ニュース
11月30日

今日はあまり大したニュースがありません。

レート
100円=163.61フォリント(OTP/11月24日)

天気
木曜日:霧や雲の多い1日となりそうです。最低気温は1〜6度、最高気温は7〜12度の予想です。
金曜日:霧や雲の多い1日となりそうです。最低気温は0〜6度、最高気温は5〜11度の予想です。
土曜日:西側では晴れ間が見えますが、東側はまだ雲が多そうです。最低気温は1〜6度、最高気温は5〜11度の予想です。
日曜日:曇りがちですが、特に東部で雲が厚そうです。最低気温は-1〜+4度、最高気温は5〜11度の予想です。

渡し船代
バラニャ県のある地域では救急車が患者を病院まで搬送する際にどうしても渡し船を利用しなければならないが、この費用(1500フォリント)は患者側が負担するようになっているという。住民はなんとかこれを患者側が払わなくてもいいようにしたいようなのだが今のところ難しいようだ。

事故
ブダペスト・チェペルで151番のバスが乗用車と衝突して民家に突っ込むという事故があった。6名が病院に運ばれたようだ。(家にいて、いきなりバスが突っ込んでくるのはこわいなあ。)

原始細胞治療
デブレツェンで、原始細胞治療が心臓発作を起こした人の治療に効果的という診療結果が出たようだ。(最近この原始細胞治療ってよく聞きますが、日本語では実は何というのかよくわかりません。)

ブダペストの空気
ブダペストの交通量は非常に多く、あるロンドンの調査機関によると、空気中に含まれる埃の量は人体に影響が出始める値の10倍にも達しているらしい。これらの問題を解決するためには、ブダペストの一部の道を有料化するしかないようだ。(今の時期は何かとくに臭いって感じです。)

健康は気にしない
最近発表された研究では、ハンガリーの高校生の多くが食事に関し非常に関心が低く、健康的ではない食生活を送っていることが明らかになったようだ。(給食費をもらっても、それを別のことにつかってお菓子でお昼をすませたりするらしい。10代の男の子の4分の1は肥満で、女子の半分はダイエットをしているとか。)

汚い?
チョングラード県で、ある会社が衛生的でない場所でキャベツの漬物などを作り、許可もなく販売しているとして摘発された。(写真も見ましたが、確かに動物が走り回っている真ん中に樽が並べられていました。)

大きすぎる
アンドラーシュ通りの西駅側を同通りと平行して走っているSzondi通りに200の住居が入る大きな建物(日本でいうとマンション)が建設されているが、基準より大きいということで自治体が建物の一部を取り壊すよう要求しているらしい。一方、建設会社側は「壊さない。その必要はない。」と主張している。

まだ印刷所に
来年から値段が上がるガス料金だが、今週各家庭に郵送されるはずだった援助金申請用紙がまだ印刷所にあることがわかった。このため郵送されるのは来週になりそうだ。

霧で
ホルトバージで、ハンガリーの古い種の牛であるSzurkemarha(灰色牛)が、霧で迷ったのか車が走る33号線に出てきてしまうという騒ぎがあった。出てきた灰色牛は100頭ほどで警察が道を閉鎖しこれをもとの平原に戻したという。(管理がしっかりされてないとかで警察は捜査も開始したようだ。)

嫌だ
ブダペスト市長デムスキー氏は、社会党が推薦している市長代理を「よい関係が築けていない」と拒否し、騒ぎとなっている。(ブダペスト市議会は与野党の議員数が拮抗しており、市長の所属する自由民主連合と社会党は強い協力体制が必要なので、今回の件のようなことがあると「大丈夫なのか。」という感じのニュースになるみたいです。)

一酸化炭素中毒
この時期は毎年一酸化炭素中毒が多発する。28日にもブダペスト近郊のエールドでボイラーの故障から3名の子供、2名の大人の家族が一酸化炭素中毒となった。(我家も瞬間湯沸かし器が不調となり、2日連続で修理屋が来た。)

高等教育機関
ハンガリーには72の高等教育機関があるらしいが、現在新たに13の機関が高等教育機関として教育活動を行うことを申請しているようだ。(すでに中等教育機関や高等教育機関関連組織として動いているところが申請を出しているらしい。)この13の機関のうちの多くは経済関係を学ぶところのようだが、法律や情報、科学、宗教学を学ぶところもあるという。今後、財政、インフラ、教員などの点から調査が行われ最終的には国会でOKかどうか決定するようだ。

11月29日

レート
100円=164.32フォリント(OTP/11月28日)

リストラ
官庁でもリストラが行われるが、環境省では気象サービス職員のリストラ率が特に高く(23%)来年からは多くの観測地で職員のかわりに機械がデータを配信するようだ。(同じく50%のリストラが行われる予定の「中央データ処理・公開および選挙局機械室オペレータ部門」の職員はストを行っている。)

100万人
ブダペストの動物園で今年100万人の入場者を記録した。100万人目の入場者は6歳の男の子だった。

ゴッホ展
12月2日(今週土曜日)より、ブダペストでゴッホ展が開催される。絵の多くはすでにハンガリーに到着しているが具体的な情報は極秘らしい。(中欧でゴッホ展があるのは1903年以来とのことだ。)

簡単に騙せる
来年からガス料金が大幅に値上がりとなるが、援助がもらえるかどうかは自己申告制ということもあり、例えば自分のかわりに年金生活を送っている両親の名前で申請するとか、個人収入を低く抑えている自営業者など、援助がもらえるように工夫することが非常に簡単という指摘がなされている。(今年の10〜12月の収入を記入するようだ。)

教科書
経済的に困っている層の子供たちは学校の教科書が無料で支給されてきたが、これを来年度から貸し出しに変えることになる模様。子供たちは卒業後は教科書を学校に返すが、必要であれば安く購入することが可能になるとか。

薬販売
薬販売自由化に伴い、当初150種類と言われていた「売っても良い薬」の種類が300に増えることになったようだ。来年1月からこれらの種類の薬販売が可能になるが、店やガソリンスタンド、あるいはハイパーマーケットなど合わせて3万の場所で薬が売られることになる模様。

堤防
春の洪水で崩れた堤防をなおしたり、高くしたり、あるいは新しい堤防が作られたりしてきたが、新しく作られた堤防(8キロメートル)が無事完成した。(ここまで112億フォリントを堤防の改修、建設にあててきたようで、これから毎年50億フォリントをかけてこれらの堤防を維持していくようだ。)

アイススケート場
ここ数年学校の冬休みに国会議事堂前で無料アイススケートがオープンしていたが、今年は国会議事堂前広場が使用できないということで、科学アカデミー前の駐車場にオープンすることになった。(12月23日〜1月2日まで。25メートル×45メートルの大きさのリンク。無料)

11月28日

レート
100円=165フォリント(OTP/11月27日)

カードに注意
銀行カードを支払いに使う場合にトラブルに巻き込まれる割合がヨーロッパで増えているようで、市民たちは現金での支払いに切り替えている人もいるようだ。ハンガリーではまだ10万回に3回の割合でしかカード詐欺は発生しないようだが、被害額の平均は3万5000フォリントに達するらしい。

有効期限を教えてくれる
車の通行許可書、運転免許、身分証明書など気がつかないうちに期限が切れてしまい警察に罰金などをとられてしまう例があるらしいが、ある女性がインターネット(やSMSで)有効期限が切れることを教えてくれるシステムを開発したらしい。

少子化の影響
チョングラード県のHodmezovasarhelyでは1990年には小学校1年生が1000名いたのが、2002年には550、今年は400名しかいなくなってしまった。このため、来年9月からは教員の20%がリストラされることとなった。(私の住むショイマールはドーナツ化減少のためか、子供の数が増えており幼稚園に入れない子が続出している。)

診療費
来年1月から診療所や病院へ行く場合、診療費として300フォリント支払うこととなっていたが、準備が間に合わず結局3月1日からの導入となった。(援助枠に入っている人は100フォリントでよいらしい。)

断熱材
来年から最高でガス代が70%値上がりするということで、断熱材の人気がうなぎのぼりとなっている。あるニュースでは断熱材の種類によっては品切れ状態が続いているものもある模様。(ものによっては1ヵ月半待ちとか)

公表せず
9月中旬の国営放送への暴動に関し、警察自身の調査があり、ミスがあったと結論づけたが、これに対しブダペスト警察本部長が「調査を指揮した県警本部長は前から自分のポストを狙っていたためこのような結果を出した。」と述べ物議をかもしだしていた。それで法執行大臣が二人を呼び、話し合いをしたようだが、ブダペスト本部長の発言に対し公表をしないことを決定した。

スポーツ病院
政府の目指す医療改革では、国が365日24時間体制を保障する病院の数を減らす一方でサービスを向上させようとしているが、この対象から外れている病院では今後どうするか対応に追われている。これまでオリンピック選手などスポーツ選手の治療などを行ってきたスポーツ病院でも今後リハビリを専門とした病院として生まれ変わる道を模索しているが、一方で2008年の北京オリンピックに向けて練習している選手たちの治療などはできなくなる可能性が高いと述べている。

