ニュース
1月31日

昨日はハンガリー日本語教師会会長として日系企業に挨拶に行ってきました。お忙しい中、時間を割いてくださいましたAGC Autootive HungaryのSuzuki社長、AIKAWA Hungaria Elektronikai KFTのTakane社長(私の名刺もそうですが、日本語がなかったので、漢字のお名前がわかりませんでした。すみません。)本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。現在ハンガリー日本語教師会には45名の会員がおり、現在日本語教育の質の向上、教材作成などに力を入れています。ハンガリーの日本語教育をとりまく状況も今大きく変化しており、なかなか難しい問題もあるのですが、今週末にこの教師会と青年海外協力隊との合同会議を開くことになっているので、そこで今後自分たちができること、やっていかなければならないことなどについて明確な目標を立てたいと思っています。(ちなみに、ハンガリーには日本語を勉強している人が1000名以上もいるんですよ〜。)一方で日本語教師としての自分を見ると、どうしても学生・生徒のみに目が行きがちで、それゆえに視野の狭さを強く感じていますし、日本からハンガリーに来てもう16年もたってしまったので、変にハンガリーずれしてしまって、それはそれでいいのですが、(個人的な魅力にちと欠けるところもあり)学生に対しても申し訳ない気持ちがあったりします。また、自分たちのところで日本語を勉強した生徒や学生達が、例えば日系企業でお世話になっているにもかかわらず、私自身には日本でのサラリーマン生活が2年しかないため、将来日本人の方と一緒に働いて行きたいと思っている生徒・学生達に伝えなければならないことが伝えられていないという不安(確信)も強くあります。前者に関してはこれまでは自分のクラスに日本人ゲストの皆様に来ていただくことで、そして本当に素晴らしいゲストの方がいつも来てくださるので、本当に助かっているのですが、後者についても「教師会会長」という立場を利用し(任期はあと半年しかないので今がチャンス)いろいろ勉強できればと考えています。ということで、今日は今までお世話になった方、今お世話になっている方、これからお世話になる方に感謝の気持ちをこめて、ちょっとだけ長くニュースを書きます。(でも明日からはまた短くなってしまうと思います。すみません。)

小耳
▼世論調査会社Medianの調べによると、ハンガリーの国の機関で最も国民の信頼を得ているのは科学アカデミー、最も信頼がないのが「政治家」という結果が出た。
▼ブダペスト市は劇場に対する予算枠を10億フォリント減らす計画を立てていたが、これを5億減と修正した。ただその後も予算枠は減っていくとのことだ。(劇場も大変だろうなあ)
▼世論調査会社Szonda Ipsosが1月17〜24日に1500名に調査をした結果、有権者のうち野党FIDESZを支持するものは280万人、与党社会党を支持するものは170万人程度であることが明らかになった。必ず投票するという人のカテゴリーでもFIDESZ指示が55%、社会党支持が33%と、野党が優勢となっている。また、これに基くともし今国勢選挙が行われた場合は、FIDESZ、社会党、MDF(ハンガリー民主フォーラム)は国会に議員を送り込めるが、連立与党のSZDSZ(自由民主連合)は議員を送れないだろうとのこと。(与党は、今は苦しいけど今我慢すればきっとよくなると言っているので、もしそれが本当なら支持率にも変化が出るのでしょう。)
▼国会議員が自由にお金を使い放題の状況にあることが最近明らかになったが、国防省の上層部8名が昨年旅費として使った金額が2000万フォリントであることも明らかになった。(このうち、外交的な理由が明らかになっているのは100万フォリントのみとか。)
▼ブダペストの地下鉄4号線のゲレルト温泉付近の工事であるが、このままでは工事が遅れてしまうということで、一旦工事を停止して新しい計画をたてている。
▼昨年、ハンガリーでは監獄の収容率が10%下がったが、それでも138%あるとのこと。(行きたくね〜)
▼そろそろ新しいハンガリー国立銀行総裁を決める時期で、首相は国会に議員を送っている5党党首と会談を持ちたいようなのだが、FIDESZとKDNP(キリスト教民主人民党)は以前から「ジュルチャーニ首相とは話をしない」という方針をかかげているため、この会議には参加しない模様。
▼ブダペスト英雄広場からちょっといったところに、大きな砂時計があるが、これを国は民間に運営をまかせたいようだ。ただ難航している模様。

レート
100円=157.79フォリント(OTP/1月30日)

損害賠償
2003年の夏、シオーフォクで強のせいで並木の枝が折れ通行していた男性の頭を直撃、男性は頭蓋骨損傷で1週間後に亡くなるという事故があったが、裁判で市が木の手入れを怠っていたとして市に対して損害賠償命令が下された。(額はわかっていない)風が強い日は木の下を歩く際にも気をつけなきゃ。

禁煙
ハンガリーでは毎年3万人が喫煙が原因で亡くなっているが、ヨーロッパ全体でもこれまで120万人が、世界では550万人が喫煙が原因で亡くなっているらしく、これを受けたヨーロッパ委員会ではEU国内での「人が集まる場所」での完全禁煙を導入する方向で検討している模様。(例えば市電やバスの停留所でタバコをすうこともできなくなる。)

EU援助金
ハンガリーの中小企業に対し、2013年までEUから総額1兆2000億フォリントの援助金が下りることになっており、その第一弾として300億フォリントの援助に対する申し込み受付が始まったようだ。国によると3000の中小企業がこの援助を受けることになるとしているが、野党からは「これっぽっちの金では焼け石に水だ!」と批判が出ている。

強風の被害
29日の強風についての被害状況がまとまった。これによると、数千に及ぶ被害広告があり、被害総額も1億5000万フォリントを超えた模様。またけが人も20名を数えた。(消防署への通報件数も1100と、通常の9〜10倍程度に増えた。)

鳥に国境はない
1週間前にLapistoという町のガチョウ農場で鳥インフルエンザ発生が確認されたが、今回感染した鳥のビールスと同じものが以前、フランス、ウクライナ、ルーマニア、ブルガリア、スロベニアで発見されていることから、これらの国から飛んできた鳥によって感染した可能性が高くなった。(鳥インフルエンザが怖いのは空から感染主がやってくるということですよね。鳥→人→人→鳥→鳥→人なんかのように、感染するようになったら本当に怖いです。)

氷山の一角
Gyula(温泉で有名な町)の27歳の法学部学生がDVD違法コピー販売で逮捕された。1時間に50枚というハイペースで違法コピーをつくり、自分のウエッブサイトを通じ1枚600〜1000フォリント程度で販売していた。(映画のコピーだったのでしょう。日本ではどうかわかりませんが、ハンガリーの場合違法コピーDVDの多くは、カバーもカラーコピーでとって本物とおなじように作られています。もちろんカラーコピーなのでカバーの質は悪いですが。)

どんな利益があったのか
ドイツから大量のゴミがハンガリーに運び込まれていた事件では、Kunbajaという町の町長(と妻と仲間2名)がドイツからゴミが運びこまれているのを黙視していたことが明らかになった。この4名はすでに逮捕され勾留措置を受けている。この他にも1名が警察に捕まっている。(ゴミと言えば、バーチ・キシュクン県のNyarlorincという町でも6万リットルのペンキやベンジンなどの危険廃棄物が違法に埋められていたのが発見され、関係者が逮捕されるという事件があった。)

さすがにライターでは
30日の早朝(未明)デブレツェンのガソリンスタンドにスキーマスクを被り銃らしきものを持った男性が強盗に入った。ただ銃のように見えたのは銃の形をしたライターであり、それに気付いた従業員にあっという間に取り押さえられ、かけつけた警察に突き出された。(強盗をした男性は「借金で首が回らなくなってやった。」と供述している。)

アルコール中毒
ハンガリーのどんな小さい町に行っても朝早く(6時ぐらい)から夜遅くまで繁盛している店がある。それはコチマと呼ばれる飲み屋である。ハンガリーでは朝から酒を飲んでいるのは肉体労働者というイメージがあが、専門家によるとこれは間違っているのだそうだ。実際にはオフィスなどで働く人にも酒が手放せない人が大勢いるようで、経済的な競争力にも少なからず影響を与えていると指摘している。ただ会社側は従業員が昼間から酒を飲んでいてもそれを理由に解雇するまでに3〜5年ぐらいは時間をかけているのが現状だ。尚、現在ハンガリーには80万人のアルコール中毒がいるといわれているが、実際に医療機関で治療を受けているのは4万人にすぎない。

1月30日

多忙につきほんのちょっとだけです。

▼29日、強風のため、オートバイに乗っている男性の頭にレンガが落ちてけがをし、病院に運ばれた。(風のため各地で被害が出たようだ。少なくとも10名が怪我をし、13名が家が壊れ避難した。)本当にすごい風でしたね〜。
▼60年代を一世風靡したハンガリーのバンドIllesの中心メンバーがなくなった。
▼先日、ベーケシュチャバでEU基準に作り直された17の公園がどんどん壊されているというニュースを紹介したが、ある基金がこれらの公園を管理するという条件で譲り受けると申し出ている。
▼EUに入っていることもあり、給与の高い西側で職を得ることも可能になっているが、ハンガリー人はあまり外国での仕事に興味がないと言われている。現在100万の職に空きがある一方、ハンガリー人がこの職につくのは4〜5%程度と見られている。(ハンガリー人は外国語ができない・・・という一般的常識が邪魔をしている?)
▼タバコが今年数回値上がりする模様。これにより喫煙者は年間2万フォリントタバコ代が増えるといわれている。
▼昨日紹介した廃校・他校との統合の可能性のあるブダペストの専門高校のリストがインターネットで掲載されている(http://www.hetivalasz.hu/pdf/Iskolak.pdf)。500名の教員がリストラされ、生徒も別の学校へ転校となり、受験生もどの学校が閉鎖・統合となるか100%明らかでないまま受験申し込みをしなければならない。
▼最近ハンガリーでも消費者金融(「gyors kolcson」という)のコマーシャルが多く出ているが、結構これを利用している人が多いという。(こわいなあ〜。)
▼100円=157.84フォリント(OTP/1月29日)

