ニュース
3月30日

多忙・疲労のためちょっとだけ

小耳
▼声優達がギャラが低すぎるとして4月10日から3日間ストライキを行うことを宣言した。
▼ハンガリーのお家芸の一つであるのが水球であるが、オーストラリアの水泳世界選手権では女子が惜しくも準決勝でアメリカに敗れた。
▼ハンガリー航空は4月1日からoneworldのメンバーになる。29日、その式典が空港で行われた(これにはJALも入っている。)
▼ロシア大使も参加した会議でFIDESZのオルバーン党首が「ロシアは市場経済ではなく国家が経済の方向性を決定している」と発言しロシア大使が不快感をしめした。(与党支持者の中で騒ぎとなっている。)
▼地下鉄4号線工事で工事関係者とカルビン広場駅の地下道にある3つの店のオーナーがもめているそうだ。(4月1日からカルビン広場で本格的な地下鉄駅工事が始まる)もし裁判となった場合、EUからの援助が「裁判にならないこと」を条件としているため、問題が大きくなる可能性がある。(デムスキーブダペスト市長は「何もなくても工事終了は1年遅れる」と発言したみたい。)
▼ここのところのフォリント高でロシアからのガスの購入料金も安くなっている(昨年末1000立方メートルで300ドルだったものが4月1日からは270ドルとなる。)ただ、これによるガス代の値下げは今のところない模様。
▼専門家によると今年の夏のバカンスは「高級」と「格安」の2極化しそうとのこと。ちなみにハンガリー人の外国へのバカンスの平均期間は3.7日と短く、行き先も近場の国が多いとのこと。
▼医療改革で1500〜2000の医師が失業することになるが、「彼らが別の職業に就くのは難しい」と医師会が発言。(インターンを終えた医師の初任給はグロスで12万7000フォリントだそうだ。これでは袖の下も当然か。)ちなみに医師以外(看護婦など)の医療機関職員の解雇者数は6000名。(妻の入院している病院の産婦人科でも、昨日職員全員に解雇通知が出されたそうだ。皆泣きながら仕事をしている。)
▼西洋美術館のゴッホ展は3月末(正確には今週の週末の4月1日)で終了するが、最後日の日曜日は深夜12時まで開館となる模様)
▼ブダペスト交通会社(BKV)のバスは少しずつではあるが新しい車種にかわってきていることもあって、同社による大気汚染は徐々に少なくなってきている模様。
▼フェリヘジ空港の職員組合と会社側は賃金交渉を一旦延期することを決定し、その代わり一律17万フォリントのボーナスが職員に支給されることとなった。

3月29日

たくさんのお祝いメッセージありがとうございます。「性別は?」という質問が多く、それを報告していないことに気がつきました。生まれたのは男の子です。

小耳
▼中央統計局によると、2006年12月〜2007年2月の間の失業率が7.4%であることがわかった。(働いている人は392万6000人)また失業している人の49%が1年あるいはそれ以上仕事を探しているらしい(平均の失業期間は17ヶ月)
▼計画的に赤字にし税金を払わない企業があることから政府は利益ではなく売り上げをもとに払う税の導入を検討していたが(1回出した法案は憲法違反となった)結局これを断念した模様(その代わり税務局の調査を強化するようだ)。
▼Szonda Ipsosが3月15日後に行った調査でも与野党の支持率には大きな変化はなかった模様。(全体では社会党とFIDESZの支持は23対32、必ず投票するという人だけと見ると、35対52とFIDESZの支持が多い状態が続いている。)
▼地下鉄4号線工事のため、ブダペストの2番の市電の路線一部を1年間代行バスに切り替えることになっているが、都市及び都市郊外交通協会は「乗り換えが多くなることによって交通マヒが発生するのでやめてほしい」と訴えている。
▼ブダペストの自由橋の掃除が2日かけて行われる。(28日午後10時から29日午前6時まではブダからペシュト方面の車線。翌日の同時間にはペシュトからブダ方面の車線を掃除するようだ。この間車は市電路線上を走れるらしい。)
▼高等教育機関の改革では、経済的に苦しい家庭の子どもとか、両親の学歴が低い子供、妊婦さん・小さい赤ちゃんがいるお母さんは入試に加点がなされるが、野党KDNPは「そんなことをするより学費免除枠を広げろ」と批判している。
▼医療機関(病院)の改革は4月1日からスタートするが、これに関する国からの契約書発行が遅れており、また内容にもミスが多いことから野党からは、もう少し開始時期を後ろにずらすよう要求がなされている(妻が入院している病院職員の人も、多くが解雇されるが、自分の専門を生かす仕事ができなくなる可能性が高く途方にくれていた。)
▼フェリヘジ空港では給油を担当する職員が28日の午前11時から午後6時までストを行った。
▼ハンガリーで生まれてアフリカなどに渡るコウノトリのほとんどは、今後数日間でハンガリーに戻ってくる模様。(ハンガリーには4800〜5300のコウノトリの巣があるらしいが、アフリカにはほとんど巣がないそうだ。ちなみにハンガリーのコウノトリの情報についてはhttp://www.golya.mme.hu/で見られる。)
▼ハンガリーには年金にもボーナス(正確に言うと13ヶ月目の年金)がある。この支払い方法が変わるらしく、今年と来年は6月から12月までこの13ヶ月目の年金の半分を毎月分割でもらえ、残りの半分は1月16日にもらえる模様。2009年は12月に全部一括してもらえるようだ。(13ヶ月目の給料とか年金ってクリスマスに物入りなのでそれに合わせて出るような雰囲気があるが、年金の場合今年と来年はその発想通りには国が支払えないようですね。)

レート
100円=154.33フォリント(3月28日/OTP)

天気
木曜日:午後から雲が広がってきます。最低気温は1〜6度。最高気温は12〜17度の予想です。
金曜日:木曜日より1度ほど気温が下がりそうです。ただ天気は悪く雨のところが多そうです。
土曜日〜日曜日:気温は変わりませんが天気はそれほどよくないようです。
月曜日〜火曜日:天気が回復しそうです。

デモ
与党側はデモに関する法律の改正を今週中にも国会に出す模様。改正点の中には「顔をマスクで隠さない。」「4日を越えてでデモを続けてはいけない。」などの項目が入っている模様

すんなりとはいかなそう
4月1日から医療改革がスタート。総合病院の数を減らし、住んでいる地域によって、どんな病気になったときどの病院へ行くかが決まることとなる。ただ市民は正確な情報を知らず、医師も情報を持っていないようで、しばらくは混乱が続きそうだ。(妻が入院している病院の産婦人科も4月1日からは入院手続きができなくなるため、今週大量の人が入院するようです。)

違法な肉
ペシュト県のTapioszelという町で4トンの違法に作られた肉製品が押収された。(ある住宅の離れで作っていたみたい。商品にはすでになくなった会社の情報が書かれていた。違法に作られた商品は近くの店でうられていたとか。本当に何を食べさせられているのか、こわいですね〜。)

表彰
ある10歳の男の子がブダペスト交通会社に手紙を書いて「いつも挨拶をしてくれるトロリーバスのおじさんを表彰してください」とお願いした。会社側はこれを受けてこのドライバーを表彰しボーナスを出した。(この男の子-ペーテル君-も会社からプレゼントをもらったそうです。)

露出狂
ペーチ大学では1月に露出狂の人が大学構内で自慰を行う(エレベーター内で女子学生と2人きりになった際に行ったようだ)という騒ぎがあったが、同様の事件がまた発生した(今度は廊下で・・・)。警察は現在この露出狂を探している。(25歳ぐらいで170〜180センチぐらいの人らしい・・・てこれだけの情報じゃあ見つけられないなあ。)

インターネット
ハンガリーでは税金の申告などもインターネットで行えるように(というか一部義務化されている)なっているが、この影響もあってかネットを利用して公共機関とのやりとりをする人が増えてきている。(といっても若くて都市部に住み、比較的経済的にも余裕のある人が中心のようだが。我家の場合税務局の書類が文字化けしてしまって困っています。)

3月28日

何か保護者が学校に押しかけて校長を殴ったとか、現金輸送車が襲われて流血惨事になったとか、幼稚園が火事で焼けてしまったとか、結構物騒なニュースがあったのですが書きませんでした。

小耳
▼トカイワインといえばハンガリーを代表するワインの1つだが、これまでトカイ以外でつくられたワインにも「トカイワイン」の名前がつけられていたらしい。ただ4月1日からはトカイでつくられたものだけが「トカイワイン」の名前を使うことができるようになるらしい。
▼消費者保護局では、これまで問題を起こした店のブラックリストは掲載してきたが、優良店については示してこなかった。ただ4月1日から優良店リストもウエッブサイトに掲載していくそうだ。
▼4月1日から一部の国道が(前にリストを掲載しました)12トン以上のトラックの場合のみ有料となる。また高速道路の一部は現在無料で走れるが、3.5トン以上の車に関してはこの区間も有料となる。一方オートバイは夏から高速道路の料金が半額になるそうだ。


レート
100円=152.51フォリント(OTP/3月27日)

駅名変更
ブダペスト地下鉄2号線のシュタディオノク駅は元々ネープシュタディオンという駅名で、今でもこちらを使っている人も結構いるが、ブダペスト市はこの駅の名前を今度はプシュカーシュ・フェレンツシュタディオンに変えるようだ(ネープシュタディオンというサッカー場がプシュカーシュ・フェレンツシュタディオンと名前がかわったことも影響しているはず)。ただそうなると時刻表やらなにやらいろいろ経費がかかるようでこの額が3500万フォリントとなる模様。(地下鉄2号線は夏にまた改修工事があるらしいがこれが終わる8月20日には名前が変わるそうだ。)

ストライキ
27日午後5〜8時の間、フェリヘジ空港の地上職120名がストライキを行った。このストライキの影響は22便、2000名の乗客に影響を与えた模様(管理職の人が代わりに仕事をしたとか)。

3月27日

私事ですが、26日に第2子が誕生しました。母子ともに健康です。というわけでバタバタしているのでほんのちょっぴりだけです。

小耳
▼今年1月にハンガリーで結婚した人はこれまでで過去最低だった模様。また人口減少のスピードも今年1月にはあがったとか。
▼前年度の有給休暇は翌年に4分の1だけ繰越できるという法律ができた。
▼政府報道官に決まっていたデムチャーク・ジュジャがこれを辞退した。(テレビの司会者などでも活躍した人だが、プレイボーイに写真が出たこととか、ご主人がマフィアとのつながりがあるとかでさんざん叩かれて辞退した。)
▼ブダペスト市は国会議事堂前広場の使用権を50年間国会に貸すことを決定。(公園をつくって夜8時からは人が入れないようにするようだ。)
▼4月11日に、ブダペストの交通機関がダイヤ改正を行う。(通勤しやすいように改正するようだ。)