食品チェック
今後1月5日まで、医師サービス、動物健康、植物保護、消費者保護局などが協力して店で売られている食料品をチェックする模様。(ハンガリー全土で、抜き打ちで検査が行われるらしい。)

地下6階
リスト・フェレンツ(音楽アカデミー)の近くにあるNagymezo通りに地下6階の地下駐車場を作る計画があり、住民達がいらだっている。(5年前にすでに契約を済ませており、どうしようもないらしい)野党FIDESZはこの計画に対し「更にブダペストに入る車が増える。地下駐車場のせいで建っている教会も沈む」などと大反対をしている。(ここは確か日本語教育が行われているテレーズ・バーロシ高校の目の前だったような。)

2000キロメートル
ある日刊紙に「ハンガリー鉄道が来年合わせて2000メートル分の路線を廃線にする」と載り大きな騒ぎとなっている。これに関しハンガリー鉄道側はコメントを避け、交通大臣はニュースを否定している。2000キロが事実かどうかは別にして廃線になる路線が出ることは確実で、その地域ではバスが代わりに走ることとなるが、住民達は署名を集めるなどして反対運動を起こしている。

11月27日

天気
月曜日:霧が出て雲も出ますが、場所によってはお日様が見えるところもありそうです。(南部は比較的よい天気のようです。最高気温は7〜12度。ブダペストの最高気温は8〜9度の予想です。)
火曜日〜木曜日:霧や雲が出る天気は月曜日とさほどかわりませんが、気温がちょっとずつ下がってくるようです。

高速道路
高速7号線は現在国境からの拡張工事を続けているが、今年は予定していた17キロが達成できず6キロ延長されることとなる予定。これまでクロアチアとの国境からは9キロ高速道路が作られていたが、ここにこの6キロが加わり15キロとなる。それに伴い有料区間となる。

危ない
Bokodという小さい町に送電線がつけられたのだが、電柱が道の外ではなく道の真ん中であったり、ちょっと右、左だったりというところに立てられ住民がかなり起こっている。電気会社側は「もともと道が本来の場所からずれていて、私達は問題ない」と主張している。(舗装されていない道のようですが、たしかにわだちの真ん中に電柱が立っていたりしています。)

駐車場
ブダペスト5区では多くの公共施設(官庁?)が「自分たちは注射料金を払う必要がない」と駐車料金を払っていない事態が続いており、これを解消するために来年から駐車に関する規則を強化させることにした模様。(よく事情はわかりませんが、公共施設側が勝手に「ここは自分たちが駐車するところだから駐車するな」などと書いた標識や遮断機があるそうです。これらも取り壊すそうです。)

UFO
Somogy県のJakという町で、UFO(白い光)を見たという人が複数現れ騒ぎとなっていたが、(テレビニュースでも住民の話を聞いたらしい)結局新しいディスコのライトであることが判明した。(地上から空に向かって放つライト)

スタート
クリスマスまで1ヶ月を切り、本格的なクリスマス商戦がスタートした。お店によってはすでに「売り切れ!」表示が出ているところもあるらしい。(今年はMP3プレーヤーとか携帯電話が売れ筋らしい。)この時期は品物やお金が飛び交うため、警察では「盗難などに注意」と呼びかけている。

期限迫る
車の強制保険の会社を選ぶ時期が来ている。契約先をかえる場合、今月末が現在の契約会社との契約打ち切りの締め切りとなっている。(これに関し、各保険会社が新規契約者にのみ優遇措置を出すというニュースが流れ、我家でも早速それについて問い合わせをした。保険会社側は「同じような電話が何軒もかかってきて困っている」との対応で、得られた情報を見る限り私達が契約している保険会社ではそのようなことはないようだ・・・)

無料で抱きます
2001年にあるアメリカ人が「愛を表現するためにお互いにハグしよう」という運動を始めた。(今のドラえもんの歌もこの影響か?)この運動がハンガリーにも広がり、各地で「Ingyen oleles(無料ハグ)」と書かれた紙を持つ人が立ち始めている。

虐待
ホルトバージといえば、ハンガリーの大平原として有名だが、そこには古い牛の種類であるszurkemarha(灰色の牛)がいる。3年ほど前にこの種の内に矢を放って殺した人がいたらしくその映像が公開された。これを受け、ホルトバージ自然保護・古種動物の保護を担っている会社が訴えを起こすことにした。(矢をうたれた牛は、すぐには死なず長い間もがき苦しんでいたようだ。これを映像に収めていた。)

協力体制
野党FIDESZは、秋の地方選挙に圧勝したことを受けて、党が自治体の長と連携をとっていくように党の規約を変更した。今後は党と地方自治が協力して政府側に圧力をかけていくようだ。

助け合い
日本同様、ハンガリーでもこの時期になると助け合い運動が活発になる。Baptist教会は昨年「プレゼントを靴の箱に入れて寄付して」と呼びかけ1万4000人の貧しい子供たちにプレゼントを集めたが、今年も同じ活動をすることになっている。

病院は移動せよ
政府は365日24時間体制で稼動する病院の数を(少なくとも国からの援助金で稼動させる病院の数)をかなり減らす予定だが、これに関しジュルチャーニ首相は「これまでより40キロメートル移動距離が増えるかもしれないが、入院・治療を受ける病院の水準は保証できるのだから、結果的にはこの方がいい。」と述べた。(あんまり移動距離が長いのはよくないと思うんだけどなあ。)また、今回の政策では病院のベッド数も減らしたりするので、1万5000〜2万人の職員(医師を含む。5分の1が医師。)がリストラされることとなるようだ。リストラされる医師の中には地方の病院に職を求める人もいるようだが、多くは外国へ行くことになるらしい。(これとは別に現在ハンガリーでは専門的技術を持つ看護士が非常に不足しているというニュースも流れている。待遇が悪くて外国などに職を求めて出て行ってしまうとか。)

バス路線
ミシュコルツでは毎日13万人が市内交通機関を利用しているが、これを運行している交通会社は無駄なお金をなくすため乗客が比較的すくないバス路線を廃止・変更したりすることを決定した。ただこれにより、今まで1本のバスで移動できたものが、乗り継ぎをしなければ行けなくなり住民からは不満の声が上がっている。

調査終了
8月8日に、工芸大学内の射撃場で火事があり消防士が3名なくなるという惨事があったが、この事故の調査が終了した。結局、射撃場を管理する人の息子とその仲間が至近距離からゴムの段防壁に銃を撃ったのが火事の原因と判明したようだ。

他国にも
モハーチやペーチにすむロマの家族がスウェーデンに移住しようとして(失敗し)戻ってくるケースが増えてきているが、ロマがハンガリーを脱出するケースが更に増え始めモハーチやペーチ以外のロマも国外へと出始めている。現在では目的地はスウェーデンだけではなく、オランダやベルギーなどにも広がっているようだ。

ガス代
来年からガス代が大幅に値上がりするが、条件がそろえば補助金も得られる。今週の中旬に各家庭に用紙が送られ、そこに情報を記入すると補助金額が決まるようだが、補助金申請期間が短いため混乱が生じる恐れがあるようだ。(あと噂によると、用紙に書いたことを証明するのは難しいため、実際にはちょっと嘘を書いてもわからないらしい・・・ふ〜む。)

休校
23日にハンガリー国境に近いウクライナを震源地とする地震が発生し、Tiszakordでは建物のいくつかにひびなどが入った。けが人などはいないようだが、学校や幼稚園の建物については「専門家がチェックしないと危険」ということで24日は休校となった。

プシュカーシュ
ハンガリーサッカーの英雄プシュカーシュ・フェレンツ氏の葬儀であるが12月7日に「聖イシュトバーン大聖堂」で儀式が行われ、9日に墓地で葬儀が行われることとなった模様。儀式や葬儀を遇わせると数万人が訪れると予想されている。

高くなる
国は来年から車イスなどの補助器具へ補助金を削減することを決定した。この背景には「補助器具の無駄遣い」が原因のようだが、実際に障害を持ちこれらの補助器具を使用している人達からは補助器具購入額が高くなり困ると苦情が出ている。(どこかで「松葉杖とか車イスとか支給された後、それを回収するとかもしない・・・」と聞いたことはありますが・・)

人買い
国家捜査局はバラニャ県で20名の女性や少女を買って外国に売春婦として売っていた3名の男性を逮捕した。(18以下を含むこれらの女性を買い、バラトン湖畔に売春婦として立たせ、逃げ出そうとすると暴力をふるいこれを防ぎ、ある一定の時期が過ぎると外国の売春宿に売りつける・・・ということを繰り返しやっていたようだ。)

