ニュース
4月27日

ELTE(エトヴォシュ・ロラーンド大学)で月に1回「日本語サロン」が催されています。今月はちょうど昨日あって、私もちょっとのぞいて見ましたが、とても賑わっていました。「え〜、こんなに日本人っているんですね〜。」って感じでした。いい刺激になりました。(この種の「日本語サロン」はこれまでも1991年〜1995年、1995年〜1996年、2001年〜2005年と断続的に行われていて、不定期なものはその後もぽつぽつとあったのですが、今回のELTEのものは定期的なものなので、長く続くといいなと思います。)

小耳
▼26日朝、でかいタイヤをはいた警察の車が走ったせいで、(この車が走ったところでは)いつもより大きい渋滞が発生した。
▼政府は現在、「決められたリストの中から教科書を選ぶ」というふうに法律を改正しようとしているが、多くの団体が「現在の教科書は質が悪い」という理由からこれに反対している。(今現在でも、教科書リストはあるみたいですが、教師の判断で別の教材を自由に選べているようです。日本より自由みたいですね。)
▼ブダペスト市民の森には遊園地があるが、ここの一部を移転させてホテルを建てる案が浮上している。
▼ハンガリーのテレビ・ラジオのデジタル化であるが2012年からこれに移行する模様。
▼警察は5月1日から12月中旬まで毎日最低4時間、最も事故が発生しやすい道路で取り締まりを行うらしい。
▼ガソリンの値段を管理しているMOLのトップによると、原油価格が高い状態でとどまっているため、ハンガリーにおけるガソリンの値段もしばらく1リットルあたり260フォリント程度で落ち着くだろうとのこと。

レート
100円=146.93フォリント(OTP/4月26日)

大金発見
ブダペストの「底なし池」(確かコストラーニデジョー広場近くにある公園内の池)で噴水の調節のため潜っていたダイバーが、おもりをつけてくるまれた状態のお札(数百万フォリント)を発見した。このダイバーは警察にお金を届けたが、1年間持ち主が現れない場合はお金はこのダイバーのものとなる。(「届け出た」というのが大きな驚きで伝えられていました。)

切手
宇宙旅行に行ってきたチャールズ・シモニ氏はハンガリー出身だが、彼のふるさとのEgyhazasfaluでは、彼の切手発行を計画している模様。(おらが村の英雄ってところでしょうか。)

税務局
税務局は、税の申請と実際の生活が合わない人に対し財産に関する検査を行っている。その結果、今年に入ってこれまでだけで10億フォリントの税金未支払いが明らかになっている(罰金も同額程度ある。)(税金を払わなかった人の言い訳も載っていました。例えば「結婚式にもらったプレゼントと、花嫁ダンス-披露宴で花嫁とダンスしお金を渡す-で3億フォリントになった」というものもそうですが、これが本当だったらすごいですね。)

ノロウイルス
セクサールドという町のある小学校で160名がカルシウイルス(ノロウイルス)に感染した。(吐き気や熱が出る)同町の病院は見舞いの一時中止措置をとった。(実は、一昨日から娘が同じような症状で幼稚園を休んでいるんです。風邪かなと思ったのですが、もしかしてカリシウイルス感染?)

罰金
以前も書いたが、BKVのキセルの罰金が6月1日より大きく値上がりする。具体的には以下の通り

その場で罰金を払う場合(2500ft→5000ft)
30日以内に罰金を支払う場合(7500ft→10000ft)
30日以降に罰金を支払う場合(15000ft→20000ft)
定期を忘れていて、8日以内にそれを提示する場合(750ft→2500ft)

ただ昨日も書いたように、実際には嘘の情報を言って罰金を払わない人が7割いるので、こっちを改善した方がいいような感じですよね。

バラトン湖
バラトン湖の水位が高く20日前より水門を開いているが、ちょっと高めの水位の時点で水門を閉めることにした模様。この背景には「暑くて乾燥した」日々が続くという予想がある。(数年前までは水位が低すぎて、干上がってしまうのではないかなどと心配されていました。)

4月26日

昨年の秋から今年の秋までの1年間の任期でハンガリー日本語教師会会長の役割を担っているせいもあって、たまに交渉ごとをすることもあるのですが、元々私が世間ずれしているところがあるためか、上手に話が進められなくて頭が痛くなるということがあります(恐らく多くがこちらの-無意識な-失礼な・常識はずれな言動に困惑、怒りを感じてしまうパターン)。昨日も交渉中の相手の人から「キレた」メールをもらってしまいました。ふ〜む。

小耳
▼宇宙旅行をしたハンガリー系アメリカ人のチャールズ・シモニ氏が来週の月曜日にハンガリーを訪れブダペストの赤十字などを訪問する模様。
▼現在ハンガリーでは80万人の人が「障害を持って働けない」との理由で、その枠の年金を受け取っている。ただこの年金制度には「リハビリを受けて社会復帰」というコンセプトがなかったため、政府は2008年よりリハビリのための補助金を出す制度を設ける模様(実際には障害が特にないのに、障害があると証して医師に診断書などを書いてもらいこの種の年金を受けている人がおり、国の財政を圧迫しているからというのも、導入の1つの理由だと思います。)
▼政府はテレビのデジタル放送化に関する法案を受け入れた。(日本同様、ハンガリーでもそのうち放送がデジタル化されるのだろう。)
▼26日、ビッグフットと呼ばれる大きなタイヤを持つ警察の車(長さ5メートル60、幅2メートル60、高さ3メートル34)が白バイなどに先導され警察官を要請する短大へ移動する。(朝8時半〜9時の間にUlloi通りで見られるそうだ。)
▼これまでも携帯電話のSMS、インターネット、電話で高速道路の4日券が購入できたが、25日より1日(これは大型車のみ)、1週間、1ヶ月の定期も同様の手段を使って購入できるようになった。
▼以前、BKV(ブダペスト交通会社)がガソリンスタンドを開く案があることについて書いたが、ブダペストに5箇所のガソリンスタンドを開く方向で動いている模様。
▼ロシア人実業家Borisz Abramovicsの所有するAirBridge社がハンガリー航空の新しいオーナーとなった。

レート
100円=147.59フォリント(OTP/4月25日)

ネズミ捕り
26・27日の両日、ハンガリー全土の130箇所で警察はスピード違反の取締りをオkなう模様。(ハンガリー人ドライバーはスピードを出すのが好きならしく、このため交通事故で亡くなる人の数もなかなか減少していない。2006年では1304名ガ交通事故で亡くなったが82%はスピード違反が原因だった。)

法改正を!
BKV(地下鉄・バスなど)のチケットコントロールでキセルが発覚した乗客100名のうち、15名はその場で、11名は数日後、そして数名は30日以内に罰金を支払うが、残りの70名は罰金を払わないまま消えてしまうらしい。このためBKVとしてはキセルが発覚した人に身分証明書の提出を求めることができるよう法改正をしてもらいたいと考えている模様。(ということは今の段階だと、キセルでつかまっても嘘の情報を言えば、罰金を払わずに済むということですね。しかも7割がその手を使っているとは。)

借金
APEH(税務局)は国に対する借金(税の未支払い)がある法人や個人のリストを年に4度発表している。今回発表されたリストによると、国に対し多くの借金をしている法人は69社で総額は200億フォリント。このうち3社は10億フォリント以上の税が支払われていない。(個人ではヴァシャシュに住む男性が1億3000万フォリント以上の税を払っていないらしい。これらの法人や個人には当然、罰金も課せられることになり、これとあわせるとさらに支払わなければならない額が大きくなる。)

25名が連行
25日、デブレツェンでサッカー・ハンガリー杯の試合(デブレツェンとディオーシュジュール)が行われたが、試合前に町のいくつかの場所(市電内や停留所)でサポーター同士の乱闘騒ぎがあり、また試合が始まった後の休憩時間にも同じような騒ぎがあった。結局25名が警察に連行された。

面白自動車レース
ジュールで25日、普通の燃料以外で走る手作り車のレースが行われた(水、空気、太陽エネルギー、人力などで走る車12台が走ったそうだ。)