3月26日

多忙につき小耳だけ

小耳に挟んだニュース
▼有名な俳優Kaszas Attila(カサーシュ・アッティラ)氏(47歳)が亡くなった。(先週舞台開始直前に脳出血で倒れ昏睡状態が続いていた。)(22日)
▼ガス代の補助金申請の最終的な期限が3月末で切れる。(今年は暖冬だったのでガス代もそれほど高くならなかったようですが、次の冬が怖いです。)(24日)
▼25日の午前2時に時計の針を1時間すすめ、夏時間がスタートした。(夏時間はオイルショックの後にフランスで導入されて、その後ハンガリーでも導入されました。)
▼セルビアモンテネグロがセルビアとモンテネグロに別れてから、初めてモンテネグロ代表チームがサッカーの試合に勝った。相手はハンガリー。(24日)
▼世界2輪選手権第2戦の125ccクラスでタルマーチ選手が見事優勝した。これで総合順位でも1位。(25日)
▼経済交通大臣であるコーカ・ヤーノシュ氏は今後7年間に2000kmの自転車専用道路をつくることを約束した。(ハンガリーでは自転車に乗る人の数がかなり少ないらしい。一昨年の夏にベーケシュチャバという町に行ったとき、自転車が通る道路が整備されていてすごいなと思ったことがありました)(25日)
▼ジュール・モション・ショプロン県のGyarmatという町の小学校で50名以上が24時間で28万7969個のビーズでいろいろなものを作った。(25日)
▼GFK市場調査会社の調べによると、政府の行っている医療改革の方向性が見えないとする人がかなり多いことがわかった。(診療所が受診料を徴収することで役所みたいになってきちゃったと悲しがる人もいるとか。)(25日)
▼セゲドの動物園で障害を持っている人が普段触れない動物に触るというプログラムが催された。(日本でもパロという癒しロボットがありますね。)(25日)
▼最近、オフロード系のオートバイやバギーで自然の中を違法に走り回る人が増えてきているということで警察が取り締まりを行った。(25日)
▼高速道路にスピード違反を取り締まるカメラが設置されるようになってきたが、効果があるということで今後その数が増える模様。(ただカメラを設置して、ここではカメラが設置されていますという案内をつけてもスピード違反をする人はなくならないとも報道されていました。最近You tubeなどでは公道でどのぐらいスピードを出せるかを映した動画を見ることができますが、ハンガリーでも時速300キロ以上出して走っているオートバイがいたそうです。)
▼月曜日は天気がよいですが、南西部では雲が残りそうです。最低気温は1〜6度、最高気温は12〜17度の予想です。火曜日は南西部で雲が広がりますが雨はないようです。最低気温は-1〜+4度、最高気温は12〜16度の予想です。水曜日はドナウ川より西で雲が広がります。最低気温は-1〜+4度、最高気温は10〜15度の予想です。

3月23日

多忙につき少しだけ

小耳
▼イースターには卵やハムを食べる習慣があるが、昨年は輸入物のハムについてパッケージや札に書かれている情報と実際のハムが違うという例があった(よくわからないが酔い部分の質のよい肉からできているはずが、実際にはひどい質のものだったり)専門家は「ハンガリー産なら安心だが、輸入物の場合は気をつけて」と呼びかけている。
▼トゥーロールディといえばハンガリーで人気のお菓子だが、Kosarという名前の消費者マガジン(広告が入らない雑誌)が31種類のトゥーロールディを調べた。その結果(1)包み紙に水分がしみこみやすい種類がある。(2)干しブドウが入っているものやココアのものには比較的問題あ多い。(3)果物系だと桃のものが比較的問題が多い。(4)最近は本物のチョコレートでコーティングしているものが減ってきているなどがわかったそうだ。
▼地下鉄4号線の最初の10駅の工事費用はもともと400億フォリントの予定だったのが現在では800億フォリントまで予定額が膨らんでいる。これは最新技術を使ったものに設計に練り直そうと、業者に案を出させて選んだ結果によるものらしい。
▼以前は無料だった薬も現在は箱代を支払うようになっているが、人によってはこの箱代だけで月5万フォリントも余計に支払わなければならないとか。
▼22日、ブダペストで50番の市電に乗ろうとして男性が足をすべらせ車輪の前に足が落ち、車輪が足を切断するという事故があった。
▼7月20日にブダペストでローリングストーンズのコンサートがあるそうな。
▼保護者及び教員で作る協会によると、現在ハンガリー全体で900の学校が閉鎖は統合の危機にあり、また今後1〜2年でさらに600の学校が閉鎖・統合される可能性がある模様。
▼数年前まではバラトン湖の水位が低いのが問題だったが、現在は水位が高いのが問題のようだ。現在は基準より3センチ水位が高く、それ自体は問題がないのだが北風が吹き込むと南側で水位があがり湖畔の建物が水に浸かる可能性があるという。
▼前に国外にいるハンガリー系住民にもハンガリー国籍を与えるかどうかで国民投票があった(結果としては「与える必要なし」の方が少しだけ多く、結局それは実現しなかった。)が、またこれに関し国民投票をすべきという意見が出始めている。ただ前回これを強く主張したFIDESZは今回はかかわっていない模様。
▼現在ハンガリーでは1人の子供を大学卒業まで育てるのに3000万フォリントかかることがある調査・研究でわかった。
▼ハンガリー人の寿命は周辺諸国と比べても短いようだが、これは経済・社会・家庭・その他いろいろなストレスが原因になっているのだとか。2050年にはハンガリー人の寿命もかなり延びると予想されているが、それでも世界でみると75番目ぐらいだろうとのこと。
▼現在フォリント高で1ユーロが246フォリントで買える。こんなにユーロが安いの久しぶりで今後このように安くなることは無いというのが専門家の見方だ。それもあって現在ハンガリーではユーロを買う人が増えているという。(1月の段階では1ユーロは252フォリントだった。)
▼100円=151.89フォリント(OTP/3月22日)

3月22日

小耳
▼政府は「利益ではなく売り上げに対し税金を支払う」法律を決定ししたが、結局憲法違反ということでこれが駄目になった。しかし政府は再度同じような税を導入する予定のようだ。(経費を大きくしてわざと赤字にするという会社が多いというのがその理由のようだ。)
▼ブダペストでは述べ100キロメートルの道路の改修工事を開始しているが、ブダペスト市長代理によると、春の間はあまり交通量が多くないところを中心に工事を行い、学校が休みになる夏に交通量の多い道路を工事するとのこと。夏にはかなり大きな渋滞が発生しそうだ。
▼ハンガリーの脳研究者が、癲癇や依存症に治療に役立つ神経細胞どうしのやりとりに関連する分子について解明した模様。これでタバコや酒やドラックの依存症の治療への道が一歩開けたことになるとか。
▼ハンガリーの有名な舞台俳優Kaszas Attila氏が劇に出演する直前に倒れ昏睡状態となっている。(この俳優さんは45歳。それまで健康には問題がなかったようだが恐らく脳出血で倒れたと思われます。みなさんも健康には気をつけてください。)
▼現在国会議事堂前でのデモを申請し、それを行っている団体は午後5時から9時半までデモが可能で期間は1週間と決められているようだ。(その後はどうなるんだろう。)
▼イースターでは卵の消費量が大きくなるため、外国からの卵の輸入を20%アップさせるそうだ。ただ専門家は輸入物の場合、店に並んだ段階ですでに生んでから1週間半〜2週間たっているものが多いので購入する際には十分気をつけるべきと指摘している(殻がきれいなものは2週間たっていても食べられるそうです)。
▼フェリヘジ空港の地上職員は賃金の交渉がうまくいかないようでストライキに入る可能性があるという。本当にストが開始されたら空港は大混乱することになると組合側は主張している。
▼地球温暖化の影響で、ハンガリーの洪水発生頻度がここ最近大きくなっていると環境保護・水関連省が発表した。(過去50年の統計を見ると、大きな洪水は5〜6年に1度、特に被害の大きい洪水は10〜12年に1度のペースで発生しているが、過去9年ですでに6回かなり大きい洪水が発生しているとか。)
▼ハンガリーでは18歳未満にはタバコを販売してはいけないことになっているが、FIDELITAS(FIDESZの子分みたいな党)の国会議員は実際にはこれが行われているとし店側の罰則をもっと強化すべきと主張している(調査をして未成年にタバコを販売したことが発覚した場合、1年間タバコを販売できないようにするなど)。酒類に関しても同じような措置をとりたいことも主張した。(若い女性がタバコを吸っている姿が目に付くような・・・ブティックの前でタバコをすっている店員さんとか、バス停で待っている女性とか・・・て女性ばっかり見ている?)
▼イースターに向けて卵やウサギの形をしたチョコレートが出回っているが、ハンガリーではイースターにこのようなお菓子を買う人が増えてきているようで昨年は1000トンのチョコレート菓子が売れたそうだ。(値段的にはこれらの商品は安くなってきているとか。でも中味の割には割高だよね〜。)
▼ブダペストの現在の下水処理能力は50%程度で残りはそのままドナウ川に流れている。ただEUの規定では2010年には下水処理能力を100%にしなければならないため、ブダペスト市側は必至でこれに取り組んでいるようだ。(ドナウ川は世界で最も汚染されている10の川に入るとか。もちろんブダペストだけが原因ではないけれど。)
▼ハンガリーでは病気や怪我で仕事ができない人は早く年金生活に入れる制度があるが、実際にはこれを悪用して(まだ働けるのに)年金をもらっている人がいる。(ラジオでちらっと聴いた数字なので間違っているかもしれないがこの種の年金をもらっている人が80万人もいるそうだ)それで、2008年からはまずはリハビリ用の補助金をもらってリハビリをし、それでも本当に働けない人にだけこの種の年金を出すことにするようだ。
▼オーブダ(ブダペスト3区)のマルギット病院では産婦人科が廃止となり、人々は別の病院に行くことになるが、受け入れ先の病院のベッド数とオーブダのこれまでの出産数を考えるとあきらかに異常な措置らしい。それでブダペスト市の野党議員や3区区長がこの措置に対する批判をしている。
▼特に郊外の道にはライトがないところも多く自転車をひいてしまう事故があとをたたない、それで6月からこのような場所では自転車に乗る人は必ず反射鏡のついたベストを着ることを義務付けることとなった。(その他、学校のバスでもチャイルドシートをつけるなどの措置も今後導入していくとか。)
レート
100円=153.38フォリント(OTP/3月21日)

天気
木曜日:北部ではお日様が出ますが南部では雲が多いでしょう。最低気温は-2〜+3度、最高気温は7〜12度の予想です。(今週はじめはハンガリー国内で最高気温の差が20度もあったそうです。)
金曜日:雲が広がり雨となるところが多いでしょう。最低気温は1〜5度、最高気温は6〜11度の予想です。
土曜日:雲が多いですが、ちょっとお日様も見られるかもしれません。西側では雨が残るところもありそうです。最低気温は3〜8度、最高気温は8〜13度の予想です。
日曜日:雲が多く雨がぱらつくところもありますが、お日様もちらっと見られそうです。最低気温は2〜7度、最高気温は9〜14度の予想です。