除名
野党FIDESZの党員でブダペストのある区の議員でもある男性がナチの制服を着ている写真が公開され問題となっている。男性は「趣味で制服を集めているだけ。」と政治的意図はないと訴えたが、結局この男性は党から除名された模様。

もう嘘はつけません
高速1号線で常設のスピード計測器(実際には4つのボックスに2つが入る。どのボックスに計測器が入っているかは秘密。)が24日より稼動し始めた。この計測器では車のナンバーだけではなく運転手も判別できるようになっている。このため違反を犯したドライバーが「家族の別の人が運転していた」と嘘をつくことができなくなる。

危険
ナジカニジャにある10階建ての住宅棟が「倒壊の危険性がある」ということで閉鎖されることとなり、住民達が立ち退きを迫られている。(どうやら自治体の建物のようで、住んでいる人たちは自治体に家賃を払うような形で住んでいるようなかんじ。建物がねじれてきて階段2段分ぐらいすでに沈んでいるとか。自治体には建物自体を修理・改修する金がないので、今は住民(50住居分)に新たなる家を探しているようだ。)

カルシスウイルス
ブダペストの病院を中心にカルシスウイルスの院内感染が目立っていてが、24日にはタタバーニャの聖ボルバーラ病院でもカルシスウイルス発症者が出始め病院が閉鎖(見舞いおよび新規入院禁止)となった。

金がかかる
現在ハンガリー人女性が妊娠した時には@診療所で義務づけられている診療を受け、病院でたまたま勤務時間にあたった医師に出産の手助けをしてもらう。A「よい」と言われている医師を見つけ(地元の診療所に来ている医師の可能性もある)その人が勤務時間外で開けている個人のクリニックに通い(1回5000〜1万フォリント払う)その医師が勤める病院でその医師が子供を取り上げる。の2つが多いが、特に「たまたま病院にいた人が変な医師だったら困る。」との理由でAを選ぶ人が多く、出産する時にはこの医師に7〜10万フォリントを「お礼」として払うのが普通だ。ただ、政府はこのシステムは医師の不正を生みやすいとして来年1月から、「自分で決めた医師を呼んで子供を取り上げてもらう場合、病院に出産費用として2万5000フォリント程度支払う」ことを計画している。国としては医師を選ぶのではなく、病院にその時間勤務している医師に取り上げてもらう制度にすれば不正も生まれにくいし、妊婦への金銭的負担も減るだろうという考えなのだと思うが、現在のところ妊婦が病院側にお金を払っても、医師側には同じようにお金は払わなければならないのだろうから、妊婦にとっては更に出費がかさむことになるだろう。

11月24日

多忙および疲労のためちょっとだけです。

レート
100円=166.35フォリント(OTP/11月24日)

複雑すぎる
来年からのガス代は、以前書いた通り、最低年金を基準に援助額が決まっているが結構複雑なため皆が困っている。

地震
ウクライナとハンガリーの国境近く(ウクライナ側)で地震が発生した(マグネチュード4.5)このため、例えばTiszakordでは8〜10棟の住宅にひびが入ったりしたが、けが人などは出なかった。

学歴社会の弊害
ハンガリーでは多くの専門職(パン職人、美容師など)で仕事のなり手がなくなってきており、大変問題となっているとか。この背景には皆「大学卒業資格」がほしいというのがある。

400キロ
ケチケーメートである男性が肺炎などで病院に運ばれたのだが、体重が400キロもあるためクレーンで吊り上げて移動したとか。

スケート場
ここ毎年、冬休みに国会議事堂前広場では無料のアイススケート場がつくられていたが、現在ここは警察が管理する区域に指定されており、今年スケート場が作れるかどうかはまだはっきりしないようだ。

「何も買うな」デー
どうやら11月24日な「何も買うな」デーらしい。「計画的ショッピングを行う人」協会は、この日は「買い物のため多くの時間をつぶさず、その時間を友達とすごしてほしい。」といっている。(知らなかった。)

11月23日

ちらっと見たニュースタイトル
▼アメリカで磁石部品がはずれそれを飲んだ赤ちゃん3名が入院するさわぎとなった玩具が100台ハンガリーでも売られていることがわかった。
▼スウェーデンに向かったロマの一部はすでにハンガリーに帰国している模様。
▼薬販売の自由化で効果はあり重要だがあまり売れない薬がなくなってしまうとハンガリー薬局組合が月曜日の国会決定に対し大反発をしている(大統領に署名するなとせまっている)
▼2002年5月9日にモールの銀行支店で中にいた人がすべて射殺されるという痛ましい銀行強盗事件が発生したが、「犯人を知っている」という人が現れた。ただこの人は「安全が保障されなければ名前はいえない」と述べているようだ。
▼GFKHungaryという市場調査会社の調べによるとハンガリーの高齢者は食品よりも薬品にお金をかけているようだ。
▼遺伝子組み換え食品に関する法律はハンガリーが一番厳しいとか(一番厳しい法律に今したようだ。)
▼9〜10月と国会議事堂前にデモ隊のテントが建てられていたが、今後はこれが禁止されるようだ。
▼ブダペスト地下鉄4号線のすべての駅の工事はすでに始まっているが、トンネルほりは来年の3月からになりそうとのこと。
▼ハンガリー政府観光協会はリストラをするようで、25%(190名)が職を離れる模様。

▼ハンガリー統計局によると、今年1〜9月期で1万5000件の交通事故があり、6000名以上が怪我をして901名が亡くなった模様。
▼EUでは2012年までにテレビをデジタル放送に切り替えることとなっているが、ハンガリーに関してはいつそれが導入されるのかまだわからないようだ。
▼ハンガリー国立銀行総裁は、現在の政府の財政政策を強く批判し「このままではいつハンガリーにユーロが導入されるのかわからない。」と発言した。

天気
木曜日:天気は今ひとつですが、西側から徐々に回復してくるようです。最高気温は7〜12度の予想です。
金曜日:東部、北東部では雨が残るところもありますが、他の地域では晴れたり曇ったりのようです。
土曜日:木曜日と同じような天気になりそうです。週末は最高気温が12〜17度まで上がるようです。

実刑を
ハンガリーでは木を切り倒して盗むという犯罪が結構あるらしい。これまでは犯人に対しては罰金刑が科せられるのが普通であったが、防犯の意味もこめて、今後これを実刑にできるように変えたいようだ。

ビタミン
ハンガリー人の食事を見ると、例えば「サワークリム+パプリカ+チキン+小麦粉=パプリカチキン」のように野菜摂取量がそれほど多くない感じがするが(今はいろんなサラダもあるけど、ちょっと前までは酢漬けみたいなものしかなかった)食品学の専門家は冬は特にビタミンが必要として、国民に野菜や果物摂取を呼びかけている。(そういう私もあまり果物を食べない・・・)

ロマ
ヤースパートという町のある居酒屋が「ロマが何度も店で暴れた」としてロマの人達に対し「来店お断り」方針を打ち出し問題化している模様。(ロマの人達はマジャール人と完全にまざって生活しているわけじゃないんですよね。ロマの人達が住む地区が特別に作られているケースが結構多いようです。)

閉鎖
あるデブレツェンの競泳用プールで先週の週末に7名が具合が悪くなったが塩素ガスの中毒にかかっていた可能性があり、一時的に閉鎖されることになったようだ。(今年の夏にコマーロムのプールに行ったんですけど、塩素がきつくて茶色だった私の海水パンツが黄色くなってしまいました。ちょっとショックでした。)

なかなかうまくいかない
ナジカニジャでは町に自由につかえるコンピュータが設置されているが、半分は壊れていて、残りの半分も本当に必要な情報(バスや電車の時刻表など)が手に入らないなど、あまり役には立っていないようだ。(デパートとかハイパーマーケットにもときどきこの種のコンピュータありますよね〜。)

なんか日本の新聞講読契約みたい
ハンガリーでは現在、来年の車の強制保険の会社を選ぶ時期になっているが、来年も同じ会社で契約しようとする人でも一旦解約して再度契約すると、いろいろな特典や割引制度がつく模様。

ストライキ
このままの政策だと来年国が教育にかけるお金が減りリストラに繋がるとして、12月15日に、ある教員組合がストライキを行うことを決定したようだ。ただ、別の教員組合は「議論している途中でストライキするなんて意味がない。」と同調はしないようだ。

事故に注意
ハンガリーでは毎年、11月が最も交通事故が多いのだそうだ。(今年はまだ雪も少ないですが、路面が湿っていることが多いので気をつけてください。)

オパール
ヘヴェシュ県のKisnanaという町の採石場で、300キログラムのオパールの原石が発見された。ハンガリーでこのような大型の原石が見つかるのは非常に珍しいことらしい。(オパールって木が化石化したものってこのニュースに書いてありました。知りませんでした。ちなみに今回見つかったオパールは少なくとも1500万年前のものらしいです。)