4月25日

小耳

▼100円=148.11フォリント(OTP/4月24日)
▼あるブダペストの住民が許可証なしでワニを飼っていたのがわかり警察はワニを没収し検査を行っているという。
▼樹齢800年というハンガリーでも最も古い木が4月に根元から折れ、枝が1つだけ残った状態となってしまった。ただこの状況についてテレビで報道したところ、あるブダペストの会社が木の洗浄などをボランティアで行うことを申し出たようだ。
▼5月1日から鉄道運賃が値上がりするが、4月の鉄道定期は5月7日まで有効になるそうだ。
▼現在のところブダペスト地下鉄4号線工事でほったトンネルの距離は22メートル
▼高等教育機関への入試受験申し込み者数は昨年の13万2000名から10万8000名と減少している。(ちなみに政府は人文学部、法学部、経済学部の定員枠を減らし、工学、情報学、自然科学の定員を増やした。)最も人気があるのは経済や人文学だが希望者は減っている。医学、法学、教員養成はさらに人気がなく、社会学も希望者数が減っている。農学離れも加速している。工学や情報学は希望者が増えたが自然科学は去年並とのこと。
▼ちなみに日本学科の場合は・・・

ELTE大学(学費免除枠)399名(定員40名)うち175名が第一希望
ELTE大学(学費枠)171名(定員40名)うち16名が第一希望
カーロリ大学(学費免除枠)350名(定員25名)うち107名が第一希望
カーロリ大学(学費枠)129名(定員25名)うち7名が第一希望

▼う〜ん、ものすごい倍率ですね〜。それにしてもカーロリ大学日本学科には30名入れる教室は1つもないんですよね。学費・学費免除で50名来ても対応できないです。(国が勝手に定員決めるからこんなことになるんですよね。)
▼Coface Hungaryのトップによると、「オーストリアの企業の数は35万なのに対し、ハンガリーは120万もある。ハンガリーの場合、今後80万の企業が倒産してもおかしくない」とのことです。
▼ハンガリーのガソリンスタンドには95と98のオクタン数のガソリンが売られているが、98のガソリンはほとんど売れていないらしい。そういうこともあって今月で販売を停止するらしい。(昔91というガソリンもあったんですけど、これも今は売られていないですね。)

遺跡発見
高速6号線工事を行っているトルナ県のAlsonyekで7000年前の遺跡(飾り、皿、武器など)が発見された。

車検
5月からハンガリーでの車検のシステムが変わる。新しいシステムではコンピュータソフトを使って盗難車でないかどうかの確認も行うようで、車検の値段はこれまでより7000フォリント高くなり時間もかかるようになる模様。


Sentesという町の水路で、ここ最近そこに生息している貝が大量に死んでいる。2005年8月にも同所では合わせて6トン以上の魚が死ぬという出来事があったが、未だに原因はわかっていない。付近住民は「廃液・毒が流されたのでは」と不安がっている模様。

きっと心配でしょう
Berettyoujfaluという村の、ある住宅の庭で1週間前、下水道(或いは水道)の管を通すため穴を掘っていたところ不発弾を発見した。この家の住民は不発弾が爆発するのではないかと心配しているが、1週間たっても処理班はまだやってきていない。そしていつ来るのかもわからないそうだ。(学校やら公共の場の場合すぐ駆けつける必要があるらしいのだが、今回のような個人の庭の場合、急ぐ必要はないらしい。でも不安ですよね〜。)

4月28日

フランス大統領の候補の一人はハンガリー系ということもあってハンガリーの新聞にも大きく出ていますね。

小耳
▼今週水曜日と木曜日に警察はブダペストとハンガリー主要幹線道路でスピード違反の取締りを行う予定。
▼今年は雨が少ないこともあって、ブダペストでは蚊の発生が例年より少なくなると予想されている。(昔、同じようにとても乾燥した夏があって、そのときもほとんど蚊がでなかったと記憶しています。)
▼5月1日から高速道路の4日券が観光シーズン料金に変わる(1170フォリント→1530フォリント)
▼25日より軽油の値段が1リットルあたり2フォリント安くなる。(ガソリンの値段はそのまま)

レート
100円=147.94フォリント(OTP/4月23日)

花粉症
ハンガリーでも花粉症に悩まされている人がたくさんいるが、医師等によるとあと1〜2週間でかなり花粉が飛ぶようになるので、今のうちから薬を飲んでおいた方がよいとのこと。ただ、今年は雨が少なく空気が乾燥していることもあって例年よりは花粉症の症状が弱くなるのではという意見もある。(私も苦しんでおります。)

大臣
23日、新しい保健大臣(健康大臣?)に同省前次官のホルバート・アーグネシュ氏が選出された。

プール
ハンガリーのプールには水を循環させてきれいにするものの他に、水は循環させず毎日水を抜いて掃除するタイプのものもある。ただ今年からは水を循環させてきれいにするものしか使えなくなるためハンガリー全土で82箇所ある「毎日水を抜いて掃除する」タイプのプールの一部は(改修工事をするお金がないところ)は今年は水が張られないことになるようだ。

運賃
ハンガリー鉄道の運賃が5月から17%値上がりすることはわかっているのだが、実際運賃がいくらになるか、座席指定券は値上がりするのかなど細かいことは職員レベルでもわかっていないらしい。(この背景の1つとして、5月からはこれまでより細かく乗車キロ数が区分されることがあるようだ。例えば現在だと14キロ列車に乗っても「20キロメートル分」の運賃を払ったが、5月からは「15キロメートル」の運賃区分もできる。)

救急車
医療改革で総合病院の数が限定されたこともあって、救急車の出動回数、走行距離がかなり増えているという。例えばヤース・ナジクン・ソルノク県には現在ある5台の救急車では足りず、少なくともあと4台は欲しいという状況らしい。

不発弾
ブダペストのサバッチャーグ広場(国会議事堂の近く)の銀行の建物で第二次世界大戦当時の不発弾3つが発見され、一時周りが閉鎖された。

アシカショー
現在ニーレジハーザの動物園で25分間のアシカショーが実演できるよう、アシカに毎日3時間の訓練を行っている。ただまだ訓練を始めたばかりなので、ショーが実演できるまでには時間がかかりそうだ。

注意
ミシュコルツタポルツァと言えば洞窟温泉で有名なところだが、そこにある1つのホテルでここ2年ほど「物が盗まれた」とか「サービスが悪い」などの訴えが出ているという。自治体は何度かこのホテルの営業を停止させたそうだが、現在は水が出ない状態で営業しているとのこと。(汚くて臭いらしい。このニュースのソースはあるテレビ局のニュースですが、インターネットを調べてみたところ、どうやらPallasz Hotelというホテルのようです。)

4月23日

私の勤める大学日本学科はこれまで日本語ができる人が入学してきましたが、今年は入試科目が「ハンガリー語、歴史、英語、ドイツ語、日本語」からの1科目選択となってしまったため、日本語のできない学生が入ってくる可能性が高くなりました。ある高校の先生から聞いた話では学費免除+学費枠を合わせて40名弱の定員に300名の入学希望者がいるとかで、希望者が多いのはありがたいことですが、彼らの期待にこたえられるような体制が作れるかどうか非常に心配です。(ハンガリーで日本語を学んでいる人は1000名以上いるんです。その中で大学で学んでもいいという人が来てくれると嬉しいし、私達の大学では0年生も設けているので、日本語がある程度できる人の中から入学生を選抜したっておかしくないと思うんです。でも残念ながら国は日本語には関心がないのか、こちらの要求をはねつけ今のような入試制度にしてしまいました。大学としては来年再度前の制度にもどすよう要求するつもりです。大学では専門の授業を日本語で行ったりもするのに、そして学士過程は3年しかないのに・・9月からはどうなるのだろうでしょうか。心配です。とりあえず学科では「日本語ができる人ようの日本語授業3つ、日本語ができない人用の日本語授業を3つ、そしてマイナー専攻の学生用の日本語授業を3つ用意する予定ですが、もともと1セットだったところが3セットになってしまったので、他の授業や教員、教室、時間割などなどしわ寄せがきつくなっています。)ところで22日は私の住んでいる地区の「粗大ゴミの日」(正確には23日の午前7時までに出す)で、1年間たまっていた粗大ごみや、今までは「もったいないなあ」と思っていたものも思い切って捨てました。毎年のことですがゴミを捨てる人があれば、それを拾っていく人もおり、我家のゴミも(本当にゴミしかないのに)半分は持っていかれました。いつもはロマの鉄くずひろいの人が多いのですが、今年はロマではないハンガリー人の人がまわってきているのが印象的でした。


