ニュース
4月30日

全員集合
選挙結果を受けて5月2日に大統領が国会に議席を獲得した4党の党首を招集することとなった。

吠える
極右党であるハンガリー正義と人生党党首のチュルカ・イシュトバーン氏はこれまで、投票の際の不正行為が多く、票の際集計などを要求していたが、これが聞き入れられなかったため、今度は選挙管理委員の辞任を要求している。

ガス爆発
ブダペスト14区の集合住宅内でガス爆発があり50名ほどが住宅から非難するという事故が発生した。(その後の調べでわざとガスボンベを爆発させた疑いも出てきている。)

そりゃないよ
ハンガリーの電話会社マターブはここ2年間、ミンデンキネットという日本でいうテレホーダイシステムを導入していたが、あまりの赤字に(全然儲けがでないらしい)このシステムを6月一杯で停止することを発表した。(同じくマターブには1回電話をつなげたら、切らないかぎり150フォリントでいつまででも電話がかけられるシステムもあったが、これも廃止するようだ。)

特集
次の首相候補となっているメッジェシ氏はトランシルバニア出身ということもあり、ルーマニアでは特集が組まれたりしているようだ。

今日の天気
雲が広がるところも、日が差すところもありそうです。最低気温は8〜13度、最高気温は16〜21度の予想です。

あ、落ちた!
ソルノクからブダペストに向かう列車から女子生徒が2名落ちるという事故が発生。2人が落ちたとき、列車は時速80〜100キロ程度で走っていたと予想され、幸い命には別状はないものの2人は病院に運ばれた。目撃者がいないことから、警察は上昇収集に苦労している。

4月29日

社会
▼28日午後、ハンガリーに住むパレスチナ人とその仲間がブダ城のマーチャーシュ教会に集まり反イスラエルの集会を行った。(イスラエルとパレスチナの問題は世界的にも重要な問題で、こんな話をしてはいけないのかもしれませんが、私が非常勤で教えている高校はマーチャーシュ教会のすぐ下にあり、毎年卒業式はマーチャーシュ教会から学校まで行進をすることになっています。今年の卒業式は5月10日。もし観光などでブダペストに来られている方は是非ハンガリーの卒業式(の行進)をご覧になってください。)
▼軍検察は1956年の10月25日から11月4日の間に本当に軍が市民を銃撃し死傷者を出したかどうか調べていたが、証拠が不十分としてこの調査を停止した。(どうもミシュコルツからブダペストに向けて市民が革命/動乱に参加しようと出発したが、途中で軍が引き返すように要求し、これを断ったため軍が発砲したらしい。歴史を証明するのって本当に難しいことなんだなあ)
▼ハンガリー民主フォーラムは国会で独自の会派をつくることとなったが、それでも青年民主同盟と強い連携を組むことにはかわりがないことを強調した。(そうは言っても、これは恐らく青年民主同盟と分かれることで、新政府が政策を進めやすくするねらいもあるのだと思う。)
▼先週の後半、ぺーチ大学の法科の3年生が「題1回目の投票の後、立候補を取り消したものは、立候補していないことになるわけだから、死票の存在自体もなくなり、そのため今の各党議席獲得数もかわるはずだ」という意見を選挙管理委員に提出。これに従うと社会党と自由民主同盟のコンビは青年民主同盟とハンガリー民主フォーラムのコンビに比べ1票多いだけとなり、一時期議論が紛糾した。結局この学生の意見(解釈)は決して間違っているわけではなかったが、これを言い出すとこれまでの政府がすべて違法なものとして否定されてしまうこともあり、結局この申し出は却下された。
▼選挙の後、いくつかの地域で票の再集計の願いが出されたが、これらはすべて却下された。また選挙違反があったとして再投票の可能性もあった選挙区も結局は選挙結果が有効となり、また最初は5票差で社会党候補、次に1票差で青年民主同盟候補がリードした選挙区も、再び数え直したところ、またまた2票さで今度は社会党が当選と確定した。このため結局選挙の結果は最初に出されたものと同じ結果となった。(社会党178議席、青年民主同盟164議席、ハンガリー民主フォーラム24議席、自由民主連合20議席)
▼社会党が政権をとったことで「スポーツ省」がなくなるのではという噂があったが、結局同省は残ることとなった。

事件・事故
▼27日、ブダペストのウイペシュトの住宅内で24才の男性が麻薬摂取過多で死亡しているのが発見された。(全然関係ないですが、ドイツの高校での殺人事件は本当にショックでした。落第・退学のショックでの犯行とのことですが、犯人が自殺してしまったので真相は闇の中です。ハンガリーでもあと3週間で中等教育期間の卒業試験が始まります。大きな事件のないことを祈ります。)

4月26日

レート
100円=202.57フォリント(OTP・4月25日、午前9時59分現在)

今日の天気
雲が広がり、雨のところもあるようです。最低気温は5〜10度、最高気温は16〜21度の予想です。

事件・事故
▼ニーレジハーザで17才の少女を売春させていた男性を逮捕。
▼国道8号でひき逃げ事件発生。ひかれた37才の男性は死亡。
▼ヤースベリーニで車が木に突っ込み24才の運転手が死亡するという事故が発生。
▼100万フォリントを越える価値の金を密輸しようとしたた男性がヘジェシュハロム(オーストリアとの国境)で逮捕された。
▼ロシアとハンガリーを又にかけた武器商人がブダペストで逮捕された。
▼元サッカー人気選手のシモン選手が暴行を受けた居酒屋のまわりに1000名ほどが集まり、近くにいた警官に暴行を働くという事件が発生。

経済
▼社会党の金融大臣候補であるラースロー・チャバ氏が「ハンガリーの物価を安定させることができる可能性は高い。今年もハンガリー国立銀行が示した4.5%の前後1%ぐらいでおさまるだろう」と述べた。
▼社会党首相候補のメッジェシ・ペーテル氏は「ハンガリーの経済成長をもっと速めたい」と述べた。これはハンガリー商工会の集まりの席で述べたもので、今年の経済船長は3%ぐらいになることも述べた。

政治
▼当選者の妻が景品などを配っていたとして28日に再投票の可能性もあったニルバートル選挙区では結局、前回の投票を有効とする決断を下したようだ。
▼始めは社会党候補が5票差したが、数回の再集計で青年民主同盟の候補者が逆転で1票差で勝利したミシュコルツの近くのセレンチでは、選挙結果について裁判の結果を待つこととなった。
▼結局ハンガリー民主フォーラムは独自に24の議席を確保することとなった。

その他
▼ブダペストの会議で110メートルの高さのビルは駄目だが、55メートルのビルなら建設OKとの決定が出たようだ。
▼ハンガリー正義と人生党のチュルカ・イシュトバーン党首は、先日の元サッカー選手の死亡事件(警察が犯人)や選挙での不正行為などに対して5月5日の日曜日午後3時に英雄広場で大規模な集会を開くことを発表した。(確かに相手を受けたり、相手を攻撃したりする訓練を受けている警官が暴力を奮ったというのは問題かもしれない)
4月25日

レート
100円=202.22フォリント(OTP・4月24日、午前8時15分現在)

今日の天気
お日様も出ますが、東部では雨のところもありそうです。最低気温は5〜10度、最高気温は14〜19度の予想です。

スポーツ
▼21日にマンムト内の居酒屋で元サッカー人気チームの主力選手でハンガリー代表も務め、現在はショプロンのチームの監督を務めているシモン・ティボル氏が別の客といざこざとなり、それが原因で外で暴行を受け入院するという事件が発生したが、結局24日夜死亡した。このシモン氏に暴行を加えたとされる2名(内1名は警官)が身柄を拘束された。ただ、このシモン氏は選手時代にもサポーターに暴行を働き警察に捕まったりするなど素行が良いとはいえない人で、当日も何かのお祝い事でシャンペンをぬいたのはよいものの、それを近くにいた関係ない人にまでぶっかけひんしゅくをかい、これを注意した人に頭突きをくわらせるなどの行為をしていたことが確認されている。亡くなったこと自体は非常に残念なことであり、暴行を加えた人は罪を償わなければならないが、自業自得、あるいは一種の自殺とみなされてもしかたがないところがある。

経済
▼ECOSTATという経済情報局は今年9月の段階で、昨年に比べ物価が5.5%上がるという予想をたてた。
▼ハンガリー東北地方のティサウイバーロシュの工業団地に新たに3500万ユーロの投資でドイツ資本の車のパーツ会社が入ることとなった。(実はここの工業団地の案内を翻訳したので、おっと思い書いてしまいました。)
▼ハンガリー政府は、外国人(法人)のがハンガリー農業用地購入禁止機関を7年としたが、この7年がすぎた後でもまだEUの他諸国に比べ土地の値段がはるかに安い場合には、この措置をあと3年伸ばしてほしいとEU側にお願いしているようで、これに関する省の大臣も賛成の意をしめした。
▼フェリへジ空港内のショップは、空港側が賃貸料を値上することとなり、新しく契約をしなければならなくなったようだ。(空港の食堂などの値段は目玉が飛び出るほどだが、これで値段がまた高くなる?)