医療機関情報
3月末から、だれもがすべての病院のデータ(亡くなった患者さんの数とか、手術などでの医療ミスがどれだけ起こったか)を見ることができるようになるという。

自動車保険
現在自動車の強制保険は毎年年末に契約会社をかえることができるようになっている。このため年末になると保健会社からいろいろな宣伝が出るようになるのだが、この状況はあまりよくないとのことで、すべて一度に年末ではなく、契約が切れたときに新しい保健会社にかえられるようにした方がいいという意見が出ている。ただこれにより保険の値段が上がっていく可能性もある。

払えない
1〜2月のガス代見支払い料金の合計が100億フォリントに達していることがわかった。ガス代を支払っていない人達の中には「実際の使用量より請求額が高いため支払わない」という人もいるが、本当にお金がなくて支払えない人がかなりいる模様。

注意
ハンガリーでは年の始めに発生した鳥インフルエンザはすでに終結宣言を出しているが、これから渡り鳥がたくさんハンガリーに来るため、養鶏場などでは更なる注意が必要になる模様。

支払い請求書に注意
ハンガリーではときどきとんでもない支払い請求書が来る。これらの多くはコンピュータのミスによるものだ(例えば独り暮らしの年輩女性宅に100万フォリントの電気代の請求が来るとか)。ただ今回シオーフォクで起こったのはもうちょっと人的ミスが絡んだもののようで、集合住宅に住んでいる人達のガス代の請求が、それぞれの家庭のメーター値ではなく、建物全体のメーター値をもとに(そしてそれを戸数で割った値をもとに)請求されるようになったらしい。こうなると使った量と請求額が食い違うようになり、人によってはその差が3倍もあったりして、現在住民の多くがガス代支払いを拒否しているとう。(でも得している人もいるってことですよね。)

HEVでも
ブダペスト交通会社は3月8日より1年半〜2年の期間でキセルチェックを強化するが、この一環としてこれまで車掌が1人でチケットをチェックすることが多かったHEV(緑の通勤電車)でもチケットコントローラーがチェックするようになった。

3月21日

小耳
▼ハンガリーでは(もちろんハンガリーだけではないと思いますが)本を読む人の数がどんどん減っていることが中央統計局の調べで明らかになった。昨年は一昨年に比べて書籍販売数が270万冊減ったらしいが、成人で書籍を買っているのは40%に過ぎないという。
▼中央統計局の調べによると、今年1月の税込み収入は昨年同時期に比べ7.1%伸びたが税などをのぞくとその伸びは0.9%に抑えられ、またインフレ率は7.8%なので実質上は6.4%収入が減っている計算になる模様。(昨年同時期ではインフレ率が2.7%で、実質上の収入も4.8%の伸びだったそうです。お金のことは人事じゃないなあ。)
▼経済競争局は、テスコとオーシャンに対し、広告で出した品が実際にはすべての店舗では購入できない状況にあり、消費者に悪い影響を与えたとして合わせて8000万フォリントの罰金を命令した。
▼BKV(ブダペスト交通会社)は、今後2ヶ月間で5000の停留所と2000の待合場をきれいに掃除する模様。(交通には影響しないそうだ。)
▼(昨日書いた数とちょっと違うみたいですが)専門家によると昨年ブダペストで(しみこんだ水が凍って割れて)できた穴の数は2万8000だったのに対し、今年は暖冬のおかげで合わせて5600しか穴があかなかった模様。現在交通に影響を与えている穴の数は148箇所らしい。
▼ブダペスト市は国会議事堂前広場の使用権利を4月2日に国会に渡すことになったようだ。また現在ここに公園をつくる計画があるが、1年後にはその公園ができる模様。(国会議事堂前のフェンスがなくなったので、デモは再開されているようです。)
▼現在、質の悪い(例えば賞味期限が切れた)食品などを販売しているのが発覚した場合、罰金を支払うシステムになっているようだが、罰金はあまり効果がないらしい。そこで現在、同様の違反が発覚した場合は店を一定期間閉めさせ、閉めている間、罰則の理由を店のドアにはるのはどうかという案が出てきているそうだ。
▼医療機関の受診料制度はいくつか問題点が見つかったため4月に改正されるようだが、この改正でこれまで受診料免除だった18歳未満の子供達の一部が免除枠から外れる可能性があるという。
▼パリダカの出発点をブダペストにする話があり、政府はそれに5億フォリントのお金を出すらしいのだが、環境保護団体はこれに大きく反発している。(ただ国は「5億フォリント出しても、それ以上の収入があるから」と述べている模様。)
▼国家気象サービスによると、来週からはまた春らしい暖かい天気になるそうだ。ただ今週の金曜日はかなり寒くなるらしい。
▼ブダペスト13区で19日夜2つのグループの抗争があったようで、剣を振り回すものや発砲もあった模様。
▼サボルチュ-サトマール-べレグ県のNyirkatanという町で校長先生がポルノ撮影を行ったとして、200名が署名をして教育相に訴えるという騒ぎが発生している。校長は「事実無根」と主張しているようだ。

レート
100円=152.34フォリント(OTP/3月20日)

小さい絵の展覧会
ペーチのギャラリーで小さい絵の展覧会が開かれている。300点ほどの絵が飾られているのだが、大きさは2×2cmから10×10cmまでの大きさだそうだ。

よくわからない犯罪
バーチ・キシュクン県の墓地からBajaに住む男性に頼まれて2人の男が女性の遺体を盗もうとして警察に逮捕された。このBajaに住む男性は警察の調べに対し「女性の髪の毛が欲しかった」と述べている模様。(この女性は亡くなるちょっと前に大きな生命保険に入っていて、女性が亡くなった後に保健会社が調査を行っていたようです。警察はこの事実と今回の犯罪と関連がある可能性があると言っているのですが、これって保健会社が依頼して遺体を盗ませたってことかなあ?)

態度が悪い
教員組合によると、最近、生徒の態度がますます悪くなってきているが、これに対処する方法がなく困っているとのこと。(ハンガリーの学校では授業中態度が悪かったりすると、それを学級日誌に書き込み、その数が増えると、校長先生からの罰則が出る。また成績も科目の生成のほかに「態度」の成績もある。ただ最近では「どちらの方がたくさん罰をもらうか」という競争を生徒がしており、罰則が全く機能しなかったりするそうだ。)(私は今は大学でしか教えていないのでそのような苦労はないのですが、、高校でも教えていたときは、他教員が「動物園の中にいるみたいだよ〜」と言っているのを否定できないこともありました。でも教育実習生の試験授業なんか見ると高校の生徒さんもちゃんと実習生に協力しておとなしく授業しているんですよね。きっと子供達は大人をよく見ているのでしょう。)

3月20日

ご存知だと思いますが、このページの下のフレームには1999年末からの月が書いてあります。そこをクリックするととの当時のニュースが飛び出します。(1999年末以降にハンガリーにいらした方のみですが)皆さんがハンガリーにいらした時にはハンガリーはどうだったか振り返ってみると「ああ、こんなことがあった」なんてことを思い出すかもしれません。

小耳
▼ここ数年EU諸国内で卵の生産量が増えて安く輸入していたため、国内の卵の生産量が下がってしまったらしく、その影響で今度は卵の値段が上がり始めている模様。イースターには卵が欠かせないのだが、昨年1個17〜18フォリントだった値段が今年のイースターには1個30フォリントまで上がる可能性があるという。
▼19日早朝に警察は国会議事堂周りのフェンスを撤去した。20日からすでにデモの申請が出ているが、申請を出している団体は4月末までデモを行うものの、毎日4時間だけ、テントは建てない、アルコールは飲まない、芝生には入らない、簡易トイレを建てるなどを約束したようだ。
▼GfKHungaria市場調査会社の調べによると、2003年に比べ、体制転換の時の希望が結局かなわなかったという人の割合が増えていることがわかった。
▼ブダペストの地下鉄4号線の工事で50の木が切り倒されることが明らかになった。

レート
100円=152.79フォリント(OTP/3月19日)ここ1年半で最もフォリントが強くなったようです。

道路工事
ブダペストは国からの予算が削られたことで当初の予定よりは少ない100キロメートルの道路を改修するが、それでもSoroksari通り、自由橋、Kirisztina環状通り、Becsi通り、アールパード橋などで工事が予定されかなりの渋滞となる模様。(毎年冬になると道にしみこんだ水が凍ってそれがタイヤなどにくっついてとび、穴があくのだが今年の冬は暖かかったこともあり、現在ブダペストの穴の数は280しかないらしい。これは昨年の穴の数の10分の1だそうだ。)


19日はハンガリー東部では気温が20度近くまで上がったところもあったようだが、西部では雪が降ったところもあった。(暖かかった18日から一遍して19日では寒くなり、我家でももう使わないだろうと洗った娘の分厚いコートをまた引っ張り出しました。)

睡眠障害
3月19日は「世界睡眠デー」らしいが、ハンガリーの人口の3分の1は何らかの睡眠障害があるらしい。ただこの人達のうち医師のところへ行くのは10%程度とのこと。(睡眠障害は結果的に重病に結びつくそうです。皆さんはいかがでしょうか。)

問題は残る
ガス会社は取りすぎたガス代を返すことを約束しているが、対象となっているのは4月1日以降のメーターを読んだ家だけということで、すでにメーターを読み年間使用料を毎月平均して払うシステムを選んだ人の場合、1年間高いガス料金のままというケースが出そうとのこと。(ガス代だけではないが、1年に1回だけメーターを読み、昨年との比較から1年間の使用量を割り出しそれを12ヶ月で割って料金を支払うというシステムがある。)

停電
ジュールでは最近停電が頻繁に起こり、公共の場や道のライトが切れたまま放置されるケースも増えてきているという。ここ2ヶ月だけでも1000件の苦情が来ているが、直したのは半数だけだったとか。このような状況の中、ついに自治体も我慢できなくなり、電気会社を替えることも検討しているという。

警察の介入が必要
Mindszentという町の小学校では最近上級生が下級生に暴力を振るったり、母親同士が喧嘩を始めるなど暴力行為が増えてきていることから、警察に頼んで始業前や放課後、場合によっては休み時間にもパトロールに来てもらうことにしたようだ。(小学校関係だと、Dogeというハンガリーの東北地方の町で幼稚園が放火され全焼してしまったため、幼稚園児が近くの小学校の教室を借りたというニュースもありました。)

3月19日

ハンガリーでは4連休でしたが、みなさんはどう過ごされたのでしょうか。連休中も仕事で忙しかった方もきっといたでしょうね。今週はまたぐっと冷え込むようですが、ご自愛を!(抗生物質を1週間飲んだのに咳が止まりません。また花粉症のくしゃみも加わって咳とくしゃみが合わさって出てきます。困った!)

