、病気の人、年輩の方、子供などにはつらい毎日となっている。（月曜日の夜の嵐ではバラトン湖でも４名が救助されたとか。）11日はまた暑くなりそう。 トウモロコシ Ebesという村からトウモロコシが500キロ以上盗まれたが、これらのトウモロコシは農薬をかけたばかりでかなり危険だという。（地方も市場なんかで売られているトウモロコシはしばらくさけたほうがいいのかなあ。） 今年は安く短く 今年は国が財政引締めをし、その痛みを多くの国民に与えているため、夏のバカンスも外国ではなく近場で、短く安くすませる傾向にあることがEcostatの調べで明らかになった。（また３分の２はインターネットで情報を集め、旅行会社を利用しないと答えたらしい。） 3700万フォリント Kiskorosという町で、ある男性が大量の偽ワインをつくっているのが発覚した。（現場では4800リットルの偽ワインが発見された。）この罪で3700万フォリントの罰金がかせられる可能性があるという。 ７月１０日 小耳 ▼Gallupの調査によると回答者の68％がジュルチャーニ内閣となってから、国が後退したと答え、このうちの26％が第二次ジュルチャーニ内閣は進むべき道を間違えたとか。（首相が改革の成果をどう見せられるかが生き残りの鍵になるのでしょうね。） ▼先週行われたホルン・ジュラ元首相の７５歳の誕生日の催し物では、ゴルバチョフ元ソ連書記長が「1956年のソ連軍介入は必要だった」と発言し、ホルン氏も1956年の革命（当時は動乱）がらみで自分の受勲を否定した大統領を強く非難し、自分が1956年にとった行動を正当化した。（ホルン氏の話の方向性が危なくなってきたので、ジュルチャーニ首相が途中で現れて、「さあみなんホルン氏に拍手を！」と叫び話を途中でやめさせ退場させた。・・・・なんてことがあったが、社会党も連立与党のSZDSZもゴルバチョフの発言には結構怒っている様子。（ホルン氏には怒れないみたい。ホルン氏は首相時代から、「アル中」と非難されていたが、この時もかなり酔っ払っていたように見えた。） ▼専門家の話によると、パンの原料である麦の値段が上がっていることもあり、８月にパンの値段が30％上がる可能性もあるらしい。 レート １００円=１４１．７０フォリント（ＯＴＰ/７月９日） 保険 国は毎年４億フォリントの予算をかけて、４年前からハンガリーのすべての３歳〜１８歳の子供に事故の保険をかけているという。ただこの制度について知らない保護者が多く、保険会社に請求しないため、今のところ保険会社だけが儲かるという結果になっているという。 再教育 教育改革の一環で、教員一人あたりの授業数を増やすため、新学期が始まるまでに１万人以上の教員が解雇されるらしいが、これらの人が新しい仕事を見つけられるよう、再教育（再研修）が行われているという。（解雇される先生もかわいそう。そして、解雇しなければならない校長先生も気が重いだろう。） 鳥インフルエンザワクチン ＷＨＯはハンガリーで作られている鳥ワクチンを注文した模様。（10万個のアンプルをつくって倉庫に保管しておくのだそうだ。） スルターン オマーンのスルターンがペーチのジョルナイ（陶器会社）から2500万フォリントで30の陶器を購入した模様。（新しいものも選んだが、博物館に並べてある古いものを指して、「これをくれ」とも言ったとか。会社側は120年前に作られたという（博物館に飾られていた）古い陶器を調査し同じものを作ったらしい。）・・・（９月に注文したものが全部そろえられるということで、今までできたものなどは博物館で見られるみたいです。） ７月９日 新聞の記事で出ていたんですが、T-mobileの携帯式インターネットの値段って安いですよね〜。今私が入っているTVNETは月に１万フォリントもするので考えちゃいます。 小耳 ▼与党SZDSZは「同姓愛者の結婚」を認めるようにと訴え、これについての党見解を発表したSZDSZ議員も自分がゲイであることをカミングアウトした。これに対し野党MDFは「同姓愛は認めるが、同性愛者同士の結婚はまだ認められない」との立場を示した。（７日にゲイ・フェスティヴァルがブダペストで開かれたのですが、これに反対する人達が卵を投げたり笛を吹いたりと結構大変だったようです。結局殴る蹴るの騒ぎにもなってしまって、１４名が逮捕されたとか。） ▼ＢＫＶは８月中旬から地下鉄１号線の階段下に警備員を置き、チケット・定期を持っていない者がホームに入れないようにする模様。