政治
▼アメリカのブッシュ大統領はオルバーン首相に対し、これまでの4年間の仕事の成果を祝福した。一方新首相候補のメッジェシ氏には訪米を求める書簡を送っている。
▼ハンガリー民主フォーラムは選挙戦を青年民主同盟と共同リストという形で戦ったが、結局国会では独立した会派として(考えてみればあたりまえだが)議席を確保することとなった。(ニュースでは青年民主同盟と連携してとあるが、どこでどうなるかはわからない。社会党としてはきっとハンガリー民主フォーラムを自分の方に近づけたいだろう)
▼プロテスタント協会は極右党の本部としてかなり右寄りとなっていたが、新政府ともノーマルな関係を維持していくことを発表した。
▼青年民主同盟党首のポコルニ・ゾルタン氏とブダペスト市長のデムスキー・ガーボルが舌戦を繰り広げている。ポコルニ氏はブダペスト市長に立候補するとの噂が流れており、その前哨戦ともとらえられる。(ポコルニ氏はなんでもデムスキー氏のことを「赤面症」などと言ったらしい。)
▼セレンチェという選挙区では社会党議員が5票差で当選したが、敗れた議員の訴えで再度票の数え直しが行われた。その結果今度は1票差で青年民主同盟の議員が当選となった。(これは、まだごたごたしそう)
▼一方ニルバートルという選挙区では当選した青年民主同盟議員の妻が景品などを配ったという連絡がたくさん入り、28日に再度投票をする可能性が出てきた。
▼今回の選挙で135名の議員が国会を離れることになるが、退職金は議員あたり月12〜20万の額が半年間支払われるのだそうだ。

4月23日

レート
202.79フォリント(4月22日、午前8時45分現在)

今日の天気
よい天気ですが、夕立もありそうです。最低気温は5〜10度、最高気温は16〜21度の予想です。

事件・事故
▼警察の発表では総選挙第1回目投票から第2回目の投票の間の2週間に特別大きな(選挙に関する)事件は発生しなかったと発表。
▼ガス管工事の車が庭をぐちゃぐちゃにしたとして家の持ち主が賠償を求めたが聞き入れらなかったため、この車に向け発砲するという事件が派生。
▼ガルガヘーヴィーズに住む67才の男性は普段からアル中で、ことあるごとに自宅をふっ飛ばすと怒鳴っていたが、19日の午後プロパンガスを爆発させ本当に自宅の屋根を吹き飛ばしてしまった。
▼元サッカー人気チーム・フェレンツィヴァーロシュの主力選手で現在ショプロンのチームの監督も勤めるシモン・ペーテル氏が20日ブダペストのマンムト(デパート)の近くで暴行を受け瀕死の重体となり病院へ運ばれた。(暴行を加えた犯人の中には非番の警官もいたらしい。亡くなってしまう可能性もあるそうだ。)

スポーツ
▼ハンガリーボクシング界のスターであるコバーチ・ココー・イシュトバーンが20日引退試合(6回戦)を行い見事KOで引退に花を添えた。(あまり面白い試合ではなかった)
▼セーケシュフェヘールヴァールで行われていたアイスホッケー世界Bグループ選手権は全日程を終了。結局ハンガリーは最後にデンマークに敗れ2位となり、Aグループ昇格はならなかった。

経済
▼ハンガリー航空は2001年の決算を発表。1030億フォリントの売り上げがあったが、75億フォリントの赤字となったことがわかった。

選挙
▼英国首相のトニー・ブレア氏から社会党首相候補のメッジェシ氏に祝福の手紙が届いた。
▼ミシュコルツの近くにあるセレンチという選挙区ではたった5票差で社会党候補者が議席を獲得したが、無効票が297票もあり、青年民主同盟の議員によるとその多くは彼に投票したものだということから、再度票を数えることを売ったえている。一方社会党議員の方は、規則により差が1%以内のところは自動的に票の再集計が行われ、その結果私が勝ったのだから、このような訴えは馬鹿げていると反論している。
▼社会党と自由民主連合は連立に向けた話し合いを行っているが、自由民主連合党首のクンツェ・ガーボル氏によれば6週間ぐらいかかるとのこと。(誰がどの大臣のポストをとるかだけでも結構時間がかかりそう。)尚、首相は大統領が指名することになっていることから両党は大統領に手紙を出した。
▼青年民主同盟とハンガリー民主フォーラムの各党首がそろって記者会見を行い、強力な野党として政府を監視することを約束した。尚、ハンガリー民主フォーラム側は独立会派をつくりたいようであるが、青年民主同盟側は連立会派としたいようである。(連立会派となれば、会派の人数が国会で最大となり、主要ポストからだが、どうなるかな)
▼極右党のハンガリー正義と人生党党首のチュルカ・イシュトバーン氏は「今回の投票は2回とも受け入れられないものであり、また法律にも違反している」と述べた。

4月22日

21日はハンガリー総選挙の第2回目の投票日。それで今日もテレビの総選挙放送を見ながら選挙の経過を記していきたいと思う。

 総選挙番組は投票時間終了である7時の少し前に始まった。7時のカウントダウンを待って各調査会社の事前調査の結果が発表される。どの調査会社も社会党単独で過半数はとれないが、自由民主連合と連立政権を作ることになるだろうとの結果をはじき出していた。しかし前回の投票では調査会社の発表がすべて外れるという結果になったため、前回に比べると調査会社の人も自信なさげだ・・・(社会党が184議席、青年民主同盟が179〜182、自由民主連合が21〜23)ところで投票率だが、記録的高さを示した2週間前の投票よりさらに高い投票率となりそうだ。

 7時の前の段階でブダペストのある地域で候補者が襲われたり、東北地方で選挙ポスターをはがしていた人に別の人が注意したところ、逆切れして注意した人に殴る蹴るの暴行をはたらいたなどが報道されていたが、今回は同種の問題がかなりたくさんの地域で起きていそうだ。  ある局では前首相(社会党)と、元首相(ハンガリー民主フォーラム)が意見を述べていた。前首相は今回の青年民主同盟の選挙戦を強く批判。一方元首相は「集会をどう捉えるかは自由。別に悪いことはしていない」と反論した。

 7時半の時点で小選挙区における青年民主同盟の議席獲得数が65、社会党のそれが44とTV2のモニターに発表されたが、しばらくしてまた2週間前の数値に戻ってしまった。ニュースでブダペストで暴行を受けた議員候補は青年民主同盟の人で、東北地方で注意して殴られた人は社会党の人だということがわかった。また別のところでは青年民同盟の人が土日に「社会党議員は比例でもう議員に選ばれたので青年民主同盟に投票してください。」というチラシを配っていたこともわかった。投票率だが71.19%で2週間前の結果を少し越えたようだ。

 8時前の速報では青年民主同盟が大きくリードしている。(青年民主同盟が59、社会党が31)選挙結果がわからなくなってきた。社会党本部はシーンと静まり、青年民主同盟の選挙本部は大盛り上がり。しかし10分後の速報では前回同様ちょっとずつ社会党が盛り返してきた。(青年民主同盟が73、社会党が52)青年民主同盟が政権を維持するためには85の議席が必要で、社会党は48が必要となる。そのためかこの報道の後、今度は青年民主同盟の会場がシーンと静まり返った。ただ今回の場合最終的に得票数が多いほうが勝つのでこれから数値がどんどん変わる可能性がある。8時20分現在、開票率が75%の時点で青年民主同盟が75、社会党が56の選挙区でリードしている。この段階では党としては青年民主同盟が1位となるが、社会党と自由民主連合が連立で政権をとるという構図になっている。

 8時45分現在、開票率93%で獲得議席数は変わらず青年民主同盟が75、社会党−自由民主連合が56。選挙が終わったら青年民主同盟とハンガリー民主フォーラムは分かれることとなるが、どちらの党がどのぐらい議席を取ることになるのかはわからない。恐らく青年民主同盟が社会党よりは多く議席をとり面目を保つ形となるのではと思う。(専門家の話ではハンガリー民主フォーラムは少なくとも議席を10は欲しいというので、やっぱり社会党が1党となるとのことだが・・・)

 9時の段階で回票率は97%。でも議席数は変わらず。青年民主同盟が勝ったのだが、社会党との差は10票しかないという選挙区もあったようだ。(青年民主同盟は選挙には勝ったが政府はつくれず、社会党は政府は作れるが党としては青年民主党には負けるというどちらにとってもあまり後味のよい結果ではなかった。RTLKLUBでも、「一体どちらが勝ったんだ」という話になっていた。

 9時15分現在。98%以上の開票率で議席獲得数には変化はなし。このままだと全体で青年民主同盟−ハンガリー民主フォーラムが188議席、社会党が178議席、自由民主同盟が20議席となる。あまりもの接戦で再度票を数えるところが1つ2つあるようだが、連立政権が成り立つことはかわらないだろう。これからの流れとしては大統領が各党の党首を呼んで、その後で政府をどの党にまかすか決める運びとなる。

 9時15分ごろ連立の鍵を握る自由民主連合党首のクンツェ・ガーボル氏が記者会見。「とりあえず政府がかわるのはよかった」とのべる。連立のキャスティングボードを握るだけに鼻息もあらいようだ。(この人はいつもユーモアに溢れていて周りには笑いが絶えないが、そのため失言ぎりぎりのところも多い。)

