ニュース
2月28日

レート
100円=250.34フォリント(OTP・2月27日、午前10時15分現在)

今日の天気
雲が広がり雨や雪が降る所もありそうです。最低気温は−8〜−3度(場所によっては−10度になるところもあるようです)最高気温は1〜6度の予想です。

スポーツセンター工事開始
99年末に火事で焼け落ちたブダペストのスポーツセンターの取り壊し・再建工事が開始された。新しいスポーツセンターは2002年8月末に完成予定。(取り壊しに必要な機関は約16週。1万8000トンの鉄と1万6000立方mのコンクリをとりのぞくことになる。)

スポーツその他
▼3月3日・4日とブダペストの円形体育館で柔道のハンガリーカップが行われ50カ国から500名の選手が参加する予定。▼ボスニアとの親善試合を行うハンガリーサッカーチームが現地に向けてフェリヘジ空港より出発

薬値上
3月1日より社会保険の対象とならない薬の値段が値上がりする。(値上がり幅は9〜12%程度)

ハンガリー航空
ハンガリー航空は現在使用しているTU−154型の飛行機をボーイング737−400に切り替えて行く予定であるそうだ。同社によるとTU−154型はボーイングに比べ燃費が2倍悪く、4月に改正される騒音基準もクリアできないのだとか。(確かTU−154はソ連製だったのでは)

失業率
2000年11月から2001年1月の間の失業者数は24万5000名で、1年前の同時期に比べ2万6000名少ないことが中央統計局の調べでわかった。

セックス広告
ハンガリーでは現在一般日刊紙や情報誌にもセックス関係の広告がのっているが(情報誌には個人的にセックスパートナーを求むなどという記事もたくさんある)3月1日より、それらの広告がポルノ雑誌などに限られることとなった。(実際のところはどうなのか皆3月1日に新聞をチェックしてみよう。)

銃撃
ハンガリーとユーゴスラビア国境付近をパトロールしていた国境警備隊の車が狙撃されるという事件が発生。幸い怪我人はいなかったが、かなり危なかったようだ。

その他のニュース
▼26日夜ブダペスト14区の薬局に覆面をした男性が押し入り売上金を奪って逃げるという事件が発生した。(被害額は10万フォリント以下)▼ヤースラダーニという町で27日ロマがハンガーストライキを開始した。これは同町でハンガリー人とロマとを別の学校に通わせようという動きがあることに反してのことらしい。(本当だろうか)▼ブダペストではドイツの中古路面電車購入をめぐって市長と社会党が対立しているが、決定を不服として再び会議を招集しようとしている市長に対し社会党は不快感をしめしている。▼セゲドで「トルジャーン抜きの小地主党1930−2000」なる団体が独立小地主党のトルジャーン・ヨージェフ党首降ろしを高らかに宣言した。▼先日ブダペスト7区の住宅が崩れるという事故が発生したが、住民たちは未だ自宅に戻れないでいる。▼農業省では現在臨時大臣が指揮をとっているが、前の次官のサバディベーラ氏が証拠隠滅のため多くの書類を処分した疑いがあるとしてサバディ氏と話し合いを求めている。しかしサバディ氏はこれを拒否。前大臣のトルジャーン・ヨージェフ氏はこの件に関し「現臨時大臣は権力を暴力と間違えている」と腹心サバディ・ベーラ氏を擁護する発言をしている。▼給料未払いなど経営に問題があるハンガリーテレビだが、同テレビのトップであるサボー・ラースロー氏が27日辞任した。▼27日の早朝ブダペスト13区のタタイ通りにとまっていた白いBMWの後部座席に27才の男性が死んでいるのが発見された。

2月27日

レート
100円=248.92フォリント(OTP・2月26日、午前9時33分現在)

今日の天気
雲が広がり、南部や北部では雪がちらつくところもありそうです。最低気温は−8〜−3度、最高気温は0〜5度の予想です。


ハンガリーサッカーチームは水曜日にボスニアのチームと親善試合を行うが、会場となるボスニアのサッカー場は現在雪が降り、天気予報でも水曜日も雪と予想している。しかし試合そのものは行われるようだ。尚ハンガリーはボスニアと99年3日10日に1度試合を行っており、その時は1−1の引き分けだった。(ボスニアは現在ワールドカップの予選で、スペインに1−2、イスラエルに1−3と破れている。3月24日にはオーストリアとの試合があり、ハンガリー戦はそれにむけての調整となるとのことだ)

テニス女子世界ランキング
26日テニス女子世界ランキングが発表されたが、ハンガリーのクティ・キシュ・リタ選手はこれまでの85位から62位へと順位をあげた。(もちろんハンガリー民族という点から見ればモニカ・セレスの4位というのがあるけれど・・・彼女はハンガリー系ユーゴスラビア人で今はアメリカ人。でもハンガリーのラジオやテレビのインタビューにはハンガリー語でこたえたりするのだ。)

残念!でも次のステップに
選手の週末にフェンシング・エペ・ワールドカップに日本代表として参加した山本憲一選手より次のようなメッセージが届きました。
ハンガリーニュースをご覧の皆様。残念ながら結果は、初戦突破ならずでした。。自分の中ではもう少し健闘できると思っていたのですが、残念です。 しかし、ここでしょげていても仕方が無いし、当たり前と言えば当たり前の結果なので、次に向けて今回の経験を生かしていきたいと思います。

車に放火
26日未明、ブダペスト15区に停めていた車2台が何者かに放火され、あわせて7台が損傷するという事件が発生した。警察は犯人の行方を追っている。

不発弾発見
26日ケチケメートの長距離バスの発着場で第二次世界大戦当時の不発弾が発見された。(同じところで23日にも不発弾が発見されていた。)

ブラック・エンジェル
入院患者40名余りの殺害の疑いがかけられている看護婦ブラック・エンジェルは、26日なりこれまでの「ただ患者産の痛みをとりたかっただけ」とこれまでの自白を否定する発言を行った。

2月26日

レート
100円=252.13フォリント(OTP・2月23日、午前8時38分現在)

今日の天気
西の方ではよい天気となりそうですが、南部あるいは東部では雪がちらつくところもありそうです。最低気温は−9〜−5度、最高気温は0〜4度の予想です。

サッカー親善試合
ハンガリーサッカーチームは28日にボスニアで親善試合を行う。代表監督のビチュケイ氏は「ワールドカップ予選に向けて中盤の選手の動きを確認したい」と述べている。

残念!
ハンガリーの女子プロテニス選手のクティ・キシュ・リタ選手はボゴタで行われている大会で決勝まで進出したが、残念ながら優勝はできなかった。(現在リタ選手の世界ランキングは85位)

ヘリコプター墜落
23日の夜ペスト県ポマーズ付近を飛んでいたヘリコプターが行方不明となったが25日ポマーズ近くの山の森に墜落しているのが発見された。警察の調べではヘリコプターが故障したわけではなく、強風により操縦が難しくなったため墜落したのだろうということだ。(このヘリコプターを操縦していた人物はまだ夜の操縦になれていなかったという。しかも墜落当時は雪と強風でかなり視界が悪かったらしい。23日の夜自分も車を運転していたが、フロントガラスを叩き付ける雪しか見えず本当に何回も危ない思いをした。車なら止まればよいが、ヘリコプターはそうもいかないし・・・)