1月29日

先日、高校で日本語を教えている先生と話をしたのですが、今度ブダペストで25〜26校の中等教育機関が統合(合併)されるそうです。(尚、ニュースでは20以上の専門高校が閉鎖、あるいは別の学校に統合されるとのっていました。)今のところすでに候補となっている高校は決まっているようですが、正式に決まるのは2月22日ごろなのだそうです。生き残る中等教育機関も、そうでないところからの生徒を受け入れることとなるので、1クラスの人数を増やしたり、クラス数を増やしたりするそうです。一方、中等教育機関の希望校選択の期限は2月16日なのだそうで、それが本当なら、受験生はどの高校がなくなるかわからないまま受験を希望することになります。へんな話ですよね〜。(この閉鎖される方の高校の中に日本語を勉強している高校が1〜2校入っているようなので、それも心配ですが、500名以上の教員が行き場を失い、8000名の生徒が別の学校へ行かざるをえなくなるとニュースでは書いてありました。)

小耳
▼ジュルチャーニ首相は26日、「szembenezes」という名前で、これまでの首相としての自己評価や今後の改革について記した(日刊紙Nepszabadsagに織り込む形で入っていた)。本人は「与野党の対話のための架け橋のつもり」で書いたようだが、始めに「野党については批判しない。」と書いてあったのに、途中ずーっと野党の批判をしていたり、普通の人にはわからないような専門用語で書いてあったりとさっそく批判の対象となっているようだ。(この他にも、どのぐらい金をかけて新聞に折り込んだのかという点も野党から追求があったようだが、それは秘密なのだそうだ。)
▼1月26日の時点では、1月29日の朝4〜8時まで長距離バス各会社でストライキが実施されることになっていた。27日になって、多くの県で会社と組合の話がまとまり、27日の時点では最大で7つの県でストが予定されることとなった。そして28日の時点で、すべての県でなんとか話がまとまり、結局ストライキはなくなった。(とりあえず通勤に影響が出ずよかった。)
▼1月の最後の日ぐらいに、ブダペスト地下鉄4号線の穴をほるドリルがブダペストに到着するらしい。
▼1月27日の午前は各地で雪が降り、平均の2倍の消防車の出動要請があった。ブダペストでは雪上車が65台出たそうだ。(うちの娘は、2週間に1回の割合で開かれる日本人とハンガリー人の間に生まれた子供のための日本語幼児サークルに通っているのですが、途中の坂道で前の車が何台も玉突き事故をおこしており、やむなく途中で引き返しました。でも、坂がつるつるにすべっていてターンするのも大変でした。玉突き事故のいくつかはこのターンのときにおこったようです。なんとかターンしてからもブレーキがきかなくなってズルズル坂をすべりだすし生きた心地がしませんでした。もうドキドキものでなんとか自宅まで戻りました。)
▼ハンガリー東北部のティサ川の水位が上がっていたが、27日に水位が下がり始め洪水の心配がなくなった。
▼28日、トルナ県で偽警察が携帯電話の部品を積んでいるトラックを強奪。被害総額は3億フォリントをくだらないそうだ。
▼2月1日から電気代が5%以上値上がりする。
▼27日夜、ブダペスト1区の警察署である警官が誤って同僚を撃ってしまい、同僚が亡くなるという事故(事件?)があった。

暖冬だったのに
ここまで暖冬が続いていたが、これまで道で凍死した人の数が多くなっているとか。過去6週間にも20名が亡くなった。(そこにきてこの寒さ。きっとホームレスの人も大変だろう。でも、ハンガリーでは外だけじゃなくて自宅内での凍死も多い。暖房費が払えず自宅内で凍死するのだ・・・)

ガス代
今年の初めからガス代があがり、2月には最初の請求が来るが、暖冬が続いたこともあり、国から補助金が下りない人も、2月には昨年より1000〜2000フォリント高く払うぐらいですみそうらしい。

やっとオープン
Matrasyentistvanではすでにスキー場はオープンしていたが、雪が足りず実際にはすべることができなかった。ただ気温がぐっとさがったことで、ようやく人工雪の効果も出るようになり、1つのゲレンデがオープンした。今後寒さが続けばゲレンデの数も増やす予定。

天気
月曜日:徐々に雲の数が好くなるなりますが、雨や雪がふるところもありそうです。また風が強く吹くところもあるので注意が必要です。最低気温は‐3〜+3度、最高気温は4〜9度の予想です。
火曜日:雲が広がり、東北では雪、その他の地域ではみぞれや雨となりそうです。西側ではかなりの強風がふきそうです。最低気温は-8〜-1度、最高気温は1〜7度の予想です。
水曜日:お日様がちらりとのぞく可能性もありますが、全体的に雲が多そうです。北東部では雪、そのほかの地域ではみぞれや雨もふりそうです。最低気温は-6〜0度、最高気温は3〜8度の予想です。
木曜日:徐々に雲がとれお日様も顔を出しそうです。ただ、雨や雪がふるところもあります。この日も風が強そうです。最低気温は-3〜+2度、最高気温は2〜8度の予想です。


28日はハンガリー各地でかなりの強風が吹き荒れた。今後被害が発生しそう。

芸術宮殿
ブダペストのペスト側のラージマーニョシュ橋とペテーフィ橋の間、国立劇場に隣接するところに「芸術宮殿」と呼ばれる建物がある。かなり斬新な様式で建てられているものだが、30年かけて投資して国のものとするようだ。ただ、合計すると当初の予定より660億高い、4000億フォリントを国が払うことになるらしい。(つまりそれだけの税金が使われるということだ。)

コウノトリ
この時期、ハンガリーのコウノトリはアフリカに渡っているはずだが、Csurgoという町ではこれまでの冬の暖かさから、3羽のコウノトリが渡らず残ってしまった。ここにきて急に寒くなっているが、地元の人達がコウノトリを守っているという。(まずえさがみつからないので、毎日えさを与えているのだそうだ。)

競馬は駄目
Hajdudorogという町は失業率が30%あるらしい。ここに競馬場やブックメーカー(賭け)の事務所を建設する話があったらしいが、町は「失業手当などを競馬に使ってしまう。」としてこれを辞めたらしい。

240億フォリント
税務局は、財産の調査に動員する人数をかなり増やしているが、一方で隠し財産を持っている人が罰金を払わずに、でも国に確実にお金が入るよう、「財産についての自己チェック」の機会を年末までに与えた。これで「自分はやばい」と思った人達が自己チェックを行い、税金をはらったのだが、その額が240億にも達したのだそうだ。(個人・法人の両方があった)

1月25日

小耳
▼Budapest Kommunikacios es Uzleti Foiskolaでは、イギリスのMiddlesex Egyetemと提携して、ハンガリーで学びながらイギリスのマーケティングコミュニケーションの修士号が貰える制度ができた。
▼与党の社会党のメッジェシ前首相やジュルチャーニ現首相は「お金持ち」で有名だが、連立与党の自由民主連合のコーカ経済大臣もものすごいお金持ちだそうだ。その彼が財産公開で保有する不動産の1つ(数億フォリント相当)を逃げ道を見つけて公開しなかったことが明らかになり、一部の人からたたかれている。
▼クロアチアに続き、セルビアもハンガリーからの鳥肉輸入を停止した。
▼ヒーレル教育大臣は「大学は淘汰されるべき。いくつかの大学は閉鎖される可能性もある。」と発言(こわいなあ。)
▼24日朝、地下鉄3号線のNagyvaradi駅で人身(死亡)事故が発生し、ダイヤが大きく乱れた。
▼現在、刑法典の改正が行われているようだが、終身刑がなくなるという話が出てきている。(最高で25年までの刑にするらしい・・まさか予算の面だけで考えているというわけはないと思うけど、市民の安心という面でどうなのかなあ。)

レート
100円=156.98フォリント(OTP/1月25日)

成績
ハンガリーの小学校では7%の子供が注意欠陥/他動性障害(ADHD)があるという。これらの生徒たちは、いろいろなことに注意が向きすぎてものごとに集中できる時間が20秒ぐらいしかないと言われている。ハンガリーの学校ではそろそろ前期が終了する。このため成績が出されることになるが、保護者の人たちは自分の子供がどうなのか心配でたまらないようだ。(7%は多いですね〜。教師の言うことを聞かない子は全部、他動と言われてしまっていたりして。。。そうだったら怖いです。ちなみに初等・中等学校の場合、前期と後期の間には特に休みがないのが普通ですが、同時期にスキー休みといわれるものが入ることもあります。)

輸出できない
ノーグラード県で猪がブダの疫病(豚ペスト)が発生していることが明らかとなった。これにより日本はハンガリーからの豚の輸入を停止した。このせいでハンガリーの養豚場が危機になる可能性があるという。(日本がハンガリーから豚肉を輸入していたとは知りませんでした。)

スト
ハンガリー鉄道系の病院がブダにあるが、ここが政府の新しい政策により閉鎖することになった。ただ病院の職員や鉄道関係者がこれに強く反発し保健省などでデモを行っている。また2月1日には同病院で12時間のストも計画している模様。

偽造証明書
学校の生徒が病気で休む場合、医師の診断書(病気だったという証明書)がないと、無断欠席となってしまうが、逆に医師の診断書があればサボりもサボりではなくなる・・・というわけでニーレジハーザのすべての学校で偽造医師診断書を生徒たちが出していたことが発覚した。今のところ把握しているのは11の学校で41名が偽造診断書を使用していたということで、これらは主にインターネットからダウンロードしていた。(1枚の値段は250フォリント)


ドイツやオーストリアではかなりの積雪量となったようだが、ハンガリーでは西側で数センチ降ったにとどまった。ただ、この雪で小さいスリップ事故が多発したようだ。

地下
ブダペストの周りを走る予定の環状0号線のブダにかかる部分が地下になるという案が出ていたが、これをブダペスト3区が了承したようだ。国道10号(ドログ-エステルゴム)11号(センテンドレ-エステルゴム)までこの0号線が伸びるのは7年後になる模様。