小耳
▼今年は去年に比べ実質的な収入が 7%減っているが、一方次官の給与は今年に入り20〜25%上がり、平均で120万フォリントの月収を得ているとか。(まあ大変な仕事なんでしょうけどねえ。)
▼イースターに合わせて国家国民健康医療サービスが行った食料品検査による罰金額が最終的に1億4000万フォリントまで達したことが明らかにになった。
▼マダニといえば頭から皮膚内につっこみ、伝染病などを媒介していくことでハンガリーでは恐れられているが、犬が媒介となて、マダニが国全体に広がっていくらしい。(犬に注意)
▼ブダペスト7区では犬の耳に身分証明のチップを埋め込むことが義務付けられているようで(自治体で無料でやってくれる)毎月1回きちんとチップが埋め込まれているかチェックもするのだそうだ。
▼20日、BUXがこれまでの最高である2万5828ポイント(フォリント)まで上がった(今ハンガリーで株をやっている人は稼いでいるのかも)。
▼アースデーで3万人がゴミ広いボランティア活動に参加し道に落ちていたゴミ1万立方メートルをひろった。(22日のアースデーに関連する催し物はブダペストと14の地方の町で行われた模様。そのうちの1つがブダペストで5万の自転車が集まった催し物。)
▼ハンガリーでは盲導犬の数が足りず、数年待ちの状態が続いているようだが、これまで8000フォリントであった目の不自由な人の負担金額(盲導犬を得るときに払うお金)が4月から3万フォリントに上がった。(現在110匹の盲導犬がいて、1年に20匹程度の盲導犬を育てることができるらしい。1匹の盲導犬を育てるには80〜100万フォリントかかるとのこと。)
▼デムスキーブダペスト市長が20日「地下鉄4号線建設に対しEUの援助が得られることが決まった。」と述べたが、EU側は21日「まだ決定ではない。」とこれを否定している。(大丈夫なのか〜)
▼世論調査会社Szonda Ipsosの調べによると、子供の2人に1人が体重過多の問題を抱えており、朝食をしっかり食べると勉強などによい結果をもたらすことが明らかになった。
▼世界2輪選手権125CCクラスに出場しているタルマーチ・ガーボル選手はトルコグランプリで5位となったが、総合順位は首位をキープ。
▼ペシュト県のTaksonyという町では、3年ほど前から近くの汚水処理施設から森に水が流され臭いにおいが広がっているらしい。(伝染病になる心配はないらしいが臭いのは嫌ですよね。)
天気
月曜日:いい天気となりそうです。最低気温は2〜7度、最高気温は19〜24度の予想です。
火曜日:午後から雲が広がり雨がぱらつくところもありそうです。最低気温は5〜10度、最高気温は20〜25度の予想です。
水曜日:南部、南西部で雨がぱらつくかもしれません。最低気温は6〜12度、最高気温は18〜23度の予想です。
木曜日:雲も出ますが基本的によい天気となりそうです。最低気温は6〜11度、最高気温は21〜26度の予想です。

レート
100円=147.88フォリント(OTP/4月21日)

暴動
キシュペシュトとセーケシュフェヘールヴァールのサッカーの試合がブダペストであり、試合は引き分けにオ綿のだがサポーター同士が衝突したらしく、セーケシュフェヘールヴァールのサポーターが乗る列車をキシュペシュトのサポーターが乗る車が追いかけ、(温泉で有名な)Agardで電車に乗り込んで乱闘となった。この騒ぎで列車の車両3台と車が数台壊された(窓ガラスを破られたりした)。

船で通勤
BKVは車で通勤するよりドナウ川を船で通勤した方が早いと、ドナウ川の港を改修することを考えている。(確かに最近はドナウ川沿いに新しい住宅やオフィスも建てられているし、よいビジネスになるかも。)

この暑さで
例年に比べ暑い毎日が続いているが、雨が降らないのも大きい問題らしく、このままだと麦栽培やワイン製造などに大きな影響を与える模様。(養蜂の人達だけは喜んでいるとか。)

Gripen
ハンガリーではそれまでミグだけだったものを徐々にGripenに戦闘機を切り替えているようだが、スエーデンでGripenの非常脱出装置がいきなり作動するという事故があったらしく、ハンガリーでもGripenの飛行を一時見合わせて点検にあたっているという。

ライオン
ケチケメートの野生動物園にライオンの女の子がやってきた。母親と別れたばかりでイライラしているらしく獰猛な面も見せているが、体重はまだ20キロもなく、動物園関係者は今後2〜3週間はまだ子供達がなでたりできると考えている。

世界記録ならず
デブレツェンでハンガリー人DJ.Sensationが音楽を流し続ける世界記録(85時間)に挑戦したが最後の最後(83時間半)になって疲労のため断念してしまった。(2700枚のレコードを使用したらしい)

4月20日

小耳
▼デブレツェンの市会議員が殺害された事件は、所属するFIDESZと警察がそれぞれ有力情報提供者に100万フォリントの懸賞金を出しているが、まだ事件は解決には至っていない。ただ今のところ議員としての活動が原因で殺害されたのではないとの見方が有力だ。
▼新しい保健大臣には同省時間のホルバート・アーグネシュ氏が就任することが決まりそうだが、彼女は健康保険の民営化(国が一括して行うのではなく、民間企業が参入する。現在の車の強制保険と同じ形)を進めたいとしている。ただこれに関しては「お金持ちが生き残り、貧乏人は死んでいくシステム」との批判も出てきている。
▼ブダペストの路上駐車場は平日は朝8時から午後6時まで有料、週末は終日無料となっているが、今週末の21日(土曜日)は、30日(月曜日)を休みにするため平日扱いとなる。それで駐車場も21日は平日同様午後6時まで有料、30日は無料となる。
▼前々から話は出ていたが、結局ブダペストの地下鉄2号線はエレベーターを作るのには予算がかかりすぎるとして、体の不自由な人用に代行バスを走らせることを決定したようだ。(バリアフリーとうい点ではハンガリーはかなり遅れている。先日も乗っていたエスカレーターで年輩の男性がエスカレーターのスピードについていけず転げ落ちしまった。)
▼21日の午前(アースデー「地球の日の催しものとして)ブダペスト10区の地下下水道の中を歩くプログラムが行われる模様。
▼ここのところの暖かさで週末になるとすでに多くの人がマルギット島に訪れている。この影響でゴミがゴミ箱に入らずまわりに散乱している状況なのだという。(ゴミ箱からゴミがあふれないようにするために、1日8名が350のゴミ箱を2回ずつ空っぽにする必要があるが、それだけで毎日40万フォリントかかるのだという。(自分のゴミは自分で持って帰る。そんなルールもできるかもしれないですね。)
▼中欧統計局の調べによると、昨年1〜2月時期に比べ今年の1〜2月期の実質上の収入は7.2%減であることがわかった。

要らない?
現在チョングラード県のMartelyonとジュール・モション・ショプロン県のVagで1フォリントで土地を売っているのだが、前者は列が並ぶほど人気があるのに、後者はまだ誰一人として購入希望者がいないとのこと。(Martelyonは地元の学校をなくさないように、子供がいる家庭に土地購入を呼びかけている。Vagは住民の半分が年金で暮していることもあり、新しい力が欲しいとの理由で募集しているとのこと。Vagにも幼稚園、学校、医師、郵便局などすべてそろっており、交通の便も悪くないらしく、自治体としては「なぜ購入希望者がいないかわからない」と困惑しているようだ。尚、土地を購入したら3年以内に家を建てて引っ越さなければならない。)

デモ
昨日、2012年のサッカーヨーロッパ選手権の開催候補地として1票も獲得できなかったハンガリーであるが、代表団が帰国するのに合わせてフェリヘジ空港で(またまた開催を誘致できなかった)彼らを批判するデモが行われた模様。(この前授業で学生から「ブダペストのレストランで、料理がまずいのに腹を立てた客がシェフを銃で撃った」という話を聞きましたが、イライラしている人が多いんですかね〜。)

プール
昨日も書いたが、暖かい日が続いていることもありブダペストの屋外プールも既にオープンしているところがある。例えばゲッレールト温泉やセーチェー二温泉の屋上(日光浴ができるところ)もすでにオープンとなっている。(値段は去年にくらべ50〜100フォリント値上がりする模様。例えばセーチェー二温泉のチケットは2000フォリントするそうだ。)

値上がり
長距離バスと鉄道の乗車料金が5月よりそれぞれ、4%、17%値上がりする。(学割や年金受給者に対する割引のシステムも少しかわるようだ。)