 9時30分、選挙の結果、1%以内の得票さで勝ったところは再度票を数えることとなるそうだ。このような選挙区が2つあり、1つは5票差で社会党が、もう1つは11票差で青年民主同盟が勝っている。テレビは青年民主同盟の本部を写したが、開票率が100%にならないと何も言えないということだった。(かなりショックかな)

 9時45分すぎ社会党本部でコバーチ・ラースロー党首とメッジェシ・ペーテル首相(まだ候補)が会見。僅差の勝利ではあったが、第1回目の投票前ではまさか勝てるとは思っていなかっただろうし嬉しさが隠せないようだ。1言話す度に拍手の渦。

 10時10分ごろ、ハンガリー民主フォーラムのダービド・イボヤ党首が会見。「選挙はもう終り。選挙の間はスポーツマンシップに乗っ取らないところもあったが、これからは新しい政権の元、一緒に力を合わせていかなければならない」と述べた。続いて青年民主同盟党首のポコルニ・ゾルタンが会見。「第2回の投票に限ってみれば、私達が圧勝した。確かにブダペストでは社会党を応援したが、その他の地方では私達を応援した。これはあくまでも今日の結果だ!まだわからない!社会党も我々の力を驚異と感じているはずだ!」と折角ダービド・イボヤ氏が「一緒にやろう」と言っているのにそれをぶち壊し。ああ!更に「ハンガリー民主フォーラムと別々に別れてやるとも限らない。」と発言。この両党はうまくやっていけるのか・・・(もしかすると、あそこでも選挙違反、ここでも選挙違反と、いろいろなことをやるかもしれない)

 10時半、大統領が会見「国会に議席を獲得した各党の党首よ呼んで話し合いを行い、1ヶ月以内に新しい首相を決める」と発言した。

 10時35分すぎ、オルバーン首相が会見。ものすごい拍手。この党はこの人の人気で持ってきたのがよくわかる。「選挙の結果は私達の思ったようにはならなかったが、ここまで私達を応援してくれた皆さんに本当に感謝する。皆さん選挙結果を尊重しよう。私ももうメッジェシ・ペーテル氏を祝福した。でも私達がやってきたことは間違っていない!政権はとれないかも知れないが、私達はこれからも皆さんととも頑張る!皆さんも自分達を信じて頑張っていこう!私達がまいた種はぜったい芽を出し花をさかすのだ!」などと述べる。さすがカリスマ!

 社会党は勝ったが不安定。青年民主同盟とハンガリー民主フォーラムとの関係も不安定。これからもハンガリーの政治からは目が離せない。(これから国営放送のM1はもう偏った放送をしないかな。先週の金曜日のニュースは本当にひどかったから)

4月19日

レート
100円=202.15フォリント(OTP・4月19日、午前9時45分現在)

今日の天気
厚い雲が広がり雨のところも多いでしょう。最低気温は6〜11度、最高気温は16〜21度の予想です。

事件・事故
▼ヴェスプレームの青年民主同盟−ハンガリー民主フォーラムの候補が17日と18日に「社会党弾劾チラシを配るのをやめないと痛い目にあうぞ」との脅迫電話を何回も受けていたことを告白した。
▼自由民主連合のブダペスト本部の掲示板や門などがペンキで悪戯書きされたり壊されたりという被害を受け警察が捜査を開始した。

スポーツ
▼ネープシュタディオンで行われたスポーツ選手やコーチによる記者会見でメンツェル・グスターブという陸上選手が「社会党が政権を取ると、スポーツへの援助がなくなる!」と危機を訴えた。(かつて巨人の長島選手(当時)が社会党が政権をとったらプロ野球がなくなると言ったことがあるそうですが、確かに自由民主連合などはスポーツなどよりもっと先に金をまわすところがあるだろうと言っているのでスポーツに回る金は少なくなるかもしれません)
▼結局デブレツェンで行われたハンガリー・ベルラーシの親善試合は2−5でお客様の勝ちとなった。(ハンガリーの2点目はハンガリーの応援団も笑ってしまうほどのわざとらしいハンガリー選手の倒れ方を審判がPKと認めたことによるもの。審判に同情されるなんて・・・)
▼一方セーケシュフェヘールヴァールで行われているホッケー世界Bグループ選手権では去年までAにいたノルウェーをハンガリーが破るという快挙をなしとげた。これで場合によってはハンガリーがAグループにあがることもありえるようだ。(ちなみに中国はデンマークに17対0で敗れたとか・・・)

選挙
▼ミシュコルツでは、「社会党候補はすでに比例で国会に入っているから、今度は青年民主同盟側に票を入れてください」というチラシが出回っているそうだ。(本当に色々考える)
▼社会党党首コバーチ・ラースローは18日の記者会見で青年民主同盟がいかにも社会党が作ったようなチラシを大量に作成し、選挙に関する情報が流せない20日と21日にそれを配り、社会党が勝った場合に選挙を無効にする計画が進んでいると発表。(口ぶりでは、どこの会社がそれを作っているかもわかっているようだった)一方青年民主同盟はこれに強く反発。(もうここまで来ると、何が本当で何がうそかわからなくなる)
▼社会党はエゲルで社会党党首の名前で「青年民主同盟に票を入れてくれ」と書いてある宣伝チラシを配っている事実をつきとめ、告訴した。
▼東北地方のサボルチ・サトマーリ県の選挙区で青年民主同盟の候補者の妻が有権者に商品を配ったりした事実が発覚した。(警察が写真もとったとか)
▼青年民主同盟は投票日やその前日に各地で社会党が不穏な動きをしないように「デモクラシー局」なるものを設立し、各地を監視することを決定した。
▼青年民主同盟と社会党の党首対談があるテレビ番組で行われた。地上波では見られないところも多いが、かなり激しいやりとりとなったようだ。
▼青年民主同盟首相候補であるオルバーン氏は(国の首相という立場を忘れ、党の代表として社会党を批判してばかりなのでオルバーン首相と書けない感じです。)青年民主同盟を支持する人たちに選挙の際はハンガリー国旗を彩ったリボンをつけないように呼びかけた。ちなみに第1回目の投票まではリボンをつけろと言っていた。(リボンをつけていると、わざと無効票になるように判子の押していない紙などを渡される可能性があるのだそうだ。首相が自分の国の国民を疑うような発言はちょっとなあ・・・)
選挙について(私見)
▼いよいよ明日一杯で選挙に関する報道は終りで、土曜日は一切選挙放送はなく日曜日にはいよいよ選挙となります。
▼ここに来て社会党が「青年民主同盟が偽造チラシを作っている」と情報を流したり、オルバーン首相が「故意に無効票とされるので(青年民主同盟を支持することを意味する)リボンをはずせ」などと言ったり、ますます大変なこととなっています。
▼あまりにも毎日なにかあるので、もう感覚もボケてきました。有権者も投票所では結構落ち着いて投票するのかなという気がします。
▼何はともあれ21日の夜10時には結果が出るそうです。皆で注目しましょう。(20日にはボクシングの英雄ココーこと、コバーチ・イシュトバーンの引退試合があります。普通であれば国民全体が応援するのでしょうが、社会党を罵倒した体育大学での集会や、国会議事堂での集会でも重要な役割を果たしていましたから、ちょっと覚めた目で見る人もいるのかなと思います。まさか選挙に合わせて引退するわけではないでしょうが、選挙が終わってしまってからの引退試合だったらよかったのにと思ってしまいます。)
4月18日

レート
100円=202.60フォリント(OTP・4月17日、午前9時現在)

今日の天気
雲が広がり雨のところが多くなりそうです。最低気温は5〜10度、最低気温は15〜20度の予想です。

事件・事故
▼昨年の6月と7月にアメリカの会社の名前を使い、不正にハンガリーで金を引き出していたロシア人とオーストリア人が逮捕された。被害総額は2000万フォリント。

スポーツ
▼FIFA国際サッカー協会の最新ランキングが発表されたが、ハンガリーは68位と順位に変動はなかった。(17日、デブレツェンでサッカーのハンガリー代表はベラルーシと対戦。相手は世界ランキング86位と格下だが、前回のワールドカップ予選では、強豪のポーランドに勝つなど一発の強さを持っている。・・・でも現在ハンガリーのサッカーチームはまったく人気がなく、テレビ中継は当日まであるかないかもわからない状態であった。結局ドゥナテレビが中継したようだが、前半を終わった時点で1−4でリードされ、ほとんどの人はスポーツ専門局のブラジル−ポルトガル戦にチャンネルをかえたと思う)

