ニュース
4月28日

体調が悪いのでちょっとだけです。

レート
100円=180.30フォリント(OTP/4月27日)

高速料金
毎年夏の観光シーズンに入ると4日間の高速券が高くなるが、今年も5月1日から9月終わりまで4日券が1170フォリントから1520フォリントに値上がりする。

政治関連
連立与党の社会党と自由民主連合は、バラトン湖半の町バラトンエーセディで次の4年間の連立内閣のあり方や政策などについて協議を開始した。(そこにブッシュ大統領からの電話もあったとか。)一方FIDESZも党内会議を行い、来週に今後の政治戦略などについて発表することを決定した。(FIDESZの場合は、2回続けて選挙に敗れたこともあり、オルバーン氏の去就をはじめとする人事について世論の関心が高い。また、FIDESZと1つの党のように選挙運動を続けていたキリスト教国民党が独自の党としてFIDESZから離れるかどうかも今後の焦点の1つとなる。)

エジプト爆発テロ関連
今回のエジプト爆発テロではハンガリー人1名が死亡、1名が重症を負った。重傷を負った53歳の男性の家族の要請により、27日の夜ハンガリー人の医師がエジプトに向かった。エジプト側からの話によると、53歳の男性は火傷や骨折などを負っており、これまで人工呼吸器もつけていたが、ようやくそれも外せたそうだ。男性の家族たちは一刻も早い男性の帰国を望んでいる。また、 昨年エジプトで起きた爆発テロの時は、ハンガリー人のエジプト旅行者の数が減るということは特になかったが、今回のエジプトの爆発テロではハンガリー人犠牲者が出たこともあり、エジプト旅行をキャンセルする人が出てきているようだ。このままエジプトへの旅行者の数が減っていけば、ツアーなどの設定料金を下げるなどの措置をとらなければならないが、旅行会社側は(エジプト旅行者の数減少は)一時的なものと楽観視している。

4月27日

ちょっとだけです。

レート
100円=179.44フォリント(OTP/4月26日)

糖尿病検査
糖尿病の簡易検査機が、関連基金より100の中等教育機関に寄贈された。同基金は「10代から糖尿病への意識を高めることは、生活習慣病などを避けるために大切なこと」と述べている。

デラックス税
今月中に、デラックス税(直訳するとこんな感じ)の申請期間が切れる。これは10億フォリント以上の不動産などを持っている場合にかかる税金だが、不動産価格に価格をつけるのは難しく、今年はブダペストで1000ほどの申請があるだけではないかと見られている。

ガソリン代
ガソリン代はどんどん上がっているが、1リットル300フォリントに達するかどうかについては議論が分かれているようだ。なお周辺諸国はハンガリーよりガソリンが安いといわれていたが、スロバキアに関しては、ハンガリーと同じぐらいになってしまい、わざわざ国境を越えて給油に行く意味がなくなってしまった。

付加価値税
ハンガリーの経済関係者は、付加価値税のうち、日用雑貨の多くが対象となっている15%のものを20%に引き上げないと財政的に非常に苦しくなると訴え始めている。連立与党の少数与党側はこれもやむをえないような発言を行っているようだが、社会党は今のところ発言をひかえている。

アル中
ハンガリーでは100万人がアルコールの問題で苦労している(アル中)ようだが、80%は医師のところに行かないため、職場でも「しょうがない」と見逃す雰囲気があるという。(民間の医療施設だとアル中を直すのに最低60万フォリントはかかるらしい。)

チェルノブイリ
20年前の4月26日、チェルノブイリの事故が発生した。この事故を忘れないようブダペストの南駅でろうそくをともした。

4月26日

レート
100円=179.50フォリント(OTP/4月25日)

インターネットで申告
5月から、会社(5万2000社が対象)は毎月税の申告をしなければならなくなった。これらの申請はインターネットを通じて行うのだが、今も3分の1の企業はパスワードを入手していないらしい。税務局は「今回は猶予期間もないので、できるだけ早くパスワードを入手するように」と呼びかけている

まだわからない
選挙も終わり、新しい政府がまもなく誕生するが、省庁の数が削減されることが予想されている。(ただどの省がどの省と合併するのか、連立与党の自由民主連合がどの省の大臣になるかなど、まだ具体的なことは決まっていない。)

ご褒美
現在もティサ川の土手では、一部崩れた土手などを修復したりする作業が行われているが、これらの作業を行っている兵士たちは、場所によってはいつもの倍の量の食事を得たり、コーヒー、果物、チョコなどのおやつが支給されたりしているそうだ。(本当にお疲れ様です。)

それでも行く
エジプトのシナイ半島の保養地ダハブで爆弾テロがあったが(今のところ、ハンガリー人も1名死亡、1名重傷という情報がある)、今のところ「夏のバカンスのエジプト行きをあきらめた」人はそれほどいないようだ。外務省も渡航を禁止しておらず、自己の責任で注意をするようにと言うにとどまっている。

責任問題
選挙に敗れたFIDESZは、党首をはじめ党のトップが辞任する方向で進んでいるが、その発言が「負けた原因」と言われているミコラ・イシュトバーン(第1回目の投票までは、首相代理候補だったが、第1回目投票後、そのポストを外れた)も、県のリストで当選はしているが、リストから外し国会には出られないようにする動きがあるようだ。(この人は、FIDESZが政権を長期に渡り維持するために、ハンガリー周辺諸国の少数民族のハンガリー人にハンガリー国籍を与えるみたいな発言を行った人)


ティサイェネーという町で教会の鐘が盗まれるという事件があった。この鐘は1936年につくられたものだが、銅を目当てに盗まれてしまったようだ。(この町や周辺の村民は悲しんでいるとのことだ。)

お片づけ
現在ハンガリーでは町中に選挙ポスターが貼られているが、選挙管理局によると選挙後30日以内に撤去しなければならないようだ。撤去の責任はそこにはった(あるいはそれを依頼した)人となる。

4月25日

レート
100円=179.02フォリント(OTP/4月24日)

値上がり
ここのところ毎週のように値段の上がっているガソリンだが、今週の水曜日(26日)にも、ガソリンが1リットルあたり8フォリント、軽油が6フォリント値上がりする。これにより、スタンドによって差はあるが、95のガソリンは1リットルあたり285、軽油は270フォリント程度になる。

ガソリンスタンド
ちょっと前までは、ガソリンスタンドで給油するとき、スタンドの人に給油を頼むと、こっそり少ない量にしてお金だけはちゃっかり取るということが多かったが、最近ではこの種の犯罪がテレビなどでもよく取り上げられるようになり数は減っているという。一方で、高いオイルの入れ物に、安いオイルを入れてみたり、ロボット洗車をするときに2台並べて洗うことで、1台分のお金をポケットに入れたりと、ズルは行われているという。(スタンド側にも事情があるようだが)

6月中旬
今回の選挙では連立与党側が勝利したが、両党は今後連立に向けた話し合いを行い、6月中旬頃、新しい政府が誕生する模様。(この連立与党は3回目。過去2回は、自由民主連合側が教育大臣を担当していたが、社会党側が選挙前から今度は自分達から教育大臣を送りたいと言っており、かわる可能性がある。)

もう1つ党が増えるかも
今回の選挙ではFIDESZはKDNP(キリスト教民主国民党)と組んで1つの党のように戦ってきたが、後者の議員が17名国会に入ったため、もしかするとFIDESZと分かれて別の党として国会に参加していく可能性もあるらしい。

土曜日の午後
23日の選挙の結果、取り合えず「連立与党198 VS 野党188」という議席が、「連立与党210 VS 野党164+11 VS 無所属1」という形になったが(4年前は野党側のFIDESZとMDFが選挙の最初から1つの党みたいに戦っていたが、今回は協力体制が敷かれなかったのでこのように書きました。)外国からの票が4335票あり、すべての選挙区で少なくとも1つの投票箱が開票されていない。これら外国からの票は次の土曜日(29日)に投票箱に混ぜられ、開票される。結果が出るのは午後になるという。今のところ、外国からの投票数が、1位と2位の候補者の得票差を上回るのは11の選挙区。例えばキシュクンフェールエジハーザではその差が37票、ジェールでは54票差となっている。11の選挙区のうち、FIDESZが1位となっているのは5選挙区、社会党が1位となっているのは6選挙区ある。もしFIDESZがすべてで1位となっても、「連立与党204 VS 野党170+11」と政権交代は実現しないが、社会党がすべて勝った場合、1党で過半数を超えることとなる。(この場合、以前連立相手の自由民主連合が「連立しない」と言っていたので、両者は今週の木・金で連立に向けた話し合いをすることが決まっているが、多少影響があるかもしれない。)