残念ながら
チョングラード県の動物保健局の頼みで、Szentesの猟師会のメンバーが、今回鳥インフルエンザが発生したガチョウ農場付近にいる(野生の)鴨を撃ち殺すことになった。これは今回の鳥インフルエンザの感染経路を探すためのものだそうだ。

1月25日

今朝、妻が出産する予定の病院(ブダペストのブラハルイザ広場の近くにあります)が新しい政策により閉鎖される可能性が高いと新聞記事に出ていました。今日は検診でその病院に行ったのですが、妻が検査の後で担当医師にその件について聞いたところ「予定日は?うん、そうかあ。じゃあ、(閉鎖に間に合うよう)もっと早く産みましょう。」という返事でした。え〜!・・・今日はちょっと疲れてしまったので、簡単に。

小耳(のみ)
▼24日ドナウ川以西地方で雪が降り始めた。(ヴァシュ県では雪上車が雪をかいている。)私も夜車を走らせている時、雪がふってきました。
▼ブダペストでは予算不足のため、当初予定していた150キロメートルより20〜30キロ少ない距離しか道路の改修工事が行われない可能性が出てきた。
▼ハンガリーの国会議員は領収書を必要とせずに、いろいろなお金が使えるが、その額があまりにも高いため問題となっている。(前政権時2002-2006年の間に386名の国会議員が領収書なしで請求し受け取った額は500億フォリント以上)そのため国会では、これを何とかしようと議論をしている。
▼Szentesという町の隣にあるガチョウ農場で鳥インフルエンザらしき病状が発見されたが、調べた結果人間にも感染するタイプの鳥インフルエンザだったことがわかった。(クロアチアアは一時的にハンガリーの鳥肉の輸入を禁止した。ああ、ちょっと前までは「ハンガリーには鳥インフルエンザが発生していない」ことが自慢だったのだが・・」)
▼学生から徴収した学費を、例えば経済的に恵まれない学生に奨学金として落とすとか、病院内にはこびる袖の下をなくすためにいろいろ手を打つなど、改革の目的が市民にもちらりちらりとは見え始めてはいるが、実際のところ苦しいことばかりということもあり、政府与党への支持率は更に下がり、野党FIDESZの支持率との差は更に広がる傾向を見せていることが世論調査会社各社のデータで明らかとなった。
▼長距離バス会社の組合と会社側のベースアップに関する話し合いがうまくすすまず29日(朝4〜8時)のストライキ実施へとまた近づいた模様。
▼100円=155.96フォリント(OTP/1月24日)

▼木曜日は雲が広がり雪が降るところもありそうです。最低気温は-5〜0度、最高気温は-2〜+3度の予想です。金曜日はお日様が出そうです。最低気温は-10〜−3度、最高気温は-3〜+2度の予想です。

1月24日

1月23日は「鬱(うつ)」の日と言われているのだそうです。皆さん、いかがでしたでしょうか。今ちょっと大変な方も、この日を乗り越えられたのであとは上昇気流に乗るだけで〜す。

小耳
▼モスクワ広場からヤーノシュ病院に行く途中に、筒のような形をしたブダペストホテルがあるが、この対面からアプト式の赤い列車が出ている。これもブダペスト市内交通会社が動かしているので普通のチケットで乗れるが、上まで行ってちょっと歩くと子供列車の終点がある。この列車は急な坂道を登っていくため椅子のつくりも特殊(一方はフラットでもう一方はものすごく角度がついている・・説明できません。)・・・なんていろいろ書いたが、この列車が数年後に今の終点よりも先に伸びて、ノルマファと言われるところ(有名な観光地なのですが、あまり外国の観光客は行かないような気がします。)まで行くという話が出ているようです。また、ブダペストの4・6の路面電車も今後、完全な環状線になる可能性があるようです。(今の段階だと、4・6番と61番を乗り継ぐとくるりと1週できます。)・・・小耳のはずが長くなってしまった。
▼場所はわかりませんが、24日より5つのガソリンスタンドで薬の販売が始まると保健省次官が発表した。
▼ブダペスト東駅で爆発予告があり、午後1時15分から1時間ほど列車が止まった。
▼昨日、プリペイドカードを購入すると携帯電話でどこからでも高速道路の定期が買えるというニュースを紹介したが、同じようなシステムで診療所や病院の診察料が払えるようにする動きが出ている。

レート
100円=155.79フォリント(OTP/1月23日)

ニコチン
アメリカの調査結果によると、1998年から2005年にかけてタバコに含まれるニコチンの量が11%増えているらしい。これはビジネスのためニコチン中毒を増やすのが目的とされている。ハンガリー・タバコ産業協会はニコチン量は規定以内に収まっていると主張しているが、ハンガリーで販売されているタバコも1998年から2005年の間に10〜15%程度ニコチン量が増えているようだ。

ペーチ
インターネットで「今年の病院」と名づけた病院のランクづけが行われた(投票は去年行われたのかもしれない。)投票したのは10万人の患者が行ったもので、ペーチ大学のインテンシブ・セラピー局が1位に選ばれた。

学費の使い道
2008年から高等教育に通う者は基本的にすべて学費を支払うことになるが、この学費の59%が、学生のために使われることになるようだ。(特に成績がいいが経済的に苦しい学生の援助にあてられるらしい。)


寒い季節になると道路にしみた水が凍って穴があくが、今年は暖冬のため今のところ穴の数は少ないようだ。去年も国の予算でかなりの穴をふさいだこともあり、昨年1月の段階では国平均で1キロあたり10の穴があったようだが、今はそれが3にまで減っている。ただ、地域によって穴の数には大きな差があるようで、フェイェール県では合わせて55個なのに、ノーグラード県ではまだ6万3000の穴があるという。

果物
暖冬の後の寒波で果物が駄目になる可能性指摘されているが、同じ状況はヨーロッパ全体であり、今後ヨーロッパ全体で果物が不足する可能性があるという。(ヨーロッパ以外からは輸入していないものが多いらしい。)

1月23日

夏に投稿した論文がまた不採用でした。。この雑誌はこれで通産0勝6敗です。問題は自身の努力(勉強量)が足りないの一言です。何事もこつこつやるのが大事ですよね。以前「何かをやろうと決めたのに3日間たってもやらない人は、1年たってもやらない。やらない理由ばかり見つけて、自分自身をごまかしている。そして結局失敗したら、『自分はここまでやったんだから。』と自分を慰める。」というのを読みましたが、本当に最近(というかここ数年)そんな感じになってしまっています。まわりの皆が(自分が情けない分)やたら素晴らしく見えま〜す。

小耳
▼バラトン湖に南国に繁殖する植物がバラトン湖を多いはじめているらしい。この植物の繁殖が進むとバラトン湖内の生態系にも影響が出てしまうとか。
▼ハンガリーでは子供の数が少なくなって来ているので学校閉鎖・統合が各地でおこっているが、ある閉鎖される可能性のある専門高校の生徒と教員が役所の前でデモを行った。(そのうちの教員の一人はハンガーストライキを行っているらしい。ただ教育委員会は「まだ決定事項ではないので、デモをするには早すぎる」と生徒や教員達によびかけた。(ブダペストで日本語を教えている2つの高校-両校とも私の勤める大学から日本語の教育実習でお世話になっています-で別の高校との統合の話が出てきているらしく、そのうち1校では今年の9月か来年の9月にかなりの確立で統合というところまできている。そうなると日本語もなくなってしまう可能性がある。教育実習生を送り出している立場としては、非常に頭が痛い問題だ。)
▼1月22日はハンガリー文化の日だったが、(昨日のニュースでも書いた通り)普段月曜日が休館の博物館も無料で入場できた。
▼チョングラード県のガチョウ農場で鳥インフルエンザの疑いが発生した。
▼今週末にはハンガリーでもマイナス15度を記録する可能性があるとか。
▼ジュース会社には、製品の7%を再利用できる入れ物にするという法律があるらしいが、実際には1.5%ぐらいがやっとらしい。
▼ブダペストの2番の路面電車(国会議事堂の前を通り、鎖橋の下をくぐって、コルゾーにそって走る路面電車)が、中央市場付近に建設される地下鉄4号線の駅建設のため、夏から22ヶ月間、自由橋付近でドナウ川横の道路の仮設線路を走ることとなった。(この部分を飛行線路と呼ぶらしい。)
▼22日より、すべての携帯電話会社の顧客が携帯電話で高速道路の定期を購入できるようになった。(でもなんかプリペイド式みたい。最初に登録して5000フォリント分を払っておけば、あとは月200フォリントの契約料を支払うだけで、フリーダイヤルで高速のチケット(定期)が買えるというシステムだそうだ。
▼社会党のホルン・ジュラ元首相が、いきなり「診察料の導入は失敗する。取りやめた方がいい。」と新聞社のインタービューで発言。(この人は旧体制時代から大臣をしていた人だが、なぜこの人が今こんなことを言うのかはよくわからない。きっと社会党内でドロドロしたものがあるのだろう。)
▼100円=154.82フォリント(otp/1月22日)

こんな商売も
ハンガリーの学校は成績をクラス日誌につけていく。従ってこのクラス日誌を見れば、誰がいつどの先生からどんな成績をもらったかがわかるわけだが、シャールバールという町の高校に通う生徒が、医師の診断証明書などがない無断欠席の数が多くこのままでは退学になってしまうと、このクラス日誌を盗み出して燃やして、町の真ん中に埋めてしまうという事件が発生した。ところで警察がこの事件の捜査を行っているうちに、こんどはある生徒が医師の診断証明書を偽造して販売していた事実も浮かびあがってきた。(付近のすべての学校の生徒と偽造診断証明書のやりとりがあったとか。)