怖い
来年1月から暖房費(個々の住宅ではなく、団地あるいは地域単位で暖房をする場合)が来年からブダペストで45%、デブレツェンでは70%上がる可能性があるらしく、住民たちは今から戦々恐々としている。(この暖房費用に関しては、今の段階でも請求書に書かれている数字がわかりにくいし、知りたい情報「例えばどのぐらいのお湯を使ったのか」などについては何も書かれていないなどトラブルがあるようだ。我家は自宅内のボイラーでセントラルヒーティングをしていますが、本当に来年からガス代とかがいくらになるか心配です。)

内部の事情
9月17日〜18日にかけて発生した国営テレビ局暴動事件で警察側の不手際があったとの調査報告書があがったが、これについてブダペスト警察本部長ゲルゲーニ氏は、「報告書をまとめたペシュト県警長は自分のポストを狙っている人で、それもあって客観的なレポートになっていない。」と主張している。

11月22日

多忙につきちょっとだけです

守れたはず
ベネ・ラースローハンガリー警察庁長官は、テレビ番組に出演し9月17・18日に発生した国営テレビ局暴動事件を警察は防ぐことができたと発言。長官は否定しているようだが、これによりブダペスト警察本部長などの責任問題に発展しそうな可能性もある。

国民投票
ハンガリー選挙管理委員は、野党FIDESZとキリスト教民主人民党が申請していた7つの国民投票について、4つについては予算に関わる問題としてこれを却下したが3つに対しては了承した。(学費、診療費、年金、閣僚の個人財産に関する国民投票申請は却下、薬販売や病院の民営化に関するものなどはOKをだした。)

よい面もある
子供に対する虐待、子供同士の暴力などの事件数が急増しているが、これはこれまで隠されていたものが表に現れてきた側面もあるという。(昨年は239件の事件について国会委員会で議論された)

レート
100円=164.54フォリント(OTP/11月22日)

11月21日

多忙につき見出しなしです。

▼国会で20日、薬販売の自由化などの決定を行った。(これでスーパーやガソリンスタンドで痛み止めや熱さまし、風邪薬などが買えるようになる。)病院のベッド数もかなり減るようだ。
▼ニーレジハーザで先週水曜日、警察の発砲事件があったとか。(ハイパーマーケットの駐車場で5人組みを捕まえる際、1人が車で逃走し、その時に警察が銃を数発撃ったらしい。)逃げた犯人もその後つかまったそうだ。
▼現在モハーチに住むロマがスウェーデンにどんどん出発しているが、19日夜、3週間前にスウェーデンに行ったロマ(15名程度)が帰国した。(ただ彼等はハンガリーには残る気がなく、学校への退学手続き云々をして、またスウェーデンに戻るそうだ。)ロマ達がスウェーデンへ行く理由は「ハンガリーでは仕事がないから。」ということだ。ちなみにモハーチの失業率は19%
▼9月17・18日のハンガリー国営テレビでの暴動に関し、218名の警察官が怪我をしたのは指揮に問題があったからだとして軍事検察が捜査を始めた模様。
▼ジュールで2年に渡り2万フォリント札を偽造していたグループが御用となった。(5000万フォリントぐらい稼いだらしい。彼らの手口は、2000フォリント札の印刷を溶かして真っ白にし、そこに2万フォリント札の印刷をするというもの。これにより偽造防止の銀の線も紙の質も本物となる。ただすかしは2000フォリント札のままで、これが事件発覚に繋がったようだ。う〜ん、すごい。ちなみに主犯格は40歳の男性だそうだが、彼の高校卒業資格も偽造されたものだったらしい。)
▼調味料の一部、イランからのピスタチオン、トルコからのイチジクなどにはmikotoxinという名前の有害物質が入っているらしく長年食べ続けると肝臓ガンを引き起こすらしい。
▼クリスマスが近づき、ごちそうを食べる機会も増えると思うが、20日よりお店での食料品管理のチェックなどが厳しくなる模様。
▼ベーケシュチャバで電気代がなかなか払えない15の家族に新しい電気計がつけられた。これはあらかじめ申請した量以上は電気が使えないようになっているものらしい。
▼ハンガリーでは昨年体重370グラムという超未熟児が生まれたが、この赤ちゃんが無事1歳となった。(普通500〜750グラムの体重で生まれてくる子供の15%程度しか生き残れないそうだ。)
▼カルシスウイルスの院内感染で閉鎖されていたKutvolgy病院が21日よりお見舞い可能になる模様。
▼11日、ジュールの工事現場がくずれ4名が死亡する事故があったが、どうやら基礎部分がかなり弱かったようだ。
▼カジノで大金をすったあげく、警察にその金が盗まれたと嘘をついていた女がつかまったとか。
▼1月から電車は16%、長距離バスは最低6%は運賃を値上げするらしい。(ある日刊紙の情報によれば)

▼100円=165.73フォリント(OTP/11月20日)

11月20日

天気
月曜日:南部と東部でお日様が出るでしょう。北西部からは雲が広がるようです。最低気温は3〜8度、最高気温は10〜15度の予想です。
火曜日:雲が広がり、ところによっては濃い霧が発生するでしょう。雨のところもありそうです。最低気温は3〜8度、最高気温は8〜13度の予想です。
水曜日:火曜日と同じような天気ですが、夜になると雲が少なくなってきます。最低気温は3〜8度、最高気温は7〜12度の予想です。
木曜日:お日様が顔を出しそうですが、全体的に雲が多く東部では雨がぱらつくかもしれません。最低気温は0〜5度、最高気温は7〜12度の予想です。

年俸
ハンガリーのプロサッカー選手の年俸についてはあまり語られることはない。(特に誰がいくらもらっているかは秘密のようだ)ただテレビ局のインタビューで明らかになったとことによると、最も給与面で待遇がいいのはデブレツェンチームのようだ。ここでは基本給が月80〜100万程度で、あとは勝ち点に合わせて給与が上がっていくシステムのようだ。(デブレツェンは強いチームなので勝ち点も多く、月に200万フォリントの給与は出るようだ。)またハンガリーで最高の給与をもらう選手もデブレツェンにいるようで、1年の収入が4000万フォリントほどになるという。このチームでは契約金として支払われる額も最高で2500万フォリントぐらいになるそうだ。

問題あり
ハンガリー警察庁の報告書によると、9月17〜18日に発生したハンガリー国営テレビ局への暴動時の警察の動きは合法ではあったが、専門的な見地からみると問題点が多い(誰の指示に従えばよいかわからなくなったなど)ことが明らかになった。

注意
ハンガリー周辺国(例えばクロアチア)では冬になると、チェーンを積むことが義務となるようです。また冬タイヤを履いていなければなりません。オーストリアでは国境でチェックすることはあまりないようですが、冬タイヤをはいていなかったりすると、現地で捕まる可能性があるようです。

クリスマス
国の厳しい金融政策が影響して今年のクリスマス商戦に大きな影響が出るのではと予想されているが、現在のところ昨年並み(8億4000万フォリント)の売り上げが出るのではといわれている。ただ、ローンを組んでまで何かを購入しようとする人は減るようだ。(すでにクリスマス商戦真っ盛りですよね〜。あのチラシの数には驚きです。我家の娘は「お化粧セットがいいなあ」と言っているのですが、よく聞いてみると「う〜ん、ピンクのリップクリームとマニキュア」がほしいのだそうです。ハンガリーではクリスマスはサンタさんではなく、(幼少時代の)イエスキリストが持ってくることになっているので、彼に相談してみようと思っています。)

ホワイトリスト
銀行は、借りたお金をきちんと返した人のリスト(ブラックリスとならぬホワイトリスト)を作成することで融資のむだが削れると考えているようだ。しかし一方で個人情報の流出と言うことで憲法違反にあたると情報保護委員はホワイトリストを作ることの内容警告を出している。

増えすぎちゃって困るの〜。
50年前にはハンガリーでは絶滅の危機にあった鵜の仲間のcormorantが現在では6000のつがいがおり、毎日3トンの魚を食べているという。それで場所によっては魚が逃げてしまっていなくなってしまったところもあるとか。また、cormorantによる自然破壊も進んでいるとか。

大型Adventi
(他国もそうなのかもしれないが)ハンガリーではクリスマスの4週間前よりAdventiの花輪と呼ばれる4つのろうそくがついた飾りを飾る、そして毎週1つずつろうそくをつけていく。この飾りで世界最大といわれるほど大きいものが、11月末にソムバトヘイのセンター広場に置かれることになったようだ。

工事終了
ブダペスト地下鉄2号線では、平日夜と週末に工事を行ってきたが、この工事が19日終了し、20日より通常運転が再開される。(地下鉄2号線の工事は2003年から始まった。2007年はまだ駅の改修工事が終わっていないStadionok, Pillango utcai, Ors vezer terの駅の改修工事があり、2008年ですべての工事が終了するようだ。その次に3号線の工事が始まる予定。)