辞任
選挙に敗れたFIDESZだが、オルバーン党首は「すべての責任は自分にある。自分を含めてすべての党幹部は辞任するが、5月の党大会でまた選ばれれば、頑張る」と述べた。

洪水
ブダペストのマルギット島やハジョージャーリ島などからはすでに水がひいているが、例えばハヨージャーリ島では3万以上の植物が駄目になり、マルギット島では島の周りのジョギングコースがボロボロになってしまったりと、被害額は数億フォリントに達する見込みだ。

とりあえず値上げせず
原油価格の高騰で、飛行機のジェット燃料(ケロシン:ハンガリー語だとケロズィン)の値段も上がっているようだが、とりあえずハンガリーに乗り入れている格安航空会社もハンガリー航空もチケットの値上げはしないようだ。

4月24日

土曜日に12何年ぶりにヴィシェグラードのボブに乗りました。12年前はスピードを出しすぎてボブから振り落とされ皆に笑われましたが、いつのまにか冬でもすべれるレール式のものができていて、娘とタンデムで遊びました。

選挙関連
▼23日に行われた第2回投票の現在のところの開票結果では(98.38%)社会党(MSZP)が190議席、FIDESZが164議席、自由民主連合(SZDSZ)が20議席、ハンガリー民主フォーラム(MDF)が11議席、無所属(ショモジの会)が1獲得する可能性が高い。
▼今回の投票は、外国でも同日で行われている。いくつかの選挙区ではすでに開票率が100%に達してはいるが、1位と2位の候補者の得票率の差が1〜2%程度のところがあり、ここでは当選確定が出せない状況となっている。
▼具体的には今回投票のあった110の選挙区のうち11の選挙区で、1位と2位の差が外国から見込まれる票より少ない。例えばキシュクンフェールエジハーザでは、外国から579票が入る可能性があるが、1位と2位の候補者得票差は37票しかない。
▼残りの99の選挙区では、社会党が57、FIDESZが36、自由民主連合が3、社会党-自由民主連合が2、ショモジの会が1議席を獲得した。

▼ハンガリーの選挙システムは複雑で、有権者の投票が無効にならないよう、落選した候補者への投票数に基き、国のリストより議員数が割り振りされる。今回は第1回投票を受けて、この国リスト枠が64議席あったが、社会党は18議席、FIDESZは26議席、自由民主連合は11議席、ハンガリー民主フォーラムは9議席獲得する予定。
▼仮に外国からの投票に左右される選挙区ですべてFIDESZの勝ちになった場合でも社会党は179議席、FIDESZは175議席となるため、新しい政府は社会党と自由民主連合が引き続き連立を組んで動かされるということになる。
▼ハンガリーでは社会体制転換後、選挙ごとに違う政党が勝利し同じ党が政権を続けて担当するということはなかったが、これが初めて崩れた。 ▼ちなみに投票前に発表された各世論調査機関による予想は以下の通りであった
Median 社会党187-193、FIDESZ161‐167、自由民主連合19-20、ハンガリー民主フォーラム12、無所属1
Tarki 社会党182、FIDESZ171、自由民主連合20、ハンガリー民主フォーラム12、無所属1
Szonda Ipsos 社会党186、FIDESZ167、自由民主連合20、ハンガリー民主フォーラム20、無所属1
▼社会党の首相候補である現首相のジュルチャーン氏は「我々は権力ではなく、責任と課題を獲得した」と述べた。FIDESZのオルバーン党首は、選挙後ジュルチャーン氏に電話で祝いの言葉を述べた。
▼投票率だが、2週間前の第1回目投票より低かったようだ。


▼ショーヨム大統領は、新しい政府と国会運営がスムースに行われるよう、今回の選挙で議員を送る4党の党首と会議を行うことを約束した。


天気予報
月曜日:午前中は北部でまだ雲が残りますが、午後にはハンガリー全体でいい天気となるでしょう。最高気温は20〜25度の予想です。
火曜日:北部では雲が広がり雨がぱらつく可能性もありますが、全体的に暖かくいい天気となるでしょう。
水曜日:ハンガリー全域に雲が広がり、気温も火曜日から1度ほど下がりますが、雨にはならないでしょう。
木曜日;雨がぱらつくところもあるかもしれません。気温も更に1度ほど下がりますが、それでも暖かい日となりそうです。
金曜日と土曜日:気温が少し下がり、土曜日には雨も降るかもしれません。

マダニ
今年もマダニの季節がやってきた。最近では森だけではなく、町の公園にもいるマダニ。こいつは皮膚に噛み付き、頭から体内に入る。(引っこ抜いても頭だけ体内に残る)そして髄膜炎などを引き起こす。(やっかいなものなので、森などに入るときは短パンなどは避けたほうがいいです。また緑の中で遊んだ後は、体をチェックしてみましょう。)

辞書
前にも書いたが、ハンガリーでは毎年100種類以上の「駄目な」外国語辞書が発行されている。(70〜80年ぐらい前に出版されたものを、そのままコピーしただけものもが多いのだとか。信用できるところだと、Akademiai kiadoのものでしょうか。ちなみに、私が仕事で辞書を使うときは、まずインターネット上の「英語-ハンガリー語」と「英語-日本語」のサイトであたりをつけてから、Googleでその言葉を検索し、実際にどのように使われているかを確かめるというパターンが多いですけど、辞書だとちょっと古いのですが、A2000-es Evek Szotarという「ハンガリー語‐英語」辞書を使っています。)

職場のストレス
ハンガリーでも職場のストレスのため、病気になったり、長期に渡り体調を崩す人が増えてきている専門家(国家健康増進局)の調べで明らかになった。これを解消するのは、「上司からのお褒めの言葉」「賞与」などだそうだ。

まだまだ
専門家の調べによると、ブダペストの空気は以前にくらべ綺麗になっているとのこと。ただ、まだまだ汚染されているのには変わりがない。(スモッグで町がボーっとくもって見えたりします。バスの窓などからそれを見るとちょっとゾッとします。)

花粉症
ハンガリーの花粉症の季節は始まったばかりだが、今年は昨年よりも15万人花粉症になる人が増えると予想されている。この背景には花粉症を重要視しない傾向があるらしい。(そういう私もかなりひどい状況です。今は花粉症で鼻から息がすえないため喉が荒れ、咳が止まらないです。薬ですが、今はホメオパシーのスプレーと錠剤を使っています。ホメオパシーは、服用の前後30分の間、飲んだり食べたりできないことや(水はいいみたい)、メンソールの入ったものを体内に入れると効果がなくなるというので、歯磨粉もホメオパシー用のものを使っています。)

30台以上
ナジカニジャでは、数ヶ月から数年に渡り町に乗り捨てされている車の回収を行った。同市はまず団地の駐車場に乗り捨てされている、ナンバープレートのはずされた車を探したが、ここだけで30台以上の乗り捨て車が発見された模様。

洪水
ティサ川の下流でも水位が下がり始めたが、水位が下がるスピードがとても遅く、チョングラードでは土手の一部が土曜日に崩れ、日曜日朝までに20万以上の土嚢を積む補強作業が行われた。(避難している住民の数も数千人を超えている。)

4月21日

天気
金曜日:特に東部では雲が多く雨が降るところもありますが、それでも各地でお日様がのぞけるでしょう。最低気温は5〜10度、最高気温は16〜22度の予想です。
土曜日:いい天気になりそうですが、東部の一部で雨がふる可能性もあります。最低気温は5〜10度、最高気温は17〜22度の予想です。
日曜日:雲が出て雨がぱらつくところもありそうです。最低気温は5〜10度、最高気温は18〜23度の予想です。
月曜日:雲も出ますが、全体的によい天気となりそうです。最低気温は6〜11度、最高気温は19〜24度の予想です。(もうそろそろ暖房も切れそうです。)