ちょっと改善
「ハンガリーの生徒は文章読解能力が低い」というのが現在のハンガリー教育界の大きな問題となっているが、今回行われた能力テストの結果でこの状況が僅かながら改善されていることが明らかになった。ただ現在でも生徒の20〜30%は、読むことは読むけど何が書いてあるかわからないという状況なのだそうだ。

4月19日

小耳
▼今年は例年に比べ暖かいこともあり、今週末からブダペストの一部のプールでプール開きとなる模様。(料金が上がる可能性もあるそうです。マルギット島にあるセーチェニ・タマーシュという名前のプールも昨年のヨーロッパ選手権用に作られたものの、冬でも使えるようになっていなかったのでその後は使われていなかったのですが、23日からオープンするようです。)
▼赤字の続くBKV(ブダペスト交通会社)のトップであるAntal Attila氏の月給をグロス66万から150万フォリントに上げ、さらに特別ボーナスも支給するようにする・・・・というニュースがありました。
▼ハンガリーの教員の92%が、EUの他諸国の教員に比べ待遇が悪いと考えているようだ。ただ外国で仕事をしてもよいと考えている教員はわずか1%(高等教育機関だったら、わかるような気もしますが、初等・中等教育機関の教師が国を超えて自由に行き来するというのはあまり考えられないです。・・・てこれも一種のステレオタイプ的考えなのかも。)
▼政府は今年の国家赤字に関する数値を少しだけ低めに修正した。

レート
100円=147.89フォリント(OTP/4月18日)

大臣
自由民主連合は前の大臣が辞任していた保健大臣のポストに同省次官のホルバート・アーグネシュ氏を推した。また同党の党首選挙で経済大臣のコーカ氏に僅差で敗れたフォドル氏は環境保護大臣に推された。

残念
ハンガリーはクロアチアと組んで2012年のサッカーヨーロッパ選手権の開催地として立候補していたが、18日にポーランド・ウクライナの共同開催が決まった。ジュール、デブレツェン、ブダペストでサポーターや選手達が集まり決定を待っていたが皆ショックを隠せない様子だったようだ。(野党は「すべてジュルチャーニ首相のせい」と首相を非難した。)

コウノトリ
昨年、ショモジ県のあるコウノトリの巣にWEBカメラを設置してコウノトリの様子をインターネットで公開していたが、今年もこれがスタートした。(ある小学校が改修工事を行う予定だったのだが、コウノトリの巣があったので補助金が出なくなる危険を冒してまでコウノトリが渡るまで改修工事を遅らせた。そして巣にWEBカメラをつけみんなで観察した。その後学校の屋根を改修したので生徒たちは無事コウノトリが戻ってくるかどうか心配だったようだが、コウノトリはちゃんと巣に戻りそれで今年もカメラを設置したようだ。ただサーバーの関係で一度にたくさんの人がこのサイトを見るとフリーズしてしまうらしい。)

DJ
DJとは、レコードやCDの曲を音が途切れないようにつなげて 独自の音空間を創り出すターンテーブリストのことであるが、デブレツェンのあるDJが86時間ずっと曲をつなげていく記録に挑戦中である。(今週の水曜日から来週の月曜日まで続けるそうだ。医師もついているとか。)

4月18日

小耳
▼BKV(ブダペスト交通会社)はかなりの赤字を抱えているが、これを解消するために、ガソリンスタンドをつくったり、警察などと一緒にチケットコントロールをしたり、お土産品を作って売ったり・・・などのアイデアが考えられているという。(ミニカーなんかつくると売れるかも。)一方、来月からキセルの罰金を大幅に上げるという話も出ている。(今のルールではその場で払えば罰金は2500フォリントだが、これを5000フォリントにし、30日以内に払えば7500フォリントなのを1万フォリントにし、30日以上たってから支払う場合は2万フォリントにしたいようだ。)
▼医療機関の受診料とともに、入院患者も毎日入院費を支払うようになったが、この制度がスタートしてから自らの決定で早めに退院する人が増えてきたとか。
▼18日からガソリンの値段が1リットルあたり3フォリント値上がりする。
▼警察によると初等学校(1〜8年生)でも麻薬が広まっているようで、60〜70%の生徒が何らかの形でマリファナと接し、すべての子供がマリファナを手に入れることができる人を知っている模様。(本当なのだろうか)
▼EUは原動機付自動車(50CC)の生産を認めており、ハンガリーにもすでに1000台が輸入され500台が走っているという。車の免許がない人や体が動かない人が主に利用しており、車ではないので駐車料金も発生しない。ただ交通当局はあまり歓迎していないようだ(写真で見ましたが結構可愛いです。トラックもあります。また4人乗りというのもあるそうです。リッター25〜30キロぐらいだそうです。ガソリンも高くなっているし、値段は100〜150万フォリントぐらいもするようですが、もっと安かったらほしいなあ。時速は50キロがいいところでしょうが、速いものだと時速80キロぐらい出るものもあるみたいです。高速は走れないでしょうね。www. mopedauto.hu/hirdetesを見ると写真があります。)

レート
100円=146.77フォリント(OTP/4月17日)またまたフォリント高!

ゴミ
ニーレジハーザには、1985年までゴミが捨てられていた場所に土をかけ芝生を植えた場所があるが、ここに埋められたゴミには重金属やアスベストなどもあり現在でも汚染が続いているという。これらの危険ゴミの処理には60億フォリントが必要だそうだが、町にはそんな金はなく困っているという。(写真を見るかぎりゴミがむき出しになっているところもあるみたい。)

Gripen
ハンガリーの戦闘機はミグからGripenにかわりつつあるが、国防省は大学卒業の資格を持ち英語ができる学生を積極的にパイロットとして募集してく模様。(2007年までは8名、それ以降は毎年7名カナダへ送りGripenが操縦できるパイロットとして養成するのだそうだ。)この活動の一環としてジュールの大学には戦闘機のシミュレーターが置かれ学生等がそれを試した。

養蜂界にはこんな犯罪も
今週月曜日未明バーチ・キシュクン県の3つの場所から蜂の巣箱が蜂ごと盗まれる事件が発生した。(総被害額は150万フォリント)専門家によるとこの種の犯罪で盗まれた蜂の巣箱や親子は別の養蜂業者に買われるのだという。(自分ところの蜂が冬に死んでしまった人が購入したり、その人自身が盗んだりもあるのだそうだ。)

抵抗
食料品の検査に訪れたカポシュバール近郊の店で期限切れと尾思われる卵(再包装されていた)300個が発見された。検査官達は卵をしまうように命令したが店員がこれに抵抗したため警察が介入した。その後、この店は無許可で食料品を販売していたことも明らかになった。

4月16日

小耳
▼国家気象サービスによると、現在平年より4〜5度高い気温の毎日が続いているとのこと。ただ観測史上最高の記録を破るまでにはいたっていないらしい。
▼この暖かさのせいで、ブダペストの多くの場所では13日から暖房(団地ごとの暖房18万5000戸分)を切った模様。
▼ハンガリーではスピード違反などで車が写真を撮られても「自分ではなく家族・親戚が運転していた。」と主張して罰金などを払わない人が多い(年間で30万件あるらしい。)これらをふせぐために、写真をとられた車のオーナーが当時誰が運転していたかを証言しない場合、いつ、どこまで何キロぐらい走ったかを書類に記さないと運転できないような措置をとることを検討しているという。
▼13日、国会議事堂前広場の使用権利がブダペスト市から国会に移った。(50年間貸すそうだ。)
▼13日の昼、ブダペスト4番6番のコンビーノ車内で口論となり、キラーイ通りでおりた一人が外から中にいた相手に向かって銃のようなもので発砲するという事件があった。(撃たれた相手は次の停留所のオクトゴンから病院に運ばれたが重傷。ただ命には別状はない模様。)
▼今週(16日〜)から通勤列車HEVでは、ブダペストの外でもBKV(ブダペスト交通会社)のチケットのコントロールが行われるようになる模様。
▼ハンガリー人が1年間につくるゴミの量は464キログラムである。これはEU平均よりは37キログラム少ないが、2004年に加盟した10カ国の中では最も多いそうだ。(チェコでは300キロ以下とのこと。)
▼先日、デブレツェンの市議が何者かに殺害されるという事件があったが、この事件については16日に情報が公開される模様。(これまで報道規制がなされてきた。)