あと数ヶ月はこのまま
ハンガリー各地でドイツからの不法ゴミが発見されているが、ここにきて最初に見つかったより1ヶ月も早くゴミが見つかっていたことが明らかになった。(環境保護担当局がこれまで警察に報告しなかったらしい。)環境省は現在ドイツ大使館と協議を行っているが、調査が終了する数ヶ月後までゴミはこのままにされるとのこと。

脅しはあったのか
保健省は、製薬会社が薬製品をどこで販売するかについては口を挟むことができないという省令にサインした。この背景には、薬局が製薬会社に対し、「薬局以外でも売れるようにしたら、おたくの薬は薬局ではすすめません。」と脅したということがあったかららしい。(う〜ん、本当かなあ。)

よかった
新しい電車の学割制度では、夜間や通信制の学校(大学)に通う人は学割がまったくなくなってしまっていたが、学生自治団体と経済省との話し合いでこれらの学生も自宅と学校の間なら半額でチケットがかえることになった。(日本の通信制だとスクーリングがそう頻繁にないと思いますが、ハンガリーの通信制って毎週週末に授業があったりするんです。だから学生が学割を得られないと本当につらいだろうなと思っていました。よかったよかった。)

スズキは
2月から車の新しい登録税が導入されるが、これによりほぼ全ての新車が値上がりするようだ。小型車の場合税金による値上がり幅は2〜3万フォリントにおさえられるが、大型エンジンが搭載される車の場合値上がりが25万フォリントぐらいまで達するそうだ。(Audi, Skoda, Seat, Volkswagen, Opel, Chevrolet, Fiat, Fordなど、ほぼほとんどの車が値上がりするあが、スズキとルノーだけは税金分が上がっても車体価格を変えないとコメントしている。(我家では3月末か4月頭に2人目の子供が生まれる予定なのですが、そうなると義理の両親や日本からやってきた両親を家族みんなと一緒に乗せるには6人乗り以上の車が必要になります。ハンガリーにも7人乗りの車がありますが、高いし大きいしとても購入はできません。スズキさ〜ん、スズキさま〜日本みたいな小さい6人乗りの車って製造・販売する予定ありませんか〜。)

ワインも
他の植物も同じだろうが、ここまで暖かい日が続いてブドウも芽吹き始めそうになっているが、このまま暖かい日が続くとおいしいわいんが作れなくなるそうだ。かといって今後寒い日が続くと、今度は芽が凍ってしまってブドウが駄目になってしまうのだという。

1月22日

20日の土曜日に大学で入学説明会がありました。今年も私達は昨年同様、大学入試科目を日本語のみにしてくれるよう国にお願いしていましたが、国はこれを勝手に変更、日本語だけではなく、英語、ドイツ語、ハンガリー語、歴史の中から好きなもの1科目を受ければよいということになってしまいました。このため入学説明会はあまり楽しいものではありませんでした。受験科目を何でもよいことにすると合格点は上がりますが、日本語を一生懸命勉強してきた人が日本学科に入れなくなってしまいます。日本学科側も1995年から学科ができて以来、ずっと日本語を入試にしていて、大学に入るための日本語準備コースも設置してきました。それが一昨年いきなり、国の主導で入試が何でもよくなり、日本語ができない人が大量に入学してきました。もちろん日本学科を希望して入ってきた人に罪はなく、こちらもそれにできるだけの対応はしましたが、4年間高校で日本語を勉強したり、入学準備コースで1週間に12〜15時間の日本語集中コースを受けた人も入れるか入れないかわからない状況から、日本語ができなくてもOKとなってしまったのですから、その混乱は大変なものでした。(今もこの混乱をひきずっています。そして、日本語ができずに入ってきた人達は卒業が恐らく1〜2年遅れることになると思います。)そして去年は私達の要求が通ったのか、また日本語だけの受験となりましたが、今年はまた何でもよいということになってしまったわけです。国が大学の話を聞かず、自分たちの考えだけでころころを制度をかえるせいで、日本学科の入学を目指して日本語を勉強してきた人の多くが悲しみ、教員も対応をしたくてもできず悲しみ、日本語ができず入ってきて、ずっと大学で語学に苦しむ学生が悲しみ・・現段階ではいいことがなにもありません。ただでさえ高校での日本語教育も学校側の対応が厳しくなってきているのに、これも更に難しくなってしまいます。頭のいい人達がいろいろ考えてハンガリーの教育を考えているのでしょうが、大学の自治(自律)とか、学習者の権利とかもう少し考えてほしいなと思います。本当に頭に来ています。

小耳
▼ハンガリー各地でドイツから不法に運ばれた大量のゴミが見つかっているが、ドイツ側からの反応はまだないとのこと。
▼ブダペストの周りを走る(予定の)環状0号線のブダの部分が地下になる可能性が出てきた。
▼HEVの学生定期などが場所によっては1月から400%値上がりして問題となっているが、経済省と自治体との話し合いで値上げ率を13.5%に抑えようという方向で調整が進んでいる模様。
▼1度信号をつけて大混雑となったアールパード橋だが、1月20日に再度つけられた。

天気
月曜日:雨の1日となりそうです。(山では雪がふるかもしれません。)最高気温は3〜8度です。
火曜日:あまり天気はよくありません。早朝には行きがぱらつくところもありそうです。最高気温は3〜8度です。
水曜日:午後から天気が回復しそうですが、それと合わせて寒冷前線も張り出してきます。最高気温は1〜8どの予想です。
木曜日:風がふき、雨や雪がぱらつくところもありそうです。最高気温は-2〜+3度の予想です。
金曜日:天気は木曜日とほぼ同じですが、気温が下がります。最高気温は-4〜0度の予想です。

買い物
Gfk市場調査会社の調べによると、ハンガリーでは男性より女性の方が衝動買いに走りやすいそうだ。また、以前はなかったが最近は、値段よりも質にこだわる傾向が見え始めているという。(我家が値段より質にこだわっているもの・・・・それはトイレットペーパーです。最近ハンガリーもトイレットペーパーの質はよくなりましたが、今でもありますよね〜。すごいのが。あと、値段はちょっと高くても質をあげてほしいのはラップです。例えば日本のサランラップはすごいですよね。さ〜っと切れて。ハンガリーのは上手に切れないんです。それでしょうがないので冷凍庫で凍らせて使っています。)

文化の日
184年前の1823年1月22日にKolcsey Ferenc(クルチェイ・フェレンツ)がハンガリーの国歌を書いたとして、1989年から1月22日はハンガリー文化の日となっている(らしい。)それで今年も例えばブダペストのUrania映画館で午後2時から真夜中まで1日中ハンガリーの映画が流され(無料!)、普通月曜日は休みの博物館なども開館になるようだ。

劇場も困っている
政府の財政引締め案の影響で、ブダペスト市自身も劇場などにあてる補助金の額を減らす予定とのことで、最悪の場合今年の秋ぐらいから劇場が運営できなくなる恐れがあるようだ。

冬将軍
これまで異常な暖かさが続いてきたが、1月の終わりにかなりの寒さがやってくるらしい。(今週金曜日ぐらいには最高気温が0度を超えない可能性もある。)冬が寒いのはハンガリーでは当たり前なのだが、これまで暖かい日が続いていたため、今でも夏用のタイヤで走っている人がいるらしく、雪になった後などの事故などには十分注意をする必要がありそうだ。

コウモリも大変
洞窟内に住むコウモリは、普通この時期は冬眠に入っているのだが、今年は異常な暖かさが続いているので、まだ冬眠に入っていないコウモリもあり、このため死滅してしまう可能性があるという。

授業再開
Somogyysitfaという町にある森林業の専門中等学校の寮(240名が入っていた)が全焼するという火事が先日発生したが、学校は1週間休んで22日から授業が再開されるようだ。(ただ、保険会社から生徒たちに損害の補償はされないようだ。)

無線式
現在水道メーターは地下に置かれているところがおおく、メーターを見る人は棒の先に鏡のついたものを利用したり、もぐったりして使用量をはかっているが、ジュールでは、水道のメーターを無線式に徐々に変えているとのこと。これだとコンピュータを近づけるだけでデータが自動的に入ってくるそうだ。

おむつ
政府の新しい決定で、無料で保障する医療補助器具のリストがものすごく短くなってしまった。例えば怪我などが原因でオムツの使用が必要となった成人の場合、これまでオムツはリストに入っていたため、無料で支給されていた。しかし、現在は別の種類のオムツはリストに入っているが、これまで使ってきたものが無料では使えなくなっている。それが原因でこまっている人もいるようだ。(娘がまだオムツをしていたころ、いつもと違う製品を使ってみたら、泣き止まなくて・・・結局おしりがカブれちゃったんですよね。大人の人だって、自分にあったオムツが必要だろうし。購入すると月に3万フォリントはかかってしまうそうなので負担ですよね。)

1月19日

小耳
▼サダム・フセインの処刑の様子がテレビで流れた後に、世界各国で「子供が処刑のまねをして死亡した」というニュースが流れたらしい。これに関しハンガリーの有名な心理学の専門家がラジオのインタビューに答えていたが「精神的にかなり不安定な子供に起こったことで特殊な例だと思うが、テレビは子供のベビーシッターではないということを大人は理解しなければならない。」と述べていた。
▼電力会社の職員が2月に賃金闘争の一環でストライキを計画しているらしいが、「家庭向けには送電するが、工場向けへの送電を停止する」とストを計画している組合がラジオのインタビューに答えた。(2月6日に2時間、8日に8時間、12日は終日ストをする計画のようだ。)
▼今はクリスマス商戦で売れ残った製品を処分する時期だそうだ。(いろんなところで掘り出し物が手に入るかも)
▼ブダペストの自由橋が改修工事のために閉鎖される・・・というニュースは昔からあり、その時期がどんどん後ろにずれていたのだが、8月21日から1年間と決まったようだ。
▼これまで新聞は郵便と一緒に配達されていたが、これを今年から別会社が行うようになった。しかし、ここまで配達が非常に遅れたり、配達されなかったり、違う新聞が配達されたりとトラブルが絶えない状況にある。同社は「トラブルが発生した家庭にはかならず弁償する」としており、半月分の新聞の値段が免除されることになりそうだ。