選挙関連
▼ヴェレシュ・ヤーノシュ経済大臣がサボルチ・サトマール・べレグ県で「第2回投票で、どのような投票結果が出るかによって、今後4年間の国からの支援が変わる」と発言したとして、15の市町村の長が大統領に書簡を送る騒ぎとなっている模様。(FIDESZ側は、即更迭を要求している。)
▼20日は、社会党-自由民主連合と、FIDESZがそれぞれ大集会をブダペストで行った。(前者は英雄広場裏、後者は工芸大学前)連立与党側は「第1回投票で、国民が私達を支持していることが明らかになった。FIDESZは、FIDESZ非支持者を非国民と称し、我々が政権をとると国がつぶれると嘘を言い続けている。しかし、選挙が終わったら選挙の勝利者は敗者に手を伸ばし、共に国を築いていかなければならない。」などと述べた。一方FIDESZは「今後のゆくえはすべて第2回投票の結果にかかっている。110の選挙区のうち、70の選挙区で票を獲得して政権をとろう。現在国の財政は逼迫しており、このまま現政権がとどまれば、国民は大きな制約を受けることになる。我々が勝利できるかどうかは、ハンガリー(人)にかかっている。」などと述べた。
▼これら2つの集会のため、午前中から交通が制限される道路があり、ブダペストは大渋滞となったようだ。
▼FIDESZと袂を分かつ形となっているハンガリー民主フォーラムのダービド・イボヤ代表は、FIDESZが彼女や彼女の家族に対し激しい中傷を行った証拠を公開した。(息子さんが、留学先のオーストラリアで警察に捕まったとか、いろいろなデマが流されていた。)
▼FIDESZのドイシュ・フル・タマーシュ氏は(広報担当。この人のミドルネームは今の奥さんと結婚してつけたようだ。)「社会党が、社会党に印をつけた投票用紙のコピーを封筒に入れて郵便局に配らせている。また一部では投票の案内と同封してこれを配っている。これは選挙違反だ。」と発表。一方、郵便局側は「事実無根」としてFIDESZを避難している。(確か4年前の選挙でもFIDESZは選挙関連のチラシの配布料を郵便局に支払わなかった云々で裁判騒ぎとなった記憶がある。ちなみに我が家にも問題の紙が入っていたが、封筒にはなくばらばらに入っていた。そしてもう1枚「我々はだまされている。だからFIDESZに投票せよ。」というオドロオドロしい文字でかかれたチラシも入っていた。(笑)
▼連立与党の自由民主連合は、「FIDESZのオルバーン党代表が各地で、「組織的に投票者を集めてFIDESZに投票させよう。」と述べているとし選挙管理委員に訴えた。これに対しオルバーン氏はテレビ番組で「支援者のみをあつめた集会で、支持者の人は23日の投票日には、まわりの人に投票したかどうかを尋ねて、まだ投票していないようだったら、選挙につれていくように。」と述べただけとコメントした。


ここ最近、ブダペスト株式市場(BUX)が高値を続けているが、20日も2万5072ポイントと市場最高値を更新した。(1997年ぐらいには1万4000ぐらいだったポイントが1999年には7000ぐらいまで下がってしまって、当時株式と連動する債券を持っていた私は冷や汗タラタラだった記憶がある。そして債券は実際に購入当時よりも値を下げてしまったのだが、結局2001年に、ようやく購入当時の値段にまで戻った時点で、事情があってこれを売った。でも銀行に預けていれば利子がついたので、失敗だった。その後、今は金利が安定している国債を持っているが、株式と連動する債券は持っていない。ちなみに今はその債券はものすごく値が上がっているから、そのまま持っていればよかったのかも。でも株価はいつかはまた下がるんだろうなあ。)

洪水
▼ブダペストのドナウ川の水位はすでに下がっているが、ハヨージャーリ島(直訳する造船島)では100万立方メートルの水がドナウ川から流れ込み、現在でもその水で島のあちこちに池ができている。このため現在水をポンプで送り出す作業が続けられている。この作業にはあと1週間はかかる模様。
▼セゲドのティサ川は20日の時点で10メートル10センチまで水位があがった。これは1970年に記録された最高水位を50センチほど上回る。ティサ川は21日に最高水位に達し、その後は水位が下がっていく予定だが、20日にはセゲドでも雨がふったため、これが悪い影響を与える可能性も0ではないらしい。
アフリカ象
ニーレジハーザの動物園に、ハンガリーでは初めてアフリカ象がやってきた。この象は6歳で体重は3トン。コンテナから出すときには安定剤をうち、25人で引っ張り出したのだとか。今後数週間後に、家族をつくるため別の3頭の象もやってくる予定。(ここの動物園は結構綺麗で大きいです。)

警察馬
オランダは、「騒音などにも冷静」とハンガリーの警察馬を高く評価しており、今後購入していくことを明らかにした。(とりあえず4頭購入したようです。1頭の値段は100万フォリントだったようです。)

移動検査トラック
マジャールポシュタ(ハンガリー郵便局)の、子宮頚癌の検査を行う移動検査カミオントラックがハンガリー全土の「特に検査へ行く人の数が少ない地域」を回るというプロジェクトが開始された。このプロジェクトは今年一杯続けられる見通し。ちなみにハンガリーでは毎年500名が子宮頚癌で亡くなるのだそうだ。

国際ブックフェスティバル
ブダペストのコングレスセンターで(確かノヴォテル横)第13回国際ブックフェスティバルが20〜23日の日程で開催されている。550のブースが出るとか。(第1回目か2回目のとき、有斐閣 の社長さんがいらして、私達の授業も見学されたのを思い出します。)

どうすればいいのか
ブック山の森にマイマイガの毛虫が大量発生し森林管理人達の頭を悩ませている。昨年も大量に発生したが、今年はそれを上回る数なのだそうだ。マイマイガは松とか杉の木を食害してしまうため、ヘリコプターなどで薬をまき駆除したいのだが、そうすると別の種類の虫も殺してしまうことになってしまうため、できないのだとか。(名古屋市衛生研究所 生活環境部 衛生動物室のホームページによると、「成虫は中型ないし大型のガで,7〜8月に見られる.幼虫は老熟すると70mmに達するケムシである.鋭い棘があり,触れるとチクチクするが毒針毛は持たないので,皮膚炎の原因とはならない.ただし,1齢幼虫には毒針毛があり,まれに皮膚炎を起こす.ヤナギ,サクラなど各種の植物を食害する.果樹,庭木,街路樹などに大害を与えることもある.卵で越冬した後,4月頃孵化する.初期は集団で生活し,糸を引いてぶら下がっているので『ブランコケムシ』の別名がある.卵が,家の軒先など木から離れたところに産み付けられた場合,孵化した幼虫が家屋に侵入して不快害虫とされる場合もある.」ということです。)

4月20日

レート
100円=177.82フォリント(OTP/4月19日)

自転車事故
ハンガリーでは毎年200名が自転車に乗っていて交通事故に巻き込まれるなどして死亡している。被害者は子ども達が多く、この数はヨーロッパでも最も多いのだそうだ。ヘルメットを着用すれば大きな怪我が防げるのだそうだが、実際には子ども達の50%しかヘルメットを着用していないのだそうだ。

いりません
2004年から病院では領収書を出せるようにしたが、実際には患者さんの1〜2%しかそれを要求しないようだ。

洪水
セゲドではすでにティサ川の水位が10メートルを超え、圧力で水道管の一部が破裂してしまった模様。金曜日に水位が最高になる模様。(今では、許可がないと川の近くに行ってはいけないのだそうだ。)

看護婦さんが手術
ハンガリーでは医師不足が深刻で、1日に4〜5、多いときには7つの手術をしなければならないそうだが、これをうけて保健省は9月から簡単な手術なら看護婦も行えるようにしたいと考えているとあるタブロイド紙が報道している。(本当かな?)

まだいる
先週、大手銀行OTPが倒産するという偽SMSを流す事件があり、容疑者が逮捕されたが、これを幇助した人がいるとして国家捜査局は更なる捜索を進めているようだ。(どうも今の選挙運動にからんだ事件のようだが・・・政治と言えば、FIDESZと連立与党間の中傷合戦は相変わらず。連立与党はFIDESZがSMSで無茶苦茶なデマを流し続けているとし、FIDESZは社会党の経済大臣が東北地方の市長さんたちに「自分に票を入れないと援助しない」と言ったとして、更迭を要求している。)

4月19日

レート
100円=179.52フォリント(OTP/4月18日)

選挙運動
イースターを終えて各党とも第2回投票に向けての選挙運動を再開した。FIDESZのオルバーン氏は金曜日までに3100キロメートル移動し、4つの大きな集会を開く予定。社会党のジュルチャーン氏も毎日5〜8箇所で演説を行う。ジュルチャーン氏ははちみつの入った紅茶で、オルバーン氏はフルーツジュースを飲みながら演説をこなしていくようだ。専門家によると、連日の演説に耐えるためには最低半年の訓練が必要で、これから数日は両氏ともあまりたくさん食べないほうがよいとのことだ。

投票
9日の第1回目の投票でどの議員も50%の得票率に達しなかった110の選挙区では23日に第2回目の投票が行われる。(今回のこの110という数は、実はかなり少ないものらしい。)選挙管理委員は投票をするための通知を有権者に郵送したらしいが、もしこれが届かなくても投票はできる。投票時間は前回と同じ、朝6時から夜7時まで。また、第2回投票に関しては、外国での投票も同日となるため、選挙の最終的な結果が出るのは29日となる模様。(23日に僅差で勝った人は、更に1週間ほどイライラしなければならないということか。ちなみに外国では合わせて6000票が投じられる模様で、もしかすると23日の段階では、どこが政権をとるかまだわからないということもありえるそうだ。)