天気
月曜日:気温が週末に比べると3度ほど下がるようです(それでも最高気温は20度ぐらいです)雨は降らない模様です。
火曜日:東部では雨がぱらつくところもありますが、西部はよい天気となりそうです。気温は再び上がり最高気温は18〜23度の予想です。
水曜日:雲が出そうです。
木曜日:天気がよく気温も20度を超えそうです。ただ朝晩は4〜9度まで冷え込みます。

アレルギー
今年は暖冬の影響もあり、いつもより早く、そして長い期間アレルギーで苦しむ人が多くでる模様。現在ハンガリーでは毎年花粉症で苦しむ人が250万人いるそうだが、その中には子供も多く、彼らの場合喘息は肺炎にかかってしまう危険性もあるようだ。

火事
この週末に消防車が出動した回数は600回。これは通常の3倍の多さであった。森林火災が多かったようだが、放火(というか森の中で火をたいたら広がったなどのケース)も多かったとか。

プール
この暖かさで、週末プールなどに行く人の数がかなり多かったとか。まだ屋外プールはシーズンに入っていなかったり、水がつめたかったりで(温水プールじゃない場合)実際に泳ぐ人は少なかったようだが、外の芝生で日光浴などをする人がたくさんいたようだ。(川辺で遊ぶ人の数も多かったらしい。)

暖房
上にブダペストでは13日の時点で多くの住宅で暖房が止められたと書いたが、正式には15日で暖房の時期が終了する。ただどの団地に住んでいても(地域ごとの暖房システムに入っていても)暖房を切ってもらうかどうかは個々の家で決められる。(我家では赤ん坊がいることもあって、まだ暖房は切っていない)

4月13日

小耳
▼前回、新卒者の失業率云々の話を書いたが、あれは職を得る前に職場経験を積むプログラムがあり、それに応募した人の数だったようです。
▼フェリヘジ空港の地上職員は既にストライキを何回か行っているが、未だに賃金に関する労使交渉が難航している。
▼中欧統計局の発表によると、3月では0.8%物価があがり、昨年同時期に比べると9%物価が上がったことが明らかになった(ガス代だけ見ると50以上の値上げ)
▼ハンガリー病院協会の調べによると、2月15日に医療機関の受診料が導入されて以来、病院などに行く人の数が減った模様。
▼ブダペストのある化学工場では地下水処理に払うお金がなくなってしまい、そのせいで水が飲めない地域が出ているという。
▼現在、財政改革の影響で国民の懐は寒くなっているが、Duna Houseの調べによると、不動産に関しては3000万フォリント以上の高い物権を求める人が増えてきているという。
▼GFKHungaria市場調査会社の調べによると、ハンガリー市民は「伝染病、環境問題、失業者問題などに関心があるのに、メディアはこれらに対しほとんど取り上げない」と考えていることがわかった。
▼最近バラトン湖でも南国性の水草が発生していて、これが毒を出しているんじゃないか、水の質を悪くしているんじゃないかなどと言われているのだが、はっきりしたことはわかっていない。
▼数日前に大学入学試験の願書提出数が昨年より多かった云々と書いた記憶があるが、実は昨年と比べるとその数は減っている(昨年が13万2000名、今年が10万8000名)この背景について、学生連盟は「授業料導入の政策が原因」としているが、政府は「以前は、大学で勉強したいかどうかわからない人も受験した。」とか「進路を変更したい人など、社会人になってから入学した人は一通り卒業したから」などが原因としている。(なんかこれだけだと政府側の主張には説得力がないなあ。)

まだ時期尚早?
最近、「政府は大学をすべて私立化しようとしている。」という噂が流れているらしい。確かに国家改革委員の提案にはその点も記載がされているらしいが、実際には政府も教育省もそのようには考えていないようだ。

ストレス
(これも前に書いたが)ハンガリーの職場でもストレスが原因で病気になったり亡くなったりする人が増加している。例えばハンガリー鉄道でもここ最近、男性社員が心臓発作で亡くなるケースが増えてきているとか。(時間の不足、締め切り、失業への不安などなどの不安がストレスの原因と書いてあったけど、職場の人間関係ってのはないのかなあ。)

原因は何か?
ナジカニジャにある16戸の集合住宅では、これまで15名が癌になり、そのうち12名が亡くなっている。これはおかしいということで現在調査が行われている。住民は建物地下にある変電器が問題ではないかと言っているのだが、今のところの調査では原因がはっきりしていない。(実は私が住んでいるショイマールにも、「癌患者がたくさん出ている通り」というのがあります。あくまでも噂ですから本当かどうかはわかりませんが・・・ちなみにハンガリーは癌で亡くなる人が多いことでよく知られています。)

安い?
先日も書いたが、ブダペストの49番の市電路線に使われていた車両が売りに出されている。いずれも製造されてから50年以上たつ古いものだが、50万フォリントで買え、許可がもらえれば自宅の庭にも置けるそうだ。(問題は11トン以上もある車両は、購入者が事故責任で持って帰らなければならないことだ。)

誰が悪い
具合が悪くなった男性が地元の病院では受け入れられず、遠くの総合病院に救急車で運ばれる途中で亡くなるという出来事が先日に発生した。これに関しニュースでは「(受け入れなかった)病院が悪い。」としているが、野党は「医療改革の結果、病気や怪我の種類によって受け入れる病院が決められてしまったのが原因」と政府の責任を追及している。一方、病院受け入れを拒否した医師は「上司に言われた」と上司のせいにしているが、病院側はそんな事実はないとこれを否定している。

スパゲティ橋
ジュールのセーチェニ・イシュトバーン大学で、市販されている(乾燥)スパゲティーだけをつかって橋をつくるという競争が行われた。一番強かった橋は326キロの重さに耐えたそうだ。(確かハンガリーはこの分野で世界でも有名。スパゲティで橋をつくって何が楽しいのか・・・というのはわからない。)

本はお部屋の飾り
現在ブダペストで国際ブックフェスティバルが開かれているが、関係者によると、ハンガリーでの書籍販売数は伸びているが、読書をしている人の数は減っているという。(まったく本を読まない人が30%、読書の習慣がある人が40%、たま〜に読む人が30%だそうだ。皆さんはどうですか?)

4月11日

小耳
▼デブレツェンで死亡した市会議員(女性・58歳・FIDESZ)は殺害された可能性が高くなった。ただ現在報道規制が敷かれている。
▼ブダペストからウィーン方面の鉄道路線で160メートルのケーブルが盗まれるという事件があり、9日同路線の各列車が30分以上遅れた模様。
▼現在ハンガリー全体で42の国道(一部)路線が一部トラックに対し有料となっているが、ペシュト県(同県内では3本の国道(一部区間)が有料となっている)議会はこの措置をやめるよう国に求める決議をした。(有料国道区間を避けるためわき道にトラックがそれ、そのため住民や自治体に負担をかける結果となるというのがその理由。国道10号線のブダペストからピリシュヴルシュヴァールまでの区間もその1つで、私の住むショイマールはちょうどわき道にあたる道が走っているので確かにちょっと心配)
▼ここ3週間半の間に、各店舗で食料品のチェックなどが行われたがこれによる罰金が国全体で1億2000万フォリントにも達した模様。
▼今年大学の受験申請を出した人が10万8000名であることがわかった。この数は昨年より5%多い。(学費免除枠は5万6000名分あるが、ここに8万4000名が希望している)
▼ハンガリーでも学力低下が指摘されつつあるが、ある調べによると初等・中等教育機関に通う子供たちの3分の1は、読んだ内容が理解できず、また算数・数学の学力もかなり低下していることがわかった。(読みに関してはPISAテストの結果でもハンガリーは下位に沈んでいる。)
▼最近ブダペストで赤信号で停まっている車にオートバイが近づき、助手席の窓ガラスを破って中にあるものを盗むという犯罪が増えつつある。(皆さんも注意)
▼結局イースターマンデーの終わりまでにハンガリーで5万人のドライバーがアルコール検知を受け600名が酒酔い運転と判定され、100名が免停となった模様。

レート
100円=149.3フォリント(ついに140フォリント代に入りました。夏の国際会議ではユーロ建てで参加費を募っているのでちょっと困っています。)

ちょっとだけ延期
バラトン湖畔のSzigligetでは2005年の夏に嵐が来た際、古い木が倒れて一人が亡くなった。これを受けて自治体は危ない木を切ることを決定した。ただここの並木は有名で芸術作品としても描かれたりすることもあって、地元住民が木を切ることに反対している。それで10日から伐採作業が始まるところだったが、住民が落ち着くまで少し様子を見ることにしたようだ。