選挙情報
▼ブダペストのブダでは社会党および自由民主連合の候補のプラカートなどが破られたり、プラカートに落書きされたりという被害が続いているが、この件に関し、これらの候補が選挙管理委員に申し出を出した。(バスにはってあるプラカートにひどい落書きがしてあるのを見たことがあるが、そこに「この落書きのせいで運転手を責めないでください」とも書いてあったには笑った)
▼ジェンジェシュでは第1回目の選挙が無効であるかどうかの判断が裁判所までもつれたが、結局裁判所は第1回目の選挙は有効であるとの決定を下した。
▼青年民主同盟はデモクラシー回線なる電話回線を引くことにした。ここにかけると候補者の情報などが聞けるのだそうだ。電話番号はハンガリー国内から06-30-426-2608, 06-30-427-0522, 06-30-422-6197, 06-30-422-6513.
▼青年民主同盟は社会党がドナウ川に水門を設置する予定があると批判をしているが、社会党側は水門を設置しようとしたのは青年民主同盟側で、水門ができた時のためにエステルゴムに新たにかかったマリア・バレーリア橋も高さを調節していると反論した。
▼ハンガリー・ロマ民主党は社会党・自由民主連合への支持を表明した。(ロマの組織も右と左に真っ二つに別れている)
▼極右党のハンガリー正義と人生党は第1回目の投票には不正が一杯あるとして再度票を数えることを要求している。また同党の党首であるチュルカ・イシュトバーン氏は青年民主同盟に対し「青年民主同盟はハンガリー正義と人生党の支持を得ていることを公にしろ」と要求した。
▼キリスト教民主党は社会党と話し合いを持ち、社会党を支持することを決めた。(これまでキリスト教は反社会党だったのだが、バチカンと契約を結んでハンガリーのキリスト教を保護したのが社会党だということもあり、また現在青年民主同盟が行っている社会党弾劾キャンペーンはキリスト教の主旨に合わないとして社会党の支持を決めたそうだ。もっとも裏には何かあるかもしれないが。)
▼青年民主同盟は金曜日までに300万軒以上の家に選挙応援を頼む手紙を送ると発表。300万戸となると郵送費だけで1億フォリントとなる。一方社会党も17日首相候補であるメッジェシ・ペーテル氏のサイン入りの手紙を各家に配ったが、こちらは支持者が1軒1軒のポストに手紙を入れたので郵送費はかかっていない。(青年民主同盟の郵送費のことなど郵便局側は一切の情報を公開していない。) 選挙について(私見)
▼今日は我が家にも、社会党首相候補からの手紙が届いた。金曜日には青年民主同盟からも手紙が来るということなので内容の比較が楽しみ。
▼社会党は第1回目の投票前には前首相のホルン・ジュラの失言が目立ったが原因か今はまったく姿を表わさない。一方青年民主同盟の方も失言が目立ったクベール・ラースロー氏はまったく発言をしていない。同じく5日の4党党首対談で(民放のTV2で、首相候補同士の対談の前に行われた。)これまでのイメージを完全に壊してしまったダービド・イボヤ、ハンガリー民主フォーラム党首も表から全く消えてしまっている。表には出てこないが、きっと内部ではいろいろゴタゴタがあるんだろうなあ。

4月17日

レート
100円=202.36フォリント(OTP・4月16日、午前10時現在)

事故・事件
▼16日午後国道10号線でトラックが横転し乗用車1台を押しつぶし、そこに更に2台の車が突っ込むという事故が発生した。この事故で1名が死亡、4名がケガをした。
▼ヤーノシュショモルヤという町で46才の女性が10才年下の女性をズボンのベルトで絞殺するという事件が発生。殺人の原因はまだわかっていない。
▼エールドという町のドナウ川で船に乗っていた人が男性の遺体を発見した。警察の調べでは死後10日ほど経っているとのこと。今のところ殺された跡はないようだ。
▼ペシュト県デ1000リットルのアルコールタンクを4つ積んだトラックが事故を起こした。この種のアルコールは大量に吸引したりすると頭痛を起こすということで、消防車が(砂かなんかまいて)アルコールを吸い取る作業を続けたようだ。

経済
▼政府は6月に、1月にさかのぼって年金を4.5%上げることを発表した。社会党は「この時期にこれを発表するとは、選挙キャンペーン以外の何者でもない」とのコメントをしている。

選挙
▼先週の土曜日に国会議事堂前で行われた青年民主同盟の集会の準備に軍も駆り出されていたのは憲法に違反すると社会党の副党首が発言。青年民主同盟側は憲法違反ではないと述べた。(青年民主同盟もきちんと計算して動いているはずなので、きっと憲法違反にはならないでしょう)
▼ここに来て、第1回の投票でほどんと得票できなかった小さい党が青年民主同盟−ハンガリー民主フォーラムの支持を打ち出してきている。票の数としては微々たるものだが、セントラル党も分裂騒ぎを起こしていることから、青年民主同盟は社会党を支持するのは自由民主連合だけ・・という印象を与えるのに成功していると言えよう。
▼元教育大臣の自由民主連合のマジャール・バーリント氏が「学校教育機関で選挙活動が行われている」と述べたことに対し、現教育大臣であるシオー・ラースロー氏は「学校で選挙活動を行う事は法律で禁止されており、マジャール氏は1〜2の出来事を一般化して話しているにすぎない」と激しく反論した。(1つ2つの出来事ではないと思うが・・・)
▼ヘルムト・コール氏も青年民主同盟のキャンペーンに参加し、現政権が続くことを強く支持した。

選挙に関して(私見)
▼地域によっても違うのかもしれませんが、私の周辺では相変わらず青年民主同盟支持者による社会党攻撃が続いています。今日も郵便ポストに2種類(合わせて3枚)の社会党弾劾チラシが入っていましたし、メールでも社会党を攻撃する内容のものが1つ入っていました。今日のメールは「ウイルスに注意」というもので、「今回のウイルスはウイルス駆除プログラムでも駆除できない最強のもので、これに感染すると人々は笑顔を失い悲惨な生活が待っている・・・云云」感じの文でした。これを送ってきた人は知り合いの男性。普段は理性のある人なのに、何が彼をここまで駆り立てるのか・・・まさに新興宗教というのがぴったりな感じです。
▼一方社会党の方は、青年民主党に比べると静かです。社会党党首も「私達にとって中道右派(青年民主同盟)は敵ではなく、ただ選挙を戦う相手にしかすぎない。選挙が終われば一緒に国を発展させていかなければならない仲間なのだから」とここに来て発言が更にマイルドになってきています。「こちらが大人の態度を見せれば、相手の無謀ぶりだけが目について選挙でまた票を得られる」という作戦なのかもしれません。しかし前回の投票で青年民主同盟がまさかの敗北を喫したように「ひょっとしたら・・・」と不安は隠し切れないでしょう。
▼私はハンガリーでは外国人ですから、極右党であるハンガリー正義と人生党も結局は吸い込んでしまう形となり、同党のチュルカ・イシュトバーンも「我々は国会にちゃんと進出した。見ろオルバーンを!彼は我々そのものだ!」と話している青年民主党にちょっと怖さを感じています。(新聞にも、13日の国会議事堂前の青年民主同盟の集会で同党の副党首とチュルカ氏ががっしり握手している写真が載っていましたし・・・)それでこの欄での話もついつい青年民主同盟を批判するような形になっているようです。
▼ここのところ青年民主同盟側からボクロシュ・チョマグの話がよく出てきます。確かにあの頃は社会全体が非常に暗い雰囲気に包まれていました。学校でも初等・中等教育機関では3%、高等教育機関では5〜15%の人員削減という話になり、実際に多くの人が職場を去って行きました。私は幸いクビにはなりませんでしたが、2段階の給与削減となりました。またストライキに参加したことも記憶に残っています。
▼ただ、今ではあの頃のハンガリーの経済状況を考えると「あれも仕方がなかったのでは」と感じるようになりました。(もちろん青年民主同盟はそんなことは言っていませんが)あれがなかったら今のハンガリーがなかったかもしれません。(でもこんな風に思えるようになったのは青年民主同盟が頑張ったからかもしれません。)
▼青年民主同盟が政権をとるようになって、教員の待遇がそれほどよくなったかということ、実はそうでもありません。給与はちょっとづつ上がってきていますが、教員の給与だけでは暮らしがきついという状況はかわりませんし、フルタイムで受け持たなければならない授業数も確実に増えてきており、教員1人あたりの負担は大きくなってきています。(もちろん社会党が政権をとっても教員の待遇はよくならないような気がしますが)

▼青年民主同盟、社会党のいずれが政権を取るのかはわかりませんが、どちらが政権をとることになってもお互いに協力できるような体制をつくってほしいものです。


4月16日

レート
100円=201.63フォリント(OTP・4月15日、午前8時45分現在)

今日の天気
雲が広がり、雨がぱらつくところもありそうです。最低気温は3〜8度、最高気温は15〜20度の予想です。

事件・事故
▼15日午後、35才前後の男性が自殺を図ろうとブダペストにかかる自由橋によじ登るという出来事が発生。消防車がかけつけて30分後無事に救出された。(いつものことだ)
▼15日、国道7号線で水素ボンベを積んだカミオントラックが無理な追い越しをしようとしてトラックが横転するという事故が発生。一時同線の交通がストップし、近くを走る列車も止められた。(ボンベ内の水素は爆発の危険があるためすべて空気中に出されることになり、これが終了する午後10時ごろまで交通が遮断された)
▼ジェールの近くのアブダという町にあるディスコで酔っ払った客と店員が口論をし、客が銃を乱射するという事件が発生。この発砲により同店内にいた38才の男性が死亡した。