プシュカーシュ
先週金曜日に亡くなったハンガリーサッカーの英雄プシュカーシュ・フェレンツ氏の葬儀は12月9日に行われる予定。葬儀には数万人が訪れることが予想されている。ハンガリーオリンピック協会はpuskas.ferenc@mob.huのアドレスにお悔やみのメールが送れるようにした。すでにかなりのメールが集まっているという。

マンツィ
世界的にも有名なミシュコルツ救助隊に属していた救助犬マンツィ(この犬も有名だった)は10月半ばに死んでしまったが、遺体が飼い主の庭に埋められ葬儀が行われた。葬儀には1000名ほどが訪れた模様。

ガス代援助
これまで子供の多い家庭や母子家庭などでは国からガス代の援助が出ていたが、今後は家族1名あたりの収入でこれが決まるようだ。基準となるのは最低年金額の2万6800フォリント。家族1名あたりの収入がこの額の2倍以下の場合は1立方メートルのガスあたり40フォリントの、2〜2.5倍の場合、33フォリント、2.5〜3倍の場合25フォリント、3〜3.5倍の場合18フォリントが援助されるようだ。(これまで援助の対象となっていた人でこのが外れる人が結構いるようで、これらの人達はガス代が30%以上上がることになる・・・そんなこともあり、例えばチョングラード県では、薪での暖房に切り替える人がすでに5倍に増えたとか。)

ちょっと少ないような
政府は現在、1年365日24時間体制で患者を受け入れる病院の数を減らそうとしているようだが、この数が現在の160からハンガリー全体で31程度に減ることになったようだ。ちなみにブダペストでも2つの病院しかこの体制が敷かれなくなるとか。(政府は全ハンガリー市民の住宅の半径55キロメートル以内にこのような病院があるようにするとしているが・・・こういうニュースは国民を不安にさせるなあ。実際医師も患者も国民も「これからどうなるのか・・・」と不安を隠せないとテレビニュースでやっていた。)

実験室
ハンガリーでは毎年、PCやテレビなどの電気製品ゴミが20〜25%も増えているようだが、その危険性についてはまだあまり関心がない。それでジュールのラボで大学生達が実際に電気製品を壊して、何がリサイクルできて、どんな危険物質が流れ出やすいのかなどについて研究を続けているようだ。

カルシスウイルス
先週はブダペストの病院でカルシスウイルスの院内感染が広がり、お見舞いができなくなったりしていたが、ブダペストに関しては新たなる感染者数が減ってきたようだ。一方で地方ではこれが広がっており、先週の金曜日の段階で1000名程度の感染者が記録された。(院内感染なのに、なぜ次々と別の病院に飛び火するのか・・・う〜ん、よくわかりません。)

告訴
ハンガリー警察庁は、10月23日の警察とデモ隊の衝突に関し、これまで40時間分のビデオを数百枚の写真をチェックし、「行き過ぎた行動があった」として8つの告訴をすることを決定したようだ。(これとは別のことだが、ブダペスト警察本部長が引退したいとしてこれが却下された件で、年金に入りたいとの要求書が本来届くべきはずのハンガリー警察庁長官のところには届かず、司法・法執行大臣に直接届いていたというニュースもある。やっぱり政治的な側面が強いのかなあ。ちなみに渦中のゲルゲーニブダペスト警察本部長は首都ブダペストから「for ブダペスト」という賞をもらったようだ。)

ルーマニア
先週、ルーマニアの首相がハンガリーを訪れていた。ルーマニアとハンガリーの関係は決してよくはないが、「解決できない問題はない」ということで今後も対話を続けていくことを約束した模様。また来年1月からハンガリー人とルーマニア人は国境を身分証明書だけで渡れるようにするという話も出たようだ。(一方野党は、「仕事をしていることを見せるためだけの会談」と批判した。)

スエーデン
モハーチに住むロマが「ハンガリーでは生活できない」と次々とスエーデンへ渡っている。モハーチのロマ自治体は「向こうに行ってもばら色の世界があるわけではない。」と説得をしているようだが、あまり効果はないようだ。(一方スエーデンの日刊紙によると、これに関しこれまで27の難民申請を退けたという議事があったようだ。)12月頭ぐらいまでに150名のロマがスエーデンに渡るとか。

外国人対税務局
税務局は、外国人の商人がハンガリーで物を売っているのにもかかわらず国に必要な税金などを納めていないとして調査を開始することを決定した。(特に問題になっているのは中国人のようで、彼らだけでここ半年で200億フォリントぐらいの金が中国に流れてしまっているそうだ。)

11月17日

多忙につきちょっとだけ

プシュカーシュ・フェレンツ
1950年代のハンガリーサッカー「黄金チーム(確か負けたのはワールドカップ決勝だけ)」の主軸で、56年の革命の後、スペインに移住しレアル・マドリッドでも大活躍をした英雄プシュカーシュ・フェレンツが17日早朝亡くなった。79歳だった。

0年生
ハンガリーはEU諸国の中でも特に外国語能力が低く、このままでは世界の流れについていけないということで、数年前より中等教育機関に0年生制度を設けている。この0年生では主に外国語を勉強するのであるが(ブダペストに1つ、0年生で日本語を勉強する中等教育機関もある)、予算への圧迫のためこの制度を見直そうという考えが出てきているようだ。(方向性としては、私の勤める大学の0年生のように授業料を払って通うことで経費に負担をかけないようにしたいようだ。)

11月16日

レート
100円=165.77フォリント(OTP/11月15日)

スト
初等・中等学校の教員は給与はそのままに、勤務時間が増えることとなる。このため一度ストライキが行われたが、12月1日に1つの教員組合が再度ストを行う予定だそうだ。(いくつか組合があるようで、組合同士の意思の統一は行われていないようだ)

ハンガリー鉄道
ハンガリー鉄道は赤字経営が続いているようだが、来年は今年の500億の4倍以上の2100億フォリントの援助を国から受けるようだ。

発見
軍の演習場からなくなった爆弾が無事発見された。(近くに住む男性が盗んだが、ニュースを聞いて恐ろしくなり戻そうとした。でも、たくさん軍関係者がいたので近くに捨てた・・・らしい)

大学ランキング
詳しい情報はわからないが、「学生」「教員」「人気」「満足」「名声」などの点で大学のランクづけがあったようだ。それによるとELTE(エトヴォシュロラーンド大学)人文学部が総合1位となった。(「学生」の項目だけだと、コルビヌス大学(経済大学)社会学部が1位だそうだ。)

教科書
これまで3人以上の子供がいる家庭や、片親しかいない家庭では自動的に教科書が無料となっていたが、来年からは1人あたりの収入が2万9500フォリント以下の場合でないと教科書が無料とならないようにするらしい。(私の知り合いの中には、教科書を含め、いろいろ援助をもらうために、書類上離婚した夫婦がいる。)

ワニ
ブダペストの動物園では20日に、新しいワニ用の建物ができる模様。(新しい技術が取り入れられ、これまでよりもワニが見やすくなるのだそうだ。)

感染広がる
複数病院内でのカルシスウイルス感染が広がっているが、感染者数が277名に達し、ブダペスト以外のBicskeやNyulといった地域でも感染がおきている。(下痢や嘔吐などの症状が出るらしい)

病院
「病院のランキング」投票というものがあるらしいが、これによると患者さんたちの病院に対する評価は以前よりも厳しいものになっているようだ。ちなみに一番人気が高かったのはミシュコルツの病院で一番低かったのはペーチの口腔科クリニックだった。(ただ現在国がイニシアチブをとって行っている医療改革でミシュコルツの病院は複数の科が閉鎖されるらしい)

11月15日

レート
100円=166.47フォリント(OTP/11月14日)

インフレ
ハンガリー統計局の調べによると、10月は前月より0・3%物価があがり、昨年の10月に比べると6.3%のインフレだったことが明らかになった。

爆発
ヴィシェグラードの木材置き場で爆発があり、数名が怪我をした模様。

保険
ハンガリー人の70%が財産になんらかの保険をかけていることがGfK市場調査会社の調べでわかった。特に多いのは不動産にかけている保険。(もちろん私達もかけています。)

どこからお金をとるか
政府は「黒・灰色経済」払拭を目指しているのだが、例えばハンガリー人の94%が定年前に年金生活に入り、実際には働いて「年金+労働収入」を得ているため、これを何とかしようとしている。(これに関しては、もっと別のところからとれるだろうという意見もある)また、政府はお金をとるため、例えば飛行機の発着ごとに管制局が国に600フォリント支払うとか、高速道路だけではなく自動車専用道路でも、大型トラックは使用料を支払うようにするだとかいろいろな案があるようだ。

どこ?
Gyulafiratoという町に近い国防省の演習所で、先週スロベニアの軍隊が演習を行った際に、壊れた1.5キロの爆弾を残していったのだが、それがなくなってしまい探している。壊れているとはいえ、いつ爆発してもおかしくないそうだ。