なんで?
ショプロンではイースターの休みに、公共の場に設置されている像が複数盗まれるという事件が発生した。これまで墓地などの墓石から銅でつくられた文字の部分などが盗まれることはあったが、公共の場に設置された像が盗まれるということはなかったので警察もびっくりしているとのこと。

洪水
セゲドのティサ川では、すでに1970年の最高水位を20センチ上回るところまで水があがってきている。水の高さが最高になるのは金曜日ぐらいになるのだそうだ。土手が水の量にたえられるかどうか心配されているが、とりあえず現在の水の高さより1メートルたかいところまで土手の高さを上げたので、最悪の事態は避けられそうな感じのようだ。

メーターチェックが面倒なので
ハンガリーでは例えば電気代のメーターチェックが面倒なので、前年の消費量を参考に1年間の消費量を設定しそれを12で割った分を毎月払い、1年に1回調整をするというシステムがあるが、最近はガスの支払いも同じような方法をとる人が増えてきている。(確かに月に1回メーターチェックの人を中に入れるのは面倒だ。)

世界文化財デー
世界文化財デーということで、くさり橋をはじめとする文化財をきれいにする作業が始まった。(落書きとかポスターなどできたなくなっているところをきれいにする。くさり橋も、ブダ側なんか路面電車が橋の下を走る走るトンネル部分とかすごい落書きだもんなあ。)

すごい発見
ハンガリーの研究者たちが、体から発せられる放射線を図って体の異常を察知するという装置を完成させた。これを使用すると、15分間なんの痛みも感じず、ただそこにいるだけで、わずか数個の癌細胞の存在も発見できるのだとか。(コンピュータが体から発せられる放射線を感知し、それを画像に表すというシステムなので、体に何かをいれたり、さわったりする必要もないのだ)今はまだ実際の医療機関での使用段階にまではいたっていないが、早くこれが使用されるようになるといいなあ。

水疱瘡
最近ハンガリーでは子どもだけではなく大人の間でも水疱瘡にかかる人の数が増えているらしい。今年の第一四半期だけで、すでに2万人が罹患した。(去年水疱瘡にかかった人は5万3000人だが、医師らは「もっといるはず」と言っている。ひどい場合には脳の障害なども起こすので注意。ちなみに予防接種は金がかかるが、保護者が頼めばうってもらえるらしい。)




夢はかなったかな
イースターでは香水をかけに近所をまわったり、親戚と会ったりするが、その時に子ども達はプレゼントをもらう。ただ今の子ども達らしく、「両親やら親戚が買ってくれるものは、自分達のほしいものと違うから」という理由でお金をほしいという子もいるらしい。(子どもたちのほしいものは、カメラ付き携帯とか、MP3プレーヤーとかなのだそうだ。)

大混雑
18日から、ブダペストの4・6番の路面電車の路線および停留所の改修工事が始まった。4・6番の路面電車はモスクワ広場から、西駅、オクトゴン、ブラハ・ルイザ広場をすぎて、ペテーフィ橋を渡って、モーリツ・ジグモンドサークルまでの環状線を走る路線であるが、今回の工事では代行バスを走らせるための車線なども設置したためただでさえ混んでいる道がさらに混雑するだろう。(18日はまだ多くの学校機関で春休みだったのでよかったが、19日からはそうはいかないかも。工期は8週間。今はモスクワ広場からブラハ・ルイザ広場までの間を工事している。この路線で新しく走る路面電車は床の高さが低いので、それに合わせて停留所の高さも調整する。また、路面電車がブレーキを踏んだときのエネルギーを電線にもどすというシステムを採用するため、電線のシステムも変えるのだという。)

4月18日

天気
火曜日:西側と南東部を中心に雲が広がります。ドナウ川より西の地域では雨になるでしょう。最低気温は4〜9度、最高気温は16〜21度の予想です。
水曜日:特に南部では雲が広がって雨になるところもあるでしょう。最低気温は6〜11度、最高気温は16〜20度の予想です。
木曜日:特に東部でお天気が崩れるでしょう。最低気温は5〜10度、最高気温は16〜21度の予想です。
金曜日:天気の変わりやすい1日となりそうです。(お日様が出たり、雨がふったり)気温は木曜日と同じぐらいでしょう。

空港
今年の秋から西駅からフェリヘジ空港まで列車が走るようになる模様。所要時間は15分とのことだ。ただ終点はフェリヘジ空港のターミナル1で、ターミナル2まではそこからバスでの移動となる。空港へ向かう列車の高速線に関しては7年前から話し合いが続けられているが、今回はそれとは違い在来線を利用するものだ。

ジェットコースター
ブダペストの遊園地には、ここ数年どんどん新しい施設が入ってきているが、なんといっても1番人気はガタゴトと走るジェットコースターだ。最近改修工事をしたようで安全性も更に確保されたとか。(ただここって、1つ1つの乗り物にかかるお金がばかにならないので、あっという間にお金がなくなってしまう。)

身柄確保
先週、OTP(銀行)がつぶれるというSMS(携帯メッセージサービス)が大量に送られるという事件があったが、国家捜査局は15日、このSMSの最初の発信者である男性の身柄を確保した。

入試
来月から高校卒業試験と大学入試を兼ねた「エーレッチェーギ」という試験が始まるが、今年大学受験を目指す13万のうち、最高年齢は74歳、最年少は15歳ということが明らかになった。また、ある人は48の大学(学科)を受験するという。(まあ日本とちがって、今は大学独自で入試するわけじゃないので、受験大学がどれだけ増えても、試験は1つか2つだけですむのだけれど)

食べすぎ
(他国の状況はわかりませんが)ハンガリーの場合、イースターにはハムや卵、そしてお菓子をたくさんたくさん食べる。昔はイースターまでお肉が食べられなかったりしたので、それでもよかったのだろうが、現在はイースターは「ただたくさん食べる日」みたいになっているところがあり、医療専門家も「胃を壊したり、急激な体重増加につながるので食事には気をつけて」と注意を促した。(ハンガリー人平均でイースターの月には8000〜1万フォリントを余計に食料品購入に使うとか。私もイースターでハムと卵を食べすぎ、2キロほど太りました。今困っています。)

洪水
セゲドのティサ川はこれまでの最高水位である960センチをすでに超えている模様。最も水位が高くなるのは水曜日ということで、土嚢を積んだりする作業が現在も続けられている。

通訳
ハンガリーにおける外国人の犯罪は全体の1〜2%程度らしいが、法律では母語による供述の権利がある。このため警察は毎年5000万フォリントを通訳に使うらしい。特に必要なのはルーマニア語、ウクライナ語やセルビア語の通訳だが、先日はナイジェリアのイボ語の通訳が必要で警察も必死にこれをさがしたようだ。

催し物
センテンドレの野外博物館(シュカンゼン)はちょうどハンガリーを圧縮したような形で各地の建物などを紹介しているが、毎年イースターにはたくさんの人が訪れ、イースターの伝統行事(卵の色塗りなど)を楽しんでいる。今年もかなりの来館者があったようだ。(去年行ったが、とにかく車をとめるのに苦労する。もちろん人が集まるのはシュカンゼンではなく、昨日通ったニーレジハーザでも動物園へ続く道が大渋滞だった。)

橋にぶつかり沈没
17日、ブダペストのラージマーニョシュ橋に船がぶつかり沈むという事故があった。

酔っ払い
イースターは大晦日の次に酔っ払いが多い日らしく、今年のイースターも50名以上の酩酊者が警察に保護された。一方、飲酒運転の取り締まりは、警察が洪水対策に追われて例年に比べると手薄になったようだ。(私も昨日妻の実家から車を4時間ほど走らせましたが、1度も警察の取り締まりにあいませんでした。)

ミサ
16日、イースターのミサが各地で行われた。(カトリックのトップの人はエステルゴムで、プロテスタントのトップの人はデブレツェンで、福音主義のトップの人はジェールでミサを行った。)

シーズン近し
ここ最近すっかり暖かくなってきたが、バラトン湖畔でも正式なシーズン開始までにはまだ数週間あるものの、すでに営業を始めたお店も増えてきて、キャンプ場にも人が集まり始めたようだ。(バラトン湖といえば、水難救助員の訓練・養成・活動費が6000万フォリント必要なのに、、今1000万の予算もないとのことで、シーズンが始まってから機能するかどうか心配されているというニュースも見ました。バラトン湖は普段はおだやかなところですが、いきなり嵐が来るので水難事故が毎年のようにあります。)