小耳
▼2012年のサッカーヨーロッパ選手権の会場候補地として、ハンガリー・クロアチアの共催、ウクライナとポーランドの共催、そしてイタリアが立候補しているが、FIFAの会長は、どこも同じぐらい可能性はあるが、ウクライナ・クロアチアの共同開催を支持したいという意向を示した模様。
▼3月15日はルービックキューブの生みの親ルビック氏がコシュート賞を受賞したが、25年ぶりにルービックキューブ大会がブダペストで開かれるそうだ。
▼オーストリアのハンガリーの国境近くに(オーストリア側)ごみ焼却場ができることとなり、これに反対するハンガリー人、オーストリア人、スロベニア人計2000名がが集会を開いた。
▼15日の暴動騒ぎの引き金になったとされる活動家ブダハーズィ(ソ連の記念碑を壊した容疑で警察に逮捕された)は30日間の自宅軟禁となった。
▼19日よりブダペストの道路改修工事がスタートする。今年は合わせて100キロメートル以上の道路が改修される模様(また混雑が増えそうだ)。
▼ここ数日天気のいい日が続いたためか、国全体で林や野原の(落ち葉の)火事で消防車が出動する回数がここのところ500回に達しているという。
▼EUはバイオエネルギーへの転換(全体の10%)を進めているが、専門家によるとハンガリーでこの目標を達成するには2000億フォリントが必要とのこと。
▼EUはハンガリーがケーブルテレビに関する法律を改正しないとして制裁を加える可能性が出てきた。(ハンガリーではケーブルテレビに関しては「人口の3分の1がケーブルテレビが見られるようにすべし」という法律があるらしく、これが「ケーブルテレビ使用を一部地域に制限している」として問題視されている模様)
▼現在ハンガリーでは10のガソリンスタンドで薬の販売を行っているが、これまで新たに117の申請があった模様(すでに22件についてはGOサインが出ている。)
▼19日に国会議事堂のまわりのフェンスが撤去されるという話が出ているがかなり可能性が高い模様。(ただデモ隊の人達はフェンスが撤去されたらすぐにでもデモを開始すると言っているので、また昨年秋の状況が繰り返される可能性がある。)
▼来年から国外(EU諸国)で70ユーロ以上の規則違反による罰金刑をもらった場合、例え「どうせ外国でやったことだから、ハンガリーに帰ってしまったら問題ないよ。」とハンガリーに逃げても請求されることとなった。

ふさわしくない
▼ケストヘイといえば、バラトン湖半の町でFestetics宮殿で有名なところだが、自治体は「宮殿近くとしてはふさわしくない」として遊歩道に並んでいる露店の数の制限などを考えている模様。(ふさわしくないって・・・・数年前宮殿内はポルノ映画撮影に使われていたけどなあ。)

読み
ハンガリーの初等教育機関ではこれまで低学年(1〜4年生)では「読み書きソロバン(計算)」が重視され、高学年(5〜8年生)では専門的な科目を勉強していたが、高学年の生徒の中に「読んだことが理解できない」子供が増えてきたため、高学年でも「読解」の授業が導入されることになる模様。(1年生から英語だドイツ語だと教えている学校が多いんですよね〜。母国語が読めないって言っているのに外国語なんて勉強する必要あるんかなあ。)

パリ・アムステルダムの旅
西洋美術館のゴッホ展では入場者数が40万人に達したが、40万人目の入場者には記念としてパリ・アムステルダム1週間の旅がプレゼントされた。

天気予報
月曜日:寒冷前線が張り出し雨が降りやすくなるでしょう。最低気温が2度まで下がるところもあるでしょう。ただ、南東部、東部では最高気温が17〜19度にまで達する見込みです。
火曜日:東部でも寒くなり気温は4〜9度ほどになるでしょう。(今週は国全体で最低気温が0〜5度、最高気温が5〜10度程度と寒さがぶりかえすようです。)

3月17日

とりあえず小耳のみです。


小耳
▼他の博物館にはこのような規則はないが、国立博物館には「ベビーカーでの入館お断り」の規則があるようだ。このため多くの人から苦情が来ているという。(先日ちょうど5万人目の入館者があったのだが、その人はベビーカーを押してきたという笑えない話があったようだ。)(14日)
▼ブダペスト地下鉄4号線工事は、他のプロジェクトにも援助したいとの意向からEUからの援助金が少なくなる可能性が出てきているが、ブダペスト市としては少なくとも建設費の6割をEUからの援助金でまかないたいと考えている模様。(14日)
▼医師会は「受診料導入によりホームドクターの収入は確かに少し増えたが、受診料導入のための事務経費もかかっているため、それほどの収入増にはなっていない。また、誰が受診料免除となるかも未だにはっきりしない。」と受診料徴収に対しあまりポジティブではない態度を示している。14日
▼6月までマルギット橋やバッチャーニ広場などのバス停で、ナビゲーションからの電波により、現在のバスの位置を音声で知らせる装置が実験的に設置されている。(ブダペスト交通会社としては数年以内にこの装置を全面的に導入したい考えとのこと。)(14日)
▼ある日刊紙によると、ハンガリーではジャガイモが不足しており、近いうちに1キロ300フォリントに達する可能性があるらしい。そして他のヨーロッパ諸国同様、北アフリカからジャガイモを輸入することになると書かれている。(14日)
▼15日からブダペストの遊園地が開園となる。今年も昨年公表だった「1日券(これを買えばガソリンで動くものをのぞき何でも乗れる)」販売を行い、4月末までは大人が2950フォリント、100〜140センチまでの子供は1950フォリント、100センチ未満の子供は無料となる。(これは昨年と同じ値段。5月1日から少し値上がりし、夏休みは更に少し値上がりする。-大人3500、子供2500-模様。)(14日)
▼今年に入ってからガス会社がガス代をとりすぎて問題となっていたが、4月1日からとりすぎたガス代を(翌月のガス代から差し引くか、現金を返すか希望に合わせて)返却されることとなった。(我家ではすでにこの前もらったガス料金で差し引かれた。)(14日)
▼国家救急サービス本部建物の爆発予告事件が発生した。(5分後に爆発するという電話だったらしい。爆発物はなかった。)(14日)
▼警察はブダペスト6区で1ヶ月前から火炎瓶をつくっていたという男性を逮捕した。(15日の政府式典で使う予定だったとか。)(14日)
▼政府は「利益ではなく売り上げに合わせて税金を払う」新しい税を導入したものの、憲法違反としてこれを取り下げたが、現在また同じような税を考えているとのこと。(いろんなところから領収書を集めて経費を大きくし利益を少なくして税金支払いを少なくするのを防ぐのが目的だが・・この新しい税も憲法違反になるだろうとも言われている。)(14日)
▼MDF(ハンガリー民主フォーラム)は14日に1848年の革命を記念する式典を行ったが、大声で叫んで式典を邪魔する人が結構いた模様。(MDFは野党だが、FIDESZと一線を画す路線で議席を得たことに対し、社会党になびいたと反発している市民がいる。)
▼15日、各界で大きな実績を残した人に勲章が与えられた。(15日)
▼西洋美術館のゴッホ展では入場者が40万人をついに超えた。(15日)
▼ブダペストでは産婦人科のベッド数が4月1日より40%減る。ただ現在ハンガリーの出産の33%はブダペストで行われており、現在妊娠中の女性たちは、自分たちが一体どこで出産することになるか不安を抱えている。(まさに我家がその状態)(15日)
▼15日未明に20歳の男性がエルジェーベト橋から国旗を盗むという事件が発生した(酔っ払っていたのかなあ。)(15日)
▼15日の政府の式典は国会議事堂前からスタートした。国会議事堂前では政府に反対する人たちの叫び声や口笛がなりひびいたが、暴動などは発生しなかった。(15日)
▼警察の発表によると、15日正午までの時点では警察が介入するような騒ぎは発生しなかった模様。(15日)
▼デブレツェンではFIDESZの党首代理でもある市長が政府を批判する演説を行ったが、ミシュコルツやセゲドなど他の町では与野党の議員が一緒に式典を行った。(エゲルではFIDESZ支持者が社会党の建物をフェンスで囲むというデモを行ったようだ。)(15日)
▼15日午前10時ごろ、MOL,OMVといったガソリンスタンドで高速道路の定期が買えなくなるというトラブルが発生した。(15日)
▼政府の式典は国立博物館で続けられたが、ここでも叫び声や口笛がすごかった。(ただ政府の式典はすべてフェンスでさえぎられた中で行われたので、誰かが中に侵入するなどの騒ぎはなかった。)(15日)
▼3月15日広場で行われたブダペスト市の式典では周りにいた人がトマトや卵を市長に向けて投げる行為が繰り返された。市長のまわりにはガードマンが数名おり、黒い傘をさして卵やトマトがデムスキー市長にあたるのを防いでいた。(ただいくつかはあたってしまったようだ)途中で(赤と白の)アールパード旗をかかげている人は歴史をわかっていないとやったもんだから、更に卵が飛んできたとか。この騒ぎの中群衆の1人が警察官を殴る場面がビデオに撮影された。(15日)
▼ショーヨム大統領は4日間の日程を終え、15日午後にはトランシルバニアからブダペストに戻ってきた。(少数民族となっているハンガリー人も同じハンガリー人だということを強調するためにトランシルバニアへ行ったそうです。)(15日)
▼ハンガリー全体では1000以上の式典が行われたが、地方の式典はどこも平穏にとりおこなわれた模様。(15日)
▼午後4時から行われたFIDESZの集会では開始30分前に既に5万人が集まっていた。(15日)
▼ブダペストのデアーク広場で、昨年秋の暴動事件に関わっていたとされるブダハーズィ・ジョルジュが警察に身柄を拘束された。(15日)
▼FIDESZの集会には20万人が集まった。オルバーン党首は「与党は逃げ場のない角まで追い詰められている。国民投票で政府に反対の結果が出たらもう政府は走って逃げるしかない。」などと演説した。(ただその後のニュースでFIDESZの幹部クラスの人がフェンスの後ろの方にいたとか、建物から集会をのぞいていたとか報じられた。FIDESZ内の結束は大丈夫か?)(15日)
▼午後6時前ごろから、暴動の気配が見え始めた。午後6時半には国立博物館前で2000名程度が集まり「ジュルチャーンは消えろ!」と叫んでいた。その後、今度は恐怖の館付近に200〜300名が集まり始めた。(ブダハーズィを救出するのが目的だったとも言われている。)7時前に警察がアンドラーシ通りを進み、集まった人達を移動させた。(催涙弾を使用)人々は英雄広場の方に移動させられた。7時20分警察はアストリアのラーコツィ通りを閉鎖し集まっていた人々をデアーク広場の方に移動させた。7時半に警察は放水車を使用(青色の水をまいた)。国立博物館前の人達がオクトゴンの方へ移動。恐怖の館前で集まり警察により英雄広場に移動させられた人が再びオクトゴンに向かって移動。8時前にオクトゴンが騒然となる。8時に警察が放水車を投入。人々はゴミ箱を燃やしたり、投石をしたりして反抗。人々の一部が環状線に流れ込み、4番6番の市電がストップ。車の窓ガラスをやぶったり電話ボックスを倒したりする。またオペラ周辺に移動した人達はバリケードをつくる。9時前に警察はブラハルイザ広場やデアーク広場の一部を閉鎖。警察は人々をデアーク広場の方面で移動させる。11時前には人々の一部をアストリアからエルジェーベート橋方面へ警察が移動させる。11時すぎにブラハルイザ広場に集まった人々同士の喧嘩が始まる。0時すぎ騒ぎがおさまる。警察官4名が負傷。(15日)
▼ジュルチャーニ首相は暴動のさなか、芸術宮殿で「1848年の革命は今行われているような道に暴徒が集まるようなものではなかった。」と演説。(15日)
▼スロバキアの新聞がFIDESZ集会でオルバーンは思ったような成果を上げられなかったと掲載。(16日)
▼第27回ブダペストスプリングフェスティバルが開幕(16日)
▼16日未明に暴徒により壊されたり投げられたりバリケードして使用されたものなどの掃除が完了した。掃除の経費や被害額をあわせると1500〜1800万フォリントになる模様。(16日)
▼15日夜に発生した騒ぎについて与党はFIDESZのオルバーンの演説やFIDESZのこれまでの態度が間接的に影響を与えたと批判。一方FIDESZは与党の政策や態度がすべての根本的原因と政府を批判した。(16日)
▼FIDESZは、「自分たちの集会は平和的に楽しく行った。政府の式典はフェンスで囲まれた中でこわごわと行うしかなかった。」と政府が市民に支持されていないことを強調した。(16日)
▼警察は、週末に危険性についての調査を行った後、19日の月曜日に国会議事堂前のフェンスを撤去する可能性があることを示唆した。(16日)
▼ヴァシュ県で、新たに不法投棄されたゴミ70トンが発見された。(16日)
▼15日の騒ぎについて警察は「大きな暴動に発生させず終了させることができた」と評価。一方FIDESZは人々を移動させる方向など指揮に不備があったと批判した。(16日)
▼ブダペスト5区区長のローガン氏は(FIDESZ系)は19日にフェンスが取り除かれた後には昨年秋のようなデモが行われないよう願うとコメント(16日)
▼NKDP(野党)の議員が15日の騒ぎについて「暴動なのか、テレビのやらせなのかもわからない。」とコメント(16日)