学費
野党は政府が発行した書類をもとに「政府は今後高等教育機関の学費値上げを予定している」と非難したが、政府は「元々は予定していたが、今は計画から外した」とこれを否定した。

保険
車の強制保険の会社が自由に選べるようになって数年。今はちょうど新しい保険会社へ切り替えられる時期なのだが、金融組織国家管理局の調べによると、今のところこの種の保険契約に関する大きな問題は発生していないとのこと。ただ、値段だけで保険会社を選ぶのは危険なので十分検討してから決めてほしいと注意を促している。(そういえば郵便局の自動車保険のコマーシャルも見たなあ。)

院内感染
Kutvolgyi病院では院内感染で入院や見舞いができない状況にあるが、同じような院内感染で聖イシュトバーン病院、Jahn Ferenc, Orszagos Reumatologiai Intezet(ハンガリーリウマチ局)など合わせて4つの病院で見舞いができない状況になっている。合わせて139名がウイルスに感染している模様。(このウイルスはカルシスウイルスといわれるもので、感染しても1〜2日で治るようだ。詳しいことはhttp://web.sapmed.ac.jp/viralge/calici/web_index.htmlを参照してください。)

値上げ
今後、水道代や下水代、地下鉄やバスなどの交通、煙突掃除代、ガス代や暖房代など、ブダペスト住民(その他の地域に住む人も同じですが)にとって生活に必要な金が今後どんどん増えていくことになる。平均すると1家族あたり月に4〜5000フォリントの出費増となるようだ。

最高記録
国立美術館は11月14日に今年の入場者数が50万人に達した。2004年にも入場者数は50万人を突破しているが、今年はまだあと1ヶ月以上もあり、また12月1日の創立100年の記念日(誕生日)からはゴッホ展も始まるため、今年は史上最高の入場者数60万人も突破する可能性が高い。

11月13

お陰様で妻は12日に無事退院しました。(本当は週末は病院で過ごしてほしいと言われていたのですが、お願いして退院させてもらいました。)ずっとベッドに寝ている生活でしたし、今後も無理は禁物ですがホッとしました。お見舞いに来てくださった皆様、妻にはげましのお電話をくださった皆様、メールをくださった皆様、本当にありがとうございました。(私は妻の退院にホッとしたのか、12日、13日と寝込んでしまいました。)

13日・14日
▼100円=167.3フォリント(OTP/11月13日)
▼火曜日は朝方はいい天気なのですが、徐々に雲が広がるようです。最低気温は1〜7度、最高気温は10〜15度の予想です。水曜日は徐々に雲はとれそうです。最低気温は2〜7度、最高気温は11〜16度の予想です。木曜日は雲は少なそうですが霧が出るところがありそうです。最低気温は3〜8度、最高気温は12〜17度の予想です。金曜日も霧が出やすいようです。最低気温は4〜9度、最高気温は11〜16度程度の予想です。
▼ミシュコルツのある集合住宅(団地)では屋上に太陽電池を置いて、高騰するガス代や電気代をすこしでも減らそうとしている。
▼ハンガリーでは来年からインターネットを利用した税申告が義務づけられているが、現在でも登録していない人が35万人ほどいるらしい。(義務じゃない人もいるようだが、その割合は結構低いらしい。)
▼政府は「重要な病院」リスト(48の病院)を公開したが、ここには患者にとって本当に重要とされる病院が抜けていたりしてかなり問題があるようだ。(野党は激しく攻撃している。)
▼高速5号線のブダペストにかかる部分周辺住民が騒音がうるさいと訴えていた問題で国会の憲法委員は「騒音を防ぐための防音壁などが設置されていないのは違憲」との判断を示した。(ただ防音壁は3年後にはできるようだ。)
▼ジュールの激情が建物の維持費が出ないとして暖房などが切られる可能性が出てきたとか。(ちょっと前までは大学でも暖房を切るために大学を閉鎖なんてこともあったけど)
▼エチオピア人のマラソンランナーがセルビアの大会に参加したのち、ハンガリーに密入国しようとして身柄を拘束されていたが、収容施設から脱走した模様。
▼先日オラスリスカで接触事故を起こした教師が殴り殺されるという事件があったが、これに関与した4名すべてが勾留措置となった模様。
▼ヴァーツの高校生たちが60時間連続でバスケットボールの試合を続けるというギネス記録をうちたてた。
▼ハンガリー国立銀行(ペーチ支店長)は来年前半のインフレ率は8%を超える可能性が高いとの見解を示した。
▼ブダペスト警察本部長であるゲルゲーニ・ペーテル氏は今年末での退職願いを出していたが、司法・法執行大臣はこれにサインせず、結局同本部長は来年も引き続き職務にあたることとなった。
▼ロンドンなどにある格安ホテルeasyHotelがブダペストにもオープンすることが決まった。(部屋数は60.6区のEotvosy通りに建てられる予定。宿泊費は30ユーロ程度からだそうだ。結構安い。今回日本から来たお客さんをブラハルイザ広場近くのウイークリーマンションに泊めたのだが、そこもすんごくきれいだったけど安かった。)
▼ブダペストのKutvolgy病院では院内感染が発生し現在入院や見舞いが禁止されている。
▼憲法裁判所が違憲としたことで、政府の税制改革案の1つである「法人などの小口金庫に対する税」案が廃止となった。政府は別のところから税をとる必要があるとして代案を考えている模様
▼EU諸国では現在空港での液体の持ち込みの制限がきつくなっているが(1デシリットルまで)、フェリヘジ空港ではどんな液体を持ち込んでいるかまでは調べられないとしている。(なぜ1デシリットルなのだろうか。赤ちゃんとか小さい子供はどうするのかなあ。)
▼世論調査会社が調べたところによると、ハンガリー人はヨーロッパ諸国の平均にくらべ、薬の副作用への関心が低いらしい。

12日
▼ブダペスト警察本部長が退職を依願いしている問題で、ブダペスト市長デムスキー氏は「彼が今やめると10月23日などのデモ隊などの衝突で、デモ隊が正しいということを証明することになってしまう。」とこれに賛成しない態度を表明した。

11日
▼子供や孫の将来を心配する女性たちが黒服を着て、11日、国会議事堂前でデモを行った。
▼1名を除いて、ブダペスト市議の財産公開が行われた。これによると裕福な議員は23の不動産を持っていたり、1億フォリントの貯金があったりするが、中には自宅も収入も職業もない人もいた。(貸家に住み、議員の収入だけで生きているってことかなあ。ハンガリーの場合、議員以外の仕事で生計をたてている人の方が多い。例えば、ある高校の日本語教師が地元の村の議員をしている例もある。)
▼政府はここのところ、新たな行政府をどこにするかで議論を重ねているようだが、野党からは「もっと重要な問題があるだろ。」と批判を受けている。
▼ジュンジュシュの工事現場で数百立方メートルのコンクリートが落ちてくるという事故があり4名が亡くなった。
▼政府は政府と自治体とのフォーラムを創設したい意思を発表した。一方、野党FIDESZもオルバーン氏をトップにすえた地方自治体のフォーラムを創設したいと考えている模様。
▼中国で行われていたフィギアスケートの大会で、日本の中野ゆかり選手などを抑えてハンガリーの背べ種チェーン・ユーリア選手が優勝した。

10日
▼来年春からフェリヘジ空港ターミナル1まで電車が走るようになる。ターミナル2までの路線は2008年からつくりはじめるようだ。
▼ハンガリーでは不正に保健証を得て(他人の保健証を使うとか他にも方法があるとは思いますが)医師の治療を受けている人が50万人もいるらしく、政府は医師が保健証が本物かどうか確認することができるような法改正を目指しているようだ。(来年1月から実施したいらしい)
▼春の洪水などで壊れた堤防などが今後数週間ですべて元に戻る模様。(かなりひどい洪水だったものなあ。)
▼現在ブダペストでは高さが100メートル以上の高層ビルを建てる計画がある(例えばアールパード橋のペシュト側)。デムスキー市長は賛成しているのだが、建築部の専門家は「ブダペストでは高さ65メートル以上のビルを建ててはいけない」という条例があるとしてこれに反対している模様。

▼国は財政赤字を減らすため、各省庁で保有している車のうち341台を売却することを決定した。

9日
▼これまでの治療薬が効きにくいツベルクリンがハンガリーにも入ってくる可能性が高いことを受け、専門医達は人々に対し、場合によっては人々に肺のレントゲン検査を受けさせる可能性もあると述べている。
▼ハンガリーでは町の一画にロマが住む地域をつくり、実質上マジャールから離されている感じの地域が600あるというが、その地域での生活を把握するため中欧人権委員会が調査を行うことになったようだ。
▼角日刊紙は、政府が来年また新しい税改革を考えていると報道。