（２号線、３号線とちがって、１号線はチケットがなくてもホームに入れるので、いろいろトラブルがあったのでしょう。） ▼政府はここ２年ぐらい、闇経済を無くそうといろいろな取り組みを行っている。これに関し金融大臣は「ある研究によると、ハンガリーの闇経済はＧＤＰの１７〜１８％に達している。だから取り締まらなければ・・」と発言した。（闇経済（ハンガリー語だと「黒」fekete)というとなんか怖そうですが、例えば誰かが友達に頼まれて日本語を教えてお金をもらい、これを申告しなかったら「闇経済」になっちゃうはずです。国としては税金として国にお金が入らないのは大変と必死なのでしょうが、国民としては「じゃあ、そんなことしなくても生活できるレベルを保障しろ！」というところなのでしょうね。） ▼ハンガリー周辺諸国に住む少数民族としてのハンガリー系の教師や学生を集める催し物が開かれたようで、そこでＦＩＤＥＳＺのクヴェール氏が「大ハンガリーはなくなっていない。ハンガリー人が住んでいるところ、かつてすんでいたところはすべてハンガリー」と発言した。（こういう集まりなのだから、こういう発言もあるのかなとは思いますが、社会党が嫌いな人が多い-２年前の選挙の前でも多かった-のにＦＩＤＥＳＺが政権をとれなかった理由の１つがこういう発言なんだろうなと思います。） ▼ジュルチャーニ首相は装甲車のような車（防弾化されている車ってことで見た目はかわらないのかも）を購入しそれを公用車として使用する・・・という話があるようで野党側は反対しています。（ちなみにこの車、５０００万フォリントするそうです。首相も結構脅されているのかも・・・） 天気 月曜日：初めはいい天気ですが、徐々に天気が悪くなるでしょう。午後からは雨がふるところもありそうです。最高気温は３０〜３５度の予想です。 火曜日：雲が広がり雨のところもあるでしょう。最高気温は１９〜２４度の予想です。 水曜日：東部には雲が残りますが、西部は天気が回復するでしょう。最高気温は１８〜２３度の予想です。 木曜日：雲が広がりますが、気温もあがり最高気温が２８〜３３度ぐらいに上がるでしょう。 高速道路の券を携帯電話で買いたい場合（新聞広告から） １）０６-２０-８１００１００か０６-３０-８１０１００に電話をかける ２）案内に従い、車のナンバーを打つ。そしてガイドに従い確定する。（これで携帯電話で購入可能の状態となる。） ３）あとは、高速に入る前に同じ番号にＳＭＳを打てばよいだけ。 （１）２輪４日券　ABC123 D1M （２）４日券　ABC123 （３）１週間券　ABC123 heti （４）１ヶ月券　ABC123 hevi ちなみに、携帯で買う場合手数料が少しかかります。（例えば上記（２）〜（４）の場合、T-mobileだと１５０フォリント、Pannonだと１００フォリントかかります。） 規則 ある日刊紙によると、２００８年から家を建てるときの基準が厳しくなる模様。例えば部屋の大きさは最低１７�uなければならないとか（ここにダイニングキッチンのようにキッチンの部分は含めてはならない）、ドアははばが９０ｃｍ、高さは２メートルないと駄目だとか、１７センチ以上の段差があるところはライトをつけなければならないとか、隣の家との間隔が１０メートルなければならないとか、２部屋以上ある家の場合、ユニットバスは駄目とか・・・。我家はこれ全部駄目です。） 猪 ８日早朝、高速７号線でバラトン方面に走る車が２頭の猪をひいてしまった。あわてたドライバーと女性は車を停めて車からおりたが、後ろから走ってきた車の女性ドライバーが道に横たわっている猪にびっくりしてハンドルを切り底ね、車がスピンし、停まっていた車の後ろにいた女性にぶつかり、そのまま車にも激突した。ぶつかった女性はガードレールの下に放り出された。（この女性はかなりの重傷とのこと。）皆さんも運転には気をつけてください。 便利になるかな ＢＫＶは７月中旬からダイヤを改正したり、路線を変えたりして乗客のニーズに対応する予定。例えば地下鉄の駅からフェリヘジ空港まで走る200番のバスも、新しくできる列車の駅に合わせ、「フェリヘジ１で停車し、さらに列車の時刻にも合わせる」措置をとる。（空港へのアクセスはもうちょっと便利になってもいいですよね〜。） ペンネーム ハンガリー人の書いた現代小説などは全然売れないようで、ハンガリー人の作家は、いろいろなペンネームを使い分けて本を出しているらしい。