就職できない
最近ハンガリーでも大学を卒業しても就職できない人が増えてきているようで、関係当局によると現在新卒者3100名、それ以外では1万8000名が仕事を探して(も見つからない)ようだ。(実際にはもっと数は多いんだろうな。)

リストラ
BKV(ブダペスト交通会社)では1500〜2000名のリストラを計画しているようだが、まだきちんとした数字は出していない。(来月以降にならないとわからないようだが、今流れている情報では事務職員の20%、肉体労働職員の10%がリストラされると言われている。)

ゴミ問題
ドイツからハンガリーに合わせて4000トンものゴミが不法投棄されていた問題で、ドイツは「ゴミを受け入れたハンガリーにも責任がある。」という立場を示し、ゴミ問題が政治問題化しそうな様相となってきた。(ゴミがすてられた計19の自治体はゴミをドイツの金でドイツに送り返して欲しいと願っているが、ドイツはハンガリーがハンガリーの金でハンガリーで処理してほしいと要求している。)

4月7〜9日

小耳
▼フェリヘジ空港では地上職員の2日間に渡るストライキが終了したが、労使交渉が進まない場合には再度ストライキを行う予定。(今回のストでは各航空会社の職員が地上職員の代わりに入り、ハンガリー航空がキャンセルとなった便の代わりに飛行機を飛ばしたりした。それでも便の5%はキャンセルとなり1000万フォリント以上の損害が出た模様。)
▼数年前から祝日における店の開店についての規則が厳しくなったこともあり、イースターの日曜日・月曜日にはガソリンスタンドや花屋などをのぞき殆どの店が休みだった。(以前クリスマスにもハイパーマーケットなどが開いていて大きな問題となった。)またイースターには人の移動が多いためインターシティの各路線で臨時列車を走らせた。またブダペストではかなりの警官が交通取締りに入った。(日曜日の夜までに3万2000名のドライバーがアルコール検知器にかけられ、371名が飲酒運転をしていたことがわかり、82名が免許停止となった。)
▼辞任した保健大臣の代わりとしてとりあえず連立与党の新しい党首となったコーカ・ヤーノシュ経済大臣が職務にあたることとなった。
▼ブダペスト・カルビン広場の地下鉄駅工事が始まったが、ここには中世の遺跡が埋まっている模様。

▼4月からの医療改革で病院の統廃合があったが、この措置でなくなった産婦人科に通っていた妊婦さんの多くが、どこに行けばいいのかなどの情報をもらっておらず混乱している模様。また新たにこれらの妊婦さんを受け入れることになる病院側も対応しきれず困惑を隠せない様子。(この点、我家は本当にラッキーであった。)
▼7日よりバラトン湖で161年目となる船のシーズンがスタートした。
▼現在BKV(ブダペスト交通会社)の社員は1万3500名いるが、1000名以上のリストラをする計画がある模様。
▼ハンガリー系アメリカ人が現在宇宙飛行旅行者として宇宙にいるが、13日にハンガリーの学生達がこの人物と交信を行う予定。(ハンガリー生まれということもあり、地元では大騒ぎのようだ。)
▼8日ブダペストのマルギット橋からドナウ川へ飛び込み自殺をした人がいたが、結局岸まで泳いで助かった。
▼各省庁の職員がパートナー(恋人や配偶者)を見つけやすくするようなシステムを省庁内につくる計画があるという。政府をこれを許可している模様。
▼デブレツェンで市会議員が暴行にあい死亡するという事件があった。
▼火曜日はお日様が出ますが、徐々に北から雲が広がってきます。風が強くふくところもあるそうです。最低気温は3〜8度、最高気温は16〜22度の予想です。水曜日は再び天気が良くなるでしょう。最低気温は2〜7度、最高気温は16〜21度の予想です。木曜日は雲がほとんどないでしょう。最低気温は2〜7度、最高気温は17〜22度の予想です。

4月6日

イースターの時期になりました。ハム・卵・チョコレート・・・カロリー一杯の食べ物がとびかいそうです。

小耳
▼GfK Hungaria市場調査会社の調べによると、ハンガリー人の3分の2が「家族の生活や安心のためにお金が最も大切」と考えていることがわかった。(そして60%の人が、「お金が足りない」と考えている。また55%の人が「周りの人はお金を使いすぎている」と考えている。)
▼ハンガリーには現在19の県があるが、与党側はこの数を減らしたいと案をねっている。この決定は国会の3分の2の賛成がないと認められないのだが、最近になって野党側も同じような主張をするようになり、今後本当に県の数が減少する可能性がある(11〜12ぐらいになるかも)
▼5日の午後3時より、フェリヘジ空港地上職員が(再び)ストライキに入った。今度は2日間のストということで最初の計算では合わせて160〜170便が欠航になるとされていた。(実際には欠航はかなり少なくすみそうだが、各便のかなりの遅れが予想される。また手続きなどに時間がかかる可能性があるので、いつもより早めに空港に来るようにとも呼びかけている。ちなみに今回はストということで、乗客側への損害賠償は発生しないそうだ。)
▼イースターでは女性に水や香水をかける習慣があり、また親戚のところへ行く人も多いので、酒酔い運転が多くなる。そこで警察は土曜日から来週の水曜日まで止めた車の全てのドライバーにアルコール検知器にかけることにした模様。(昔はイースター用の小さい安い香水−本当に香りがついている水って感じのもの−が売っていたが、最近はあまり人気がないようだ。)
▼ブダペスト3区で集合住宅建設のため穴をほっていたところ、古代時代の遺跡が発見された(かなり価値のあるものらしい。数年前、まだ高校でも教えていた時、学校となりので建物をたてていたのだが、やっぱり最初に穴をほったときに遺跡らしきもの(完全に残った人骨まどもあったので、そんなに古くは無いと思うけど)が出てきてしばらくそのままにされていた。)
▼ブダペストの地下鉄にはエレベータがなく、障害を持っている人のために今後エレベーターがつくられていくようだが、実際には場所の問題でエレベーターが設置できない駅もあるらしい。そのような区間ではバスが走るようだ。
▼最高検察報道官によると、昨年は一昨年に比べ犯罪数が減り、捜査の成功率も高くなった模様。(それでも50万以上の刑事捜査があったとか。)
▼ブダペスト交通会社BKVには現在750億フォリントの借金(累積赤字)があるが、今年も130億フォリントの赤字となる模様。(すごいな〜)
▼ヨーロッパ中央銀行が、「ハンガリーがユーロを導入できるのは2030年」というレポートを発表した。
▼現在ハンガリーでは国会中継は政府の撮影した映像しか使えない。民法は自分たちのカメラを持ち込みたいと考えているようだが現状では難しいようだ。

チョコレート
ハンガリー人は基本的にチョコレートが好きな国民のようである。1人あたりのチョコレート消費量も3.2キロに達するとか。

健康保険
現在健康保険は1種類しかない。国民は保健証(ハンガリー語風に言うと、タイカールチャ)を取得し、それがあると(受診料を除き)医療費が無料となる。ただ現在、この健康保険を車の強制保険のように国ではなく保険会社を選んで払うようにするのはどうかという案が出ている。ただ、この案にはまだまだ不明なところがおおく、例えば与党でも自由民主連合は積極的に賛成であるが、社会党はもう少し制度を整えてからでないと駄目という立場のようだ。医療改革の第2弾とも言われているこの制度改正がどうなるか注目される。

サイ
ブダペストの動物園では1月23日に世界で初めて人工授精で生まれたサイがいるが、このサイの子供が一般公開された。(現在138キロでまだ牛乳しか飲まないそうだ。母親が育てられないので毎日20リットルの牛乳を飲んでいるそうだ。)