レート
100円=156.02フォリント(OTP/1月18日)

週末の天気
土曜日は雲が広がり雨がぱらつくところもありそうです。最高気温は7〜16度の予想です。日曜日も雲が広がり雨のところが多そうです。最高気温は7〜12度です。月曜日には寒冷前線が近づき最高気温は4〜9度になりそうです。

39秒に1人
昨年、ハンガリーを含む23のヨーロッパの国で飲酒運転の一斉取締りが行われた。これによると各国平均で39秒に1名の割合で酒気帯び、飲酒運転をしていたドライバーがみつかったそうだ。ハンガリーでは合計2万台の車をチェックしたが、224名のドライバーがアルコール検知器で「クロ」判定をうけた。

事故ではなく事件
先週、ポガーニという町で、牡鹿が道に飛び出し車3台にぶつかるという事故があった。(結局、警察は この牡鹿を止められず、猟師が撃ってしとめた)当初は、鹿が道に迷い込んだと思われていたが、その後の調べで近所に飼われていた鹿が何者かによって外にはなった可能性が高くなってきた。

交通費
ハンガリーの国会議員には現在まで、領収書が必要ない「交通費・宿泊費」の枠でかなりの金額が支給されてきたことがわかった。(過去4年で1名あたり1800万フォリント。国会議員全体で同4年で50億フォリントに達する)。(まあ、領収書がいらなければ実際より多く請求してしまう可能性が高いですね〜。)

被害状況はまだわかりませんが
18日、「ハンガリーに(日本でいうと台風のような)嵐が来る。」という放送(警報)がメディアを通じて流れていた。(確かに18日の夕方ぐらいから風がだんだん強くなってきて、これを書いている−午前4時−現在、窓の外は雨と風がすごい状況となっています。)予報によると風は時速100キロを超え、多くの被害が予想されるとのこと。(これから被害のニュースがどんどん入ってくるのだと思います。)

児童ポルノ
ある日刊紙の記事によると、一昨年に比べ昨年は児童ポルノに関する犯罪の認知件数が3倍に増えたようだ。(児童ポルノを撮影してインターネットなどにアップロードする例が増えている。)昨年は103名の容疑者から9000枚の写真を押収した。

食料品値上げ
もうすぐ乳製品やパンが値上げとなるが、AC Nielsenという市場調査会社によると品物によっては値上がりしても4年前の値段に戻る程度という調査結果を発表している。(まあ、そうだったらいいけど。食料品に関しては18日、ブダペストで赤ちゃん用ビスケットと肉製品を無許可で製造していた別々の2つの工場が摘発を受けたというニュースもありました。こわいなあ。)

大きな変化
ブダペスト市議会は、「2017年までに500億フォリントをかけて、ブダペスト中心街の道路網を再整備する」案について検討する模様。これによると、@ブダペストの通りの一部を地下にして、ブダペストを通り抜けるだけの人はそこを通る。A一方、いくつかの主要道路を狭くして、車の量を減らす(車は地下駐車場に入れてもらって、公共交通機関で移動してもらう)というコンセプトがあるようだ。

1月18日

小耳にはさんだニュース(小耳)のみです。
▼ハンガリー鳥協会は過去27年毎年「今年の鳥」を選んでいるが、今年は「野すずめ」が選ばれた。ヨーロッパでは野すずめの数が激減しており(イギリスでは元いた数の3%に減少)ハンガリーでも同じ運命をたどることが予想されているからというのがその理由のようだ。
▼ハンガリーのペットの犬やネコが癌にかかる割合が3割増えたそうだ。原因は明らかではないが、他の病気にかかりにくくなり長生きするようになったのが原因とする見方もある。
▼長距離バス会社の職員が賃金闘争の一環として1月29日の朝4〜8時にストライキを行うことを決定した。(インフレにあわせた年1度の昇給なんて、ハンガリーの教員にとっては夢のまた夢)
▼2月15日から、診療所や病院では300フォリントの診察料を払うこととなるが、政府はこの診察料で今年200億フォリントの収入があると計算している。(実際に診療所などではどうやってこのお金をとるかまだわかっていないって聞いたけど、大丈夫かなあ。)
▼ブダペストの動物園で1月に世界で始めて人工授精のサイの赤ちゃんが生まれる予定
▼現在、医師は同じききめのある薬のうち最も安いものを処方箋に書く義務があるが、実際にはその薬がない可能性があるらしい。(こういう混乱は時期になくなると思うけど〜。政府としては医薬品会社と医師との癒着を防ぎたいのだろう。)
▼ブダペスト交通会社は給料が支払えないとして、また借金をした模様。同社によると、今年末には負債額が900億フォリントに達するそうだ。(別のニュースで西駅周辺に省庁が移転する話があるため、ブダ側からデアーク広場まで走っている47番の路面電車を西駅、そしてレヘール広場まで延長する案が出ている。)

▼(個人的には見たことがないが)ハンガリー鉄道のインターシティ(特急)の車内に置かれている無料の雑誌が政府のプロパガンダ(FIDESZのオルバーンを批判し、ジュルチャーン首相を持ち上げている。)だとFIDESZが強く批判している。ハンガリー鉄道側は、「プロパガンダではない。雑誌はサービスにだ。」と反論している。
▼世論調査会社Gallupの調査によると、現在のジュルチャーン首相は、最も人気のない首相になったそうだ。ただ、首相に対し無関心の層の少なさも1番だとか。(まあ、この前中国にいったとき、自分の会社を中国に進出させたとか、本社を移転したとかなどという噂が流れているぐらいだからなあ。)
▼ブダペスト近郊の町からブダペスト市内に走る緑の通勤列車HEVの学生定期や年金者定期の値段が高すぎるとして問題となっているが、今後定期の値段が下がる可能性もあるらしい。

1月17日

小耳
▼今もハンガリーのどこかの小さい川がこの時期に珍しく水不足で完全に干上がっているらしいが、気象研究者によると、このまま温暖化が進むと、2025年にはペーチやその周辺は地中海のような気候になり、北ハンガリーは常に洪水の危険にさらされるらしい。
▼ハンガリー鉄道によれば、今年の後半からフェリヘジ1まで電車でいけるようになるとのこと。(確か駅から空港までちょっと遠かったような。)
▼世論調査会社Gallupが12月中旬にとった記録によると、今選挙があったら与党社会党に投票する人は18%、野党FIDESZに投票する人は36%と、これまでより更に大きな差が出た模様。また現在の経済に不満を持っている人も89%に達した。

インターネット
経済省は道交法の5つの改正点についてインターネットを通じて市民の声を聞いた。これによると、多くのひとが「歩行者や自転車に乗っている人は夜、反射鏡のついたベストを着用する」点に賛成だったが、「14歳未満で身長135センチ以下の子供に対してはチャイルドシートを義務づける」という点に対しては多くが反対した。(チャイルドシートがあると車に乗れる人の数が減るというのが問題といえば問題)

森にはすてないで
クリスマスツリーは専用の収集所かゴミ箱の横に置いて処理することになっているが、多くの人が森に行ってすてているようだ。ただこれは森が傷つくようでブダペスト近郊の森や林からもすでに数百の捨てられたツリーが回収されている。

盗難防止のために
車の盗難を防ぐため、ブダペスト警察本部は2000年以降に製造された車に対し、特殊なマークをつけることを計画しているようだ(車をきずつけないとこのマークがとれないらしい。)このマークをつけるのに2万フォリントかかるらしいが、それは車の持ち主が払うことになるとのこと。

また発見
ドイツから違法に運び込まれたゴミが今度はチョングラード県でも発見された。これで4県合わせたゴミの量は4600トン余り。

賞金をくれ
ドゥナフルドバールという町の男性が地元のカジノのマシーンで1194万1629フォリントの賞金をあてた。(まわりにいた家族もその写真をとっており、店内の防犯カメラからもそれがよみとれる。)しかし、カジノ側からは未だに賞金の支払いがないという。カジノ側は機械が壊れた可能性があるとしてマシーンをとめてしまったようで、これにはらをたてた男性は「もしマシーンから離れたら、賞金がなかったことにされてしまう。」とカジノから帰宅せず、すでに4日もマシーンの前に陣取っているという。

いつになったら
オーストリアの工場からの廃液でラーバ川が非常に汚染されている。この問題は5年も前から訴えられていて、今年から工場が水をきれいにする装置をつける予定だったのだが、今度は会社が「装置をつけるために国(オーストリア)から50%援助がもらえるはず」と主張し、その工事が進んでいない。結局今も川は泡だったままとなっている。

処方箋
これまで医師が書く薬の処方箋は1回分のみで、薬が必要になるたびに医師のところを訪れて処方箋を書いてもらってきたが、今後そのたびに診療代を払わなければならなくなる。これをさけるため、ハンガリー薬局会は保険省に対し「1枚の処方箋で(決められた期間内に)複数回薬が購入できるような処方箋が出せるように働きかけていきたい」との態度を示した。(これがあると助かる〜。)