経済状況
「中東欧諸国の市民が自国の経済についてどのように感じているか」というテーマでポーランドの世論調査団体が調査を行ったが、その結果ハンガリーでは国民の34%が現在の自国の経済状況に不満があることがわかった。しかしこれは他の中東欧諸国に比べると低い値になっている(チェコ49%、ポーランド57%、ロシア44%、リトアニア77%)

バラトン便就航
アウスブルグ航空という会社が4月29日から10月28日まで週1便の割合でベルリンの空港からバラトンのサールメッレークにある空港まで飛行機を飛ばすことを発表した。これは年々増えるドイツ人観光客の需要にこたえるためなのだそうだ。(去年は300万人のドイツ人がバラトン湖を訪れた。もとも西ドイツからも東ドイツからも入国することができたハンガリーでは夏にバラトン湖で東西に分かれたドイツ人の親族が集まることが多かったのだが、飛行機まで飛ぶとは・・・)

ハンガリー人がよく飲むもの
GfK市場調査協会の調べによると、ハンガリー人の「飲み物購入額」の中で最も大きい割合を占めているのが牛乳なのだそうだ。(次にビール、そしてジュースと続く)また、飲んでいる量という点から見ると、水道水が最も多く、次にコーヒーやお茶が続くようだ。また炭酸飲料ではコーラの人気がダントツで、果物のジュースの中では桃のジュースの消費量が一番多いとのこと(本当にコーラの人気はすごい。大学の同僚も教員室でコーラをがんがん飲んでいる。ちなみに私はギンギンに冷えた炭酸入りのミネラルウォーターが好物)

ブダペスト市長怒る
先日ブダペスト市議会で連立を組んでいる社会党が寝返るような形で、ドイツの中古の路面電車68台を70億フォリントで購入することが決定したが、市長デムスキー・ガーボルはこれを不服として再度議会を招集する考えがあることを24日に発表した。一方社会党は「何回話し合っても私達の考えは変わらない」との立場をとっている。

ベスプレームで銃が盗まれる
ベスプレームの軍の基地で25日未明銃が盗まれるという事件が発生。警察はベスプレームから外に向かう道路を閉鎖したが、25日夜の時点では犯人はつかまっていない。(警察は武器がどのように盗まれたかについても詳しい情報を公開していない。)25日未明

その他のニュース
▼2月25日は「共産主義により犠牲になった人を追悼する日」であり(昨年の6月に国会で可決されたのだそうだ)議員などが集まった国会議事堂ではマードル・フェレンツ大統領が挨拶を行った。▼ソルノクで行われたフォーラムで「独立小地主党改革」が叫ばれる。▼病院で40名を殺したという疑いがかけられている「ブラック・エンジェル」(看護婦)だが、弁護士は「手術助手に気を引いてもらいたくてつくり話をしたのがこんなことになってしまった」と述べている。(ちなみに警察の取り調べでは、この女性は「私がやった」と自白している)▼25日ブダペスト7区のロッテンビル通りの建物が崩れ落ちるという事故が発生。住民は簡易宿泊施設へ避難した。▼モハーチでブショー祭りが開かれた。(日本のなまはげのような仮面をかぶって練り歩く祭り。この祭りでは棺桶に入れた冬を焼く)さあ春の訪れだ!▼青年民主同盟はスーパーなどに対し「日曜日は休業するよう」指導していくことを考えているようである。また土日に働く場合にも賃金体系をかえる必要はないと考えており、これに対しスーパーなどの労働組合は反発しデモを行う構えを見せている。

2月23日

レート
100円=251.94フォリント(OTP・2月22日、午前10時34分現在)

今日の天気
雲が広がりところにより雨や雪が舞うところがあるでしょう。最低気温は−3〜+2度、最高気温は3〜8度、西南部では10度の予想です。

イギリスの肉輸入禁止
イギリスで「口や爪の痛みを伴う病気」が発生し(正式名称わかりません)その影響でヨーロッパ各国でイギリスからの肉類輸入が禁止となっているが、ハンガリーでもイギリスからの肉類の輸入が禁止となった。(対象となるのは、生きている牛、羊、やぎ、豚、野生の反芻動物、これらの動物からつくられる生肉、詰め物、スモークハム、スモークサラミなど火を通してない製品)

新しい国立銀行総裁
前金融大臣のヤーライ・ジグモンド氏はマードル・フェレンツ大統領から国立銀行総裁の辞令を受け取った。就任するのは3月2日。尚、この席でヤーライ・ジグモンド氏は「あと2〜3年でインフレは4〜5%台に収まるようになるだろう。また2004年にはEUに加盟できるだろう。」などと述べた。

ブダペスト市議会の連立崩れる?
ブダペスト市議会はこれまでデムスキー・ガーボル市長率いる自由民主連合と社会党が連立して与党となっていたが、22日の議会で社会党が青年民主連合などとともに70億フォリントをかけてドイツのハンノバーから68両の中古路面電車を購入に賛成したため、デムスキー・ガーボルは「連立が崩壊した」と怒りが爆発したらしい。(そんな金出せない!ということらしい)

独立小地主党情報
▼20日に党首トルジャーン・ヨージェフ氏によって集められた要職者の会議で「バーンク・アッティラが幹事長を行っていた1998年から2000年にかけてのお金の流がおかしい」という話が出て(バーンク・アッティラ氏はこれを否定)書類を党本部から運び出していたが、国会規則に反するということで元の場所に戻されたようだ。▼党首トルジャーン・ヨージェフ氏と次官サバディ・ベーラが辞任した際にかなりの書類が処分されていることがわかり、それに関し調査がスタートすることになった。▼独立小地主党幹事長代理のホルバート・ベーラ氏は「トルジャーン氏はこれまで党に対し大きな功績を残してきた。だからその名を汚さないように名誉の引退をすることを望んでいる。」とマスコミに対するインタビューに答える形で述べた。

フェンシング・ワールドカップ
フェンシング・ワールドカップは24日ブダペストistvanmezei utのnemzeti sportcsarnokで午後2時から行われる。(ネープシュタディオン近く)皆も日本代表として出場する山本憲一選手(24)を応援しよう。

2月28日

レート
100円=251.27フォリント(OTP・2月21日、午前9時4分現在)

今日の天気
風が強く雨や雪がまうところもあるようです。最低気温は−1〜+4度、最高気温は3〜8度の予想です。

フェンシング・エペ世界選手権
24日と25日にブダペストでフェンシング・エペの世界選手権が開かれる(会場は国立体育館およびヒルトンホテル)この大会には世界20カ国から110名の選手が参加する。試合は土曜日の午後2時から予選が行われ64名が選ばれる。日曜日にはこの64名によるトーナメントがスタートし、準々決勝からは会場をヒルトンホテルに移して行われる。今回の世界選手権に日本代表として唯一参加予定の山本憲一選手からメッセージが届いているので以下お伝えする。

ハンガリーニュースの読者の皆様、今回世界選手権に出場することになりました山本です。フェンシングには色々種目があるのですが、今回のエペは全身どこをついても有効なだけに、細かい動きの1つ1つにまで気を配らなくてはなりません。今回の大会では始めグループに別れ5本勝負を行い、それに勝ち残った人たちが15本勝負に進めます。いま、僕はあまりガシガシと練習はせず、気分が乗って勝ちのイメージが良くなったら終りにして、後はレッスンと呼ばれるコーチとの型稽古で動きの再確認をしています。今回の試合は、僕の中で通過点でありたいし、世界の試合に出場することで、少しでも自分の身になる経験ができればそれで良いと思っています。尚、僕の競技に対する考えを日記帳でHPに載せてますので、是非そちらの方も読んでみてください。http://www.memorize.ne.jp/diary/07/36374/index.html尚、会場は東駅から7番のバスで一つ行ったところにあります。