3月14日

小耳
▼薬販売が自由化され、これまで5つのガソリンスタンドで薬が売られていたが、あらたに5つのガソリンスタンドでも薬の販売を始めた。ちなみによく売れているのは風邪薬と解熱剤。
▼中央統計局によると、今年の2月の物価は昨年の2月に比べて8.8%高くなっていることがわかった。
▼2002年のモール銀行強盗殺人事件(行内の全ての人を撃ち殺したという事件)では終身刑の判決が下されているカイゼルが冤罪の可能性が出ているが、最高裁判所長は首都裁判所の所長と話をし、例え判決が間違っていてもそれは責められないという結論に達した模様。
▼3月15日にはブダペストだけで合わせて122の式典や催し物がある。警察は特に国会議事堂前、国立博物館、芸術宮殿での警備を強化させるとしている。(100台以上のカメラで撮影をし、地方からのたくさんの警察官が投入されるようだ。)
▼ハンガリーでは新しいエネルギー源と言われるものの総エネルギーにしめる割合がかなり低い(太陽発電、風力発電、バイオマス発電など)ハンガリーでは2013年までに新エネルギーが占める割合を7%にしたいようだが、EUは2020年までにこれを20%にしたいとしている。(バイオマスは生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」のことです。)
▼ハンガリーのワインは大きな国際ワインの大会で22のワインが賞を得ている(9の金メダル、13の銀メダルだそうだ)そのわりには世界的には知られていないということで、ワインをつくる人達から「何とか世界にハンガリーワインを広めたい」という声が強くなっている。
▼ハンガリーでは暖かくなるマダニの被害が出る(伝染病を媒介している。皮膚を食い破り中にはいり、手でとっても頭だけは残ってしまうので危険)が、前にも書いた通り今年は暖冬のためすでにマダニの被害が出る可能性があるとうい。(自然の中を歩く時などは帽子や肌をあまり出さない服装にしてくださいと専門家は言っています。)
▼国家獣医師会はこれから4月15日までイースターでよく食べられる卵、ハム、チョコレートの質の検査を強化していくと発表した。
▼3月末で閉鎖される病院は地理的にも広さ的にも不動産物件としては最良のものらしく、これを売却することでかなりの金が国に入るようだ(病院のあるところはみんなホテルになるだろうという噂が流れている。)
▼教育省は1月より教員の授業以外の事務的な仕事を減らすような措置をとっているようだが、実際の現場では何もかわっていないようだ(まあ、準備やその他の事務処理を考えると確かに時間がいくらあっても足りない職業ではあるが。)
▼ブダペスト市は国会議事堂前広場について公園や地下駐車場をつくる案を考えているようだが、これに対しジュルチャーニ首相も国もこれを支持できる(金を出せる)可能性があると発言した。
▼GfKHungaria市場調査会社の調べによると、人々の多くは医療機関の受診料に対し疑問を持っているという。(なぜ受診料を取るのかという疑問ではなく、なぜ300フォリントなのかという疑問のようだ。)
▼タタバーニャでは市独自に温暖化現象に対する調査プログラムを実施する模様(住民の意識調査やCO2ガスを減らしたり、新エネルギーを利用することで環境がどうかわるかなどを調べるようだ。)
▼最高裁判所によると、2〜3年後には、裁判の手続きがオンラインで行えるようになる模様。
▼バーチ・キシュクン県のOkanyという町にあるゴミを再生する工場が(ドイツからのゴミ不法投棄問題で容疑者となっている)Kunbajaの市長の持つ会社からゴミを購入したところ、再生できないゴミが10トンも送られて来ていたことが明らかになった。
▼ジュールの自然動物公園にライオンとトラの両親から生まれたliger(父がライオン、母がトラのライガー)が住むことになった。(もう16歳でここで余生を送るようだ。こういう動物には繁殖力がないらしい。)

レート
100円=159.26フォリント(OTP/3月13日)

安いものを求めて
財政引締め策の影響が市民の財布に来ているためか、最近人々はできるだけ安い物を求めて買い物をするようになっているとのこと。ただ生活用品だけを見ると、昨年の同時期より平均12.8%物価が上がっているので消費者にとってはつらいところだ。

裁判へ
有料路上駐車場を管理する会社がここ数年間でたまった2億5000万フォリント分の駐車料金身支払い分を各ドライバーに請求し大きな騒ぎとなっているが、ドライバー達ははじめこの会社の事務所に押しかけていたが、現在は裁判にかける人が増えてきているとのこと。(駐車違反をするとビニールの袋に違反切符を入れてワイパーにはさむのだが、風やいたずらでこれがなくなってしまうことがあるらしい。こうなるとドライバーは違反切符を切られたことを知らず、数年後になって利子とともにそれを請求されることとなる・・)

へんな客
サボルチュ・サトマール・べレグ県のNapkorという町で、ある男性が飲み屋に入ってきて店主に「酒を飲みたいのでこの手榴弾を2000フォリントで買ってくれ」と頼んだ。店主は警察に連絡し男性は警察につかまったが男性はかなり酔っ払っているようで取り調べはまだできない状況だという。ちなみに手榴弾はすでに処理されたもので爆発はしないものであった。

チケットコントロール
ブダペスト交通会社ではチケットコントロールを強化させているが(昨日書いた)新たに50名をチケットコントローラーとして採用し(2週間ほどの研修があるらしい)HEV(緑の通勤列車)などでもコントロールを強化する予定。なおこのチケットコントロール強化期間は1年半〜2年は続ける模様。

3月13日

3週間前に風邪をひいて以来いまだに咳が止まらなかったので、昨日診療所に行ってきました。薬のおかげで咳も殆ど止まったようです。

小耳
▼14日よりガソリンが1リットルあたり2フォリント値上がりする。(軽油は値上がりせず)。
▼GKI経済調査会社の予想では、今年のハンガリーの経済成長率は3%とのこと。
▼ハンガリー商工会の調べによると、政府の経済政策の引き締めに対しそれが実施される昨年の段階では中小企業はパニックになっていたが、実施された今年に入ってからは「思ったほどの影響はない」と考えるようになっている模様。
▼携帯電話会社Vodafoneは、ある一定以上通話をした人にたいし、電話がかけられないような措置をとったが、これに関し利用者にきちんと説明をしていなかったとして2000万フォリントの罰金が課せられた模様。
▼ハンガリー鉄道は、14日は金曜日、15日〜17日は祝日、18日は日曜日のダイヤで列車を走らせることとなった(祝日ダイヤでは人の動きの多い路線では本数が増える)。
▼ハンガリー国営テレビの本社がオーブダに移るらしいが、家賃やその他の経費が毎月100万ユーロかかるらしい。
▼これまで重度の障害で病院に行く際に公共交通機関が利用できなかった人は、車を使っても「公共交通機関を利用した」ということで、その分の交通費が援助されていた。ただ新しい法改正では(この決まりは残るものの)「65歳以上の人は無料で公共交通機関に乗れるため、車で行っても交通費は援助できない」こととなったらしい。これに対し障害を持つ人の協会は異議を申し立てている模様。
▼警察によると3月15日に式典が行われる国会議事堂前、国立博物館、芸術宮殿では安全のためのチェックを厳しくし、カメラで撮影し、上空にも誰も入れないようにする模様。
▼ブダペスト議会の交通担当市長代理は、Kelenfoldから東駅までの地下鉄4号線工事にかかる費用は集められるので問題ないと発言。
▼国家獣医会がハンガリーにおける鳥インフルエンザは完全になくなったと宣言。
▼3月15日はブダペストの多くの場所で駐停車が禁止となる。違反者はレッカー移動となるので注意。(http://inforadio.hu/hir/belfold/budapest/hir-109696、http://inforadio.hu/hir/belfold/budapest/hir-109696/2、http://inforadio.hu/hir/belfold/budapest/hir-109696/3に場所が載っています。)
▼FIDESZは(政府の政策に対する)国民投票を行う予定だが「医療機関の受診料」や「入院しているときに払う料金」についても国民投票を行う予定。
▼現在ブダペスト交通会社ではチケットコントロールを強化しているが、これによりチケットの自動販売機の売り上げが1日で300〜350万フォリント、窓口などを合わせると1日で800万フォリントの売り上げ増となっている。ブダペスト交通会社ではチケットコントローラーを現在の430名から更に50名増やす模様。

レート
100円=156.01フォリント(OTP/3月12日)

実際には難しい
新しい政策により、4月1日より、病院のベッドの数を減らしたり、科をなくしたりなど病院の制度も大きくかわるが、実際にはそう簡単に「はい、今日でこの科は終わり!別の病院へ移動してください。」とはいかないようだ。(しばらくは一時的な措置として閉鎖される科や病院に患者さんがいるという可能性もあるらしい。妻の出産予定日は4月5日だが、妻が産む病院は3月31日に閉鎖される予定となっている。現在病院側も生き残りをかけていろいろ動いているようだが、今のところ4月1日以降は新しい妊婦さんが入院できない状況となっている。・・・でもお医者さんには3月中に生まれるでしょうと言われているので多分大丈夫でしょう。)