（とある日刊紙に書いてあった）例えばNemere Istvanという作家は、30以上のペンネームを使い分けて本を出しているとか（ドイツが舞台ならドイツ人の名前、恋愛小説なら女性の名前とか） ７月６日 小耳 ▼コーカ経済大臣は不動産税（固定資産税）の徴収は2009年１月からになるとの見解を発表した。 ▼５月４日に警察官が女性をレイプしたとされる問題で、女性側は（先のＤＮＳ鑑定が女性の主張と異なるという結果を受けて）「ＤＮＳ鑑定の方法が不適切」という理由で再検査を要求していたが、検察はこれを退けた模様。 ▼ブダペスト５区の区長が、国防省と保健省が公道を勝手に（駐車場などに）利用しているとして合わせて230億フォリントを支払うように要求している。（５区の区長が野党FIDESZ系議員なのも、今回の要求の背景にあるのかもしれない。） ▼７日（土）より、地下鉄２号線は南駅からデアーク広場駅までしか走らなくなる。（残りの区間は代行バスになるので注意してください。） ▼数年前からブダペストのバス車線は一般車は走れないようになっているが、昨年この規則を破ったとして罰金を課せられた車が６０００台あったことあｇわかった。（これから地下鉄の代行バスが走るので、さらにこの規則を厳しく取り締まることになるようだ。警察官も出るみたい。） ▼ブダペスト捜査検察は、昨年10月23日の暴動騒ぎで「警察官が法に則らずゴム棒を使用した」という見解を発表した。 ▼大学の入学試験（今のシステムでは大学独自の試験はないので日本でいうセンター試験のようなもの）は既に終っているが、７月11日までは志望校を変えることができる。（９月にはどんな学生が入ってくるかなあ。） ▼献血を30回以上した人は医療機関の受診料が免除になるのだが、実際にはそれを証明する書類がないそうだ。 ▼世論調査会社Szonda-Ipsosの調べによると、ハンガリー人は自分たちの経済状況に不満を抱いている人が多いことがわかった。（半分以上は、今後１年で経済はもっとわるくなると答え、これから暮らしが良くなるだろうと考えている人は11％、貯金できると答えた人は12％・・などなど） ▼ハンガリーの教育システムは一応８年間の初等教育、４年間の中等教育という枠があるが、今は１年生から１２年生まで通年で数え、８-４制、6・6制、4・8制が混在している（公立の中等教育機関の中にも5年生、7年生、9年生から入学できるシステムがあったりする）。これに関し与党は「５年生、７年生で中等教育機関に進学する場合には、入学試験をなくそう」という法案を考えているようだ。この背景としては、あまり早い時期に入試を行うと結局経済的に余裕のある家庭の子供だけが行くエリート校ができてしまうということがあるらしい。 ▼１００円＝１４３．４０（ＯＴＰ/７月６日） ▼金曜日：東部・北部は雲が多く、南部ではお日様が出やすいようです。北東部では雨もぱらつくかもしれません。最高気温は２１〜２６度の予想です。土曜日：全体的によい天気です。最高気温は２５〜３０度の予想です。日曜日は土曜日と同じような天気になりそうです。月曜日も30度ぐらいまで上がりそうです。ただ火曜日は寒冷前線が張り出し気温がぐっと下がるようです。 ７月５日 小耳 ▼結局大統領は、首相から出ていたホルンジュラの受勲要請を拒否した。 ▼ハンガリー鉄道の機関士組合は、鉄道運営の安全確保を要求するストライキを７月23日の午前６〜８時に行うことを決定した模様。（スト決行にならなければいいですが） ▼世論調査会社Tarkiの調査によると、与党社会党と野党FIDESZの支持率にまた差が出たようだ。（今週日曜日に選挙投票があったとしたら53％が必ず投票に行き、投票者の62％がFIDESZに投票するという結果となった。社会党に投票する人は25％。） ▼FIDESZを中心に、医療機関受診料や学費などについての国民投票が行われることとなったが、ジュルチャーニ首相は「国民投票により受診料や学費にノーの審判が下された場合、それに変わる増税を行うこととなる。」と発言した。 ▼１００円＝１４２．６５フォリント（ＯＴＰ/７月５日） 嘘？ 先日、マフィア事件を追っていたジャーナリストが暴行を受けるという事件があったが、警察は「ジャーナリストの証言は正当性がない。自作自演の可能性がある。」と発表した。ジャーナリストはこれに対し「事情聴衆をしている途中で、それが嘘だという情報をマスコミに流すなんて信じられない。」と怒りのコメントを出している。