軽油値上がり
23日より軽油が1リットルあたり4フォリント値上がりになる。尚、ガソリンの値上がりはない。(これにより23日より、95のガソリンは1リットルあたり234.50フォリント、98のガソリンは243.50フォリント、そして軽油は216.75フォリントとなる)

インフレ
中央統計局の調べによると、1月中のインフレ率は1.5%で、2000年1月末と2001年1月末の物価を比べると10.1%増加していることがわかった。

民主フォーラム
現在青年民主同盟と連立与党を組む民主フォーラムのダービド・イボヤ党首は「現在のところ2002年の選挙での青年民主同盟との協力体制については話し合っておらず、党独自の方針を打ち出して行く」と述べた。(もちろん選挙後の状況によって再び青年民主同盟と連立を組む可能性は十分にある)

身元確認
昨日1998年1月14日以降行方不明となっていたサトマリ・ニコレッタちゃんの遺体が発見されたと書いたが、その後父親が「自分の子供である」と確認した。(この遺体はジュラを走る国道44号線横の水のたまった溝の中で発見された)

独立小地主党情報
▼党首トルジャーン・ヨージェフ氏は20日「自分が幹事長である」と発言し、更に「幹事長の責任である党の経営面での運営に問題があった」とも述べたが、これに対し幹事長バーンク・アッティラ氏は「何も問題がなかった」と反発。また幹事長が2名という異常事態に関しては「国会の議長が決断を下すのが望ましい」とも述べた。▼オルバーン首相は21日ラジオのインタビューに答える形で「独立小地主党内で起こっている問題はあくまでも党内の問題として理解しているが、連立与党の働きが鈍るようなことがないように注意していきたい」と述べた。

その他のニュース
▼21日の未明、ケチケメート近くの国道44号線で2台のカミオントラックと1台の乗用車との衝突事故が発生1名が死亡、2名が重傷を負った。▼21日未明、ブダペスト18区の金融機関に銃を持った2人組みが押し入り数百万フォリントを強奪するという事件が発生。

2月21日

土曜日にワールドカップ
いよいよ24日にフェンシング・エペの部でワールドカップにハンガリーで武者修業を行っている山本憲一選手が出場する。このワールドカップではまずいくつかの組みに別れ総当たり戦を行い、そこの上位何名かがトーナメントに進めることになっているが、世界の強豪が集まる中、無事トーナメントに進むことが今回の山本選手の目標であるようだ。(彼は先日行われたスピードスケートの世界選手権で日本の応援がまばらなのをみるや、自宅にもどってシーツを利用して大きな日の丸の旗をつくり、オランダ人に混じって応援をしたそうだ。私達も彼を応援しよう!!!)

レート
100円=247.32フォリント(OTP・2月20日、午前9時58分現在)

今日の天気
雲が広がり雨やみぞれがふるところがあるでしょう。また風も昨日同様強くなるでしょう。最低気温は−3〜+2度、最高気温は4〜9度の予想です。

不動産登録情報がコンピュータに
農業および地方開発省によると、ブダペストの14の区の不動産情報がコンピュータのデータベースに組みこまれ、今後コンピュータシステムを利用して不動産情報が手に入れられるようになったようだ。(対象の区は2、3、4、10、11、12、15、16、17、18、20、21、23区)

カーダールの別荘
56年の革命(まだ動乱という人もいるが)以後、社会体制転換にいたるまでハンガリーのトップにいたカーダールが持っていた別荘(カランチベレーニにあるそうだ)が老人ホームとなることになった。

麻薬で死亡
ブダペストの9区にに住む19才の男性が麻薬をうちすぎて死亡するという事故が発生した。

独立小地主党情報
正直な話、この党は今混迷を極めており何をどうかいてよいのか分からないが、ハンガリー人との会話を盛り上げるためには欠かせないので、できるだけ完結にまとめて書いてみる。▼20日トルジャーン・ヨージェフ氏は予定通り党内の要職者を集めた。これは党の要職者をまとめる幹事長バーンク・アッティラ氏を解任するためのものであったが、参加者数が人事に関する決定がくだせる全体の3分の2(28名)に達しなかったため(24名参加)バーンク・アッティラ氏を辞めさせることはできなかった。しかし、この席で党首トルジャーン・ヨージェフは「私はもともと幹事長も兼任していたのだが、大臣となったためそれをバーンク・アッティラに譲る形となっていた。したがって大臣を辞めた今私が幹事長なのである。」と発表。これで1つの党に2人の幹事長がいるという異常な状態となった。▼更に異常なのは、幹事長バーンクアッティラ氏が「幹事長でない党首が要職者を集めることは党規約に違反しているのに、それを行った」として懲罰の手続きを取り、党首の党員としての資格を保留する一方(しがたってバーンク・アッティラ氏によれば党首はすでに党首ではないということになる)、党首トルジャーン・ヨージェフ氏も「バーンク・アッティラ氏の一連の動きは著しく党の結束を乱すもの」として同じように懲罰の手続きをとり、同氏の党員としての資格を保留しているという点である。▼党首が幹事長に、そして幹事長が党首に対し「お前の党員としての資格を保留する。」と言い、更に幹事長がいながら党首が「俺が本当の幹事長」と言い出すとは・・・こんなトホホな党があってもよいのか。

温泉に影響?
ブダペスト市役所は、ブダペスト裁判所がマルギット島の一部(カジノのある場所)を私的所有物として認めたことにより、その下の源泉などに大きな影響を与える恐れがあると警告している。(だからもうこれ以上私的所有物としては誰にも認めてほしくないというのがブダペスト側の希望のようだ)尚、マルギット島のテルマールホテルで改築中の厨房部分から火が出るという騒ぎがあたったようだ。

ATMの金が盗まれる
ブダペスト地下鉄3号線のカルビン広場駅にあるOTP銀行のATMに19日の10時にお金を入れたのだが、火曜日の朝には動かなくなっていた。それで中を開けてみると入れておいたはずの現金2000万フォリントが消えてなくなっていた。警察は捜査を開始した。

ハンガリーの犯罪
ハンガリー警察は、人口1000人あたりの犯罪率を見ると、アイルランド、スペイン、ポルトガルには劣るものの、オーストリア、スイスなどと並んでヨーロッパではかなり犯罪発生率の少ない部類に入ると発表した。(ほんまか?)