8日
▼少子化に伴い、大学の「学費免除」枠も狭める必要があると与党は考えている模様。(受験者数が減っているので、学費免除枠も受験者数に占める一定の割合で決めるべきというのがその理由らしい。)また受験申し込みの方法(値段)や入試点のつけかたについても変更していきたい考えを明らかにしている。
▼ハンガリーでは子供の数に合わせて扶養手当が国から支給されるが、政府はこの額をインフレに合わせて増額させる予定。これにより1人平均700フォリントほど毎月の支給額が多くなるようだ。
▼ある専門医によると、ハンガリーでは、健康に気をつけ、体を動かすことを心がけている人が年々増えてきているものの、一方でまだ半数の人が太りすぎであるということだ。
▼BKVでは来年のはじめには地下鉄1号線、来年の終わりにはすべての地下鉄でチップカードチケットを導入する予定だったが、市側は難色をしめしてきた。しかし、それでもBKVは新たにチップカード導入を目指した計画をたてている。この点に関しBKV側は現在はキセル率が非常に高く15〜20%に達している。チップカードが導入されればこれが6%に減るとしている。(BKV側もいちいち乗客のチケットをチェックするのは大変だろうしなあ。)
▼9月中旬の暴動発生から、いろいろな面で矢面に立たされることが多かったブダペスト警察本部のゲルゲーニ・ペーテル本部長が退職願(年金受給希望)を出し大きな騒ぎとなっている。
▼今年1〜10月のブダペストのホテルの部屋の使用率が昨年同時期に比べ1。2%減少していることが明らかになった。理由は明らかではないが、9月からの暴動やデモの影響も否定できない模様。

▼国会議事堂前の広場の芝生はデモ隊にボロボロにされてしまったが、これははりかえられて来年の春にはまた緑になるようだ。(芝生の張替え費用だけで2500万フォリントかかる模様)
▼ハンガリーの大学生2名が2ヶ月かけて大西洋(5000キロ)を自らが設計したボートで横断する予定だとか。(一番怖いのは天候ではなく、大型船からおちたコンテナが現れることだと言っていた)
▼消費者保護局が昨年ハイパーマーケットから徴収した違反による罰則金が5000万フォリント以上に達していることがわかった。(どこのハイパーマーケットが悪い、良いというのはないらしい。)

7日
▼冬用タイヤへのつけかえ希望の車が多く、これを行う店舗では数週間待ちというところもあるようだが、その反面、冬用のタイヤへはきかえない車も多くいくらしい。(道交法ではさばけないということもあるようだが、個人的な経験で言えば冬用タイヤは非常に大切。)
▼ハンガリーでも少子化が進んでいるが、教育省は今後閉鎖される学校が出てくることを予想している。
▼来年から薬販売が自由化される可能性が高いが、ここに来て「ガソリンスタンドで薬を売る場合、専門家を置くべき」という法律修正案が出されたようだ。ただ国としては「費用がかかりすぎる」としてこれには賛成しない方向のようだ。
▼政府は、年金受給年に達しても働けるなら働くべきとの態度を示している。一方でハンガリーでは50歳以上の就職が非常に困難な状況にある。
▼専門家によると、2010年の総選挙では、ジュルチャーニ首相より、オルバーンFIDESZ党首の方が生き残る可能性が高いらしい。(与党は結果を残さなければならないから当然か)
▼世論調査会社のSzonda Ipsosによると、ハンガリー人の多くにとって新しいテクノロジーを示す用語はチンプンカンプンらしい。(スカイプなどを含む6つの用語でチェックしたが正答率は20%程度だった)ちなみにハンガリー人は言葉の意味がよくわからない時に「中国語で書いてある」とは「私にとってこれは中国語」などと言う。
▼経済市場調査会社のEcostatによると、来年3月の時点のインフレ率は7.3%に達する模様。
▼元テスコ社員(店員)が「ハイパーマーケットがどうやって客を騙しているか」という本を出版した模様。(書名がわかりません。)

6日
▼国家気象局の調べによると、30年前に比べ夏が20日伸びたようで、1989年からは過去100年の平均気温を常に上回っている状態とのこと。(去年の夏は結構涼しかったのだが、それが「普通」だったのだそうだ。)
▼欧州評議会の調べによると、今年のハンガリーのGDPに対する国家赤字の比率はEUでもダントツの1位になるらしい。(2位のイタリアも比率はハンガリーの半分に達しないとか)
▼6日からEU諸国内では、飛行機の機内に100ミリリットル以上の液体の持ち込み禁止。液体は透明なビニール袋にいれるなどの規則が施行される。このため空港はこれまでよりも混雑が予想される。空港側は「出発の2時間前には空港に来た方がいい」と注意を促している。
▼ブダペストで不動産を購入するなら、南部ペシュトがいいそうだ。(土地の値段の上がり方が平均よりも高いかららしい。)
▼マルギット橋は老朽化しており改修作業が必至だが、その工事費用が2億9500万フォリントかかることが明らかになった。
▼ハンガリーでは現在、出産をする時に医師を決める場合が多いが、これが袖の下の値段を上げているとして、病院につめている医師が必ず出産に立ち会うという方向に政府がしたいと考えているようだ。(今回妻が入院している時も、ある妊婦さんが入院して、出血したのに「自分は指名されている医者じゃないから」と4〜5時間も誰も見てくれないということがあったようだ。またある女性が出産する段階になって、その時病院にいた医師が「4万フォリントくれないとやらない」と言って、女性が「そんな金はない。」と泣き出すということもあったとか。

11月6日

天気
月曜日:はじめは天気が悪いですが、徐々に回復します。最低気温は3〜8度、最高気温は6〜11度の予想です。
火曜日:よい天気となりそうです。最低気温は0〜6度、最高気温は8〜13度の予想です。
水曜日:朝方霧が発生するところがありそうですが、天気は比較的穏やかです。気温は火曜日とほぼ同じ程度です。

体調に注意
ここ数日、とても寒い日が続いたが今後は数日間暖かい日が続く。しかし次の週末にはまた寒さがぶりかえすらしい。このように気温の変化が激しい時は伝染病が蔓延しやすく、人々も気がつかないうちに疲労を感じるものらしい。(みなさんも気をつけてください。)

借金
税務局は個人および法人で国に対し多額の借金(税金の未納)をしているもののリストを年に4回ウエッブサイトに掲載しているようで、今回も新しいリストが掲載された。個人の場合は1000万フォリント以上の借金がある者、法人の場合は1億フォリント以上の借金がある者(会社)が掲載されているらしい。合わせて113名がリストに載っているらしい。

禁煙


暴動なし
▼11月4日は、暴動発生が起こったときのために、かなりの警察官がブダペストに投入されたが、幸い暴動は発生しなかった。(寒かったせいもあるかもしれない。ただ今日のあるテレビのアンケートで、今後も暴動が発生する可能性があるかという問いに65%の人が「はい」と答えていた。)
▼11月4日の式典でも、これを邪魔する人はいなかった。
▼5日もブダペストのいくつかの場所でデモが行われた。(例えばバッチャーニ広場とか)
▼今後もデモは続けられていくようだが、国会議事堂前でデモを行ってきた人たちは、2つのグループに分かれたようで、サバッチャーグ広場横のAulich通りと、Vorosmarty広場で今後デモを続けていくようだ。(毎日午後5〜9時にデモがあるようだから、注意してください。)

スピードに注意
高速1号線では、今月の後半からスピード違反取締りのためのカメラが常時設置されることとなる。(4つの箱のうち2つにこのカメラが設置される。ときどきカメラを入れ替えるようだが、いつどの箱に入っているかはわからない。)

保健証
ハンガリーの人口は1000万人だが、保健証の数は1300万あるらしい。ハンガリー病院協会も今後病院側に偽造保健証などに注意を払っていくように求めるとともに、保健証自身ももう少し認識しやすいようにすべきと主張している。

こんなところにも政治が
聖ヤーノシュ病院にある警察官が足を痛めて病院を訪れたが、「(10月23日のデモ隊との衝突で)罪もない市民に攻撃を加えた時に痛めた足だろう」と医師が治療を拒んでいたことが明らかになった。警察は捜査を開始した。

小耳
▼Berettzojufaluという町で、テレビの台をつくるために道路標識や信号を切り倒していた男が逮捕された。
▼アメリカで今年はじめから販売されている禁煙効果のある薬がハンガリーでも来年から売られるようになる模様。
▼先日、ロマのリーダーが選ばれたが「これまでのハンガリーの歴史でハンガリー全土レベルのロマのリーダーなど存在しなかった」と各地域のロマのトップが激怒。わざわざテレビカメラまで入れて、これを否定する発表をおこなっていた。





11月3日

警察が「11月4日に過激なグループがデモ隊を巻き込んだ暴動を起こす可能性がある」という情報を得たなんてニュースが流れています。10月23日のような騒ぎはないと思いますが、ちょっと心配です。