4月14日

レート
100円=179.63フォリント(OTP/4月13日)

FIDESZ
FIDESZは第2回目の投票で社会党-自由民主連合(SZDSZ)の議席を上回り、政権奪回を目指しているが、ハンガリー民主フォーラム(MDF)との選挙協力体制を築くために、それまでたてていた首相候補(オルバーン・ビクトル氏)と首相代理(ミコラ・イシュトバーン)をさげた。しかし、それでもハンガリー民主フォーラムが協力を固辞したため、首相候補はどうなるのかという疑問があった。これに関しFIDESZは「第2回投票が終わるまで首相候補はたてない。もし政権がFIDESZとハンガリー民主フォーラムの議席を合わせて奪還できる場合、新たにハンガリー民主ファーラム側と話し合いをもち(これはハンガリー民主側も同意見)首相候補をたてる。ただ、この場合にもオルバーンが首相候補になることはない。」と発表した。

ハンガリー民主フォーラム
ハンガリー民主フォーラム(MDF)は、党の決定として「第2回投票を行う地域で、FIDESZの候補者のために立候補をとりやめない」ことを各候補者に伝えた。党としてはその地域、個人的な関係で立候補をとりやめる場合は党としてこれを阻止をしないが、「FIDESZを応援することはしないように」と伝えた。一方、立候補者の中にはこの党の決定に納得できない人もおり、13日も数名が立候補をとりやめた。

洪水
セゲドではティサ川の水位が上がりつつあるが、洪水対策に人や道具が必要ということで同市は国に「非常事態」を出すように要請した。(また雨が降ったところもあるし、風もつよいのでティサ川流域では、警戒を強めている。)

イースターのチョコレート
イースターには卵型のチョコレートやウサギ型のチョコレートがよく売れるが、ACNielsen市場調査会社の調査によると、ウサギ型より卵型のチョコの方が売れているらしい。また、昨年はこれらのチョコレートが700トン、20億フォリント売れたとか。

倒産のお知らせ
13日、「銀行のOTPが倒産寸前なので貯金をおろしたほうがいい」という携帯電話のSMSが多くに人に送られるという事件があった。もちろん銀行側は倒産の事実を否定し、警察はこのSMSがどこから送られたものか捜査を開始した。「

就職難
現在ハンガリーでは大学を卒業しても就職できない人が1万7000名いるらしい。そして、今後大学卒業の時期を迎えるのでこの数字は更に上がると思われる。尚、一番就職しにくいのは小学校の教員養成大学を出た人で、次に経済や農学部を出た人や、中等教育機関の教員を目指している人のようだ。(ハンガリーでも現在では、大卒だけではなく、外国語そのほかの能力が必要ということだ。)

4月28日

12日から、またガソリンの値段が1リットルあたり5フォリントあがりました。知っていたのにニュースに書くのをわすれてしまいました。

レート
100円=178.65フォリント(OTP/4月12日)

天気予報
木曜日:特に東部を中心に雨が残りますが、午後には雨の量が少なくなるでしょう。最高気温は西部では13〜14度、東部では7〜9度程度になりそうです。
金曜日:東部では朝方雨が残る可能性もありますが、午後になると西側から天気は回復するでしょう。ただ北部では午後からも雨がふるところがあるかもしれません。気温は木曜日にくらべ4度程度上がるでしょう。
土曜日:天気はだいぶよくなりますが、徐々に雲が広がってくるでしょう。気温は金曜日からさらに3度ほどあがりそうです。

選挙関連
▼12日は、FIDESZとハンガリー民主フォーラムとの間でいろいろやりとりがあった。
▼FIDESZはハンガリー民主フォーラム側に対し「党代表であるダービド・イボヤ氏を首相に推薦してもいい」ような内容の書簡を送っていた。
▼ハンガリー民主フォーラム側はこれを固辞するような態度をとっており、このため同党内でも党が2分裂する感じとなっていた。
▼これを受けてFIDESZは党ではなく、各地域のハンガリー民主フォーラム候補者やその支援者に直接票を譲ってもらうように交渉することにした。
▼そんな中、12日の朝にハンガリー民主フォーラムがFIDESZに書簡の返事を書いた。それは「もし、FIDESZの選挙公約について、公の場でこれをとりやめると宣言するのであれば、話し合いに応じる」というものだった。(ハンガリー民主フォーラムは、国家財政の建て直しが第一に必要とし、社会党だけではなく、有権者の票を集めるために打ち出されたとしか思えないFIDESZの金のばら撒き政策も支持できないとの態度をとりつづけていた。FIDESZは社会保険料の軽減とか、最低賃金の大幅引き上げなどを公約している。)
▼こんなやりとりの中、数人のハンガリー民主フォーラムの候補者が立候補をとりやめた。一方で、ヴェスプレーム県の同党組織は「何が何でも票は譲らない」と宣言した。
▼FIDESZはこの返事を受ける形で朝10時にオルバーン党代表が記者会見を行い。「個人的な問題、あるいは党の問題を超えて、国をどうするかが大事。そのためには両党が協力し政府をかえなければならない。」とのべた、そして「FIDESZ側の首相候補(オルバーン氏自身)が気に入らないということなのでこれを辞め、両党が推薦する人を首相にたてましょう。」と述べた。
▼FIDESZ側が誰を首相候補にしようとしたかはわからなかったが、ダービド・イボヤ氏ではないものの、ハンガリー民主フォラームに近い人だという憶測が流れた。(1990〜1994のハンガリー民主フォーラム政権時代の財務大臣ではないかという話もでた。)また、首相候補代理で、いくつかの暴言で「選挙に負けたのはこの人のせい」といわれていたミコラ・イシュトバーン氏もその座を降りることになった。(これもハンガリー民主フォーラムの要望の1つだったようだ。)FIDESZは記者会見ですでに「これらの内容を含んだ、新たな協力要請の書簡を送った」と述べた。
▼ただ、FIDESZは「市民からの意見をとりいれた公約」をうたっていたし、選挙の途中でこれをはずすのは事実上不可能ということでFIDESZ側の書簡には「公約をはずす」とは含まれていないようだった。
▼これに対しハンガリー民主フォーラムは、「朝送った要望にこたえていないので協力できない。」との返事を改めて送った。
▼これを受けて、FIDESZのオルバーン氏は「2回協力をもとめたのに、2回とも拒否された。しかもこちらがこんなに譲歩したのに・・・もう党には協力をお願いしない」とテレビインタビューにこたえた。FIDESZは今後は11日の路線を引き継ぐ形で、各地域の候補者に個別に交渉することにした。
▼これらのFIDESZとハンガリー民主フォーラムのやりとりを受け、有権者の意見も2つに分かれた。
▼ハンガリー民主フォーラム党本部建物に何らかの危険があると連絡を受け警察が警官を派遣し建物内を調査するという騒ぎもあった。(全然関係ないですが、イースターの間は各党とも選挙運動は控えるようです。)

大混雑
4月18日から、ブダペストの4番と6番の路面電車の路線の改修工事が始まる。(新しい車両に合わせるため)このため代行バスを走らせるが、バス車線をつくるため乗用車は1車線しかつかえなくなる。ただでさえ混雑している道だが(例えば西駅の前とか)それがさらに混雑することになる模様

お金がなくなった
政府はレンガづくりの家の窓をかえるための費用を3分の1負担するというプログラムを1ヶ月ほど前に開始したが、応募が多く、予算枠をすでに使い切ってしまったようだ。

気をつけて
イースターにはハムを食べる習慣があるが(ハムの塊から切り取って食べるというイメージです。)市場では食べるのにふさわしくない質のハムが売られていたり、値段が異常に高いものがあったりするようです。消費者保護局によると、外国のくず肉を集めてつくったものもあるらしく、品質に注意して購入してほしいと呼びかけている。

洪水
ドナウ川は水位が下がったが、ティサ川はまだ水位が上がっているところがある。特にセゲドでは過去100年で最も水位があがるのではといわれている。(最近では1970年が一番水位が高かったそうだが、それを上回るといわれている。)このため同市では、道から川に降りる階段をふさいだりして町に水が入り込まないように洪水対策を行っている。

戻る
その昔、1871年に国はフェルテードのエステルハージ宮殿から数百点の絵画を購入した。それらの絵画はナショナル・ギャラリーで展示されているのだが、このうちの24点が宮殿に戻ることになった。(ナショナルギャラリーの倉庫に保管されていたものらしい。絵画は修復されてから戻ったようだが、前回の修復が上手にできていなくて、これにかなり手間取ったらしい。)