遺体発見
1998年1月14日以降行方不明となっていた。サトマーリ・ニコレットちゃんの遺体が20日の午前ベーケシュチャバで発見された。(現在容疑者はつかまっていない。)

2月20日

レート
100円=250.42フォリント(OTP・2月19日、午前7時38分現在)

今日の天気
雲が広がり雪やみぞれが降るところもあるでしょう。最低気温は−3〜+2度、最高気温は2〜7度の予想です。

国勢調査順調
2月1日から行われている国勢調査は18日までに90%が終了したことが中央統計局の調べによりわかった。

独立小地主党情報
▼@先週の土曜日、党首トルジャーン・ヨージェフは幹事長バーンク・アッティラを含む3名を党から排除すると述べた。Aこれに対し幹事長バーンク・アッティラは「党首は党規約に載ってる@国レベルでの要職者を集め、A会議のプログラムを計画し、B会議の参加者には招待状を出す などの手順を踏まずに今回の決定をしたので、決定自体は無効であり、更に党首も党規約違反になる」と党首に対しての懲罰の手続きを取ると決定。Bこの懲罰の手続きをとるためには党員としての資格を保留処分にしなければならないため、党首はすでに党首ではなくなったと主張。(要するに党首と幹事長がお互いに「私はあなたが党員ではないと決定した」と主張しているということになるが・・・)

一酸化炭素中毒
ブダペスト4区の住宅で18日の夜、暖房設備の故障から一酸化炭素が発生し、部屋の中にいた18才の女性と35才の男性が死亡するという事故が発生した。

ブラック・エンジェル
昨日のニュースで看護婦が昨年だけで重病患者の30〜40名を死亡させたことを紹介したが、警察の取り調べに対しこの24才の看護婦は「苦しがっている人を楽にさせた」と述べているという。

2月19日

レート
100=252.37フォリント(OTP・2月16日、午前8時31分現在)

今日の天気
雲が走り、雨や雪が降る所もあるでしょう。最低気温は−5〜0度、最高気温は2〜7度の予想です。

独立小地主党情報
▼党首トルジャーン・ヨージェフは16日「党内各機関の要職者は20日に集まり、党の国レベルでのトップ(つまり党首)の考えに従って決定を下すこと」という命令を出した、これは党内の各機関をまとめているバーンク・アッティラを辞めさせるための指示であったが、後に「党規約によると党首にはこれらの要職者を集める権利はなく、この権利があるのは、これらをとりまとめているバーング・アッティラその人自身である」ということがわかり混乱となる。それで党首は「もし要職者が集まらないなら、党会議を開きバーンク・アッティラを離党させる」と発表した。(自分の気に入らない人をつぎつぎと切り捨てて行く彼のやり方に反発する人も党内にかなり増えてきているようだ。)▼連立与党のうちの1つであるハンガリー民主フォーラムの党首ダービド・イボヤ氏は「農業大臣はかならずしも独立小地主党から出さなければならないというわけではなく、専門的な知識や指導力がある人を選ぶべきだ」と主張、現在独立小地主党から新しい農業大臣を出せない状況をチクリと批判した。▼16日、党本部前で反党首のデモが開かれ大変盛り上がった。

患者30名以上死なせる
ニーレージュラ病院に勤務する23才の看護婦が昨年1月よりすでに30名以上の患者を死なせている事実が発覚し警察に逮捕された。(彼女によって亡くなった患者はすべて、重病患者であり、尊厳死を頼まれたという可能性もあるようだ。尚彼女は病院内で「ブラック・エンジェル」と呼ばれていたという。)

新聞合併
これまで別々の新聞として発行されていた「ブリック」と「マイナップ」が19日より1つの新聞「マイブリック」として発行される。これは「マイナップ」が「ブリック」を所有する外資系の企業に買い取られたことによるもの。

2月16日

レート
100円=248.10フォリント(OTP・2月15日、午前9時53分)

今日の天気
お日様が出るよい天気となりそうです。ただ朝方霧が発生するところもあるかもしれません。最低気温は−6〜−1度、最高気温は6〜11度の予想です。

ハンガリー勢振るわず
チェコのザコパネで現在冬季ユニバーシアードが行われているがハンガリーの成績は今1つのようだ。女子大回転に出場した選手は33位、53位、56位に終り、スピードスケートに出場している選手も誰1人として予選を突破できなかったようだ。(スキーはともかく、スケートはもう少し早くてもいいのになあ・・・)

人口減少スピード減速
2000年は1999年に比べ人口減少のスピードが22%減速したそうだ。それでも昨年1年で3万8000名人口が減り、2000末でのハンガリーの人口は10、005、000名となった。(中央統計局調べ)

経済は順調か?
中央統計局の調べによると、2000年における工業生産量は1999年に比べ18.3%増加したことがわかった。尚、輸出額も27.4%、国内販売額も9%増加したようだ。

陸橋から転落
15日の夜、ニーレジハーザを走る国道36号線の陸橋で20歳ぐらいの男性が陸橋の下を走る電鉄の高圧電線に落ちるという事故が発生した。この男性は高圧電線にぶつかった後、線路に落ちたが、走ってきた電車にぶつかる直前近くにいた男性に助け出されたという。この男性は現在病院で治療を受けているが容態については不明。また何故陸橋から落ちたかもわかっていない。(この陸橋は妻の実家にかえる時にいつも通る。見通しもよいところだし酔っ払ってもいない限り下に落ちることはないとは思うのだが・・・)

英国から視察
英国から数学教師のグループが18日から22日の間にハンガリーを訪れ、ハンガリーの数学教育システムの視察を行うことになった。(ハンガリーの基礎数学のレベルは確かに高い。日本では数学のレベルが高いなどと言われるが、ハンガリーに比べればかなり遅いのだ。ただこの数学の知識をうまく応用できないところが問題なのだ。)

独立小地主党情報
▼独立小地主党の国会議員パッラグ・ラースローが1996年に「ある会社を守るため」という理由で1000万フォリントを国会議事堂前で民間人から受け取ったという事実が発覚し、検察が調べを開始した。▼これまで農業大臣候補として党首がおしていたジーモティ・ゲーザ氏が結局農業大臣になることを辞退した。それでボロシュ・イムレ氏が農業・地方開発の臨時大臣となることになりそう。党首トルジャーン・ヨージェフは「農業大臣は党の要職者の中から選びたいが、首相とも意見を調整しなければならない」と発言した。▼16日に党本部館の前で元ブダペスト支局長のリーブマン・カタリン氏を中心に8つの県から党員が集まり反党首のデモを行う予定。一方党首は同じ時間に党内要職者を集め、農業大臣指名についてなどの会議を行う予定。

無事保護
13日、セゲドの動物園からツェルコーフという(ハンガリー語だと思います。)種類のサルが盗まれるという事件が発生したが15日朝、このサルが袋に入れられた状態で動物園の門の前に置かれていた。

2月15日

レート
100円=247.03フォリント(OTP・2月14日、午前7時37分現在)

今日の天気
雲は広がりますが、雨が降ることはないでしょう。最低気温は−4〜+1度、最高気温は4〜9度の予想です。

ジュニア世界大会
7月12〜15日にかけて、デブレツェンの陸上競技上でジュニア世界大会が開かれることとなった。陸上競技上は4月20日までに1万人が収容できるように改修される。尚、この世界大会には150の国から1500名の選手が参加するとのことだ。

サッカー世界ランキング
14日、FIFAのサッカー世界ランキングが発表となった。1位は相変わらずブラジルで、以下2位フランス、3位アルゼンチンと続いている。尚、ハンガリーは48位で、2002年のワールドカップ予選であたる国はイタリアが4位、ルーマニアが13位、グルージアが66位、リトアニアが87位となっている。(日本は40位)

産休システム
現在審議が行われている家族保障に関する法律が通れば、来年より母親が1年産休を取ったのち、祖父母が産休をとり、母親が職場に復帰できるようになるらしい。(野党は、そんなことより産休時に国から支給される金額をあげるべきと主張している)

違法コピーソフト販売
カポシュバールのコンピュータ関連店舗で違法ソフトを販売しているとの通報があり警察が調べたところ53枚の違法ソフトコピーCDが発見された。これらの違法ソフトを正式ソフトに換算すると900万フォリントとなるそうだ。

失業率
2000年末におけるハンガリーの失業者数は1999年のそれに比べかなり減ったことが中央統計局の調べでわかった。(尚、1999年における失業者数は40万で、2000年のそれは26万)

青色申告
会社やフリーランサーの税金の申告は15日で締め切られる。尚、個人の税金の申告は3月20日までだ。(自分も複数の機関で働いたので、税務署に直接申告しなければならない。年末調整を自分で行うわけだが、いつも払ってきた税金が少なすぎて追加を払うはめになる。税金高すぎる!)