1月16日

小耳
▼高速5号線(ブダペストからちょっと出たところ)でバナナを積んだトラックとビールを積んだトラックが衝突し数時間に渡り高速道路が閉鎖された。(隣を走っている国道5号線でも同じとこらへんで事故があった。また国道6号線でもプロパンガスを積んだトラックが事故を起こし、国道が閉鎖された。皆さん運転には気をつけましょう。)
▼ショモジ県では、森林を管理する人を養成する学校の寮が火事となった。中にいた210名の生徒は無事だったが、この火事で1億フォリントの被害が出た模様。
▼ハンガリーでは年々妊娠中絶をする人の数が減ってきているそうだが、それでも20歳以下の場合、出産と中絶の割合が10対9ぐらいあるそうだ。この背景には女性が出産はもっと年をとってからにしたいと考えていることがあるらしい。(まあ、女性だけではなくパートナーの男性もそう考えているのだろう。)
▼大学の授業料は、大学によって差が出ることになるらしいが、受験生に出される情報は今のところ学士レベルで10万5000フォリント、修士レベルで15万と(センメルワイス医大を除き)すべて同じ額となる模様。(でも後から変えていくみたい)
▼今年の夏からハンガリー人はオーストラリアへのビザが無料となる。
▼GfkHungaria市場調査会社によると、ハンガリー人の多くが余暇を家でテレビを見たりラジオを聞いたり、読書をしたりして過ごし、外に出る人がかなり少ないらしい。またスポーツをまったくしない人も70%で、習慣的にスポーツをする人は12名に1名ぐらいしかいないとのこと。
▼「コシャール(バスケット)」という消費関連の雑誌によると、多くの鳥のレバークリームの中に豚肉や豚の脂などが含まれているらしい。同誌は「買い物の際には、どんなものが含まれているかよく見て」と注意を呼びかけている。
▼ブダの王宮にある漁夫の砦に関し、区が「改修工事を請け負う変わりに長い期間レストラン部分の経営権利を無料で貸し出す」との公募を出した。
▼17日(水)より、ガソリンの値段が1リットルあたり5フォリント、軽油が3フォリント値下がりする。ガソリンスタンドによって、1リットルあたりのガソリンの値段は10〜15フォリントのズレがあるが、大体平均で95のガソリンは1リットルあたり246フォリント、軽油は245フォリント以下となる模様。
▼現在は暖かい日が続いているが、2月は寒波が襲う可能性が高い。ただもしそうなると果物の80%が駄目になってしまうと予測されている(特に桃やプルーン)。

レート
100円=156.91フォリント(OTP/1月15日)

世界記録に挑戦
ジュールで14日から20名のボート選手が屋内ボート・マシーンを使って1週間で2500キロメートル(マシーンなので実際の距離ではなくマシーンがはじきだした距離)をこぎきろうと挑戦している。この催しはドナウ川の水の少なさに注意を向けさせるために行われているとか。

ペシュト県でも
ドイツから不法に運ばれてきた大量のゴミはこれまでバーチ・キシュクン県、コマーロム・エステルゴム県で発見されてきたが、今度はペシュト県でも100トン以上の同様のゴミが発見された。警察は捜査を進めており、環境保護省はドイツにこれらのゴミをもって帰るように書簡を送った。(3つの県を合わせると4000トン以上のゴミがすてられていたことになる。)

スケートも
この暖かさで、ソルノクのスケート場では(人工的に凍らせてはいるが)氷がとけてしまい、リンクを一時的に閉鎖することとなった。関係者は寒さが訪れることを心待ちにしている。

両親も
先日、ミシュコルツ近郊の町の小学校で9〜11才の子供たちが先生に暴行を加えたという事件があったが、この学校では事件を起こした子供たちの両親に授業中教室に座ってもらい、子供たちを見てもらうことにした。(授業中飛び跳ねたり走り回ったりする子がいたらしく、教師(女性)がこれをつかまえて黒板につれていったところ、まわりの子供たち数名が先生に暴力を振るい始めたそうだ。)

食の健康
最近の調査によると、ハンガリー人の3分の1は、自分が何を食べているかに非常に気をつけているとのこと。ただ、最近はやりのbio(自然)食品に関しては多くの人が、その定義(意味)がわかっていないらしい。(確かにいろんな食品にbioのものがあけど、農薬をつかっていないってことかなあ。)

大混雑
16日より薬への補助金が少なくなるため、実質上薬の値段が上がるが、予想されたとおり15日には各薬局で長蛇の列ができた。

スキー
今年はハンガリーのスキー場では十分な雪がなく、比較的宿泊地が安いオーストリアの山の麓でも雪がない。それでスキーをしたい学生たちはフランスへ行ってアパートメントに泊まってスキーをしているとか。またオーストリアの高い山の方は雪があるが、1泊の値段が8万フォリント以上する。お金に余裕のある人はイタリア北部の山へ行くそうだ。ここは1泊が20万フォリント以上するらしい。

1月15日

小耳
▼経済交通省次官によると、2010年までは現在同様、定期を購入して高速道路を走ることができるが、それ以降は走行距離に合わせた料金支払いのシステムに以降する模様。また今年の4月1日からはいくつかの自動車専用道路でも高速料金支払い(高速の定期を使わないと走れなくなる)が導入される。
▼次官の数が15から20に増えた。(もともと政治改革で次官の数を減らしたのだが、結局また増えた。)
▼12日・13日はかなりの強風が吹き、各地で木が倒れたり、車が壊れたりした。

▼12日、ミシュコルツの近くの小学校で9〜11才の生徒達が、若くて華奢な体格の教師を蹴ったり、カバンや木で足をなぐったりする事件があった。最近各地で校内暴力が発生しているらしい。
▼先日、ブダペストの40階建てのビルの建設案があると書いたが、ブダペスト市は今後も55メートル以上の建物の建設は許可しない方針のようだ。
▼鶏肉の値段がここ数週間で15%ほど値上がりする可能性が高い。パンや乳製品も値上がりする方向で動いている。
▼ハンガリーでは電力供給の問題がここ数年あるらしく、新しい原子力発電所建設の案も出てきている。
▼交通経済省によると、2月から電車・長距離バスのチケットの値段が30%上がる。
▼ここ毎日、観測史上最高気温を更新している。13日もブダペストで15.3度、ショプロンで17.8度を記録した。
▼化学工場で火事

天気
月曜日:天気がよくなりそうです。最低気温は-5〜+1度、最高気温は7〜12度の予想です。
火曜日:朝霧が出て、その後雲も出ますが全体的によい天気となるでしょう。最低気温は-5〜0度、最高気温は5〜10度の予想です。
水曜日:雲が広がり雨のところもありそうです。最低気温は-1〜+4度、最高気温は4〜11度の予想です。
木曜日:雲が広がりますが、お日様が顔を出すところもあるでしょう。最低気温は-1〜+4度、最高気温は7〜13度の予想です。

シェンゲン協定
ハンガリーはシェンゲン協定に署名はしているが、実施はしていない。しかし順当に行けば2008年から実施されることとなる。(そうなると、オーストリア、スロバキア、スロベニアは国境で止まる必要がなくなる。)

加点
現在のハンガリーの大学入試では、例えば語学国家試験の資格を持っていると入試の成績にある一定の点数が加算される仕組みになっているが、今年の大学入試では例えば両親が小学校しか出ていない人とか、養護施設で育った人、あるいは障害を持っている人の場合、自動的に入試の点数に一定の点数が加算されることとなった。

薬局
1月16日から補助金が下がり薬の値段が上がるため、15日は各地の薬局で混雑が予想される。(16日からは、医師も処方箋にかならず同じ効き目をもつ薬の中で最も安い薬を書かなければならなくなる。もし患者が「多少高くてもこの薬がほしい」と訴えた場合には、それを記述する必要がある。)

スキーのかわりに
このあたたかさでハンガリーのスキー場には雪がまったくないそうで、オーストリアなどのスキー場も状況はあまりかわりがないようだ。その影響を受けてか旅行会社によると、スキーのかわりにキューバやカナリア諸島へ行く人や、同じオーストリアでもスパに行ったりする人が増えているとか。

地下鉄
以前も書いたが、15日からブダペストの地下鉄2号線で工事が始まる。今回は線路をつけかえる工事で、今週は月〜金は午後7時半から、週末は終日代行バスによる運行となる。

野焼き・・ではありません
1月としては異常なほどの暖かさと風の強さが影響して、ボルショド県やヤースシャーグで原っぱの火事が相次いで発生している。(普通冬にはこの種の火事はないはずなんですけど、100ヘクタール以上焼けたところもあるとか。)

何で壊すかなあ
ベーケシュチャバでは、EU基準に合わせ2億4800万フォリントをかけて市内にある公園17箇所を改築した。(例えばEU基準では公園はかならず柵で囲まなければならない。こうすれば子供たちは安全に遊べるし、野良犬が公園内に入るのを防ぐことができる。)ところが改築してから数ヶ月でこの新しい17の公園すべてが何者かに壊されてしまった。(柵が壊され、水道の蛇口が盗まれ、ワイヤーが切られ・・・)市も頭を抱えている。

1月11日

小耳
▼あまりの暖かさにブダペストの動物園でも、「春の植物」と紹介されている花が咲いていたり、動物の行動も春型になっていなりと、ちょっと混乱があるようだ。
▼パリダカにはハンガリー人も参加しています。有名なところでは「F1解説」でもおなじみのパリク・ラースロー氏(確か今はフンガロリングの偉い人で、奥さんは有名なテレビ情報番組司会者。この人が通っていた高校では日本語教育も行われていて、私も教えていたことがあります。)
▼不動産で一儲けしたい人がルーマニアの不動産を物色しているとか。(EUに入り投資が確実なため。)
▼まもなく診療所や病院に診察料が導入されるが、何回診療所や病院にいったかを患者自身が記録していく必要がでるらしい(なぜそんなことする必要があるのか、ニュースを読んでもよくわかりませんでした。)
▼ペーチ近郊のポガー二ということろで、鹿が車に突っ込むという騒ぎがあった。(原因はまだわかっていない。)
▼暖かい冬の日が続いているため、今の時期でもマダニの被害が発生する可能性があるという。(皮膚を食い破り体内に入る。ひっこぬいても頭が残ってしまう。伝染病の媒介の役割も果たしているので危険。マダニをひっこぬくためのピンセットも売られている。)
▼10日、ブダペストで消防車を呼ぶための105番が通じなくなるというトラブルが発生した。(ちなみに救急車は104番、警察は107番。しょうがないので人々は104,107にかけて消防車を呼んだとか。)
▼ブダペスト14区に40階建てのビルが建設される案があるらしい。

レート
100円=160.66フォリント(OTP/1月10日)