あれば嬉しいが
政府は1台4000万フォリントするデジタルボードを合わせて4万台学校に導入したいと考えている。これに対し学校側は「否定はしないが、その前にもっとお金をかけるところがあるはず。」と考えているようだ(このデジタル黒板は現在1500箇所の学校で実験的に導入されている)。

食品チェック
4月上旬にイースターがあるが、これに向けてハムや肉製品のチェックが強化されることとなった(毎年安いがものすごく質の悪いハムが出回ったりする)。

廃線はペイするか?
ハンガリー鉄道は赤字路線のいくつかを廃線にしたが、代わりに走る長距離バス会社はこの赤字路線を引き継ぐこととなり経営的には嬉しくない状況にある。一方ハンガリー鉄道側も線路や駅の建物などは維持しなければならずこれにかなりの経費がかかる模様(すでに色々なものが盗まれたり、遮断機が切りとられたりと被害が出ているとか。)

これでイライラしない?
ブダペスト交通会社は4月よりバスに、そして5月からはバス停で新しいシステムを試験的に導入し、バス停で次のバスが今どこにいて、あとどのぐらいで到着するかを知らせるようにする模様。

3月12日

多忙と体調不良でニュース更新が滞っていました。今日は小耳にはさんだニュースのみです。

小耳
▼3月頭の週末でブダペスト地下鉄2号線の改修工事が終了したが、夏にはまたOrs vezer広場(終点)から東駅まで、あるいはOrs vezer広場からデアーク広場までの路線で改修工事が行われる模様。ブダペスト14区の無所属議員があるオリンピック金メダリストと環境大臣に与えられていた名誉市民号を剥奪する要求を出した。オリンピックチャンピオンは昔共産主義時代の国家安全サービスに関与していたこと(スパイだった?)、大臣は名誉市民号をもらった後も活発な政治活動を続けたのが問題らしい。警察は数ヶ月に及ぶ捜査の末、3月15日(の式典などで)警察や国に対し攻撃しようと計画していた5名の身柄を確保した。(3月6日)
▼国家気象サービスによると祝日の15日は平年より暖かくなる模様。また15〜18日までの4連休もいい天気になりそうとのこと。保健省次官はラジオのインタビューに医療機関の受診料制度はおおむね市民に受け入れられ、医療機関やホームドクターもきっちりと受診料を取っている。制度的に不備のある点も見えてきたのでそれをはやく直したいと答えた。また保健省は病院閉鎖などに伴い職を失う医師や看護婦が新しい医師や看護婦の仕事を見つけることはそれほど難しい状況ではなく、失業者が増えるということはないとの見解を示した。GfK市場調査会社の調べによると、ハンガリー人は結構保守的であることがわかる。例えば女性の70%は「家事は女性の仕事だ」と考え、77%は「お金を稼いでくるのは男性の仕事」と考えている。一方男性も83%が「外で稼いでくるのは男の仕事」と考えているようだ。EUの規則に従う形でハンガリーでも3月末から、スタンガンや防弾チョッキ、あるいは防護ヘルメットなどを一般市民が使用してはいけなくなる模様。ブダペスト警察本部は3月15日の各式典などで任務につく警察官たちは認証番号をかならずつけ、ヴィペラと呼ばれる武器を使用しないことなどを約束(15日は地方のホテルは満室だが、ブダペストのホテルは半分ぐらいしか部屋が埋まっていない・・・ってどこかで聞きました)。警察はブダペスト以外の6箇所で武器や火炎瓶、その他公衆の安全を脅かす用具などを押収し人々の身柄を拘束したが、警察はこの詳細については今のところ秘密にしている。ハンガリーでも、もし職場の電子メールやインターネットが仕事用にしか使えないようになっていない限り、雇用者が被雇用者のメールや見ているサイトを監視(見る)ことは許されないとデータ保護次官が述べた。ブダペスト地下鉄4号線をブダオルシュまで延ばそうという話が出てきているらしい。これに対し政府は「アイデアとしてはよいが、予算がないので賛成できない。」との態度をとっている。(詳しいことはわからないが)憲法裁判所が違憲としたことで、政府は税金の1つ-利益ではなく収入に合わせて法人が税を納める、あるいは収入を予想して税を収めるシステム-の徴収を1月まで遡って行わないことを決定した。週末に寮に残った生徒はお金を払わなければならなくなるという話があったが政府はこれを支持しない方針。ブダペストは路上駐車場の数を特に郊外の区で更に増やす方針の模様。教育省は高等教育機関の数を減らすことを公表しているが、今のところどの機関が残るかなどについては情報がない。(3月7日)
▼パリダカールラリーが2009年あるいは2010年からブダペストからの出発になる可能性があるとか。地方、国家公務員は現在電車などの交通機関で割引制度があるがこの枠が小さくなる(例えば電車の割引使用回数に制限が加えられる)などの措置が取られることになりそうだ。(私も去年までは公務員扱いの教員ということで電車が半額で乗れたのですが、今年からそれがなくなりました。)ブダペストのカルビン広場には建てられてから何年もテナントが入っていない大きな建物があるが、4月15日に最初のテナントが入る予定。(ここは私の職場のすぐ近くにあるのですが、本当にがら〜んとしてます。最近はなにやら工事をしているようですが)2008年からエゲルと高速3号線をつなぐ自動車専用道路の建設が始まりこれが2010年には完成する予定(土地の関係でかなり建設費がかかるみたい。エゲルはいいところですよね〜。)憲法裁判所の判断に従い、FIDESZはKDNP(キリスト教民主人民党)と一緒に病院の民営化や薬販売の自由化などについての国民投票を行う予定。現在大学生は(成績に合わせて)国から奨学金をもらっているが今年の秋にはこれがもらえなく学生が出る可能性があるらしい。農業専門家によると、今年のハンガリーの冬や温暖な地中海地方並で果物なども成長サイクルもいつもの年より3〜4週間前倒しとなっているとのこと。保健省はSchopf-Merei Agost病院とAnyavedelmi センター, az Orszagos Pszichiatriai ?s Neurologiai Intezet,そして a Svabhegyi Allami Gyermekgyogyintezetなどの閉鎖を決定した(ハンガリー全土の病院ベッド数も8万125から7万1324に減ることとなる)。政府は3月11日付けで「正当な警察の行為を許容しない行為」を公務執行妨害として最高で罰金5万フォリントの刑とすることを決定した。(これも3月15日対策だろうなあ)。ブダペストの中央市場のある広場に地下鉄4号線の駅ができるため、その工事の間、2番の市電が仮設線路(空中路線と呼ばれている)走る計画があったが、これが予算がかかりすぎると中止となり、代行バスが走るようになる模様。だた、中央市場からカルビン広場の間は工事中(今年4月から来年末ぐらいまで)かなりの混雑が予想されバスが走れないのではという不安がある。3月10日は振り替えの平日だが(そのかわり16日が土曜日扱いとなる)10日は普通に路上駐車場の料金を払わなければならない(いつもは週末は無料)。(3月8日)
▼2輪の世界選手権の125ccクラスに出場しているタルマーチ・ガーボル選手が第1戦のカタールでポールポジションを獲得。ユダヤ教会は3月15日は危険なのでユダヤ教を信じるものは家にいた方がよいと呼びかけた。暖かくなってきたことで、信号待ちの車などの窓ガラスを無理やり洗う人たちが現れる時期となった。警察は取り締まりを強化する模様。病院閉鎖や縮小で余ったお金をどう使用するかが公表されていないと医学専門家がラジオのインタビューで指摘。保健省のホームページには、どこの地域の人はどんな問題があったときにどの病院に行くかという情報が載っているらしいが、専門家によるといろいろ問題があるらしい。またホームドクター達も自分たちのところにきた患者さんをどの病院に送ればいいのかまだはっきりわからないようだ(私達はブダペストから西にちょっと外れたところに住んでいるんですけど、これから問題が発生した時にはブダペストを横切って東に行かなければならないらしいです。---と言われています。本当だったら嫌だなあ。)警察は3月15日もゴム弾銃を使用する模様。ただ本当に危険な時にしか撃たず、撃つ場合でも必ず足に向けて撃つことになった。総理府は3月15日に過激派による反政府行動が起きる可能性があることを改めて示唆。モール銀行強盗殺人事件に関与した容疑が持たれているW.ローベルトに対し嘘発見器が使用されることとなった(この事件の全貌はいまだ明らかになっておらず、すでに無期懲役の刑を受けている人物が冤罪という可能性もある)。ヨーロッパ委員会がブダペストの地下鉄4号線工事プロジェクトに援助しないかもという話が出てきているようで、これが本当なら工事そのものが頓挫、あるいは数年遅れる可能性もあるという。(3月9日)
▼カナダで開かれていたスパゲティでつくる橋コンテストで今年もハンガリー人が優勝した(ブダペスト工芸大学の人らしい)。ハンガリーの女性は男性より寿命が9年長いが、慢性疾患に苦しむ人が多いことがわかった(60歳以上の女性は平均17年間、なんらかの慢性的な痛みと戦っているとか。)。2輪世界選手権第1戦でポールポジションを獲得したタルマーチ選手は終始トップ争いをし、最後の数メートルのところで惜しくもチームメートにかわされ2位となった。今年は国民の実質上の収入が減ると言われているが、最もお金を節約するのは旅行であるらしい(車のかわりにバスで旅行に行く人が増えるとか)世界主要都市151の収入面でのランキングが発表されたが1位は東京でブダペストは92位だった(ブダペストは収入の伸びだけでみるとほぼ最下位らしい)。 (3月9日)
▼ショーヨム大統領がトランシルバニアに行くため3月15日の式典に参加しないこととなった(個人的な理由でトランシルバニアに行くって書いてあったけど、なんか変な感じ)ブダペスト交通会社はこれまでよりも更に厳しい地家とコントロールを考えている模様(地下鉄にはコントローラーがずっといるとか、バスなどでは乗り降りのドアを指定するとか-これは日本ではあたりまえだけど)。ハンガリーって2004年に加盟したEU10カ国の中では経済的に結構いい位置にいるはずだと思っていましたが、今年中にはスロベニア、チェコにはずっと置いてきぼりをくらい、エストニアにはズバッと抜かれ、今年にはスロバキアにも抜かれてしまいそうです。経済の伸びは非常に遅いし、国庫赤字は最も多く、なんか不安だなあ〜。(3月10日)
▼ブダペストスプリングフェスティバルの時期となったが、これによる収入は37億フォリントを見込んでいる。航空事故に関する本が出版されたが、それによるとパイロットは空を飛んでいるときではなく、滑走路にいる時のほうが怪我をしやすいとか(これって離着陸の失敗も含めているのかなあ)。ハンガリー民主フォーラムの党首にダービド・イボヤ氏が再選された(彼女は2010年にはハンガリー民主フォーラムが政権をとると言っている。まあ確かにちょっと支持率は上がってきたけど・・)ヨーロッパ委員会が援助金を出さず地下鉄4号線工事が頓挫・延期するという話があったが、ブダペスト側は「問題なし」とこれを否定した。ルーマニアがEUに入ったことで、ルーマニアと国境を接しているBiharという町では不動産の値段が3〜3.5倍上がっているとか。(この町に住んで、ルーマニアに仕事にでかける人もいるらしい。この町は数年前までは50〜60万フォリントで家が1軒買えたそうだ。)頭を皮膚から体内に突っ込んで、とっても頭だけが残ってしまう・・そして伝染病を広める・・・という恐ろしいマダニであるが今年は暖冬のせいかすでにマダニの季節が始まった模様(暖冬のせいで12月にマダニのせいで死んだ犬がたくさんいたとか)。ヘヴェシュ県のSarudという町で温泉が出た(地下900メートルまでほったそうだ)。経済的な問題か今年の新車販売数は例年より20%少なくなると予想されている。最近子供が被害者になる犯罪が多くなっており、学校の教材として防犯について教えている。(3月11日)