独立小地主党情報
▼党首トルジャーン・ヨージェフ氏が辞任した後をうけて農業大臣にはジモーティ・ゲーザ氏が推されているが、どうもごたごたが続いている。首相はこの件に関し、党内の支持が弱いのでこれからも意見の調整が必要とし、「長期安定ということをもっと考えて欲しい」と述べた。▼元党ブダペスト支部長のリーブマン・カタリン氏は16日に党本部前で反党首デモを行う予定であるが、最近になって同日同時に党首トルジャーン・ヨージェフ氏も党の要職にある人達を招集することがわかった。これに関しリーブマン氏は「私達に対する挑発」と主張した。

その他のニュース
▼14日、ブダペストのウイペシュトに住む老夫婦宅で火事が発生。2人とも死亡した。▼ウエストエンド・シティーセンター近くで銃に撃たれ重体となっていた男性は回復の方向に向かいつつあるとのこと。▼ハンガリーテレビ第1チャンネルセゲド支局では5ヶ月も給料がストップしているらしく、これに対し局の職員が抗議行動に出るらしい。(48時間局の建物から外に出ないようにするようだ)▼1998年に19歳の男性が10歳の子供を殺害した罪で逮捕されたが、14日判決が下り13年の懲役となった。

2月14日

今日はバレンタインデーハンガリーでは男女関係なくプレゼントをするそうです。(でも義理というのはないようです) レート
100円=242.81フォリント(OTP・2月13日、午前9時19分現在)

今日の天気
風が強い1日となりそうで、雨がぱらつくところもありそうです。最低気温は−3〜+2度、最高気温は5〜10度の予想です。

救急車が事故
13日、高速3号線を走行中の救急車が原因不明の理由でガードレールに衝突し横転するという事故が発生した。救急車の中には3名の患者と運転手と看護士がのっていたが、4名が怪我をして病院に運ばれた。

ウエストエンドの裏で発砲事件
ブダペスト西駅隣にあるウエストエンド・シティーセンターの裏にある倉庫で中年の男性が銃弾を数発あびて病院に運ばれた。この男性は重体であるが、犯人はまだわかっていない。

帰国
1995年にハンガリーの警察を脱走して昨年アメリカで逮捕されたラカトシュ・アンドラーシュが13日帰国した。ラカトシュ・アンドラーシュは444件の詐欺の罪で疑われている。

独立小地主党情報
▼党の要職者たちが党首の判断で投票を行い農業大臣として党首トルジャーン・ヨージェフ氏が推しているジモティ・ゲーザ氏を新しい農業大臣として推薦することが決まった。▼党の国会議員をまとめている(幹事長?)のバーンク・アッティラ氏が「市民政策」なる新しい考えを打ち出したが、これに対しハイドゥ・ビハル県党連盟が「党の結束をいたずらに乱している」として辞任を要求している。(同連盟は党首を指示している)▼党首に農業大臣の後任として推されているジモティ・ゲーザ氏には以前存在しないある国会の委員会の長としてある書類にサインした疑いがもたれているが、これに関し同氏は「私ははめられただけ」とインタビューに答えた。▼12日に各マスコミで「党首がもし首相が彼を認めないなら連立から外れる可能性もあるとトルジャーン氏がにおわした」などの報道がなされたが、これらの報道に対しトルジャーン氏は強く反発。「報道が勝手にでっちあげたもの」としている。

2月13日

レート
100円=242.01フォリント(OTP・2月12日、午前7時41分現在)

今日の天気
雲が広がり、北部、北東部で少し雨となるかもしれません。最低気温は−5〜0度、最高気温は5〜10度の予想です。

世界(小)チャンピオン
プロボクサーのボグナール・ラースローが英国のリバプールで行われたマックス・ゴメズとの試合に勝ちWBOの世界(小)チャンピオンとなった。(たた小生、この世界(小)チャンピオンなるものがなんのことやらさっぱりわからない。)これでボグナール・ラースローの戦績は26勝3敗2分けとなった。

ああ、やっぱり
昨日、もしかすると今週ガソリン代が値上がりするかもしれないとお知らせしたが、14日からガソリンが1リットルあたり6フォrント、軽油が1リットルあたり2フォリント値上がりすることとなった。(今年に入ってもう20フォリント近く上がっているのでは?)これで95のガソリンは1リットルあたり234.50フォリント、98は243.50フォリント、軽油は212.75フォリントとなる。

国勢調査順調
2月1日から国勢調査が始まっているが、中央統計局の調べによると、これまで60%の人が記入をすませたようだ。(我が家にも先週の土曜日、担当の人がやってきて書類に記入していった。けっこう細いことをきかれた。)

チェペルで車が炎上
12日、ブダペスト21区のチェペルの聖ラースロー通り78番の前で3台の車が炎上した。火は消防隊員によって消し止められたが、放火の疑いが強い。

井戸に落ちて死亡
ブダペスト16区の消防署は12日の朝5時に「男の人が井戸に落ちた」との通報が入り、25名の救急隊員がかけつけた。救急隊員は男性を引き上げ、病院へ引き渡したが、この男性は死亡した。

独立小地主党情報
▼党首トルジャーン・ヨージェフ氏は党内の派閥のトップ(ただ日本で言う派閥とはちょっと違うような気がする)になるつもりであったが、派閥の会議で反対者が出てこれを断念した。(本人や奥さんはかなり怒っているようだ)▼トルジャーン氏は、農業大臣の後任にジモーティ・ゲーザ氏を推しているが、どうもこの人も偽造書類を作ったなどの過去があるらしい。

ハンガリー航空
ハンガリー航空は整備士のストライキも終り、12日の午後0時55分スト後最初の飛行機が飛んだ。(今回の賃金闘争は労働者側の負けとなったが、この背景にはハンガリー航空自体の経営が思わしくないことがある。12日の夜のニュースによると、ハンガリー航空には @外国投資家などが巨大投資を行う、A国が補助する B倒産する の3つの選択があるが、現在のところ有力な投資家が表れないため、国が補助しない限り倒産ということになるらしい。(もちろん国が補助金を出しても赤字経営は直らないようだが)尚、ハンガリー航空が倒産した場合はフェリヘジ空港は外国の航空会社のみが利用することとなる。

またまた麻薬発見
12日ユーゴスラビアとハンガリーの国境で、ベオグラード・エクスプレス号の車両屋根裏から700万フォリント相当の麻薬が発見された(麻薬犬が発見したそうだ。ユーゴと言えば昨日も同じようなニュースがあったような・・・。ちなみに今日高校の授業で「テレビで高校生の4人に1人は麻薬をやってみたことがあると言ったけど本当?」と聞いてみたところ「そのぐらいだと思う」とクラスの皆が言っていた。う〜む)

2月12日

レート
100円=246.36フォリント(OTP・2月9日、午前8時21分現在)