（事件がおきた時から、息子に容疑をかけるなど、警察はジャーナリストの証言の信憑性を疑っているところがあったのだけれど・・・。） ７月４日 先週の水曜日から両親が孫の顔を見に来ているのでニュース更新も滞っています。とりあえずここ数日のニュースを簡単に紹介です。 小耳 ▼ある専門家によると、ハンガリーでは平均して毎週週末に25万人がマリファナをすっているらしい（マリファナは体に害がないという迷信を今も信じている人がハンガリーには多いのだそうだ。）（６月27日） ▼７月１日よりハンガリー鉄道の子会社MAV Startが動き出す。この会社は客車に関する業務を行うようだが、経済大臣は「客室を掃除するとか、トイレを綺麗にするとか、そういった活動を期待している。」と述べた。（ここ10年ほどハンガリー鉄道にはほとんど乗らないのでよくわかりませんが、エステルゴム行きの列車だけではなく、バラトン方面の列車にもきれいなものがありますね。でも妻の実家のある東方面はあいかわらず、シートや壁がべたべたの客室のものが多いような気がします。）（６月２７日） ▼野党KDNP（キリスト教民主人民党）は、いろいろな提案を行っている。キリスト教（特にカトリック）の政党だからだと思うが「日曜日に店を閉めろ」という要求も出しているし、あと「学生や年金受給者だけではなく、妊婦さんや産休の人用の安い交通機関定期も発行すべきだ。」という提案も行っている。（６月２７日） ▼現在、ブダペストのカルビン広場では地下鉄４号線工事が行われているが、同広場の教会は基礎がしっかりしていないため、工事の影響で倒壊する危険性があるという話も出始めている。関係者によると「倒壊の危険はないが、工事に合わせ補強をするとかで９月までは鐘をならさない」そうだ。（６月２７日） ▼夏のバカンスで外国に出かける際、ハンガリー人の中には旅行保険に入らない人もいるが、旅行先でクレジット・銀行カードをなくしてしまう人もいるようで、保険でこれもカバーしていないとカードの再発行などで５０００〜１万フォリントかかる場合があるのだという。（旅行保険ですが、自国に行く場合は旅行保険がかけられないとかで、私が日本に行く時は日本についてから日本で旅行保険に入っています。皆さんも同じですか？）（６月27日） ▼これまで職場が一括して行っていた所得税申告が基本的に個人の申告に変わったこともあり、一部マスコミで申請をしなかった人が何十万人も出たと報道されたりもしたが、税務局の話ではその数は数千名にとどまった模様。尚、遅れて申請した場合、罰金が10万フォリントぐらいになる可能性もあるが、入院していたなど正当な理由がある場合ではこの限りではないとのこと。（６月２７日） ▼世論調査会社Gallupが６月に調べたところによると、国民の３分の２が「ジュルチャーニ首相の退陣・新しい政府」を求めていることがわかった。（６月２８日） ▼警察の内部調査によると、警察官の７割は自分が警察官であることに誇りをもっているが、５割の警察官が、警察にモラル崩壊があると答えた。また警察庁長官などの警察トップの辞任などを「政治のせい」と考えている警察官も３分の１いる。（私の近所にも警察に勤めている人がいますが、会うたびに政治について怒っています。）（６月２８日） ▼高速３号線からミシュコルツへ伸びる高速３０号線のある区間に照明がたくさん設置される理由は何か・・という質問がある市民より交通省になされているのだが、その回答がえられない・・というニュースがあった。（ハンガリーの高速道路って基本的にものすごく暗いですよね。市民の意見はで「照明はいらない」ということですから、日本とはちょっと違うなあという感じです。）（６月２８日） ▼警察では、警察官の汚職、職権濫用などを通報できるフリーダイヤルを設置して１ヶ月たったが、これまでかかった電話の数は4.340本であると発表された。（ただ、具体的な中味が伴うものは2.5%にあたる109本だったとか）（６月２８日） ▼2008年から、同じ効果のある薬の中で高い方の薬を書く割合が高い医師に罰を与えるという法律ができるようで、医師と製薬会社が手を結んでこれに対抗することになったようだ。（あんまり手を結びすぎると・・癒着なんていわれてしまいそうだけど）（６月28日） ▼ブダペストの地下鉄４号線工事は予定よりお金がかかり、工事期間も延びそうだが、現在のところ建設会社からも70の追加工事申請が出されている模様。（この分も新たにお金がかかる。）