実験
ハンガリーでは毎年冬になると、道路にしみこんだ水が凍って穴があくが、唯一穴を気にしなくていい公道がある。これはベーケシュチャバとコンドロシュの間を通る27キロの区間。穴があかないわけではないが、あいてもすぐふさぎ、清掃なども頻繁に行うなど、実験的に管理されているのだそうだ。(すべての道がこうなるといいのになあ。)

どうやってやるんだろう
政府は2007年から、トラックに対して高速道路だけではなく、高速道路と平行して走る国道を走る場合にも料金を徴収するようにしたいとの考えを明らかにした。(EUの規定で、高速道路の料金体系が今の定期制から走行距離に合わせたものになるが、トラックに関しては乗用車より一足はやく来年から導入される。新しいシステムだと、かなり高速料金が上がるので、トラックが高速をさけて国道を走り出す可能性がある。そのためこのような措置をとるのだろうと思うが、実際にはどうやるんだろう。)

4月12日

レート
100円=180.14フォリント(OTP/4月11日)

国境
外国で働いている人たちがイースターに母国に戻るため、(通過国となる)ハンガリーの国境が木曜日から混みだすようだ。(一番混むのは金曜日の夜から土曜日の早朝にかけてらしい。)

リース
ハンガリーでは車の購入方法として、頭金なしてリースし、ある一定の金額を支払ったら自分のものになるというシステムがあるらしいが、昨年はそのリース料がはらえないとの理由でリース会社側に戻ってきた車が4万台にも達したようだ。そしてこの数は今も増え続けているという。

災害見学ツアー?
ドナウ川の洪水を見たいと多くの外国人観光客が現場に訪れているらしい。(それで売店や音楽隊なども出現しているのだとか。)

党分裂?
ハンガリー民主フォーラムの党代表であるダービド・イボヤは、FIDESZとの選挙協力を拒んでいる。FIDESZは第一回投票前には、ハンガリー民主フォーラムと組む意味はないようなことを言っていたし、ハンガリー民主フォーラム側も、「与党とも連立しないが、FIDESZと組まない。政治のポピュリズム化する政治にはついていけない。独自の道を行く。」と主張して票を伸ばした経緯があるので、当然と言えば当然なのだが、党内には「FIDESZと組むべきだ」という声が次第に高くなってきている。(FIDESZと協力体制を敷けば、より多くの議員が国会に送れるのも事実)またEU議会のヨーロッパ市民党もハンガリー民主フォーラムの態度はおかしいとプレッシャーをかけてきている。一方FIDESZはハンガリー民主フォーラム全体と協力体制を組む方針から、それぞれの選挙区への働きかけへ戦略を変えたようだ。(専門家によれば、ハンガリー民主フォーラムがFIDESZと協力体制を敷かない場合、現在の連立与党もFIDESZも過半数をとれず、ハンガリー民主フォーラムが政局の主導権を握ることもありえると指摘している。今後どう動くのか興味深い。別のニュースによると、この騒ぎでダービド・イボヤ氏は脅迫レターや脅迫電話を受けるようになったということで内務大臣はダービド・イボヤ氏に対して第2回投票まで護衛をつけることを決定したようだ。)

聞いていない
連立与党の社会党と自由民主連合は、9日の第1回投票を受けて第2回の投票に向けて協力体制を敷くことを決定した。実際には55の選挙区で自由民主連合の候補者が、3つの選挙区で社会党の候補者が立候補を取りやめるというものだが、候補者には「ラジオのニュースで初めてきいた」という人もいて、「俺は立候補をやめない!」という候補者もいるのだという。党代表によれば、「選挙運動を円滑に進めるため、短い時間で社会党とつめなければならなかったのでこのような結果になった」と述べた。

盗難品を展示
モションマジャルオーヴァールの警察署は密輸入されようとして押収された物の中で価値があるものに対し、地元の博物館で展示することを検討しているようだ。(今は警察内の倉庫に眠っているのだとか。何百年前につくられた楽器とか、価値のある絵画とか時計などがあるのだそうだ。)

難しい
ハンガリーでは産休期間が3年と長く、その間ある程度の産休手当ても保障され、日本に比べると職場復帰も楽というイメージがあるが、実際にはなかなか難しいようだ。また子どもが幼稚園や保育園に通うようになっても、時間的制約が多く就職は難しい状況となっている。(我が家の娘も幼稚園に通っているが、送りや迎えを夫婦で調整するのは結構大変。)

徐々に
ブダペストの川沿いの道だが、いっぺんに全部を開通するのではなく、掃除が終わったところから徐々に開通しているようだ。11日も朝の段階でブダ側の一部が開通したが午後にはペスト側でも一部開通した。(全面開通にはあと1〜2日かかる予定)またマルギット島でも11日から土嚢の撤去などが始まった。

予防接種
ブダペストの動物園では鳥インフルエンザ感染対策として、11日と12日に112種862羽の鳥に予防接種する。(予防接種をした後に調査がしやすいようチップもつけられるようだ)

4月11日

レート
100円=181.71フォリント(OTP/4月10日)

選挙関連
▼第1回投票の結果を受け、現在連立を組んでいる与党社会党と自由民主連合は第2回投票に向けて協力しあうことを決定した。第2回投票では110の選挙区で投票が行われるが、このうち55の選挙区では自由民主連合の立候補者が立候補をとりやめ社会党候補者に票を流し、3つの選挙区では社会党の候補者が立候補をとりやめ自由民主連合の候補に票を流すことを決めた。
▼一方、第1回投票で社会党に僅差で敗れたFIDESZは、投票終了後からハンガリー民主フォーラムとの選挙協力を呼びかけている。ただ、ハンガリー民主フォーラム側は社会党だけではなくFIDESZも批判することで票を集めてきた経緯があり、簡単に選挙協力に応じる気配はないようだ。これに関しダービド・イボヤ党代表は「MDFの首相候補である自分が首相にならない限り連立はありえない」と述べているが、FIDESZは「政権をとるためなら首相を譲ってもいい」という態度も示している。
▼ハンガリー民主フォーラムのダービド・イボヤは第1回投票後、「オルバーン氏(FIDESZ)、ジュルチャーン氏(社会党)のどちらもアシストすることはない」と延べ、10日の党内会議でFIDESZのために候補者の立候補を取り下げることはしないと決定した。(もちろん、政治の世界の話であるから、今後2週間以内で何かが変わる可能性があるが)
▼社会党&自由民主連合チームと、FIDESZはそれぞれ10日午後4時から集会を開き、有権者に第2回投票に向けて「更に頑張っていこう」と宣言した。

第1回投票結果(開票100%)
社会党=105議席
社会党+自由民主連合=4議席
自由民主連合=4議席
(連立与党側113議席)
FIDESZ=97議席
ハンガリー民主フォーラム=2議席
(野党側99議席)
▼第1回投票で議席獲得が決まらなかった110の選挙区だが、56の選挙区では社会党が、49の選挙区ではFIDESZが、2つの選挙区では自由民主連合が、1つの選挙区でハンガリー民主フォーラム、もう1つは別の団体の議員が最も多い得票数を得ていた。
▼県レベルの比例代表では、11の県で社会党、9の県でFIDESZが勝利した。社会党は前回FIDESZが勝った3つの県で勝利した。一方FIDESZは、前回社会党が勝利した県で勝利できなかった。

第2回投票戦況
▼社会党と自由民主連合が協力することが決まり、110のうちの58の選挙区でどちらかの候補が立候補をとりやめるが、このうち確実に議席がとれそうなのは38の選挙区。
▼一方、FIDESZが確実に勝利しそうなのは29の選挙区。またハンガリー民主フォーラムと別の団体の候補者もそれぞれ1つの選挙区で確実に議席をとりそうな様子。
▼残りの41の選挙区に関しては、どの候補者が議席を獲得するか今のところはわかならい。
▼FIDESZは110の選挙区のうち75の選挙区で議席を獲得することを目標にあげている。確かに4年前は第2回投票で75の議席を獲得したが、この時は第1回の投票で議席が決まった選挙区が今回より少なく131の選挙区で投票ができた。今回は110のうちの75だからこれはかなり厳しい。
▼例えハンガリー民主フォーラムがFIDESZに選挙協力をして、自分達の候補者の立候補をとりやめても、最高で70議席をとるのが精一杯だというのが専門家の見方。もしハンガリー民主フォーラムが協力しなかった場合は、110議席のうち50〜54議席ぐらいしか取れない可能性もある。