今日の天気
今日も雨は降らず、全体的によい天気となりそうです。最低気温は−1〜6度、最高気温は7〜12度の予想です。

スケート世界選手権
ブダペストの英雄広場の裏の池につくられたスケートリンクで週末にスピードスケートの世界選手権が行われた。主な結果は以下の通り
女子500メートル
1位:アンニ・フリーシンゲル(ドイツ)
(39.99秒のコースレコードで優勝)
18位:エジェド・クリスティナ(ハンガリー)
男子500メートル
1位:クリスティアン・ブルーエル(ドイツ)
(37.55秒のコースレコードで優勝)
2位:ウシジマ・タキロー(日本)

ストライキ終了
整備士によるストライキにより9日の午後からは1便も飛ぶことがなかったハンガリー航空だが、11日の午後6時半にストライキは終了し(結局労働組合側は賃金を上げることができなかったようだ)12日には20便が飛ぶ予定。(火曜日には完全に通常状態に戻るとのことだ)

嫌な予感
10日付けのハンガリー日刊紙「ネープサバッチャーグ」では原油価格が上がったため15日ごろにガソリンが1リットルあたり3〜4リットル上がる可能性があると書かれていた。(これじゃ去年と同じだ。)

日本大使お別れ
糠沢和夫日本国大使は2年9か月の任期を終え、日本へ帰国することとなった。同大使はハンガリー国営通信社に対し「日本とハンガリーの関係は順調に築かれつつあり、昨年ハンガリーを訪れた日本人観光客の数は15万人をこえ、日本の対ハンガリー投資額も10億ドルを越えた」と語った。

自然保護地域
ブダペストのシャシュ山頂にある1万4000haの地域は以前自然保護区域であるが、数週間後に公開となることが決まった。(以前も公開されていたようだが、その後閉っていた。)

国際線バスの中から
オーストリアとハンガリーの国境ヘジェシュハロムで、ドイツからハンガリーを通ってルーマニアへと向かう国際線バスを調べたところ、ある鞄に336台の携帯電話と100台の電話機、そして75キログラムのコーヒーが入っているのが発見された。しかしバスに乗っていた16名のルーマニア人は全員「自分の鞄ではない」と主張している。(1000万フォリントの価値がある、これらの荷物はすべて押収された。)

コカイン
フェリヘジ空港からユーゴスラブへ向かうマイクロバスの乗客の中にブラジルからフェリヘジ空港に着いた37歳のユーゴスラビア人男性がいたのだが、ハンガリーとユーゴスラビアの国境の税関はこの男性が時価6000万フォリントのコカインを所有していることを発見。逮捕となった。(重さにして3キロ以上。それにしても麻薬に絡む犯罪が本当に多くなった。今日のテレビのニュースではブダペストの高校生の4人に1人は麻薬をやったことがあるというし、そのうちハンガリーでも合法になっていくのだろうか。)

独立小地主党情報
▼独立小地主党の要職にあるコヴァーチ・ベーラ氏は「党内の構造改革が必要。ただし党規約をかえるのは2002年の選挙の後が望ましい」という意見を述べる。▼トルジャーン氏にかわり新しく農業大臣になる予定のジモーティ・ゲーザ氏は「上の方にいる人達ではなく、実際に農業を行っており困っている人達を助けられるような仕事を行っていきたい」と抱負を語った。▼トルジャーン氏はサッカーチームで有名なフェレンツィ・バーロシュ・スポーツクラブのトップも辞めることとなったが、フェレンツィ・バーロシュ側では新しいリーダー探しに動き始めている。▼トルジャーン氏は「農業大臣としての成功同様、党首としても頑張って行く」と述べた。▼11日のTV2の番組で(この局はとてもトルジャーン氏と仲がわるい)「トルジャーン氏が現在建築中の豪邸は国の金を使って建てている。」とスクープ。これが本当であればますますトルジャーン氏の立場は危なくなる。(国会議員の職自体も奪われかねない)

その他のニュース
▼10日、ブダペスト10区の郵便局に武器を持った強盗が押し入り金庫の金を盗むという事件が発生。▼アーロクテーという場所で11日の午後草原の火事が発生し、数ヘクタールが焼けた。警察では放火と見ている。▼青年民主同盟の国会議員フルク・アンドラーシュ氏が「今の国会議員は数が多すぎて機能していない。だから定員を386名から100名ほど減らすべき」と主張。

2月9日

レート
100円=245.22フォリント(OTP・2月8日、午前10時1分現在)

今日の天気
西側から厚い雲が広がってきますが、雨にはならないようです。最低気温は2〜7度、最高気温は10〜15度の予想です。

0−5
6日のフェレンツィヴァーロシュとドゥナフェルの試合途中、フェレンツィヴァーロシュのコーチのせいで試合が中止になってしまったことは昨日お伝えしたが、アイスホッケー協会は5−0でドゥナフェルの勝ちとした。(元々4−1でドゥナフェルが勝っていた)

豚の市場にトラブル
昨年、豚肉の輸出に対する補助金が打ち切りになってしまったことが原因で、現在多くの豚が闇市場に流れ込んでいることがわかった。

脱走犯帰国
440件の詐欺で1995年に捕まり、その後脱走して国外へ逃亡していたラカトシュ・アンドラーシュは昨年8月にフロリダで逮捕となったが、来週いよいよハンガリーに帰国となる。

ハンガリー航空スト
ハンガリー航空整備士は8日もストを続け、8日は9便が欠航となった。同社は昨年100億フォリントの赤字を出し、今年も業績が上がりそうもないという話もあり、このストライキが続くと会社存続の危機にもなりかねない状況となってきている。

2大政党対話
8日、与党青年民主同盟の国会議員代表と最大野党社会党のトップの1人が対話をした。両党の考え方にはかなり隔たりがあるようだが、先日2年半ぶりに党首同士が会談したのを受けて、これからはもっと頻繁に意見交換をしようということになったらしい。

偽カード作成
大型スーパー「メトロ」は問屋のようなところで基本的に法人しか買い物できないようになっている(ちなみに子供も入れない)が、昨年9月にセゲドにあるメトロで大量の砂糖を購入したかった人物が、店員に頼み込み「オルバーンビクトル首相」と「トールジャーンヨージェフ農業大臣」の名前でカードを作ってもらい買い物をした。(しかも550万フォリント分)しかし最近になってこの事実が明るみになり8日2人は御用となった。

橋が崩れる事故
ドゥナフェルドゥヴァールのドナウ川にかかる橋は現在修繕工事を行っているが、8日の朝トラックが橋を直しているクレーン車と衝突する事故を起こした。(このためクレーン車がひっくり返った)このため午前中一杯橋は通行止めとなったが、午後2時に再開した。

独立小地主党情報
▼ここのところ数々のスキャンダルに見舞われた党首トルジャーン・ヨージェフ氏がついに農業および地方開発大臣を2月15日付けで委任することとなった。後任にはジモーティ・ゲーザ氏が選ばれる予定。また次官のサバディ・ベーラ氏も辞任する。