（６月28日） ▼現在フェリヘジ空港第一ターミナル周辺では列車の駅をつくる工事が行われているが（そのため渋滞も発生しやすい）この駅が７月１６日には完成するようだ。（６月２８日） ▼ＥＵ規則によると、ハンガリーでは2012年までにテレビのデジタル放送をスタートさせなければならないが、一部の放送については2008年からデジタル放送となるようだ。（これだけインターネットが普及してくると、テレビ放送のあり方もかわってくるような気もしますが・・・）（６月２８日） ▼６月30日より、20日間に渡り、ブダペストのフンガリア環状通りの工事が始まった。（車線がつぶれるのでかなりの渋滞となりそうです。）（６月２８日） ▼ELTE（通称ブダペスト大学）が来年からの学費を最初に決めた額から上げた問題で、結局ELTEも他大学同様の金額にもどすことになった模様。（６月２９日） ▼与党のMSZPとSZDSZは健康保険の制度をめぐり対立し、一時は連立解消かとまで報道されたが、30日新しい連立契約に両党がサインした模様。（６月30日） ▼７月１日より、高速１号線の新たに４箇所でスピード違反をチェックするカメラが設置された。（確か４箇所のうち２箇所にだけカメラが入っているはず。場所は36,91,131,150キロメートル地点です。運転するときは気をつけてください。）（６月30日） ▼ハンガリーの花粉症の原因で最も大きいのがブタクサ。このブタクサは駆除が義務付けられており、従わなかった場合には罰金が言い渡されるが、この罰金額が７月１日より最高で500万フォリントに引き上げられた。（６月30日） ▼社会党の議員が、ハンガリーで子供が少ないのは産む子供の性別が選べないからだとして、それに関する法案を提出する準備をしているらしい・・・（う〜ん）（６月29日） ▼マフィア事件を追いかけていたジャーナリストが暴行を受けて入院していたが、７月１日退院した。（ただ今後も警察がガードするようだ。）（７月１日） ▼７月１日から医療機関の受診料の規則が少し変更となった。（警察官や消防士、救急隊員などの受診料が免除となった。一方で、ホームドクターをとびこえて専門医のところに行った人はこれまでの600フォリントから1000フォリントに受診料が上がる。）（30回以上献血した人も無料だったとはしらなかった。）（７月１日） ▼BKV（ブダペスト交通会社）は現在、乗客がキセルをしないような体制づくりをしているが、61番と161番のバスにもこれを導入し、かなりの頻度でチケットをチェックする模様。（よっぽどキセル客が多いのか、3月７日このキセル対策制度を導入してから１日あたり７００〜８００万フォリント収入が増えたとか。）（７月２日） ▼各国を比較すると、ハンガリーのバカンス日数は中程度だということがある日刊紙に書かれていた。実際には職場の関係であまり休暇がとれず、とれてもバカンスに出かけない人も多いとか。（なんか、だんだん日本に似てきているような）（７月２日） ▼７月１日より、550種類の薬が値下げとなった。 ▼社会党はホルン・ジュラ元首相に勲章をあげたいが、大統領はそれを拒んでいる・・・という状況が続いているが、憲法裁判所は「大統領は与党からの申請を拒否できる」との判断を下したようだ。社会党は憲法裁判所の判断に関係なく、引き続きホルンジュラの推薦を続けるようで大統領にもプレッシャーをかけているようだ。（７月３日） ▼５月４日に「ある女性（ジャネットさん）が5名の警察官にレイプされた」という衝撃的な事件が発生したが、その後の調査で女性の主張とは異なる結果がでて検察は７月３日までに捜査の終了を宣言することを約束していたようだが、ここに来て、女性が当時つけていたかつら（つけ毛）が５名が連れ込んだパトカーに落ちていないか（パトカーからとった毛と一致しないか）を調べることとなり、捜査が引き続き行われることになった。（７月３日） ▼７月３日、ＢＵＸが再び史上最高値を更新した。（２万9305フォリント） ▼水曜日：徐々に雲が広がり、雨がふるところもあるでしょう。最高気温は東部では30度、西部では19度程度になりそうです。木曜日：午前中は雨が残りますが、午後から徐々に雲が薄くなってくるようです。最高気温は19〜24度の予想です。金曜日：雲が出たりお日様が出たりの１日となりそうです。最高気温は20〜25度の予想です。週末：よい天気となりそうです。最高気温も30度を越えそうです。 ▼１００円＝１４３．４フォリント（ＯＴＰ/７月４日）