スポーツ
▼ハンガリーボクシング界の英雄ココーことコバーチ・イシュトバーン氏が国会にて大統領から勲章をもらった。

経済
▼社会党首相候補であるメッジェシ・ペーテル氏は、労働組合のフォーラムで「現在の2年計画の国家予算を1年ごとの予算に戻すべきだ」と発表。
▼久しぶりだが、17日よりガソリンの値段は1リットルあたり2フォリント値下がりする。これにより95のガソリンは1リットルあたり221.5フォリントとなる。

選挙
▼青年民主同盟の支持者が民放のRTL Klubの建物の前でデモを計画したが、結局届け出が遅れたこともあり、警察に帰るようにうながされ結局デモにはならなかった。(どうやら13日の青年民主同盟の集会に集まった人数を30〜40万と発表したのが気に入らなかったらしい。尚、党の発表によれば200万人、警察の発表によれば150万人が集まったそうだ。)
▼独立小地主党党首のトルジャーン・ヨージェフ氏は第2回の投票に向け立候補を取り消した。(青年民主同盟と社会党のどちらへ投票するかは有権者が決めることとコメントしている)
▼社会党を批判するデモチラシの数が1000万を越えたそうだが(我が家にも今日だけで朝と夕方の2回このチラシが投げ込まれていた。)これに対し、社会党党首のコバーチ・ラースロー氏は「チラシに書いてあることは事実無根」とデブレツェンのキャンペーンで述べた。
▼ブダペスト5区の青年民主党候補の宣伝用チラシを1軒づつ呼び鈴を押して配っていたことに対し、同候補者は「知らなかった」と述べた。
▼警察はブダペスト市民が「青年民主同盟の副党首であるアーデル・ヤーノシュ氏が監獄の投票情報を手に入れたのは違法である」との訴えを、検察に送ったことを明らかにした。
▼セントラル党は社会党を支持することを発表したが、セントラル党に入っていたキリスト教民主党は「我々は青年民主同盟を支持する」と反発。元々右と左からの寄せ集めだったので、この分裂も当然か。
▼第2回の投票直前の19日に再びオルバーン首相と社会党首相候補メッジェシ・ペーテル氏の対談が予定されていたが、社会党がこれを拒否し対談は実現しないこととなった。元々社会党側は第1回投票前にのみ対談を要求していたことと、9日の体育大学でのオルバーン氏のひどい発言に「参加する意味がない」と判断したもの。一方青年民主同盟側は「メッジェシは弱虫。逃げた。」と発表。

選挙について(私見)
▼今日家に帰る途中のバスの中から社会党と青年民主同盟の候補者のポスターをチェックしていたのですが、社会党の候補者のポスターは1枚をのぞきすべてが落書きをされていたり、紙をはがされていたりしていました。一方青年民主同盟の方はそのようなことは1枚もなし。オルバーン首相は「相手をこきおろすのは西ヨーロッパでは当然」と発言していましたが、こんなんでいいのでしょうか。

4月15日

今日の天気
雲が広がりますが、お日様が照ることもあるようです。最低気温は5〜10度、最高気温は15〜20度の予想です。

事件・事故
▼12日、ブダペストのミュージアム環状通りでイラク人が殴られ1200万フォリントの外貨を盗まれるとい事件が発生。(犯人はこのイラク人が金を持っていたのを知っていたはず。それにしてもミュージアム環状通りって通勤で歩いている道だよ。やだなあ。)
▼ジャーンベークの神父が電話で脅しを受けたと警察に助けを求めた。この神父の話によると「ミサで青年民主同盟の話を出すとどうなるかわかっているだろうな」というもの。この神父さんミサで政治の話をしたことはないという。

スポーツ
▼2005年の陸上世界選手権の開催地としてブダペストも立候補していたが、残念ながら開催地はヘルシンキとなってしまった。
▼ハンガリーボクシング界の英雄ココーことコヴァーチ・イシュトバーンは20日に引退試合を行う。(相手は26才のアメリカ人で戦績は11勝15敗。まあ引退試合なのでココーが危なげなく勝だろう。)

経済
▼政府の決定でホテル独自での両替が6月末でできなくなる。(今後は銀行やその出先機関がホテルに入ることとなる)7月からは監視カメラも置かれるようだ。(ホテルでのレートや銀行にくらべちょっと悪かったが、これで差もなくなるかな?)

選挙
▼13日、午後3時より国会議事堂前で青年民主同盟の選挙キャンペーンが行われた。同党によれば200万人。警察によれば150万人、マスコミ報道によれば30万人程度が国会議事堂に集まり、オルバーン首相の話の他に、オリンピックで数々の金メダルをとった水泳のエゲルセギ・クリスティナの話などもあった。(ボクシングの英雄ココーもいた)
▼ジェンジェシュの投票前に社会党側が料理や飲み物を配り、同党に投票するようによびかけたとして(投票当日には有権者の考えに影響するような行為は禁止されている)同地域の選挙管理委員会は選挙の無効を決定した。しかし申請期間をすぎていたことで結局この決定は破棄となった。(一部報道では、社会党が金を配ったとの報道もある。一方この決定は社会党側が出席していないすきをついての決定であり、また社会党側も「選挙が無効になるような発言をすれば金をやると言われ、発言をした」という情報を持っていると発言している。)
▼社会党首相候補であるメッジェシ・ペーテル氏と自由民主連合のクンツェ・ガーボル氏、そしてセントラル党のクパ・ミハーイ氏が前大統領であるグンツ・アールパード氏に呼ばれ、同氏の自宅で対談を行った。(グンツ氏は元々自由民主連合に所属していたこともあるのかも)
▼社会党首相候補のメッジェシ・ペーテル氏とオルバーン首相がそれぞれTV2のインタビューに答えた。メッジェシ氏は「社会党も青年民主同盟のように大規模なキャンペーンをするのか」との問いに「私達は地道に活動を行う。」と答えた。一方オルバーン首相は「ここ1週間の大規模なキャンペーンと社会党への激しい攻撃は国民の不安をあおるのではないか」との問いに「アメリカや西ヨーロッパではこれが普通。何も問題はない」と答えた。
▼社会党と自由民主連合は14日ブダペストのヴォロシュマルティ広場の喫茶店ジェルボで集まりを行った。ここにも数千名の人が集まった。 ▼来週の題2回目の投票では、ブダペストの32の選挙区のうち21の地域で選挙が行われる。(残りはすでに決定)これらの地域ではいずれも立候補者が2名にしぼられ、直接対決となっている。
▼セントラル党は14日の党会議で候補者の多くの立候補を取り消し、社会党に票を回すことを決定した。一方社会労働党も独自に社会党候補へ票を回すことを決定した。

選挙について(私見)
ここでこっそり、選挙について感じていることを書いてみる。
▼第1回目の投票では、事前の予想をくつがえし社会党がリードし、更に第3党となった自由民主連合も社会党と連立を組むことを約束したことから選挙戦がにわかにきな臭いものになってきた。
▼青年民主同盟はこれまで自分達の活動を正当化することに力を入れてきたが、9日の体育大学での集会では一転して社会党のコキ降ろしを開始。13日に国会議事堂前で行われた集会でも表現はやさしくなったが「社会党が政権をとればハンガリーは共和国ではなく株式会社となってしまう。」と経済が専門の社会党首相候補メッジェシ氏をさんざん馬鹿にした。
▼選挙のやり方として相手をコキ降ろすことは戦略の1つであるが、恐ろしいのは青年民主同盟は(有名なスポーツ選手などを全面に押し出して)自分達を「ハンガリー人」とし「頑張れハンガリー」と叫んでいることだ。これは表現は違えど以前同党の副党首であるクベール・ラースロー氏が「青年民主同盟を支持できないものは首をつれ」と言ったこととかわりがない。(前回の投票では、投票者の半数が青年民主同盟には票を入れていないのだ。)
▼更に恐ろしいこととして、オルバーン氏は共産主義の例を出し、社会党が政権をとると教会も学校も悲惨な状況に追い込まれると叫んでいることだ。このせいもあって、多くの教会や学校で青年民主同盟を支持するビラが配られたりしている。(私も大学の同僚から社会党を散々こき下ろすメールをもらった。)常識的に考えても、社会党が政権をとったからといってそれほどドラスチックに政治が変わるとも思えないのだが・・・
▼これでは、青年民主同盟を支持しない人は恐ろしくて何も言えなくなってしまうのではないか。
▼まあそれはさておき、マスコミ各社でも、もちろん選挙の扱いかた大きな差がある。新聞の場合「マジャール・ネムゼト」は青年民主同盟がバックについていることもあり完全に青年民主同盟側。13日のヘティヘテシュでも言っていたが、第1回投票の次の日の新聞には「青年民主同盟の勝利!」と載り、買いが殺到したブダペスト株式市場についても「暴騰」と表現するなど非常に情報が偏っている。一方社会党がバックにつくのはネープサバッチャーグ。こちらはもちろん反青年民主同盟だから社会党寄りに記事が偏っている。13日に試しに2紙を読み比べてみたが、確かに違う!
▼テレビだって同じ、最近青年民主同盟寄りになってきたのはハンガリー国営テレビ(MTV)1チャンネル。やはり国のものということで与党の圧力を受けているのかと思えるほどオルバーン寄りに報道をしている。一方社会党寄りの報道が目立つのは民放のTV2。ここはネープサバッチャーグと連動していることもあり、14日に青年民主同盟が国会議事堂で集会を行った時も、極右党ハンガリー正義と人生党の旗が降られているところを多くとらえていたし、同党の党首であるチュルカ氏が集会に参加するところもばっちり報道していた。また前大統領のグンツ・アルバード氏と社会党首相候補との対談の模様もじっくり紹介していた。
▼比較的平等に報道しているのはブダペストと周辺で聞くことのできるFMのインフォ・ラディオ(98.5MF)。この局は24時間ニュースを流し続けている局だが、選挙情報もまんべんなく流している。もちろん14日の青年民主同盟の集会も、グンツ氏とメッジェシ氏の対談もきちんと報道していた。
▼なにはともあれ、第2回目の選挙まであと1週間。各党の動きとマスコミ報道には目が離せない。