本が売れている
昨年の書籍の購入量がこれまでで最高となった。一般書店では売り上げが10%のびたほか、インターネットで本を販売するある書店ではクリスマスの時期だけで2005年の一年分の売り上げ量に達した模様。今年は政府の金融政策で生活が苦しくなるため、お金のかかるプレゼントのかわりに本をプレゼントする例が増え、さらに本の販売量が増えるのではと専門家は予想している。(でも、ハンガリーの本は結構高い。専門書はともかく、日本の文庫とか新書とかみたいなものがあればなあ。)

備蓄に手を出す
ロシアからの石油パイプラインがストップしており、経済省は備蓄してある石油を1日1500トンまで使用することを決定した模様。とりあえず7日間の使用を許可した。(別のニュースではまたパイプラインが動き出したとあった。大した問題にならなければよいが)

カワウソ
セゲドの野生動物園で、3匹の種類や生まれた時期の違う母親のいないカワウソの赤ん坊を育てていることがニュースとなっている。

感染しているかも
ペーチの劇場のクロークで働く女性が「B型感染性髄膜炎」にかかり病院に入院した。人の出入りが多い職場での感染ということで、劇場で働く役者なども「自分たちも感染した可能性がある。」とあわてている。医師が劇場へ行き、抗生物質などを与えたようだ。

医師も大変
ザラエゲルセグ(ここでハンガリーと日本のサッカー代表チームの親善試合があった。)周辺の町や村の自治体を回って治療をする医師に給与を出すための予算がなく、結局医師がボランティアで働いている状態が続いているとのこと。(自治体の予算もかなり厳しいらしい。今、保険省が5つの病院を閉鎖するだの、20以上の病院で設置する科を制限するだの進めているが、こういう問題には対処しないのかなあ。また、閉鎖するよう命令された病院には年間2000名の赤ちゃんの出産を行っていた病院もあるというし、ある小児科病院ではベッドの数を180から20に減らせと言われているし・・・専門家は「無知!」とどなっている。国民の不満はつのるだろうなあ。)

また飲めるように
昨年6月にミシュコルツで、大雨が降った後に水道施設に汚染された水がしみこみ、これが原因で2000名以上が病院に駆け込む騒ぎがあった。このためその後、その水道施設からの給水をとめていたが、1月20日からこれが再開される模様。

1月10日

今日も(それほど忙しいというわけではないのですが)ちょっとだけです。

▼保健省が先週木曜日に「2月から最も人気の痛み止めや解熱剤が処方箋なしでは買えなくなる。」と宣言したため、これら4種の薬(Algopyilin, Quarelin, Demalgon, Germicid)を買う人が殺到し、品不足の状態が続いていたが、新たに各薬局に補給しそれが解消された。(ただ同じような薬は2月からも処方箋無しで売られる。)
▼1月15日からブダペストの地下鉄2号の工事が再開される。このため15〜19日の午後7時半以降、20日、21日(週末)の終日、そしてその後は3月4日まで毎週金〜日の午後7時半以降は地下鉄が止まり、代行バスが走る。
▼大学の卒業論文の代筆という商売があるらしいが、この相場が20〜40万フォリントと高くなってきているため、学生は代筆を頼まずインターネットに流れている文章を利用する例が増えてきた。このため大学関係者は怪しいと思われる論文に対しては、インターネットの検索ソフトを利用してチェックを行っている。(私達の大学にも、日本で出版されている本をそのままコピーして卒業論文として出そうとした人がいました。ただ、教員の中に同じ本を持っている人がいて嘘がばれ、退学にはなりませんでしたが、書き直しとなりました。)
▼現在のところ、映画に年齢指定があっても、実際には子供が成人指定(ポルノではなく暴力的なための指定)映画を見ることができる状況になっている。ただ子供の成長を考えるとこれは好ましいことではないということで、今後年齢チェックなどを厳しくしていく方向にするようだ。
▼100円=158.44フォリント(OTP/1月9日)
▼冬とは思えない暖かい毎日が続いているが、暖かさのおかげで暖房管理会社はここ数ヶ月で15〜20%のエネルギー節約に成功した模様。

1月9日

ちょっと頭の痛い問題をかかえこんでしまったので今日はちょっとだけ。(何とか明日には解決したいのですが・・)

小耳
▼毎年生まれたばかりの羊とか馬とかを長距離で運んで死なせてしまうケースがあるとかで、EUで衛星で追跡したり、エアコン完備でないと駄目という規則をつくったりした。(ハンガリーも関係する。)
▼9〜10月と国会議事堂前はデモが連日行われたが、10月23日の革命の式典を境に警察が管理する区域となっている。今後もしばらくの間その状態が続く模様。
▼ケチケメートの警察が、新たに大量のドイツからのゴミを発見した。(容疑者らはすでに身柄を拘束されている。)
▼USAやカナダへビザ無しで入国できるという噂がハンガリーで流れたが事実ではないと確認された。(昨年かなりの数のロマがスウェーデンで難民申請をしたがすべて却下されており、上記の噂もロマがカナダなどへ行こうとしていることと関連して流れ出ていた。)
▼ブダペスト6区は、路上駐車上の管理を行っている会社との契約でパーキング収入の20%しか区に入らないのは不公平であるとして、契約条項の変更をしたいと考えているとのこと。
▼デブレツェンの県立病院では、政府の援助が22%カットされたことを受けて、280名の職員がリストラされた。
▼9月・10月の暴動を防ぐために動員された警察官に関し、行き過ぎた行為があったと訴えられたケースが170あったが、未だに1つのケースについても警官を特定できていない。そのため警察上層部がこれに反対しているからという噂が流れているが、警察も検察もこれを否定している。
▼ハンガリー人は締め切りぎりぎりに動く・・なんて私の周りで言う人も多いが、ガスの補助金申請が締め切られた8日とその直前に、ものすごい人がガス管理事務所におしかけた。
▼レート(100円=159.53フォリント/OTP・1月8日)


1月8日

先週は、6歳と3歳の子供が乗った車がドナウ川に突っ込んでしまい2人とも亡くなるという事故がありました。確かどちらこの子供が病気になったとかで、両親が2人を車に乗せて医者のところに行くところだったのですが、渡し舟を待つために停車したのち、父親がチケットを買いにいき、母親が助手席から降りて後ろの座席のドアを開けようとしたときに(サイドブレーキがあまかったのか)車が前へ進みだし、父親と母親が必至で車を止めようとしましたが、そのままドナウ川へ入っていってしまったようです。車は数時間後水から引き上げられましたが、子供たちは助かりませんでした。上の子はシートベルトをはずした状態で前の座席で発見されました。子供たちは苦しかったでしょうね。そして父親と母親は刑事責任を負う可能性もありますが、それだけではなく後悔の念でこれからずっと苦しめられていくのでしょう。悲しい事故です。

天気
月曜日も気温が高く最高気温は7〜12度まで達しそうです(北部は5度程度)。火曜日から金曜日までは雲が多く雨がふるところもあるようです。ただ気温は高いままで月曜日にくらべ更に1〜2度上がる可能性があります。

今日が最初の締め切り
ガス代や暖房費の補助金申請の最初の締め切りは1月8日となっている。今日までに出せば2月から支払うガス代に補助金が出る。ただ申請自体は3月末までに送れば認めてくれ、過剰に支払った分は後から払い戻してくれる。(ここまでに150万世帯が申請を出し、当局が3分の2はすでにチェックをしたらしいが、間違って記入している例が非常に多いという。-そんなに間違っているということは、書かせ方がまずいということなのだろう-)

年間300〜400億フォリント
センメルワイス医大の栄養学の専門家が調べたところによると、ハンガリーでは毎年300〜400億フォリントの金が肥満、あるいは肥満により発生する疾病や障害などの治療費にあてられているという。(研究者によると、肥満と学歴とも関係あると言っているが・・・本当か?)

こんなの始めて
異常ともいえる暖かい毎日が続いているが、ワインで有名なトカイではすでにブドウの木の枝の剪定作業に入った。関係者も1月の頭に剪定をするなんて、おそらくトカイの歴史でも始めてと異常な天候にため息をついていた。

大きい混雑なし
クリスマス休暇明けの今頃の週末はハンガリーとオーストリアの国境(ヘジェシュハロム)は西側で働くルーマニア人やブルガリア人の車で長蛇の列ができるのが普通だが、今年は両国がEUに入ったこともあり、EUの窓口(列)にも並べるようになったので大きな混雑がなかった。

憲法違反だ
政府は最近「ラフティングとか、屋内クライミングなどのエクストリームスポーツと呼ばれる種類での怪我は健康保険の対象としない」ことを決定し、どのスポーツがそれにあたるかリストを作成しているが、エクストリームスポーツ関係者は「スポーツの差別だ。憲法違反だ。」と憲法裁判所に訴える構えを見せている。

1月5日

小耳
▼1月8日からブダペストのゲッレールト、ルカーチ、セーチェー二温泉で改修工事が始まる。これに伴って例えばエプロンのかわりに水着を着用するなどいくつか入浴の仕方に変更が生じる模様。
▼ブダペスト近郊からの通勤電車HEV(緑色の電車)の1ヶ月の通学・年金者の定期の値段がそれまでの1311フォリントから5650フォリントと大幅に値上がりした。
▼2008年夏に、ブダペスト環状0号線のドナウ川にかかる橋のペシュト側に8万6000uの広さの遊泳場を建設することになった。(中欧で最大だそうだ。)
▼トウモロコシやサトウキビからつくるバイオガソリンが2月から4箇所で給油できることになる。1リットルあたり210フォリント。(今はこのバイオガソリンで走る車の数は30〜40台と少ないが、こんご増える可能性は十分にある。)

レート
100円=156.72フォリント(OTP/1月4日)

お役目ごめん
クリスマスツリーは1月6日に片付けるのが習慣だが、実際にはすでに多くのツリーが片付けられ捨てられている。(歩道や車道に捨てる人もいるらしい。市はゴミ箱やゴミ箱の横に置くように注意している。またブダペストにはツリーを破棄できる場所が260ある。)町のゴミ収集車はツリーを見つけるとすぐこれを回収していて、ブダペストでは乾かして燃やし電気や暖房の蒸気を作っている。ジュールやショプロンでは肥料にするようだ。(国全体で毎年集められるツリーの数は300万以上とのこと。我家でもすでにツリーは片付けてしまった。)