レート
100円=168.38フォリント(OTP/11月3日)

小耳
▼ブダペストの交通渋滞は年々ひどくなっているが、住民のが騒音がひどすぎて生活ができないと裁判所に訴えるケースが出始めている。
▼2日夜、ある団体がこれまで暴動が発生した地点をまわるデモを行った。(暴動のせいで、与野党の溝が更に深まったことを懸念してのデモらしい。デモのデモか〜)
▼10月23日の警察とデモ隊との衝突で、24日未明警察に投石をしてつかまった高校生に対する裁判が行われ、執行猶予付きの懲役8ヶ月の刑が言い渡された。(これまでに140名が逮捕されている)
▼11月3日より、ブダペストの特定の地域でBKVのバスを電話で予約をとって貸しきることができるようになったようだ。
▼ある団体がヨーロッパ各国を調査したところ、ハンガリーが最も性別や年齢で就職や職場の差別を行っていることがわかった。

乳癌
過去3年乳癌の検査を受けていない人には検査を受けるようにと手紙を送っているようだが、実際には手紙をもらった人で検査に行く人は8%にしか満たないらしい。ハンガリーでは乳癌で亡くなる人が多いようで特にブダペストで最も多くの人が乳癌で亡くなっているようだ。

更なる行列
空港では6日より、機内に持ち込める液体類を1デシリットルまでとするようだ。(ゼリーもこの中にはいるとか)これらの液体は袋に入れて見せないとだめだそうで、(きっとたくさん議論が発生することから)空港での行列が更に長くなることが予想される。(この措置はハンガリーだけじゃなくてEU内のすべての空港でとられるそうです。)

タイヤ交換
ハンガリーの東北地方では2日初雪があったが、気温がぐっと下がったこともあり、夏のタイヤを冬のタイヤに交換する人が交換所に殺到している。(私の住むショイマールでも昨日チラチラと雪がまいました。冬タイヤは気温が7度以下の時に利用するものらしいですが、私達は今週の月曜日にタイヤ交換をしました。結構ならんでいました。)

1万キロメートル
ある調査機関が調べたところ、ハンガリーの公道のうち1万キロメートルがすぐにでも工事が必要なほど状態がひどいということが明らかになった。(2002〜2006年の社会党政権の時、道路改修工事に使われた金が実際にどうながれたかもはっきりしていないらしい。)

公開
10月23日の警察とデモ隊との衝突の際の情報は一部機密扱いとなっているが、この一部(デモ隊同士のやりとりと警察のやりとり)が内閣府のホームページで公開された。これによると、暴動を起こしたデモ隊は当日アストリアで行われていたFIDESZの集会へ警察を連れてくるのが目的で、一方警察はアストリアにデモ隊を追い込まないようやりとりをしている。一方でFIDESZ議員と暴動を起こしたデモ隊とが関係をもっていたという話も出てきている。(ただ、政府側の出している情報だから、自分たちに都合のよいものだけを出している・・・と言われる可能性もある。)

11月2日

10月31日は、ある日系企業で企業通訳のことを中心にいろいろと貴重なお話を伺いました。(いろいろアレンジしていただき感謝しています。)これまで「日本学科の卒業生は将来どうするのか・・・ってことは学生の考えることさ。」と結構突き放した立場でいたのですが、いろいろお話を聞きながら、「う〜ん、でも彼等はなぜ日本学科に入ってきているのだろう。」ということを改めて考えさせられました。また今回訪れた企業では社員への日本語教育にも非常に力を入れており、その点でも非常に関心させられました。本当にありがとうございました。

11月4日
11月4日のデモや集会の申請期限が終わったが、警察によると4日はブダペストで29の組織の集会があるようだ(このうち7つはデモ)国会議事堂前広場には100の組織が集会を希望したらしいが、現在警察は国会議事堂前を学術的広場として認識しておりデモなどの立ち入りを禁止しているため、当日も国会議事堂前広場でのデモはない模様。(

罰金6万、免停10ヶ月
1日、ベーケシュチャバからジュラを結ぶ国道で時速248キロで走っていた車がスピード違反で捕まった。どうやら車の性能を試すため速く走っていたらしい。ちなみにこのスピードは過去の違反でも最高らしい。

クリスマス
ハンガリーではクリスマスに魚料理を食べるのが習慣だが、ここにきて急に寒くなったこともあり、既にクリスマスへ向けての養殖池からの魚の出荷が始まっている。(それに伴い、魚の盗難事件も発生しているようだ。)

結論でず
10月23日の警察とデモ隊との衝突に関する国会内の調査委員会が開かれた。かなり長い間議論があったようだが、与野党は双方の主張を述べるだけで意見の食い違いが更に鮮明となっただけだった。(この会議で、野党議員が暴動を引き起こしたデモ隊とつながりを持っているとする情報が提示され、この情報を今後80年間秘密にするという決定がなされたようだ。ただ野党側は「そんな情報自体がない。」と完全否定している。)これとは別に10月24日のEU国民党の議員会派の会合でFIDESZ党首のオルバーン氏が「EUは共産主義をひきずる現政府には援助をしないようにと、ハンガリーの経済状況に大きなマイナス影響を及ぼす発言を行った」として10月31日に別の委員会に同氏が呼ばれた。(ここでも与野党がお互いの主張を述べるだけだった。)

救済
寒さでホームレスが亡くなる事故が発生しはじめているため、ブダペストでは例年より1日速く、ホームレスの救済措置がスタートした。(毛布や飲み物を支給したり、簡易宿に連れて行ったりする)すでにブダペストでは4名が凍死、2名が凍死寸前になっている。

お盆
11月1日は諸聖人の日で、多くの人達がお墓参りに繰り出した。このため墓地周辺では多くのところで交通渋滞が発生した。(1日だけで100万人がブダペストの墓地に行ったそうです。)

かわいそう
Kazincbarcikaという町では、暖房用の地下管が10月31日、11月1日と破裂し、町中の暖房も湯がストップしてしまった。現在はすでに復旧しているが、自宅内の気温も16度程度までさがってしまったそうだ。(我家も出かけている間に暖房がこわれ、自宅内がマイナス7度になってしまったことが2度あります。こうなっちゃうと壁がすっかり冷え切っているため、暖房をいくらつけてもなかなか暖かくなりません。日本のような局所暖房だとハンガリーだと死者が出る可能性があります。実際、毎年の凍死者が一番多いのは確かお金がないなどの理由で暖房がきられた自宅内のはずです。でも経済的な理由でガスや電気を止める人が今年は例年よりも増えると予想されています。)

8.4%
上の記事にもありますが、ハンガリーでは家ごとの暖房だけではなく、地域ごとに暖房を入れているところ(例えば団地)が多くあります。ブダペストではこの暖房費の値段が11月より8.4%値上がりとなりました。(本当は18%ぐらい値上がりしてもおかしくないのだそうですが、技術が発展してエネルギー効率がよくなったので、このぐらいの値上がりですんだのだそうです。まあ、それでも冬の暖房費は本当に馬鹿になりませんが)

厳重な注意
12月から国立美術館でゴッホ展が開かれるそうで、作品がハンガリーに入り始めている。絵を保護するため、かなりの警備体制を敷いているようだ。

煙突
暖房シーズンに入っても、まだ煙突の点検をしていない住宅がブダペストだけでも1万以上あるようだ。煙突掃除の会社は、注意書などを送っているようだが、最悪の場合は15万フォリントの罰金が請求されることもあるという。

チャリティーマッチ
現在は(経済的なトラブルで)2部に降格しているハンガリーサッカーの人気チーム、フェレンツィヴァーロシュは、先日Olaszliszkaで殴る蹴るの暴行を受けて亡くなった教師の家族のために、Tiszavasvariでサボルチ県代表チームとチャリティーマッチを行った。この試合で120万フォリントのお金が集まった。

天気
木曜日:お日様も出るようですが、北部より雲が広がり、北東部や東部では雨や雪が降る可能性もありそうです。最低気温は-1〜+4度、最高気温は2〜7度の予想です。
金曜日:お日様も出るところもありますが、雲が広がり東部では雪が降る可能性もあります。最低気温は-5〜0度、最高気温は2〜6度の予想です。
土曜日:徐々に雲が広がり、西では雨、その他の地域では雪になる可能性があります。最低気温は-5〜0度、最高気温は3〜8度の予想です。
日曜日:雲が広がりみぞれがふるところもありそうです。最低気温は-2〜+3度、最高気温は6〜11度の予想です。

小耳
▼ブダペスト住民の半数以上は規則的にスポーツをしていると述べている。また住民の多くは「もっと自転車専用道路がほしい」と考えているようだが、プールの数が少ないと考えている人は20%に満たないそうだ。
▼10月1日の地方選挙に向けてはられたポスターなどは10月中に撤去しなければならないはずだが、実際には半分ぐらいがまだ残っているとか。