4月5日

今日はちょっとだけ

小耳
▼国立博物館では「3月22日までの1ヶ月半、ベビーカーを押している人やや車椅子の人が入場できなかったが、皮肉にもその時期に入館5万人目を達成し、それがベビーカーを押した人だった。」という出来事があったが、実はこのベビーカーを押した人は4万9997名目だったことが判明した。(何かの意図があってこの人が5万人目として選ばれたらしい。)
▼国会は3月30日に、「集会に参加するときにヘルメットや防弾チョッキを着用することを禁ずる」法律をつくる予定だったが、結局そうはならなかった模様で、今後もそれらを着用してのデモ参加が可能なようだ。
▼ハンガリー周辺諸国にいるハンガリー系民族の人は「ハンガリー人証明書」なるものが与えられているが、この証明書の期限が無期限になる模様。
▼ブダイシュカーラと言えば、90年代初めの頃は最もモダンなデパートの一つであったが、これの解体許可が下りた。解体後は新しいデパートとして生まれ変わるという。
▼医療改革を引っ張ってきたモルナール・ラヨシュ保健大臣が辞任した。
▼イースターに向けて3月頭から食料品(卵とかハムとかチョコレート)の販売について消費者保護局が検査を行っているが、65%の店でなんらかの問題があったという。
▼ハンガリーでも職場のストレスによる病気が国民病となりつつあるが、これを防ぐための法律が考えられている模様。
▼新型市電コンビーノが先週日曜日に窓ガラスに傷をつけられるなどの被害を受けた。(被害額は100万フォリント以上。本当に落書きとか器物の破損とか目立ちますよね〜。)
▼100円=150.34フォリント(OTP/4月4日)個人的にはこのフォリント高はちょっと痛い。

4月4日




小耳
▼グドゥルーの王宮(博物館)で4月8日から年末まで「エリザベート皇女の年」としていろいろな催し物を行う予定。(エリザベート皇女のそっくりさんコンテストなどもやるらしい。)
▼1993年から毎年、国の汚職度ランキングが発表されているが現在のハンガリーは汚職度が少ない順で163か国中の41位となっている。専門家によると状況はここ2年かわっていないとのこと。(私達もこのまえの出産で結構お金をはらったからなあ。)
▼国立博物館はベビーカーや車椅子での入場ができない状況となっていたが、それが改善された。(博物館側の話によると、エレベーターが壊れていたので入場をお断りしていたとのことだったが、市民からは苦情がかなりきていたようだ。)
▼GFK市場調査会社の調べによると、メディア界で最も有名な(メディアパーソン)のはハヴァシュ氏(大学教授で昔総理へのアドバイスもしていた。テレビ番組の司会もしている。)とフリデリクシュ氏(テレビ司会者。彼の企画する番組はいつも大当たりするが、故にテレビ局と喧嘩となり、局から局へと渡り歩いている。)、芸術家(役者)としてはボドゥロギ氏(役者さん)とガールヴルジ氏(コメディアン。この人は冗談で「誰それ、そんなやつの名前聞いたこともない」と自分の有名さをひけらかすのが癖)、科学者としてはツェイゼル氏(医師。遺伝関係の著書でも有名。一度赤ん坊を外国に売ったとかで騒ぎとなった。)が最も知られていることがわかった。
▼オーストリアの工場から流れた廃液がハンガリーに流れ込んだり、国境付近にある発電所近くにゴミが散乱していたりと、オーストリアがハンガリーを汚す出来事がメディアでもとりあげられているが、これに抗議したのかオーストリア国境の町Szentgotthardで誰かが3つの首吊り人形をたてた(こそには大地、空気、水と書かれている。)
▼昨日Kispestでサッカー界の伝説プシュカーシュ・フェレンツ氏の名前を道につけたということを書いたが、ブダペストの条例では死後25年以内にはその人の名前を道につけられないらしく、ブダペスト市はこれを了承しないだろうとされていた。しかし議会の中でも「プシュカーシュだけは別格にしよう」という動きもあるらしい。
▼ブダペスト地下鉄4号線のトンネル工事がスタートした。
▼ブダペストのサバッチャーグ広場で1945年4月4日にソ連がドイツからハンガリーを開放した記念式典が行われたがデモ隊が式典参加者に卵を投げつけるなどの騒ぎがあった。
▼Nielsen市場調査会社の調べによると、ハンガリー人がイースターに食べる量がどんどん増えているらしく、この時期の肉類販売量は他の月の4〜5倍にも達するとのこと。
▼医療改革で産婦人科への国の補助金がストップしたSchopf-Merei病院は、産婦人科をやめることなく患者さんから料金をとることで運営を継続することにした模様(ここで出産する場合には13万5000フォリントを払うことになる。お金を払わないと出産できない。これまで同額程度の補助金が国からおりていた。)
▼子供を救うための新しい救急車が導入された。(ブダペストとペシュト県)年間2100〜2200件の出動を予想している。
▼イースターの買い物でルーマニアのアラドからハンガリーのベーケシュチャバなどのハイパーマーケットへ行く人が増えてきているとルーマニアの新聞が伝えている。(ハンガリーのハイパーマーケットで購入したほうが卵やハムが安いのだそうだ。)

レート
100円=151.92フォリント(OTP/4月3日)

パプリカ
フェリヘジ空港で禁止農薬がふりかけられたパプリカが押収された。今後はカミオントラックのチェックも強化して、これらの危ないパプリカがハンガリーに入らないようにしていく模様。

2020年
国会スポーツ・観光委員会はブダペストオリンピック承知委員のトップを呼び話を聞いた。現在の計画では当初予定されていた2016年ではなく2020年の承知を目指して動いていくという。

花粉症
暖冬の影響で今年は花粉症にかかる期間が長くなる模様。また最近では特に若者の間での花粉症がひどくなっているとのこと。(そういう私も苦しんでいます。)

トンネル工事
上の小耳でも書いたが、ブダペスト地下鉄4号線のトンネル掘削工事が始まった。トンネルは2本ほられ、一つの掘削機はジュジャ(スポーツ選手の設定)、もう1つにはエーヴァ(教師の設定)の名前がつけられている。(この路線が最初に計画されたのは35年前で、工事に関する契約したのが9年前、工事を進めるための法律ができたのが2年前だそうだ。地下鉄4号線が走るのは今のところ2010年から。)

Baumag事件判決
高金利の資金運用をうたって多くの人からお金を預かった後に倒産したBaumag事件の一審判決が下され、裁判所はBaumag側に総額180億フォリントの賠償金支払いを命令した。(ただまた確定はしていない)これが確定すれば信じてお金を預けた人も、その金の一部が戻ってくる。(おいしい話には注意ですね〜。)

4月3日

小耳
▼ブダペスト交通会社(BKV)では、古くなった市電車両を販売している。(BKVのウエッブサイトに情報が掲載されているとか。4月18日まで申し込みできるらしい。これは4番6番の市電にコンビーノが導入され、もとあった市電車両が49番の路線で使われることになったため、そこで使われていたふるい車両が売りに出されたということらしい。)
▼以前オーストリアの工場からの廃液が川に流れハンガリーで大変困っているという出来事があったが、今度はハンガリー・オーストリア国境(オーストリア側)で数百トンのゴミが放置されているのが発見され問題となっている。(バイオマス発電所が近くにあり、本当は木の切りくずなどを燃やして発電するらしいのですが、実際にはいろんなものを燃やしているようで臭さや黒い煙がいっぱいでているそうです。)
▼キシュペシュトは、ウーイ・テメトゥー(新しい墓地)通りをプシュカーシュ・フェレンツ通りと名前を変えた。(ただブダペスト市側はまだこれを承認していないので、今のところは「そう呼ぶことにする」ぐらいの措置のようだ。)▼Eurostatが2月に集めたデータによると、EU加盟国27カ国のなかでハンガリーより失業率の高い国は6つしかないそうだ。(EU平均で7.4%、ハンガリーは7.9%)
▼4日からガソリンの値段が1リットルあたり6フォリント値上がりすることが確実となった(軽油も同じだけ値上がりする。)現在はスタンドによって値段が違うが、95のガソリンは1リットル270フォリント程度、軽油は255フォリント程度になる模様。
▼ハンガリーでは3月の車の販売台数が落ち込んだが専門家は「3月15日で与野党勢力がぶつかり暴動に発生する可能性があった」ことをその理由としてあげている。(ほんとうかなあ)
レート
100円=152.33フォリント(OTP/4月2日)

警備員も
今週からブダペストの地下鉄では、警備員もチケットや定期のチェックを行えるようになった。(ただ彼等はチェックするだけで、何か問題が発生した場合にはBKV職員が業務を行う。)

スリ対策
ミシュコルツでは市場やショッピングセンターでの万引きが多いということで、ミシュコルツに向かうバスの中では警察がつくった「スリに注意」という40秒ほどのビデオを流している。

時間がかかる
4月から医療機関では保健証の番号の確認作業が義務付けられたが、この作業のため受付に更に時間がかかることとなった。(偽造保健証を利用する人が多いのが原因。)