洪水
ドナウ川の水位はかなり下がってきており、政府は緊急事態を解除した。ブダペストのドナウ川沿いの道も水がひき、現在は掃除を行っている。(昨日は、火曜日か水曜日から走れるようになると書きましたが、新しい情報では木曜日から走れるようになるようです。)一方ティサ川はセゲドなどまだ水位が上がっているところがある。(確かセゲドは歴史的に洪水の町としても有名だったはず。)

新1000フォリント札
10日より新フォリント札がお目見えした。これは、「1000フォリントが最も偽造されてきた」という現状をかえるために導入されたもので、今までの1000フォリント札とデザインは同じだが、偽造しにくいように、ホログラムのような模様が入れられている。(裏はまったく同じだそうだ。)国立銀行によれば旧1000フォリント札もそのまま市場に残すが、今後1年間で4000〜4500万枚の新1000フォリント札を市場に流す予定で、1年半後には自然にお札が入れ替わるということだ。

4月10日

土曜日に親子3人で映画を見に行きました。見たのは「バンビ2」でしたが、映画館にいたのは私達親子3人と、もう一組の父子だけでした。娘は映画館内をあっちへいったりこっちへいったりして映画を見ていました。

選挙の結果
▼9日に国会の選挙が行われた。投票は朝6時から午後7時まで行われ。即日開票された。投票率は4年前の71%より少し低い67.53%だった。(有権者の3分の2以上が投票したことを大統領も喜んだ。)
▼ハンガリーの選挙は小選挙区と県レベルの比例代表制の2本立てであり、小選挙区の方は、ある1人の候補が50%得票した時のみ有効となる。だからたとえ得票数が1番でも得票率が49%だったら、その地域では再度選挙を行うことになる。
▼ハンガリーの国会議員の数は386名。このうち小選挙区で選ばれるのは176名。この他、県レベルの比例代表制で152名選ばれる。有権者が投票できるのはこの2つだが、この他に最終的な得票数に合わせて各党に58の議席が割り振りされる。(かなり複雑)
▼さて、選挙の結果だが、比例代表の方のとりあえずの結果は以下の通り(開票率98%)
社会党(43.3%)=71議席
FIDESZ(42.2%)=69議席
自由民主連合(6.3%)=4議席
ハンガリー民主フォーラム(5.3%)=2議席
▼比例代表では146議席が確定した。(残りは最後の各党への割り振り枠へまわされる模様)
▼一方小選挙区だが、9日の投票で獲得した議席数(開票95%現在)は以下の通り
社会党=34議席
FIDESZ=29議席
社会党‐自由民主連合=5議席
▼現在の与党と野党とで比べると、与党が14議席リードということになる。ただかなりの僅差であり、今後どうなるのかはちょっとわからない。自由民主連合、ハンガリー民主フォーラムの少数党が今回国会に議員を送れるかどうかも焦点となっていたが、どちらの党も得票率が5%を超え、議員を送れることが決まった。(特に今回は危ないとされていたハンガリー民主フォーラムはかなりホッとしたようだ。)

社会党の反応
ジュルチャーン首相は開票を終えて「第一回の投票でFIDESZに勝てたのはよかった。また連立パートナーの自由民主連合もハンガリー民主フォーラムより多くの議席を獲得でき、これを合わせると野党側に10議席の差をつけることができた。ただ選挙はまだ終わっていない。2週間後の第2回目の投票日まで正々堂々と戦っていきたい。」と述べた。4年前の選挙では第1回目にFIDESZ側にある程度リードして勝ったことから少し安心したのか、FIDESZの巻き返しにあったこともあり、今回は早速10日に大集会を開くようだ。

FIDESZの反応
オルバーン首相候補は「109の議席は第2回投票の結果で決まる。このうち75議席を獲得しなければならない。この数は4年前に自分達が第2回投票で得た議席数である。前回は勝利のために奇跡を待つしかなかったが、今回はかなりの僅差であり、勝利する可能性はまだまだ十分に残されている。最後に笑うのは自分達だ!」と述べた。こちらも10日に大集会を開く予定。

出口調査では・・・
3つの世論調査会社が出口調査などを行い、それぞれ開票開始時間にその結果を出したが、いずれの調査でも「ハンガリー民主フォーラムは議席を獲得できない」という結果であり、また2つの結果は「FIDESZ側の勝利」と予想していた。(後者に関しては4年間も同じような感じだった。)
Szonda Ipsos(社会党44%、FIDESZ42%、自由民主連合5.5%、ハンガリー民主フォラーム4.2%)
Gallup(FIDESZ45-46%、社会党43-44%、自由民主連合4.5%、ハンガリー民主フォーラム3%)
Tarki(FIDESZ45%、社会党43%、自由民主連合6%)

その他
入院患者や看護婦さんなどは病院でも投票ができたようだが、実際には投票できる人は一時退院をしたようだ。あと1人の方が投票の時に心臓発作でなくなってしまったようだ。野党側は与党側が選挙違反を行ったと抗議している。(ハンガリーでは投票日の前の日から選挙活動が禁止されているが、携帯電話のSMSなどでメッセージを送ったと言われている。)

洪水
ドナウ川は国のどの地域でも水位が下がってきているが、ティサ川はまだ水位が上がっているところがある。現在182の地域、9500の建物、2万500名が洪水の危険にさらされている。また現在のところ565名が避難生活を送っているらしい。(ブダペストのドナウ川沿いの道は水につかったままだが、このまま行くと11日か12日には車が走れるようになるらしい。)

コピーCD対策
DVDやCDはPCなどを使えば簡単にコピーできてしまうので、CDなどが売れなくてこまっているという。それでブダペストでコピーCDを購入しないように求める「無料コンサートと格安CD販売」のプログラムが行われた。(1999年以降、60億フォリントの売り上げがコピーCDのせいで奪われているという。ただ、コピーするなっていわれてもしちゃうよね〜。テープの時も同じような問題があったのかなあ。)

オートバイ
ハンガリーではここ数年オートバイの事故が増えてきているようだ。特にスピード違反や、急な車線変更が問題とされているようで、警察でもホームページなどを通じて風がふいているところ、橋の上、地下道の出入り口では特にスピードに注意するよう呼びかけている。


ハンガリーには気管支は肺に問題のある人が40万人いるらしいが、このうち病院で治療を受けている人は6万人程度しかいないそうだ。ハンガリー人の肺が悪いのは喫煙の習慣が広がっているかららしいが、このままだと2020年には死亡原因の第3位にまで上がるだろうといわれている。

国語辞典
なんだか理由はよくわからないけれど、ハンガリーには「国語辞典」なるものがほとんどない。(英語だったら英英辞典って結構あるでしょ。でもハンガリーにはそういうものがほとんどないんです。)それでも最近ちょっと安めの国語辞典が売られているらしいのだが、ここにはもう既に使われていない書き方の言葉が載っていたりしているらしい。どうやら20世紀初頭に作られたものを利用しているようだ。(とテレビのレポートにありました。国語辞典は私も一応持っていますが、2冊組みで重くて大きいんです。)

天気
月曜日:西側から天気がくずれ、午後から雨のところが出てきます。最低気温は4〜9度、最高気温は17〜22度の予想です。
火曜日:雨が残るようですが、夜から天気が回復しそうです。最低気温は6〜11度、最高気温は9〜14度の予想です。
水曜日:雲が出て雨が残るところもありますが、お日様もちょっと見えそうです。最低気温は2〜7度、最高気温は10〜15度の予想です。
木曜日:はじめ天気がよいようですが、だんだん雲が広がってきます。北部、東北部では雨のところもありそうです。最低気温は0〜5度、最高気温は12〜17度の予想です。

4月7日

選挙と洪水のニュースだけです。(ブダペストで6日発砲事件があったみたいです。)

レート
100円=181.17フォリント(OTP/4月6日)

ドナウ川
ドナウ川の水位は徐々に下がりつつあるようだが、2002年の時の水位をどの地点でも上回ったようだ。6日夜は原子力発電所のあるパクシで水位が最高に達した模様。(これまで洪水で561名が避難し、1万2000棟の家が水につかったりしたようだ。)

首相候補討論
5日は、社会党とFIDESZという2大政党の首相候補討論が行われたが、6日はここに現在国会に議員を送り込んでいる自由民主連合とハンガリー民主フォーラムの首相候補が加わり4人で討論を行った。6日の討論では、例えば所属税についての話もでたが、どの政党も減税の方針は同じようだった。ただ、社会党は今の18%と36%という枠は維持しながらも18%の枠を年収300万まで引き上げるとのべた(今は年収155万まで)のに対し、他の党は税を1律化のめざしているようだ(自由民主連合は20%、ハンガリー民主フォーラムは18%、FIDESZは「家族税」の導入のような話もしていたが、よくわからない。)