天気
月曜日:よい天気となりそうです。最低気温は-2〜+3度、最高気温は13〜18度の予想です。
火曜日:朝きりが発生するところもありそうですが、よい天気となりそうです。最低気温は-1〜+4度、最高気温は14〜18度の予想です。
水曜日:天気がいいですが、徐々に雲も広がって寄贈です。最低気温は-1〜+4度、最高気温は15〜19度の予想です。
木曜日:よい天気となりそうですが、雲が広がってきます。最低気温は2〜7度、最高気温は12〜17度の予想です。

レート
100円=158.10フォリント(OTP/3月9日)

3月7日

小耳
▼2月13日にハンガリー警察庁の建物に銃弾が撃ち込まれた事件で、警察は有力情報に対する懸賞金を500万フォリントから1000万フォリントに上げた。
▼ハンガリーでは毎年「家族の反対で腎臓移植ができない」例が40件ほどあるという。
▼世論調査会社Tarkiによると、ハンガリー人の4分の1以上は出身国に関係なく外国人を毛嫌いしており、外国人が好きだという人は6%にとどまっているとか。(ハンガリー人以外はハンガリーに住むな!という感じ。実際には存在していない民族の名前を試しにだしてみても「ハンガリー人じゃないから絶対来るな!」という意見だったらしい。)
▼FIDESZから出ていた「警察のゴム弾銃の使用禁止」について国会は議論を今のところ行わない模様。
▼ハンガリーではこれまで進学率アップが進んだおかげで初等学校や中等学校に比べ高等教育機関の閉鎖はあまり話題にはなっていなかったが、徐々に高等教育機関へ進む子供の数も減ってきていることから今後数年間で高等教育機関の数も4分の1ほど減らしていく必要があるという意見も出始めている。
▼今週の後半から地下鉄やHEV(緑の通勤電車)の車両内でチケット・定期の検札が行われる模様。(去年はキセル対策でブダペスト交通会社は800万フォリントの増収があったようだし、今回も結構厳しくやるようです。)
▼ハンガリーの医大を卒業した人のうち毎年600名程度が外国で職を得ているとセンメルワイス大学が発表。(かなり多いですね〜。)


レート
100円=161.95フォリント(OTP/3月6日)

3月15日
ハンガリーテレビは、警察が「3月15日に警察や国を襲おうと計画していた」5名を逮捕したと伝えた。(ただ身柄は拘束していないみたい。)

スノードロップ
ハンガリーでは「女性の日」にスノードロップ(ハンガリー語だと「雪の花」)を贈る習慣があったが、現在では保護花ということで勝手につんではいけないことになっている(1本つんでも最高で懲役3年とか)。・・・6日、Bukkの自然保護区で商売目的で3000本のスノードロップをつんでいた人がつかまったそうだ。

トイレ
ジュールの駅ではトイレにホームレスが住み込むという事態が発生し昨年11月末にトイレを閉鎖した。そしてこの状況が現在も続いているという。(1つのプラットホームに簡易トイレが設置してあるそうですが、かなり汚いそうです。駅にトイレがないのは困るでしょうねえ。)

生活が苦しい
政府の財政引締め政策の影響を市民も感じるようになってきている。3月では平均で手取り給与が2500フォリント下がる一方、平均支払い金額は増え、実際には各家庭平均で5600フォリントの収入減となっている。(特にガス代の問題は多いようです。もし寒い冬だったらどうなっていたことか。)

自分たちの給与で
Mezoturという町では、過去に複数回家宅侵入窃盗の被害にあったお年寄りの家や、犯罪にあいやすい家を中心に警察官が自分たちの給与から警報装置を購入し設置しているそうだ。(この町は警察が防犯に特に力を入れている町なのだそうだ。)

儲けすぎ?
ハンガリーの主要銀行8行を合わせると、1時間に5000万フォリント、1日に12億フォリントの利益があるという。銀行側によると、これは顧客から不当に吸い上げているからではなく、経費を上手に節約できたから・・ということだが、顧客側はそうは見ていないようだ。

3月6日

昨日は夜の授業の帰り10号線を走っていたらトラックがひっくり返る事故の現場にぶつかりました。ひどい事故でした。

小耳
▼ハンガリーでガス田が発見されたようだが、現在ハンガリーは天然ガスを輸入に頼っており、消費者や専門家も今後もこの状態は改善できないと考えていることがわかった。
▼GKIとErste銀行は、政府の政策により計画より早く国庫赤字は減少しそうだが、国民の実質上の収入は去年に比べて3〜3.5%減少するだろうとの見方を示した。
▼7日(水)よりガソリンが1リットルあたり6フォリント、軽油が2フォリント値上がりする。(確か先週も同じぐらい値上がりした。)
▼経済交通大臣は2010年春までにドゥナウーイヴァーロシュとペーチの間に自動車専用道路を作ると発表した(ペーチは2010年に文化首都になることが決まっているので、その一環かもしれません。ペーチまではこれまで高速道路がなかったので行くのが大変だったのですが、それが解消されそうですね。)
▼ハンガリー国境とクロアチアのリエカの間に新しい特急電車の路線建設が計画されているそうです。(2時間でいけるとか。)
▼数年前に起こったモール銀行殺人強盗事件の犯人として無期懲役の刑を受けたものの、現在冤罪の疑いが出てきているカイゼル・エデが「彼らが現れなかったらこのままここで人生がつぶされるところだった。」と心境を語った(ただこの人物は他の犯罪は犯しているので全くの無実ではない。)。
▼4日に行われたマイノリティーの選挙の投票率がかなり高かった模様。
▼3月の年金と合わせて、13ヶ月目の年金の最初の一部が支払われる。
▼先週の月曜日に雪がふった時、乗客のブーツから流れ出た水で機械がショートしたコンビーノ(新型市電)4台だが、部品を交換して運転が再開された模様。
▼空気の汚れによりハンガリーでも星が失われつつあるが、夜ハンガリーのどこでどのぐらいの星が見られるのかの調査が(再び)行われることとなった。
▼ジュルチャーニ首相は2010年から2014年にかけてユーロが導入できるだろう。詳細はハンガリー国立銀行との協同プログラムが終わる2008年に発表できるだろうと発言。(これまでの国立銀行総裁はFIDESZの人だったのでやりにくかったのでしょうね。前の総裁は任期中はさすがに政治色を出しませんでしたが、この前のインタビューでFIDESZのオルバーン氏を絶賛していました。)
▼ブダペスト3区(オーブダ)では路上駐車上の数を増やす模様(というより路上駐車がほとんど有料駐車場になってしまうとか。)
▼火事処理中に怪我をして病院に運び込まれた消防隊員(薬品が降りかかり危ない状況だった)に病院側が受診料を要求したことが大きな問題となっている。結局病院側も謝ったが、野党は「受診料制度そのものをやめるべき!」と更なる批判を強めている。(今回は制度的に受診料を取ることは間違いではなかったようで確かにまだまだ制度の改正は必要のようだ。ただ、今回の事件を受けて制度そのものを廃止せよというのはちょっと短絡的かもしれない。でも医療現場は混乱しているし国民も不安だから、この野党側の批判にそうだという人も結構いるだろうなあ。)
▼ジュルチャーニ首相がイギリスのTimesのインタビューでFIDESZと極右勢力とのつながりを批判したことに対し、5日の国会でFIDESZ議員会派トップとジュルチャーニ首相の間ではげしいやりとりがあった。
▼国家捜査局は「3月15日に過激派が活動を行うとの情報をキャッチした」と発表(大丈夫だとは思いますが、15日ブダペストの人が集まるところに行く予定の方は気をつけてください。)
▼FIDESZは3月15日に大集会を予定しているが、同党はブダペスト市の式典とFIDESZの集会の間にもうプログラムを入れないよう警察に要請している。
▼1000種類の薬が4月1日から値下がりする模様
▼カポシュバールのデパートでガムを360個盗んだ男性が逮捕された。
▼環境保護と水に関する省が「緑の部隊」を創設し、ゴミの不法投棄についての調査を行っている。(すでに逮捕者も出たとか)



レート
100円=163.68フォリント(OTP/3月5日)

差別
ハンガリーでは50歳以上、ロマ、小さい子供がいる母親、障害を持っている人が最も差別を受けやすいとされている。この現状を打破するためEUの援助でキャンペーンを行う模様(差別って当事者や当事者に近い人でないと感じられないところがあるのが難しいところですよね。)

底を打った?
Sonda Ipsosの政治家の人気度調査では政治家全体の人気がかなり下がっていたのだが、今回の調査では人気下落が底を打った感じとなった。(支持率は低いけど、前回よりは下がらなかったようだ)一番人気があるのはスィリ・カタリン氏とダービド・イボヤ氏(といっても100ポイント満点で50ポイント程度)最も人気がないのはモルナール・ラヨシュ保健大臣(23ポイント)(1991年から2006年まで全体の平均人気ポイントが54から47まで下がったが、過去1年でそれが39まで更に下がっている)