その他
▼先日急死したホフィ・ゲーザ氏(ハンガリーで最も有名なコメディアンの1人。先週の日曜日にはまだ元気に出演していた)の葬儀が13日ブダペストのファルカシュレーティ墓地で行われた。
▼15日でブダペストの集中暖房が終了する。ただし契約を延長することは可能。

4月12日

レート
100円=203.75フォリント(OTP・4月11日、午前9時45分現在)

今日の天気
雨のところが多いでしょう。最低気温は4〜9度、最高気温は9〜14度の予想です。

遺体発見
1か月に前にバラーシュチャという町で女性が殺害され、この犯人が逮捕されたが、犯人の供述により3年以上前に行方不明となっていた同じ町の女性の遺体も発見された。警察ではこの犯人の余罪を更に追求している。

猛犬注意
デブレツェンで飼い犬(シベリア犬)が老女を襲うという事件が発生。飼い主は「犬小屋の鍵も閉めたし、だれかが開けたとした考えられない」と言っているが、真相は(閉め忘れだと飼い主の罪になる)

失敗
11日午後、ブダペスト8区の事務所に2名の男性が押し入り兼ねを盗もうとしたが、近くにいた警備員らに取り押さえられるという事件が発生。

こういう人もいます
先日ドゥバイで行われたチェクグランプリで優勝したハンガリー人のレーコー・パール氏は、7月に行われる世界選手権で世界チャンピオンになりたいとtか高と宣言をした。

延び続ける株価
選挙の第1回投票で極右党が政権に加わる可能性がなくなったこともあって株価がずんずんと上がっているが、11日も終値で215.08フォリント上がり、8、859.65フォリントとなった。

年金
金融大臣は今年の6月と12月に年金を上げると発表。(これって政府が決めたことだけど、選挙の作戦の臭いもあるかな?)

昨日よりは下火になったけど
@青年民主同盟の首相候補でもあり、現首相でもあるオルバーン氏は、社会党が政権をとるとガスを値上し、大学での授業料を復活させると訴えている。
Aこれに対し社会党は「それはない」と否定。自由民主連合党首は「今は授業料なしなどと言っているが、実際には授業料なしの枠は小さく、多くの学生が授業料を払って勉強していることを忘れるな」と発言(これはその通り)
B先日青年民主党党首代理が「監獄での投票がコントロールされた」と発言し、選挙管理委員会側が激しく反発
C前首相のホルン・ジュラ氏がオルバン氏に「負けることを認めることは大切」との手紙を書く。
Dミシュコルツでは「社会党が政権をにぎったら大変なことになる」とのチラシが多くの家庭にばらまかれる
EEメールやSMSの形でものすごい量の社会党批判が繰り広げられている。例えば「私のベビーシッターが先生に社会党が政権を握ったら入学試験が難しくなると言われ、勉強するためにベビーシッターをやめてしまった。ああ、社会党が政権をとったらどんな世の中になるのか。」というもの・・・(普通なら苦笑いで終りだが・・・)
Fどうやら土曜日に国会議事堂前で青年民主同盟の大きなキャンペーンが開かれるらしい。

その他
▼イギリス首相のブレア氏が社会党首相候補のメッジェシュ氏に激励の電話を入れた。(ブレア氏は労働党だからかな?)▼今回の選挙でさっぱり駄目だった独立小地主党では党首のトルジャーン・ヨージェフを降ろそうという動きが始まっている。▼現在クローン人間について議論となっているがハンガリーではクローン人間は禁止であると健康大臣が述べた。

4月11日

レート
100円=204.97フォリント(OTP・4月10日、午前8時45分現在)

今日の天気
雲が広がりますが、お日様が差すところもあるでしょう。最低気温は2〜7度、最高気温は11〜16度の予想です。

暗殺
カポシュバールで、1億の借金から逃れるために債権者の殺害を暗殺者に頼むという事件が発覚。この借金まみれの男性が逮捕された。

偽警官
9日夜、サーズハロムバッタという町で偽警官を装った3人組みが民家へ押し入り、住民から10万フォリント近くを強奪するという事件が発生した。この3名は間もなく逮捕された。

事故
9日夜、高速0号線で車を停めて免許などをチェックしていた警官に小型トラックが突っ込むという事件が発生。この警官はせきづいを損傷し病院に運ばれた。

悩むMDF
セントラル党は選挙の第2回目の投票に向けて、どこの党に票を譲るか検討を続けているが、その中にハンガリー民主フォーラムも含まれている。セントラル党党首のクパ・ミハーイ氏はハンガリー民主フォーラムが政権党だった時代の大臣でもあり、ハンガリー民主フォーラムとも関係を結びたがっており、ハンガリー民主フォーラム側もこれに全く反対ではないが、選挙を共に戦っている青年民主同盟が「どことも組まん」と宣言しており、更にオルバーン首相が「ハンガリー民主フォーラムとセントラル党が組むと選挙に影響する」と発言しているためダービド・イボヤ党首も悩んでいるようだ。今回の選挙で青年民主同盟−ハンガリー民主フォーラム側が野党になれば、もう一緒に行動する必要もないわけで、ダービド・イボヤも考えどころである。

公平に
ハンガリー国営テレビは、9日に行われた青年民主同盟が体育大学で行った選挙キャンペーンの録画をテレビで流したが、社会党首相候補であるメッジェシ・ペーテル氏にも同じようにキャンペーンの模様をテレビで流すことを約束した。

勇み足?
@青年民主同盟−ハンガリー民主フォーラムは、9日体育大学で選挙キャンペーンを行ったが、この場でオルバーン首相は社会党を徹底的にコキ降ろした。具体的には、これまでの4年間に社会党がいかに政府のよい行いを邪魔してきたかという内容であった。
Aこれに対し社会党党首コバーチ・ラースローは、「現政府が行ってきたものを壊すつもりはない。オルバーン・ビクトルはもう首相ではなく、権威を失いたくない1人の独裁者として者を言っている」とオルバーンを批判。
Bしかし、これに対し青年民主同盟党首のポコルニ・ゾルターン氏は「社会党は政府としてどう動けばよいかまったくわかっていない」と再批判。
C更に更に国会議長であり青年民主同盟の党首代理でもあるアーデル・ヤーノシュ氏が「社会党は監獄にいる人の票を不法に集めた」と強く批判。
D監獄側は「そんなことできるわかなかろう」とアーデル・ヤーノシュを批判。
E更に政府与党系の日刊紙「マジャール・ネムゼト」では政権が代ると住宅ローンなどの金利が上がると報道
Fしかし銀行側はそんなことないとこの記事を批判。更に社会党の経済大臣候補も「そんなことはない」と発言。
G更に総理府職員が社会党を痛烈に批判するメールを大量に流し、人々の携帯電話には青年民主同盟の選挙キャンペーンのSMSがバシバシ入ってくる。
Hぺーチでは市の名前を示す看板が外され「モスクワ」の看板がかかげられたり、ある学校では校長が青年民主同盟に入れるように保護者に指示したりもした。
Iこの一連の動きから青年民主同盟がどれだけ焦っているかよくわかる。

連立への足がかり
社会党と自由民主連合は話し合いを行い、7つの小選挙区で社会党が自由民主連合のために立候補をとりやめるかわりに、残りの70余りの地域で自由民主連合が社会党に票を回すことが約束された。

これって逆効果では?
極右党のハンガリー正義と人生党は小選挙区の立候補者をすべてとりけし票を青年民主同盟にまわすことを発表した。

ホフィ・ゲーザ死去
コメディアンで数々の勲章ももらったホフィ・ゲーザが亡くなった。65才であった。彼は共産主義時代でもこれを批判するプログラムを行い何回も投獄された。「俺は絶対嘘をつかない」がモットーでなくなるまで精力的に活動を続けてきた。(昔昔の話だが、私も1991年に彼のショーを見たことがある。)

4月10日

レート
100円=204.59フォリント(OTP・4月9日、午前9時45分現在)