公園
ジュールには子供達が遊ぶ公園が176箇所あるが、このうちEU基準を満たしているものは7〜8箇所しかないという。古い公園は施設がボロボロで危なく、新しい公園は馬鹿な人がどんどん施設を壊していく。自治体は毎年公園の維持管理のため数百万フォリントをつぎこんでいるが、焼け石に水状態となっている。

借金
今まで大きな買い物(家はともかく、冷蔵庫やテレビ)をするときに銀行や消費者金融からお金を借りる人はいたが、今年に入ってから光熱費などの支払いのために(カードを利用し結果として)金融機関からお金を借りる人が増えてきているという。(昨年末の段階ではローンで何かを購入した人の35名に1人はローンを払えなかったらしいが、この割合は確実に増えるだろうなあ。

オートバイに注意
先週の週末はよい天気だったのにもかかわらず、ハンガリーでは5名のオートバイライダーが事故で亡くなった。これから暖かくなるとオートバイに乗る人が増えてくるが、それにともない事故も増えることが予想されている。警察は「オートバイの運転手自身も無理な追い越しなどをしているが、車のドライバーもオートバイに対する注意が足りない」と指摘している。(本当にオートバイが多くなりました。歩いていても危ないな〜と思うことが結構あります。)

4月2日

先週金曜日の夜、無事妻と息子が退院してきました。生まれたばかりの息子は最初の夜は新しい環境に緊張したのかずっと泣いていましたが、2日目からは落ち着いています。ところで1日は娘と地元ショイマールの城跡に行ってきました。ショイマールに住んでもう8年近くになるのに城跡に行ったのは初めてでした。結構きれいでした。

小耳
▼4月よりタバコ税が2.7%上がる。(これによりタバコの値段んが10〜20フォリント上がる。)
▼公正取引委員会はハンガリー航空が消費者が誤解するような広告をうっているとして、これをすぐにやめなければ3000万フォリントの罰金を課す模様(具体的にどのような広告なのかはわかりませんでした。)
▼昨年ハンガリーではブロードバンドの値段が少し下がったこともあり、インターネット利用者の数が増えたそうだ。(27%の家でインターネットを使用しているらしい)ただ、専門家の数が不足しており利用者の伸びについていけないとか。
▼アフリカ人がハンガリーに滞在するためにハンガリー人女性と書類上結婚をする例が増えているとか。またアジア人の場合、まずは妻が来て難民申請をし、これが通ったら家族を呼び寄せるという例も多くなっている。
▼FIDESZは「授業料免除枠で大学に入学した人は、2008年からの授業料導入の対象外にする」ことを求める国民投票を申請していたが、国家選挙委員会はこれを認めなかった(一度同じ申請をして国家選挙委員会に却下されたのだが、「(却下)措置は憲法違反」として憲法裁判所に持ち込み、これが認められていたため再度申請していた。(FIDESZは再び憲法裁判所に訴え出る模様。)
▼連立与党の自由民主連合の党首にコーカ経済大臣が選ばれた。(第一回目の投票では同数票だったが、第二回目の投票で決まった。この人はジュルチャー二首相と仲がいいらしい。この人もかなり財産を築いた人なのでジュルチャーニ首相とともにそれを揶揄されることが多い。)
▼社会体制転換直後の90年代に考えられていた計画だと、すでにブダペストでは地下鉄4号線が走り現在は5号線が建設されているはずだったのだが、実際にはそうなっていない・・・などの記事がHVG(週間経済新聞)に書かれている。
▼ハンガリーでは1993年まで売春は犯罪だったらしいが、1993年に法律が改正されて犯罪ではなく規則違反となった。その後1999年には「合法地域」をつくり、そこでなら売春を職業として行ってもよいという法律ができた。しかし、この合法地域をどこにするかで各自治体は解決策を得られず、未だに合法地域がきちんときまっていないところが多い。したがって結局合法ではないところで売春活動が行われている。
▼デブレツェンには受診料を患者から取らず、自分で払っている医師がいる。医師会はこの医師に対し「懲罰を与えることはしない。応援する」との態度を示したようだ。
▼フェリヘジ空港地上職員が3月30日の午後6時から31日の午後6時まで24時間ストライキを行った。このストにより便の遅れはあったが、便のキャンセルは発生しなかった。(職員に一律17万フォリントを払うかわりにストが回避されるものとばかり思っていましたが、そうじゃなかったんですね。これはハンガリーではありませんが、昔両親が旅行した時、飛行機に食事を入れている会社のストで、ずっとドーナッツばかり食べさせられた・・てのもありました。)
▼ハンガリーではここ1年で臓器移植数が半分に減った。医師側はこれを政府の医療改革の責任としているが政府側がこれを否定している。
▼デブレツェンのケネーズィ・ジュラ病院は政府からの補助に関する合意書にサインをしなかった。(ベッド数や一部の科の閉鎖などを条件に補助金をもらう合意書。同病院は政府からの命令は脅しだと主張している。デブレツェンは市長もそうだが、反政府的(FIDESZ寄り)な活動が強い地域のようだ。カポシュバールの病院が借金で経営を続けるというニュースもあったし、ブダペスト12区にある病院では閉鎖に反対する人が人の輪をつくったりもした。まだまだ混乱はありそうだ。)
▼現在ハンガリーの各省庁はバラバラのところにあり手続きなどが面倒だったりする。このため政府は行政区をブダペスト西駅裏につくる予定だが、この建設を管理するプロジェクトモニタリング委員が設置された。(なんか西駅そのものを地下にするなんて話もあります。)
▼90の数字から5つを選ぶ「ロト5」で久々にあたりがでた模様。(賞金は18億フォリント。こういう高額があたった場合は、それ専用の電話番号に電話することになっているらしい。)
▼オーストラリアで行われている世界水泳でハンガリー男子水球チームは結局決勝でクロアチアに破れ準優勝だった。(この前はセルビアに負けていたし、旧ユーゴ諸国が強いみたい。)
▼西洋美術館のゴッホ展では1日の最終日は夜中の12時まで開館しチケットも半額だった。(3月末時点で46万人の入場者があったらしい。)
▼4月1日からハンガリー航空が正式にOne Worldのメンバーとなった。(JALも入っている。)
▼今週の水曜日にガソリンの値段が6〜7フォリント上がる可能性があるらしい。(給油するなら今)
▼4月1日よりブダペストの暖房費(地区ごとの集中暖房の場合)が8.4%値上がりした。これで前回の値上がりとあわせると44%の値上がりとなる。

天気
月曜日:天気はいいですが午後から南部で雲が広がるでしょう。最高気温は15〜19度の予想です。
火曜日:午前中は天気がいいですが、午後から雲が出てくるでしょう。最高気温は14〜19度の予想です。
水曜日:晴れたり曇ったりの1日です。最高気温は12〜17度の予想です。
木曜日:水曜日と同じような天気でしょう。

4月馬鹿
現在高速7号線では高くて長い橋を建設しているが、地元の新聞が「支柱の1つが倒れかけ、このままだと倒れてしまい大惨事となる。」との記事を書いた。これは4月馬鹿の記事だったのだが、信じた人が大勢いて騒ぎとなってしまったようだ。

50万以上
ハンガリーでは2004年から運手免許の罰点制度が導入された。日本のように減点ではなく加点方式で18点たまると6ヶ月の免停となる。(免停期間に試験を受け合格すれば、免停期間が終わった後にすぐ運転できる。)また罰点はそれぞれ2年間の有効で日本のように更新時にクリアになることはない。さて、この罰点だがこれまで55万7000名のドライバーがこれをもらったそうだ。ただ罰点が14点以上になっている人は300名をちょっと超えた程度だとか。ちなみにこれまで18点となって免停となった人は343名いるそうだ。

シーズン開始
4月1日から、バラトン湖やヴェレンツェ湖で「嵐警報」が動き始めた。10月末まで動くとのこと。(バラトン湖は突然嵐になることで有名です。)


今年は暖冬で早く春が来たが、このため蚊の発生もいつもより早いようだ。得にドナウ川などの川の流域にはすでにかなりの蚊が発生している模様。(駆除には空から飛行機で殺虫剤をまくのがいいようだが金がかかるのが問題)

打つ手はあるか
デブレツェンでは、今年に入ってから警察が違法駐車などの取り締まりを強化し、これまで530件について罰則を与えたが、現在でも状況はかわらず違法駐車をしている車のせいで前に進めないところがいくつもあるようだ。警察はこれまでもレッカー移動などをしているが、今後は更に罰則などを強化していく予定とのこと。