2月8日

フェンシング日本代表
2月24日にブダペストでフェンシング・エペ(全身どこを突いてもよい種目)の世界選手権が開かれる。今回の大会には日本ナショナルチームは出場しないが、自衛隊を退職し単身ハンガリーのホンベードというチームに武者修業に来ている山本憲一選手(24)が日本の代表として出場することとなった。本人は「とにかく1回勝てれば」と控えめであるが、同じホンベードに所属するシドニーオリンピック金メダリストのナジ・ティメア(女子)に練習試合で勝利をあげるなど(女子と言って馬鹿にはできない。相手は金メダリストなのだから。)ハンガリーに来てから確実に実力を上げてきている。山本選手の最大の目標は「アテネ・オリンピック出場」。まだまだ夢のような話ではあるが、今回の世界選手権をステップに何とか夢を実現してほしい。山本選手は練習の合間に私が非常勤講師で教えている高校でボランティアでアシスタントをしてくれている縁もあり「ハンガリー情報マガジン」では24日の世界選手権に向けて定期的に山本選手の情報を伝えていく予定である。

F1だけじゃない
ハンガリーの8月のスポーツといえばF1だが、今年はハンガリーサッカー協会100周年を記念して何と「ハンガリー対ドイツ」の試合が8月中旬に行われる予定である。(ハンガリーと言えば、50年ほど前に黄金チームがアウエーでイギリスに6−3で勝った試合が未だに語り種となっている。21世紀にもなったことだし、ここらで新しい伝説をつくってほしいものだ。ちなみに現在ブンデスリガで活躍しているハンガリー選手も何人かいる。)

アイスホッケーの試合中止に
6日に行われたフェレンツィヴァーロシュとドゥナフェルのアイスホッケーの試合で4−1とドゥナフェルがリードしていた場面で、フェレンツィヴァーロシュのコーチが線審を殴るという暴行をはたらき退場を宣告された。しかしこのコーチがしばらくしてベンチに戻ってきてしまったため、主審が試合を中止にした。(往生際が悪いのか、負け試合を中止再試合にしようと計算したのか、謎である。)

今日の天気
雲が広がりますが雨は降らないようです。最低気温は1〜6度、最高気温は11度から16度の予想です。(本当に暖かいです。寒いのは私の財布の中身だけ)

危険商品
消費者保護委員会は以下の商品を危険として販売停止を通達した。対象となる商品は以下の通り
Brown BR-1165(ハンドミキサー)
Sintony SY-500MA(アダプター)

レート
100円=247.66フォリント(OTP・2月7日、午前9時17分)

ハンガリー航空ストライキ
ハンガリー航空の整備士達のストライキは現在も続いており、7日は最初伝えられていた3便ではなく8便が欠航した。尚、賃金交渉は難航しており8日も引き続き欠航便が出る予定(これまでハンガリー航空はオーストリア航空に整備を頼んでいたが、向こうの規則に「ストライキをしている会社の整備はしない」という項目があり明日からは整備をしないこになった。ハンガリー航空は現在ミュンヘンの空港に整備を頼んでいるようだ)

独立小地主党情報
▼「小地主党・小地主連合党」党首であるチェ・シャーンドルは独立小地主党が法律に乗っ取って運営されているか調べるように検察に求めていることが明らかになった。(同氏はトルジャーン・ヨージェフが党首になるためにかなりの金を動かしたと考えているようだ)▼警察は先週日刊紙「ネープサバ」がスクープした党首の息子であるトルジャーン・アッティラ氏のスキャンダル(ある仕事を優遇するかわりにトルジャーン親子に資金的援助を求め金を受け取ったというもの)について捜査を開始した模様。▼オルバーン首相はラジオのインタビューに答える形で「農業・地方開発省が今のトップでいいのかについて考えていかなければいけない。」と発言。首相によると「これは能力の問題ではなく、信用の問題」とも述べた。(独立小地主党党首は農業・地方開発大臣でもあり、首相が次官を辞めさせたいのに大使、大臣が現在の次官に固執するなど問題が浮き彫りとなっている。)

2月7日

レート
100円=245フォリント(OTP・2月6日、午前10時23分現在)

今日の天気
昨日同様暖かい1日となりそうです。最低気温は0〜5度、最高気温は11〜16度の予想です。(北東部では最高気温が10度以下になるところもあるかもしれません)

世界選手権開催
ブダペストのヴァーシュリゲト(街の森)のスケートリンクで週末スピードスケートの世界選手権が行われる。(ブダペストで同種の大会が開かれるのは5年ぶり)世界選手権といえば4月にはブダペストでレスリングのフリースタイルの世界選手権も開かれる。

ヴェスプレームに新体育館
ヴェスプレームで2億フォリントをつぎこんで新体育館が完成。この体育館はもともと高校の体育館だったものを改増築して建てたものでかなり素晴らしい施設となっているとのことだ。

ハンガリー航空ストライキ
ハンガリー航空の整備士のストライキで当初6便が欠航となると予想されていたが、実際には11便が欠航となった。ストライキは明日も続く模様で水曜日も欠航便が出そうだ。(現在の情報では3便。ハンガリー航空はウィーン空港などに整備を頼んでいるようだが、整備士側はウィーンに対し「整備をやめるように」と伝えているようだ。)詳し情報については06-80-243-254で。

5月1日からもっとスピード出せる
警察庁は5月1日から現在の制限速度を変更する。変更点は高速道路が120キロから130キロ。自動車専用道路が100キロから110キロ。市街地では80キロから90キロになる。なお市街地の制限速度50キロは変わらない。また12歳以下の子供に対してはチャイルドシートが義務づけられる。

火炎便が投げ込まれる
5日の深夜、ハンガリー東北地方のサボルチ県のベステレツという町の家の庭に火炎便が投げ込まれるという事件が発生。庭にとめてあった自家用車(シュコダ)が炎上した。

独立小地主党情報
▼先日独立小地主党から離党した5名が青年民主連合に対し「連立与党を指示する」という契約を結んだ。▼2月16日にハイドゥービハル、ヘベシュ、およびジェール県そしてブダペストの党員が党首トルジャーン・ヨージェフに対するデモを行うことを決定。(1000ぐらい集まるようだ。)

いきなり崩れた
6日午前、ブダペスト8区、ヴィーグ通り9番地の2階建ての建物がいきなり崩れるという事故が発生。幸いけが人などはいなかったが、建物はもう住める状態ではない。

その他のニュース
▼バーチ・キシュクン県のヅナヴェチェとい町の銀行(OTP)で6日の朝8時半ごろ銃を持った3名の男が押し入り900〜950万フォリントを強奪するという事件が発生。▼あるイタリア人がブダペストにある部動産をアイルランド人に売却しようとしたところ、ブダペスト市側が昨年8月に決めた「外国人による不動産購入」規則をたてにこれを拒否、イタリア人とアイルランド人が告訴していた問題で裁判所は「ブダペスト市はやりすぎ」という裁決を下した。

2月6日

週末妻の実家に行ったところ、車が故障し国道で立ち往生。やっとのことで修理屋にたどりついたが発電機の故障ということで日曜日までに自宅に戻れず・・・。そんなわけで昨日はニュースを配信できませんでした。

レート
100円=242.70フォリント(OTP・2月5日、午前7時35分現在)

テニス世界ランキング
5日に発表されたテニス世界ランキングでは男子ではアガシ、女子ではヒンギスが1位となっているが、ハンガリー人ではクティ・キシュ・リタ選手が女子の58位にランクされている。(昔テメシバーリという選手が10位以内に入ったことがある。)

前金融大臣
国会の経済委員会は賛成18票、反対12票で前金融大臣のヤーライ・ジグモンド氏をハンガリー国立銀行の総裁就任を承認した。

ガソリン代値上
水曜日よりガソリン代が1リットルあたり6フォrント値上がりする。(怒)一方軽油は逆に1リットルあたり6フォリント値下がりするそうだ。(これにより95のガソリンは1リットルあたり228.50フォリント、98は237.50、軽油は210.75となる)