3分の2に
現在ハンガリーには2800箇所の郵便局があるが、競争に勝つために2009年までにこの数を1000減らし1800にすることを考えているようだ。(この場合、代わりに自営業者-いろいろなお店-が郵便業務を行うことを考えているようだ。)

わざとゆっくり?
ホームドクターは診療所の維持のために健康保険から補助金をもらっている。ただこの額が3〜8万フォリント少なくなることから、ホームドクター達は、携帯電話を使わず、車を使わずなどで往診に遅れたり、わざとゆっくり診察したりしてこれに抗議する構えを見せている。(

困っただろうなあ
4日の朝6時20分から午前10時まで、高速道路の定期が販売できなくなった。(ガソリンスタンドでも、電話でもインターネットでも購入ができなくなったそうだ。)このため定期を買わずに高速道路を走った人も多かったようだが、管理会社は「もしあとから罰金の紙がきたら、申し出てください。罰金を無効にします。」と呼びかけている。

1月4日

減っていない
高速1号線には、スピード違反を取り締まるカメラが設置されているが、設置から1ヶ月たった今、スピード違反の数は減っていないのだそうだ。(1日2500件もあるとか。)警察は更なる取りしまりのためカメラを増やす予定だそうだ。

1つずつ
高速5号線は全長が170キロ程度あるが、セゲド方面には2箇所、ブダペスト方面にも3箇所しかガソリンスタンドがない。この数はさすがに少ないということで、今年上半期に両方向とも延長した部分に1か所ずつガソリンスタンドをつくるようだ。

更なる交通渋滞?
ブダペストのバスや地下鉄などのチケットは1月より1枚230フォリントになった。現在1リットルのガソリンは255フォリント程度で、1リットルで10キロ以上は走るから、ブダペスト市内を移動する際には、車の方がずっと安くなってしまう。(例えばモスクワ広場からケレンフルドまでだと車だと112フォリント、バスだと460フォリントかかる。また英雄広場からデアーク広場までだと車だと61フォリント、地下鉄だと230フォリントかかる。)この状況だとますます車が増えそうだ。

120万
ガス代援助の申請はこれまでのところ120万世帯が出した模様。(3月31日まで申請可能だそうです。遅れて申請を出した場合には、払いすぎた分が払い戻されるようです。)

大変なことが起きるかも
これまで暖かい冬が続いているため、秋に種を植えた作物が伸びてきてしまう可能性があるという。2月は寒くなるということで、一旦芽が出たあとで凍ってしまい、作物が駄目になってしまう恐れがあるとか。

箱代
これまで処方箋があれば無料でもらえる薬もあったが、これらの薬も1月16日から箱代と称して300フォリントお金を払わなければならなくなる。

レート
100円=154.46フォリント(OTP/1月3日)

ライター
小さい子供がライターで火傷をする事故が多いため、5月より4歳以下の子供もつけることができるライターの販売を禁止する。(ただすでに売られているものはそのまま使えるようだ。)

1億フォリント
12月31日に発生した地震の被害額が1億フォリントを突破した模様。(Gyomroという町の学校の体育館はこの地震で使えなくなってしまったとか。)

職業訓練
ハンガリー売春婦協会によると今年20名の売春婦が国から合わせて1700フォリントの援助をもらい、コンピュータなどを学ぶようだ。昨年も2800万の援助が出て15名が広告業関係の訓練を受けラジオ局を始め皆それぞれ新しい職を得たらしい。

半分
これまで数年、冬休みの間は国会議事堂前広場にアイススケートリンクが作られたが、今回は議事堂前広場が使えないため、科学アカデミー前にスケートリンクをつくった。例年同様無料ですべることができたが、12月23日〜1月2日までの入場者数は5万人とこれまでの半分にとどまった。(3日には解体作業が始まった。)

1月3日

あけましておめでとうございます。年末は本当にゆっくり休むことができました。のんびりしすぎて今ちょっとあわてています。今年もよろしくお願いします。
小耳
▼ハンガリー人は年越しの際にシャンペンを飲む(大晦日にはソーセージを食べるのも習慣)が、1〜10月までと11月と12月のハンガリーにおけるシャンペン消費量は同じなのだそうだ。(確かにシャンペンは、何かお祝い事がないと飲まないものなあ。)
▼ハンガリー人も最近は大晦日をホテルで過ごす人が増えてきているようで、昨年の大晦日もほぼ全てのホテルが満室だったとか。(小さいホテルを借り切ってパーティーをする人もいるんですよね〜。)
▼ハンガリーでは、祝日が週末に近いと別の週の土曜日を平日にして連休をつくることがあるが、社会・労働省によると今年2007年はそれが6回あるようだ。(@3月15日の祝日が木曜日なので、3月10日の土曜日を平日にし、16日の金曜日も休みにして4連休。A5月1日の祝日が火曜日なので、4月21日の土曜日を平日にし、4月30日の月曜日を休みにして4連休。B10月23日の祝日が火曜日なので、10月20日の土曜日を平日にし、10月22日の月曜日を休みして3連休。C11月1日が木曜日なので、10月27日の土曜日を平日にし、11月2日の金曜日を休みにして4連休。D12月24日のクリスマスイブが月曜日なので、12月22日の土曜日を平日にし、24〜26日と3連休。E12月31日の大晦日が月曜日なので、12月29日の土曜日を平日にして、12月30日〜1月1日と3連休。)
▼普通12月31日と1月1日は博物館・美術館は休館だが、国立美術館のゴッホ展だけは1月1日も開いていた。
▼2004年にEUに加盟した10カ国のうち、ハンガリーの学術論文数が一番多いとか。(ずっとそうらしい。)
▼昨年のクリスマス時期に送られた携帯電話のSMSの数は過去最高だったそうだ。
▼コーカ・ヤーノシュ経済・交通大臣はハンガリー鉄道の2500名のリストラ計画をすすめている。昨年はすでに1200名の人員削減をしたが、今年は残りの1300名が減ることとなる(もちろん定年退職者も含む)。
▼昨年の大晦日にペシュト県で地震があった。(マグネチュード4程度)かなりの数の家屋にひびが入った模様。(余震は発生せず、専門家も首をひねっている。)
▼今年最初に生まれた赤ちゃんは、ボルショド・アバウーイ・ゼンプレーン県のフローラちゃんで生まれたのは0時5分だった。
▼1月1日から郵便の値段も上がる。(6%程度)
▼大晦日から元旦にかけて、ブダペストでは400立方メートルのゴミがでた。500名、35台の機械で掃除したそうだ。
▼デブレツェンの倉庫で花火が爆発。1名がけがをした。
▼1月2日のデータによると、警察はブダペストで3万5000発の爆竹を押収した。
▼4日より軽油の値段が1リットルあたり8フォリント値下がりする。(平均で1リットルあたり252フォリント程度になる模様)

天気
▼水曜日から金曜日にかけて最低気温は-3〜+2度、最高気温は1〜6度程度になりそうです。天気ですが、水曜日から徐々に天気が悪くなっていくような感じで、雨や雪のところもありそうです。

レート
100円=155.29フォリント(OTP/1月2日)

助かっています
今年の冬は暖かい日が続いていることもあって、ガス使用量も例年に比べ月に3〜4000フォリント分少なくなっているらしい。長期予報によると1月はこのまま暖かい日が続くが2月はかなり寒くなるようだ。

工事の遅れ
ブダペスト地下鉄4号線のトンネル掘削工事は1月から予定していたが、これが4月からに延期となった。

手数料
ハンガリーの多くの銀行ではATMでお金を引き出す時、35フォリントの手数料が必要だったが、これが39フォリントに値上がりした。あと、おろした金額の0.49%も手数料に加算される。

無事
タイの爆発テロ事件ではハンガリー人も4名けがをした。この4名はすべてハンガリー航空の職員。1人の女性は足の切断の恐れもあったが、なんとかそれは避けられた模様。この女性を除く3名はすでにハンガリーに帰国している。

毎年のことだけど
大晦日から正月にかけての夜は、各地でいろいろな催し物が開かれ、人々は道で大騒ぎをした。爆竹などは使用が禁止されていたはずだが、今年もそれを使用した人がいて、ある若者は口の中でそれが爆発してけがをおった。(救急車の出動要請数も普段の2倍と、かなりの数になったようだ。この夜に事故で亡くなったのは3名、けがをしたのは33名。多くは交通事故。)

ガス代
1月に入りガス代が値上がりした。ここでも何回かお伝えしているが、最低年金額を基準に1人あたりの収入で政府からの補助金が出ることになっているが、家族1人あたりの収入が9万3905フォリント以上あるとこの補助金が出ないので、70%の値上がりとなる。(逆に家族1人あたりの収入が5万3660フォリント以下だとガス代の6割が家庭、4割が国からの補助金で支払われることとなる。・・・この家族1人あたりという話ですが、そのまま家族の頭数で収入を割るわけじゃないんですよね。あと収入ですけど、例えば銀行に貯金している人の場合、利子も収入になるんですよ〜。)

ガス代だけじゃない〜。
新しい年になり、ガス代だけではなく、いろいろなものも値上がりする。例えばパンは2月から20〜22%値上がりする(1キロのパンは200フォリント以上になる)。乳製品も5〜9%値上がりする。鶏肉は数週間以内に10%程度値上がりする。電車や長距離バスのチケットはまず2月に(電車が16%、長距離バスが6%)、次に5月に(電車が17%、バスが4%)値上がりする。高速道路の値段は上がっても100〜200フォリント程度におさまりそう。ブダペストの場合、市内交通機関のチケットは185フォリントから230フォリントに、1ヶ月定期は通学定期が350フォリント、通勤定期が450フォリント値上がりする。(これとは別に税の控除枠もかなり小さくなったので、この面でも実質上の支出増になる。)