3月5日

小耳
▼FIDESZオルバーン党首が「国政をまかせられる人ならいくらでもいる」と発言。MAV病院に対する保健省の扱いが気に入らずハンガリー鉄道がストを起こす可能性あり。保健証を不正に使っている人が多く、保健省は4月1日よりチェックを厳しくする予定。ブダペストが予算案を可決。(以上3月1日)
▼ジュルチャーニ首相がイギリスの日刊紙「Times」のインタビューに答える。(「オルバーン氏は田舎のエルビスプレスリーだ(こんな歌ありましたよね。)」とか「FIDESZは極右勢力とつながっている」とか「これが私の運命だ」とか結構いろんなこと言っているみたいです。FIDESZはこれに対し「ジュルチャーニは国際的な嘘つきとなった」と主張しています。)国道2/a号線で、政府に対するデモ隊とそこを運転しているドライバーの間でいざこざが発生。デモ隊が車をヌンチャクで壊したり、ドライバに怪我をおわせたりして3名が警察に捕まった。高速道路事故の5件に1件は路肩の間違った使い方が原因と高速道路管理会社が注意。法務・法執行省がFIDESZのオルバーン氏を告訴(昨年10月23日の行き過ぎたデモ鎮圧が国の支持によるものという発言に対しての告訴)フェリヘジ空港で新しい荷物チェック用のX線機械が導入(シェンゲン協定実施に向けての一歩のようだ)ケチケメートで品質の悪化した肉が発見された問題で4名が警察に身柄を拘束された。フェリヘジ空港が出していた「騒音減少プラン」に対しブダペスト18区が「駄目。やりなおし」。ブダペスト10区の製薬工場で爆発。MAV病院に対する保健省の対応を批判してのハンガリー鉄道ストライキが回避。(以上3月2日)
▼社会党とFIDESZの支持率の差が少し縮まったことに対し、ある政治学者は「FIDESZ議員による国会議事堂周辺のフェンス撤去事件が影響だろう」と発言。4日よりハンガリー鉄道の14の路線が廃線に(バスが走ることになる)。ある日刊紙によると「100種類の薬に対する国の援助がなくなる」模様。社会党は「今の公教育は経済市場に合っていない。改革が必要」と強く主張。FIDESZのオルバーン党首は「改革?ただ国民から金をすいとっているだけ。」と主張。3月15日の独立戦争の記念式典で「危険だから」とジュルチャーニ首相が演説を行わない方針が考えられていたが、ここにきて「演説を行う」ことになった。(以上3月3日)
▼ヴァシュ県でマグネチュード2.9の地震が発生。マイノリティーの国・地域レベルでの選挙が行われる。ハンガリーでは40〜69歳の男性の死亡率が非常に高いらしい。(毎年この層で3万2000名がなくなるとか。こんなのは他のヨーロッパの国ではないらしい。)3日の夜から4日にかけてハンガリーでも皆既月食が楽しめた。

天気
月曜日:午前中はお天気がよさそうですが、午後から崩れて雨のところもありそうです。最高気温は10〜15度の予想です。
火曜日:朝方雨が残るところもありますが、その後は天気は回復しそうです。最高気温は12〜17度の予想です。
水曜日:晴れたり曇ったりの1日です。最高気温は16〜21度の予想です。
木曜日:西側は曇り、東側は晴れです。最高気温は14〜19度の予想です。
金曜日から寒冷前線が張り出し日曜日まで気温も下がりそうです。

お化粧
美容院に勤める人達によると、ハンガリーでも化粧をする男性が増えてきたのだとか。

デモ
政府に対するデモは今も各地で行われているが、4日はミシュコルツで1000名以上が集まるデモが行われた。

暖かい春
冬が来たのかこなかったのかわからないうちに春になってしまったが、今週は半ばに最高気温も20度程度に達すると見込まれており、暖かい春がやってきそうだ。(今年の1月のハンガリーの平均気温は、例年より6.2度高かった。)

職務質問
ハンガリーの警察の職務質問の数が多すぎるという点が指摘されているようで、これを減らすために警察官が職務質問をしたら同警官がアンケートを記入しなければならないことになるようだ。(特にロマに対する職務質問が多いらしい。)

質素に
セゲドで行われた旅行関係の展示会でわかったところによると、ハンガリー人で夏のバカンスに出かける人の数は減ってきており、バカンスに出かける人も以前よりも安いところに変更しているとか。(最近、ハンガリー人は悲観的すぎると言われることが多いが、貧富の差もはげしいししょうがないのかも。)

インターネット
トルナ県のAparhantという村ではまだ交通に馬車が使われているような田舎だが、自治体が月額1500フォリントでインターネットができるようにしているため、2軒に1軒がインターネットを利用しているという。(もちろん本当は月額1500フォリントでのインターネットは無理なので自治体が負担している。)

もうすぐ
高速7号線は延長工事が遅れながらも進められているが、「アメリカから日本までが関心を持っている?」という橋の建設も両側が高速道路につくまであと100メートルというところまで進んできた。(高さ88メートル、長さ1880メートルの橋になるとか。)

関心低し
4日、ペーチで「ペーチの山にNATOのレーダーを置いてもよいか」に関する住民投票が行われたが、市民の関心は低く投票率もかなり低かった模様。

3月2日

ちょっとだけです

小耳
▼社会・労働省が2006年6月までに調べたデータによると、ハンガリーで麻薬を常習している人の数は2万4000名だとのこと。
▼3月1日に新たに65の郵便局が閉鎖
▼ケチケメートの店と倉庫で食べられない肉を発見
▼国会は3月15日までに「警察のゴム弾銃使用」に関する決定を行わない予定。
▼1日、くさり橋でグリーンピースが(事前に許可のない)活動を行い、このため同橋が閉鎖。(ジュルチャーニ首相が来週のEUトップ会談でエネルギー問題に対し積極的な態度を示すよう求める行動だったとか)
▼ブダペスト4区の裁判所から勾留中の男性が逃走。警察はブダペストのあちこちを閉鎖して捜索を行った。
▼医療機関の受診料導入で「待ち時間が増えた」と医師会が発表
▼マジャールスズキの組合長は解雇されていたが、裁判所はが一審で「特別解雇で組合長を解雇したのは法律違反」と判断(復帰するってラジオでは言っていましたが・・)
▼3月19日より首相府キャビネットなるものが創設される。
▼ブダペスト市議会は19の専門高校の統廃合に関する条例を決定した。(この前より2校減った)
▼世論調査会社Tarkiでも社会党とFIDESZの支持率の差が少し縮まる(それでもFIDESZの支持率の方がかなり高い(20対26)

3月1日

小耳
▼FIDESZ党首のオルバーン氏は「ハンガリーは一党独裁ではないが、政府の支持で警察が動く(例えば昨年10月の暴動事件)など民主主義はない。」とテレビのインタビューで断言。(FIDESZは世論を動かして前倒しで国勢選挙を行いたいと言っていることから、かなり発言が攻撃的になっているようです。ちょっと前にFIDESZ議員が国会議事堂前のフェンスを撤去しようとする騒ぎがありましたが、「自分たちは憲法違反の状況を知らしめたかっただけ」と最高検察に申し出たようです。)
▼4月に高等教育機関に関する法令が改訂される模様。(細かいことはわかりませんが、例えば現在教員の中で複数の大学に常勤として席を置いている人がいるようです。こういうのもなくすようです。あとは国から大学へのお金の流れに関する規定を厳しくするようです。)
▼1980年のモスクワオリンピックの重量挙げで金メダリストをとったハンガリーの選手が原因不明の難病にかかり(脱力症みたいな感じ)現在では歩くこともできず車椅子生活を送っているという。
▼ブダペストのセンテンドレ通り(国道11号線につながる道)で乗用車とトラックの衝突事故があり、4時間ほどこの道が完全に通行止めになった。(かなり大きい事故でニュースでも「写真は子供は見ないように」と書いてありました。ここはかなり交通量が多い道なのでかなりの車に影響がでたことでしょう。)
▼地下鉄4号線の工事がいつ終わり、費用がどのぐらいかかるのかについて、当初の予定とかわってきているようだが、野党のKDNP(キリスト教民主人民党)は「東駅からボシュニャーク広場の区間は地下鉄の変わりに路面電車を走らせるべきだ」と工事の計画変更を主張している。(ブダペスト市側は「今計画を変更するなんてナンセンス」とこれに反対している。この工事って2002年に1920億フォリントかかりますってEUに言って援助などの話をしているのですが、ここにきてデムスキー市長は、当初の予定より費用が230億多くかかりそうと述べています。ただEUとの交渉もあって細かい数字は出していないようです。)
▼ブダペストなどの路上駐車場で駐車違反をしたと支払い請求が届くことがあるが、これまでは5年前まで遡ってこの請求を送ることができたことから、「事実無根」「覚えていない」など利用者からの苦情が殺到していた。今後は60日以内に必ず請求書をおくらなければならなくなるようだ。
▼今年はじめハンガリーで鳥インフルエンザが発生したが、その時のハンガリーの対応についてEUが「適切であった」と評価をした。(イギリスの鳥インフルエンザ発生にハンガリーが関与しているという話もあったがEUはこれに関しても「事実無根」と発表。)
▼GfK市場調査会社の調べによると2004年にEUに加盟した国のなかで最も現状に満足していない国民はハンガリー人だそうだ。(2004年に比べて職場・医療面で状況が悪化していると考えている。)
▼2004年以降、労働許可をもらった外国人の数が年々減っている模様。(多いのは周辺諸国のハンガリー系住民、そして中国人。)
▼ハンガリーのインフルエンザの流行が終息に向かっている模様。
▼世論調査会社SzondaIpsosの調べによると、大政党である社会党とFIDESZ の支持率は22%対32%と少しだけ差が縮まったようだ。(といっても、かなり差はあるようだが。あとハンガリー民主フォーラムへの支持が過去10年で最高だったようだ。)
▼Mezokovashazという町の銀行支店に強盗が押し入ったが、行員がトイレから外に逃げようとした(そして逃げた)のを見て追いかけた強盗の後ろから行員がトイレのカギをかけ、あっという間に御用となってしまった。
▼2002年に高速道路を建設した際、業者達がカルテルを結び建設費を不等に値上げしたとして、国が280億の賠償請求を行う可能性が出てきた模様。

レート
100円=158.17フォリント(OTP/2月28日)

天気
木曜日:朝方は霧が発生しそうです。最低気温は1〜6度、最高気温は10〜15度の予想です。午後は北部で雨になるかもしれません。
金曜日:風が強く、雲が多く、雨のところもありそうです。気温は少し下がりそうです。
土曜日:午前中は天気がよさそうですが、午後から天気が崩れてきそうです。
日曜日:全体的にぐずついた天気のようです。
来週:最高気温が10度以上になりそうです。(来週の水曜日ぐらいには最高気温が14〜19度程度まで上がるらしいです。)

違反
ドイツから大量のゴミがハンガリーに持ち込まれていた問題で、EU環境委員は「違反を犯した」とドイツを非難した。

ビタミン
ハンガリーでもビタミン錠剤がはやっているが、医学専門誌の記事にビタミンAやビタミンE、あるいはベータカロチンの過剰摂取は死亡する確率を上げるという記事が載った。(18万人を対象にした調査で明らかになったようだ。う〜む。)

免除
今年から車の税が重量税ではなく、排気量と年式で決まるようになったが、障害を持っている人に関してはこの税が免除される予定。

花粉症
今年は例年より早く花粉症の季節が訪れたが(私もやられています)その一番の原因となっているのがブタクサである。ブタクサは駆除が義務付けられているが、実際には守られていない場合もある。それで専門家や大学がブタクサの駆除について無料講習を行うことになった。

30万
英雄広場横にある西洋美術館でゴッホ展が開かれているが2月末までに入場者数が30万人に達した模様。なお、このゴッホ展は当初3月20日まで開かれる予定であったが、あまりにも人気があるため4月1日まで延長することが決まった模様。