今日の天気
雲が広がり、夜には雨になるところもあるでしょう。最低気温は1〜6度、最高気温は6〜11度の予想です。

事件・事故
▼トロクバーリントのコラ(ハイパーマーケットの1つ)の書籍コーナーからフェンリー・フォードの本を外すように苦情をしたが、これをコラ側が無視したとしてブダペスト住民の1人が裁判を起こした。(どうも内容が反ユダヤ的らしい)▼9日、ヴァーツィ通りの終点(起点?)であるヴェレシュマルティ広場にある貴金属店に強盗が押し入り、ガスピストルなどで店員を攻撃して金品を盗むという事件が発生。店員は病院に運ばれた。▼6日未明ミシュコルツの遊技場店前で殺人事件が発生したが、警察は犯人と思われる32才と34才の兄弟を見つけ出すため、重要情報に10万フォリントの懸賞金を出すことを決定した。▼ジェールで両替所に勤める人が「4000万フォリントが盗まれた」と警察に訴えたが、その後これが虚偽の発言であることがわかり、結局自身が金を横流ししていたことが発覚するという事件が発生。▼ブダペスト14区で信号待ちしている車の横にバイクを停め、窓ガラスを破って金品を盗んでいた犯人たちが警察に逮捕された。▼8日ブダペスト12区で現金輸送車が襲われた。▼7日ブダペスト6区で71才の女性が自宅で首を切られるという事件が発生。幸い女性は一命をとりとめた。警察は29才の容疑者を逮捕。

スポーツ
▼8日女性テニス最新世界ランキングが発表。ハンガリー人での最高位はマンドゥラ・ペトラ選手の57位。(ただしハンガリー系ということであれば、セレシュ・モーニカ選手の6位となる。日本ではモニカ・セレスという)▼世界2輪グランプリが日本の鈴鹿サーキットで行われた。ハンガリーからは125cc部門でタルマーチ・ガーボル選手とトート・イムレ選手が出場したが、あいにくのコンディションでタルマーチ選手は転倒。トート選手は18位となった。▼17日、ハンガリー・サッカーチームは、ベラルクスで親善試合を行う

経済
▼ブダペスト市長代理であるヴァイダ・パール氏は「政府が交替したら、地下鉄4号線も現実のものになるだろう」と発言(この人は社会党の人のようだ。市長であるデムスキー氏は自由民主連合だし、ブダペストとオルバーン率いる政府がいがみ合ってきた理由がよくわかる)▼ロンドンの Standard and Poo'sによるハンガリーの格付けが少し上がったようだ。(旧東欧諸国の中ではスロベニアにつぐ格づけとなっている。)▼先週新しく労働許可を得た外国人の数は824名となり、全部で1万936名となった。政府は外国人への労働許可発行数は8万1000までとしているが、これを越えることはなさそうだ。▼セーチェーニ計画により、2001年は300億フォリントの金が観光業関連につぎこまれたことがわかった。▼ガソリンの値段が10日より1リットルあたり5フォリント値上がりとなる。これで95のガソリンの場合1リットルあたり223.5フォリントとなる。▼選挙の第1回目の投票が終り、極右党が国会に入らないことが明らかになったこともあって、ブダペスト株式市場は買いが殺到。終り値も今年最高となった。

選挙
▼ハンガリーでは選挙投票の前日から有権者の考えに影響を与えるような報道が一切禁止されているが、選挙管理委員会はマジャール・ネムゼト紙とドゥナ・テレビがこれを破ったと発表。選挙に関する記事に「KO」の文字を載せたことが指摘されたマジャールネムゼト紙はこの決定に反発して21日の第2回目の投票日には真っ白なページを載せると発表した。(まあ、ここは政府与党系の新聞なので、KOと書いただけでそれが与党が社会党をやっつけるという意味ととられてしまうとうことなのだろう)▼総理府が社会党に関する悪い噂を流したと問題に。(私が勤めている大学でも「社会党は票をドナウ川に棄てた。そうじゃなきゃ青年民主同盟が勝っていた」と無茶苦茶なことを大声でどなりちらしている学生がいた。まあ悔しいのはわかるが・・・)▼9日、体育大学で青年民主同盟−ハンガリー民主フォーラムの集会が開かれた。オルバーン首相も来るということで道路が封鎖されるほどの人が集まった。▼セントラル党は一時期、党首であるクパ・ミハーイ氏が立候補をとりやめ、票を社会党に流すと発言していたが、9日に党本部で会議があり、結局立候補をとりやめないことにすることを発表。ただ立候補をとりやめないのは3つぐらいの選挙区で残りは各党と相談してどこに票を回すか決めるとのことだ。▼第2回目の投票では小選挙区で決まらなかった131の議席が争われることになるが、青年民主同盟側は「このうち85の議席をとらなければならない」としている。しかし、第1回目の投票結果に一番近かったメディアーンの予想では社会党の方がたくさん議席をとるだろうと予想している。▼今回の選挙では調査会社の出した選挙予想がことごとく外れるという結果となったが、各社の言い訳が無なしく響く状況。▼社会党と自由民主連合は第2回投票にむけて順調な話し合いを続けている模様。▼与党の一角であった独立小地主党の得票率は1%を切り、国からの援助金もまったくでない状態となる。(1%越えると金がでる)それで今ある党本部の家賃も払えないため引っ越しをする予定となっている。(党本部はホテルとなる予定)

その他
8日、セーチェーニ・イシュトバーンの人生を描いた「橋の人」がプレミア公開された。11日から見られるようになるらしい。

4月8日

選挙情報
 今日はいつもと趣向をかえて総選挙についてドキュメンタリータッチでお送りする。(単なる日記なのだが)
 私は国会議員への投票権がないが(地方選はある)妻に付き合い午後投票所に向かう。選挙管理委員の話では投票率がかなり高くなりそうだとのこと。
 6時半。民放でニュースが始まる。ニュースによると7名の方が投票所やその帰りに心臓麻痺などを起こし亡くなったとか。一体彼らはどこの党にハンガリーの将来を託したのか・・・また、選挙管理委員の連絡ミスで署名をしないで投票した人が30人ほど出て、この票は無効となる。
 6時50分、各局で選挙放送開始。7時の投票終了までは投票者の考えに影響するような情報はストップとなっているので、各調査会社の調査結果は7時になってから一斉に出る。ほとんどの調査会社は現在の与党である青年民主同盟とハンガリー民主フォーラムが45〜47%程度、社会党が38%〜40%程度の投票を得ると予想していたが、1つだけ青年民主同盟が44%、社会党が42%と予想し、連立によって社会党が勝利する可能性について述べていた。
 しばらくは各地からの情報も入らず各局とも政治評論家や調査会社の情報を紹介。前回(59%)に比べ今回は70%近くまで投票率が上がり、このため青年民主同盟と社会党以外の小さい党が果たして議席を獲得できるかどうかというのも1つの焦点となっているようだ。
 8時をすぎて少しずつ情報が入りつつある。小選挙区の方は50%以上の投票率で(これはクリアしているようだ)さらに投票数の半数以上がとれないと議席獲得とはならないため、例え1位となっても今回は議席がとれない人がいるとのこと。
 9時前の段階では、予想通り青年民主同盟−ハンガリー民主フォーラム組と社会党との争いが伝えられる。現与党がリードしているようだが、その差はそれほど大きくはない。前農業大臣で独立小地主党党首のトルジャーン・ヨージェフ氏は小選挙区で3位と苦戦(しかも投票数の5%ほどぐらいしか票がとれていない。)この時間民放は選挙報道を中断して映画を流している。
 5日にオルバーン首相と社会党の首相候補のメッジェシ氏との対談があったが、民放のTV2と国営のMTV1ではカメラポジションが違い、これにより、どちらの側がよかったかという調査結果にも差が出たことが話されている。(TV2を見た人はメッジェシを、MTV1を見た人はオルバーンがよかったと言っていたらしい。)カメラワークは重要なのだな。  9時15分、開票率47%時点の結果が出る。全体では青年民主同盟−ハンガリー民主フォーラムが勝っているが、ブダペストの小選挙区を13区見たところ10区で社会党が1位となっていた。地方では青年民主同盟、首都では社会党が優位ということか。
 9時すぎの時点の開票だと青年民主同盟と社会党の得票率の差は1%しかなく、また小選挙区での議席獲得予想数も全く同じになっている。もちろん、これからの開票具合で結果が大きくかわる可能性もあるが・・・
 9時45分ごろ、社会党が更に青年民主同盟に肉薄し、小選挙区での議席獲得予想数でも社会党がリードする。党首は喜びを隠しきれない様子。
 と言っている間に開票率70%時点で、今度は投票獲得率でも社会党が初めてリード、といっても0.04%だが・・政治評論家達もちょっとコメントに困っている様子。
 10時前の段階でブダペストの投票獲得率は青年民主同盟が30%、社会党が45%。ここまで社会党が検討するとは・・・このままだと青年民主同盟が暴走すると感じたのか・・・
 10時10分。開票率80%の段階で社会党のリードがちょっとだけリードを広げる。また自由民主連合も得票率5%を越え、国会での議席獲得が可能な位置につけてきた。青年民主同盟−ハンガリー民主フォーラムの大きなリードを予想していた調査会社の人の顔が青ざめている。
 10時半、社会党首相候補が党本部に登場。早々と党首とともに勝利宣言を行う。開票率は85%。まだ15%あるが大丈夫か。一方青年民主同盟側は「まだ15%あるし、前回も1回目の投票では社会党に4%差をつけられたけど2回目では勝った。だから大丈夫!」と強気の姿勢を見せたが、前回は独立小地主党と組めたが、今度は組む相手がいないだろうとの突っ込みに返事もしどろもどろ・・・
 10時40分。ブダペスト市長のデムスキー・ガーボル氏登場。彼は自由民主連合の幹部の1人だが、社会党との連立、および小選挙区で票を社会党に譲ることについて「もちろん考えるべき」と発言。独立小地主党党首のトルジャーン・ヨージェフ氏はあまりの敗北にまったくテレビに出てこない。
 10時50分。ついに青年民主同盟はテレビのインタビューにも出てこなくなる。
 11時前、開票率93%。社会党のリードは0.8%ぐらいまでに増えた。(どちらも42%前後)社会党と連立を組むと明言している自由民主連合の獲得率も5.4%となる。
 11時10分。青年民主同盟−ハンガリー民主フォーラムの選挙本部は火が消えたようになっている。一方社会党本部は大盛り上がり。首相候補のメッジェシ・ペーテル氏は「場合によっては自由民主同盟に票をゆずり、連立の絆を深める」と発言。
 11時15分。独立小地主党党首のトルジャーン・ヨージェフ氏が記者会見。おそらく同党は国会議席を1つも獲得できなそうだが、党首は涙目で次は復活することを宣言した。前回は与党として栄華を誇っていたのに・・・
 11時25分。大統領が「高い投票率に感謝する」と発言。
 11時半。オルバーン首相が本部で会見。「残念な結果となってしまったが、俺について来い。必ず勝つ」と高らかに宣言!でも涙目だった。この時点で開票率は98%。そのうち社会党得票率は42.04%、青年民主同盟は41・13%。別の局では社会党党首と自由民主連合党首がこれからの連携についてテレビ上ですでに話し合いを始めていた。
 12時。まだ開票は100%にはならなかったが、まあ結果はかわるまい。2週間後に第2回目の投票があるが、とりあえず社会党と自由民主連合の連立という線がちょっと強くなったかなという感じだ。(極右党であるハンガリー正義と人生党が議席を獲得できなかったのにはとりあえずホッとした。)   