4月6日

多忙につきすこしだけ

レート
100円=179.53フォリント(OTP/4月5日)

天気予報
木曜日:午前中は雨になります。午後は西側では雨がやむようです。最低気温は3〜8度、最高気温は7〜12度の予想です。
金曜日:東部ではまだ雲が残りますが、全体的にはお天気は回復しそうです。最低気温は-1〜+4度、最高気温は10〜15度の予想です。
土曜日:お天気がよさそうです。最低気温は-2〜+3度、最高気温は12〜17度の予想です。 日曜日:天気がよさそうです。最低気温は0〜5度、最高気温は14〜19度の予想です。

洪水
ブダペストのドナウ川は、5日未明に高さ最高に達したが、その後徐々に水位が下がってきている。ただ、まだマルギット島など洪水の危険のあるところが残っているようだ。(3つの地域では上水施設が水を被り、給水制限などが行われている模様。ミネラルウォーターなどが配られているという。)

討論
5日夜7時、社会党の首相候補で現首相のジュルチャン・フェレンツ氏と、FIDESZの首相候補で元首相のオルバーン・ビクトル氏が、テレビ討論を行った。この討論は厳しいルールのもとで行われたが(1人が3分話すと、相手が1分それにこたえ、それから今度は相手側が3分話すと、こちらがわがそれに1分こたえる。1人が話している途中で、相手がそれに割って入ることは許されない・・など)国民の関心はかなり高かったようだ。(ジュルチャーン氏はかなり攻撃的で、「強いリーダー」的な印象は与えたが、相手をバカにするような態度も見えたと批判された。オルバーン氏は「経験のある落ち着いた政治家」を見せたかったようだが、「睡眠薬を飲んでいた」と批判された。)

4月5日

レート
100円=178.28フォリント(OTP/4月4日)

窃盗扱い
ブダペスト9区にある中等学校の体育教師が、学校行事で行うキャンプファイヤーのための木を学校近くの森で切ったところ、器物破損および窃盗の疑いで警察に取調べをうけた。学校側は「行き過ぎた行為でもうしわけない。損害を賠償する。」と述べた。(まさか警察に取り調べを受けるとは思っていなかったのでしょうね。)

洪水
ドナウ川は現在も特にドナウベンドとその周辺区域で水位がとても高く洪水の危険にさらされている。ブダペストでは過去100年でももっとも高い水位に達した。地域によっては週末の選挙の投票場所が危険ということで、この場所を変更するところもある。政府は、被害にあった、あるいは洪水対策を行っている地域に対し、金融省は要請があればすぐ金を送ることを発表した。また各政党もそれぞれ洪水対策のために募金活動を行い援助している。

検査
国民の健康や保健のための国のサービス機関であるATNSZはイースターに向けて、お店や工場などを検査しているが、ペシュト県の赤ちゃんビスケット(生後6ヶ月から食べられるババピシュコータというお菓子)を作っている工場でたくさんの病害虫を発見し、生産を停止させた。この他ペシュト県だけで30件の違反(賞味期限が切れた商品、どこで生産されたものか明らかでないものが置いてあったり、店内や工場内の清潔さが守られていないなど)を発見し、罰金も合わせて650万フォリントに達している模様。 病害虫

4月4日

レート
100円=179.19フォリント(OTP/4月3日)

議論の順番
週末の選挙に向けて、5日は社会党とFIDESZの首相候補が、6日は社会党とFIDESZと自由民主連合とハンガリー民主フォーラムの首相候補が議論を行う。(午後7時から。テレビで中継する。この議論は選挙の結果に大きな影響を与えると考えられている。)すでに議論のルールなどもきまっているようだ。

ブラックリスト
去年銀行のブラックリストに載ったのは30万人。これは一昨年に比べ30%多い数となっている。(過去90日以内に、ハンガリーの最低賃金より多い額の借金が銀行にある場合ブラックリストにのるらしい。2003年のはじめで12万、2004年はじめで18万、年の途中で23万、そして今は30万人いるのだそうだ。)一番ひとい人は16の借金(ローン)を払っていない人らしい。

銀行カード
ハンガリーでも現金のかわりになるカード利用者が増えてきており、今は昨年より13%多い、740万枚の銀行カードが出回っているようだ。(ハンガリーの場合、銀行カードで買い物する人が多い。)ATMの数はハンガリー全体で3500あるそうだ。

洪水

ドナウ川では2002年の洪水を上回るひどい状況になってきているが、首相はドナウ川とイポイ川の 一部で緊急事態を宣言し、緊急事態区域では市長・町長・村長が議会の承認をとらずとも、非難勧 告などが出せるようにした。(特にエステルゴムからブダペストにかけての区域が危ないようです 。)ブダペストでもドナウ川の水位がこれまでの最高記録を上回ったようだ。(ブダペストのドナ ウ川ぞいのホテルが並ぶところをコルゾーといいます。普通あそこを散歩すると、2番の路面電車 と平行して下に1本道が走っているのですが、今は路面電車の線路ぎりぎりまでドナウ川の水があ がってきています。)

チョコレート
最近、イースターに向けてうさぎ型のチョコレートが目立つようになっているが、ブダペストのお 店にうっている同種のチョコレートの3分の2に何らかの問題があることがわかった。(チョコレ ートというのは、カカオバターが入っているものなんですが、ああいうものには入っていないもの が多いらしいです。ただの砂糖菓子だと健康にもよくないし、注意してkakaovajという文字がある かどうかチェックした方がいいかもしれません。)

4月3日

天気
月曜日:だんだん天気が悪くなってきて、夕方には雨になるところもあるようです。最高気温は13〜19度の予想です。
火曜日:お日様も出るようですが、雲が広がって雨がふるところあるようです。
水曜日:午後から雨になりそうです。この雨は木曜日と金曜日にも残りそうです。気温ですが、水曜日までは最高気温が13〜18度ぐらいですが、木、金とちょっと気温が下がるようです。

偽者
ヴィッラーニの赤ワインはハンガリーのワインを代表するものの1つだが、最近ヴィッラーニのブドウで作られていないのに、ヴィッラーニと名乗っているワインがあるようだ。それで今後は「本物である」ことを証明する印をつけてヴィッラーニのワインを売るようにする模様。

お披露目
7月からブダペストの環状線で走る新しい車両の路面電車が1日、ブダペストを走り市民が乗り午後地を楽しんだ。(この路面電車は床が低く、車椅子でも乗れる。今まではベビーカーを押している人などは乗り降りが大変だったが、これで大分楽になるだろう。))

日本語で何ていう?
親子ならぬ、「おじいちゃんおばあちゃんと孫」のコンピュータの大会が開かれたようだ。(どこで開かれたかはわかりませんでした)ハンガリーでは55歳から65歳の層でPCを使っている人は6人に1人ということで、年配の方にもPCに触れてもらおうというのがプログラムの狙いだったようだ。(日本の両親とはスカイプでやりとりしていますが、妻の両親もPCを入手し、昨日・今日とメッセンジャーでビデオチャットしました。便利な世の中になりました。)

病院で結婚式
ミシュコルツの病院に結婚を控えていた妊娠8週目の女性が急に体調が悪くなり入院した。このため病院の協力で病室を結婚式の会場に模様替えをして結婚式を行ったらしい。(幸いおなかの赤ちゃんは無事だったようだが、この女性は式の後、入院を続けるようだ。)

週末の選挙集会
土曜日はアンドラーシ通りで社会党の選挙集会が、そして日曜日は国会議事堂前でFIDESZの選挙集会が行われた。どちらもかなりの人が集まった模様。(どちらの集会でも警察がかなりの警備をしたようだが、衝突や暴動などの問題はおきなかったようだ。)

洪水
ドナウ川の水位が上がり、各地で洪水が発生している。ブダペストではドナウ川の一番下の道は完全に水に浸かり、マルギット島も水が入り込んでいるし、エステルゴムも道路に水が流れ込んでいる。水位は火曜日まで上がるようで、現在延べ3000キロで土嚢を積むなどの洪水対策が行われているという。(2700の建物、3万人の人が被害に逢う可能性があるそうだ。)

その他の週末のプログラム
セゲドでは旅行関係の展覧会があったが、ハンガリー人の3人に1人しか夏のバカンスを外国で過ごそうと思っていないなど、あまり景気のいい話はなかったらしい。ブダペストの市民の森では、血糖値を無料ではかってくれる催しものがあったようだ。(かなりの数の人が危険と診断されたらしい。)デブレツェンの動物園ではシマウマの赤ちゃんが生まれたらしい。