4月5日

レート
100円=201.65フォリント(OTP・4月4日、午前9時45分現在)

対決
3日に予定されていたオルバーン首相とメッジェシ・ペーテル社会党首相候補との対談は結局実現しなかったが、5日の午後8時より経済大学で2人が対談することとなった。(オルバーン側が押し切った形となった)この模様はテレビでも報道されるらしい・・・(しかし6日の午前0時からは選挙関連のニュースは基本的に報道されなくなるため、多くの人はこの対談で何が話し合われたのかもわからないかもしれない。それがオルバーン側のねらいでもあったのだが・・)

警察も警備を強める
7日と21日の投票日には警察もかなりの数を動員させ選挙の混乱を最小限に抑えることにしている。

今日の天気
雲が広がりパラパラと雨になるところもありそうです。最低気温は1〜6度、最高気温は8〜13度の予想です。

値上がり
ハンガリーのガソリンの値段を決めているMOLは、原油価格の値上がりで今後2〜3ヶ月でガソリンの値段は1リットルあたり230〜240フォリント程度になるだろうと発表。(大変だ)

高速30号
現在高速3号線は延長工事を行っているが、その途中からミシュコルツに向けて高速道路を広げようという計画があるらしい。この場合、この高速は高速30号線となる予定。

選挙
いやあ毎日毎日色々な情報が入ってくる。労働党は「社会主義を取り戻せ!」などと言っているし、ハンガリー正義と人生党は「社会党をぶっつぶせ!」叫んでいる。自由民主連合は「看護婦が給料ではかせげないので売春をしたりしている」とのキャンペーンをはって、逆に看護婦たちに起こられ、社会党は青年民主連合のクベール・ラースローの(人権侵害ともとれる)発言に怒りをしめし、クベール・ラースローは「発言の誇大され、人権侵害だ」と逆に社会党党首相手に裁判を起こしている。このニュースを書いている間に、社会党と青年民主同盟の党首会談が行われテレビやラジオでその模様が伝えられている。お互いに相手のことを批判するだけで、本当のことが見えないまま対談が終わってしまわないことを祈るが・・・

4月4日

レート
100円=202.58フォリント(OTP・4月3日、午前8時30分現在)

選挙情報
▼「新左翼」という党があるが、この党首は社会党を批判している。噂によると与党である青年民主同盟が社会党の党を減らすため意図的に作った党だとも言われている。

今日の天気
北部ではよい天気ですが、南部では天気が崩れるところもあるでしょう。最低気温は2〜7度、最高気温は12〜17度の予想です。

4月3日

レート
100円=201.54フォリント(OTP・4月2日、午前9時45分現在)

プシュカーシュ・フェレンツ・スタジアム
4月2日はマジック・マジャールと呼ばれたハンガリーサッカー黄金チームのストライカーであったプシュカーシュ・フェレンツ氏の75回目の誕生日。この日を記念してネープシュタディオンは同氏の名前を得ることとなった。

選挙情報
▼ルーマニア外務省はハンガリー正義と人生党党首であるチュルカ・イシュトバーンの発言に驚きや不安を隠せないと発表。▼一方チュルカ氏は2日「社会党は絶対敗北する」と宣言。▼青年民主同盟のクベール・ラースロー氏が「我々に同調できないものは首をくくれ」と発言したことに対し、独立小地主党はカトリック教会に対し「キリスト教に反する自殺をすすめるこんな党を応援するな」と書簡を送った。▼一方クベール・ラースロー氏は「発言していないことで非難されるのはおかしい」と社会党を訴える構えを見せた。(この人完全にバカ!)▼青年民主党党首であるポコルニ・ゾルタン氏も「クベール氏は自殺しろとは言っていない」と彼を擁護。▼オルバーン首相も「祝日になると言われもない理由で党の大事な人が責められる」とぼやき。▼社会党と自由民主連合の青年部が組織する「青年左派」が英雄広場で与党に対してデモを行った。▼青年民主同盟と独立小地主党の国会議員候補者のオフィスに泥棒が侵入。▼社会党の政府の中に緊縮財政の代名詞でもあるボクロシュ・パッケージの生みの親であるボクロシュ氏が入るとの噂が流れる。社会党はこれを否定。

今日の天気
朝のうち、ちょっと雲が広がるところもありますが、その後いい天気となるでしょう。最低気温は4〜9度、最高気温は14〜19度の予想です。

事件・事故
▼オーズドで森林火事。800haが焼ける。▼ペシュト県でハングライダーをしていた若者2人が墜落し重傷。▼2000年11月9日に、病人の麻酔薬に洗剤を入れたとして当時セントイシュトバーン病院の看護士であった男性が懲役2年を言い渡された。

経済
▼5月より、中小企業を援助することを目的としたセーチェーニ・カードなるものが誕生することになった。▼2001年にブダペストでは15万5000u分の事務所がオープンした。

4月2日

お誕生日
4月1日、与党である青年民主同盟の結成14周年を記念してパーティーが開かれた。(先日、同党幹部のクベール・ラースロー氏が「我々に同意できない者は首をつれ」と言ったことに対し、青年民主同盟の創設メンバーであり、その後たもとを分けた人が首に縄をつけて登場するという一幕もあった。)


ブダペストのエルジェーベート橋に5000平方メートルの布がとりつけられ、船の形になった。これは今度の選挙の投票呼びかけの催し物の1つ。

選挙
▼ブダペスト12区で自由民主連合支持者が襲われる。▼今度の選挙は前回に比べ集計に時間がかかるそうだ。▼ソンバトヘイのハンガリー正義と人生党の複数のプラカートにナチスの鉤十字のマークが落書きされる。▼ブダペスト近郊のウレムとう町でも同様のいたずらがあった。▼ヴァーシャーロナメーニの自由民主連合の事務所のドアやポスターなどに糞が塗られた。▼社会党は青年民主同盟に対しクベール・ラースローの発言に対する(上記参照)釈明を求める手紙を出した。

犯罪・事故
▼4月1日より、コンピュータ犯罪の罪が重くなった。▼3月29日、地下鉄2号線のブラハルイザ広場駅で男性が地下鉄に轢かれ死亡。▼3月29日、ボルドヴァという町で女性が同棲相手の男性を刺し殺すという事件が発生。▼3月29日、高速1号線でカミオントラックが燃えているのを反対車線を走っていた車の運転手が発見し、車を降りて反対車線へ走っていったが、車線と車線の間には隙間があり、そこから下の道へ落ちて死亡した。▼29日エンチという場所の市場でコピーした1万フォリントでニワトリを購入する事件が発生。売っていたのは66才の女性で後から偽札であることに気が付いた。

経済
▼中央統計局の調べによると昨年のGDPの延びは5.2%だったそうだ。▼マジャールスズキの乗用車生産台数が50万台を突破。

スポーツ
▼ヨーロッパ女子卓球選手権でハンガリーは3位。

今日の天気
雲が広がるところもありますが、雨にはならないでしょう。最低気温は0〜5度、最高気温は20度ほどの予想です。

その他
▼3月31日より夏時間スタート▼今年は4月1日がイースター男性が女性に香水をかけるのが一般的だが、まだ水をぶっかける所もある。ちょっと遅いが来年のために・・・男性が女性に香水をかける時「ズルドゥエルドゥーベヤールタム、ケークイボヤートラーッタム、エルアカルヘルバドィニ、サバド ロチョールニ」と言う。