ハンガリー航空ストライキ
ハンガリー航空の整備士たちが5日午後6時半よりストライキに入った。これは労働者側が15%の賃上げを要求しているのに対し、会社側は7%しか上げられないとしているため。このストライキにより6日はいくつかの便が欠航になる可能性がある。(5日夜の情報では6便が欠航となる予定)

高校の卒業試験
毎年5月中旬から6月末まで高校では卒業試験が行われるが、今年は外国語の試験で多少の変更があるようだ。(これまではどんな問題がでるかわからなかったが、今年は問題集が出版され、その中から問題が出るようになるらしい。いずれにしても、卒業試験に合格しないと大学を受けられないなんて大変だ。)

独立小地主党情報
▼ジェール・モション・ショプロン県の22の地域の独立小地主党の代表が国レベルでの会合を開くよう署名を集めた。彼らによると「党首の承認がなければ党首の解任が行えない」という党規約はあまりにもおかしいということだ。(本当におかしい)▼先週の週末ブダペスト近郊のテレクという町で青年民主同盟の会議が開かれた。その時同党首のクベール・ラースロー氏はマスコミに「独立小地主党党首の解任については話題に出なかった」と発表していたが、5日のRTLKLUBのニュースでは実際には話題に出たということだった。▼独立小地主党党首は今週月曜日から入院するのではないかと噂されていたが、結局歯の治療で入院したようだ。

列車との衝突事故
5日の昼ごろ、ブダペストの17区の踏切りでスズキ自動車とソルノクからブダペストに向かう電車が衝突。スズキは大破し、運転していた男性は病院へと運ばれた。尚、踏切りのランプはきちんと動いていたという。

新しい決まり
4月1日から、車の後部真ん中にもブレーキランプをつけなければならなくなったそうだ。(皆さんの車にはついてますか?。全然関係ない話だが、ハンガリーにも普通2年に1回車検がある。でも車を検査する前に「こんなボロだけどなんとかしてちょ」とお願いすると多少問題があってもパスしてしまうようだ。実際2日前に車検をパスした車を見たがフロントガラスにヒビが入ったままだった。」

2月2日

レート
100円=240.81フォリント(OTP・2月1日、午後12時34分現在)

今日の天気
雲が広がり、雪がちらつくところもありますが、逆にお日様が照るところもあるでしょう。最低気温は−8〜−3度(北東部は−11度)最高気温は−2〜+3度の予想です。

こんなサッカーランキングもあるのね。
2000年1月からの成績によるサッカーチームの世界ランキングがIFFHSというところから発表されたが、1位はトルコのガラタサライというチームで、2位はスペインのレアルマドリッド、以下3位ボカジュニアース(アルゼンチン)と続く。ハンガリーのチームだが103位にMTK、187位にヴァシャシュ、228位にドゥナフェルがつけている。(ランキング低いなあ)

人口減少と中絶
社会学者のアラニ・ベラ氏はハンガリー通信社のインタビューに対し、「ハンガリーでは出産数が低下し、人口も減り続けているが、中絶が増えたため出産数が減っているわけではない」と答えた。確かにハンガリーにおける中絶数は1989〜90年に年間9万以上まで上がったがその後は減少を続け、1999年には年間で6万5000までに下がっている。

脱線事故
1日の朝、ペーチの近くでアンモニアを積んだ貨車が脱線し横転するという事故が発生した。ただ幸いなことにアンモニアの入れ物は壊れずにすんだらしい。

大事にいたらず
昨日スロバキアでイポイ川へ軽油が流入する事故が発生したが、すでに流入は止まり、またスロバキア側で軽油の回収が成功したようでハンガリー側には流れなかったようだ。

独立小地主党情報
▼青年民主同盟は先日独立小地主党を離党したメンバーと協力体制を築いて行くことを発表した。▼これまで離党したメンバーを追って国会議員であるザコー・ラースロー氏も離党すると噂されていたが、結局「内からの改革を目指す」と離党しないことになったようだ。▼党首の息子のスキャンダルの元となった日刊紙「ネープサバ」の編集局は、検察に問題のテープがどのような場面で撮られたものかを記した書類を提出した。(果たして真相はか・・)

危険商品
消費者保護委員会は1日、以下の商品を危険として販売停止を通達した。
Eurotec Germany EU-5280(ハンドミキサー)
Domotec Germany MS-4331(ハンドミキサー)

盗んだ銀行カードで不正引き出し
昨年のクリスマス前のショッピングでにぎわう時期にセゲドのバスターミナルで盗んだ財布が盗まれるという事件が発生したが、犯人たちはそこにあった銀行カードをつかって350万フォリントを引き出した。(財布の中に暗証番号を書いた紙もあったため金を盗めた。)現金引き出し機にあった防犯カメラのおかげで警察はこれらの犯人の身元を判明、男性2名と女性1名の犯人グループの内、男女1名ずつは既に逮捕されたが1名は現在も逃走中で警察が行方を追っている。

その他のニュース
▼国会は今年中に2006年以降にパクシ原子力発電所で発生する核廃棄物をバータアパーティに廃棄することを決定することになるらしい。(この核廃棄物問題は世界的な問題となりそうだ)▼先日社会党議員で前首相であるホルンジュラ氏とオルバーン氏が対談をし、この時オルバーン氏がEU加盟に協力を要請したが、1月31日にジェンジェシで青年民主同盟党首であるクベール・ラースロー氏(オルーバン首相は青年民主同盟の党首もしていたが、政府の仕事に専念するため党首の座をクベール・ラースロー氏に譲っている)が「オルーバン氏がホルン・ジュラ氏に応援を求めたのは、ホルン氏が前政権氏に行った罪の数々を少しだけほろぼしてやるため」と発表し、1日になってホルン氏はオルバーン首相に対し事実を確かめるよう要求した。▼ソウルオリンピックのレスリング競技で金メダルをとったシケ・アンドラーシが550万フォリントと1200万フォリントの住宅を偽契約書で不法に入手したとして懲役18か月と20万フォリントの罰金刑を言い渡された。▼国勢調査スタート。(対象は1100万人、450万戸、300万世帯)▼オルバーン首相は1日の夜ビガドーでスピーチを行い「現在のハンガリーは部品を取り替えるのに成功した船に例えられる。2000年は社会体制転換以降もっとも経済がうまくいった年だったが、これからもどんどんよくなる」と述べた。

2月1日

レート
100円=245.04フォリント(1月31日、午前10時49分現在)

今日の天気
最初は厚い雲が覆いますが、午後になってから西の方から徐々に晴れてきます。最低気温は−5〜0度、最高気温は−3〜+2度の予想です。

インフレ
金融大臣は新聞記者のインタビューに今年のインフレ率を5〜7%と予想していると述べた。

携帯電話
携帯電話会社ヴェステルの社長は新製品発表会会場で、ハンガリーでの携帯電話使用人口は今年の末までに450万にまで増えると述べた。(もちろん「その内自社製品を使用する人が半数を越える」ということも付け加えていたようだったが。ちなみに携帯電話はハンガリー語で「モビル・テレフォン」という。モビルとはモバイルのこと)

国内旅行はしない?
GfKフンガリア市場調査協会の調べによるとハンガリー人はあまり国内旅行をしないようだ。(調査によると、国内旅行をよくするハンガリー人は15%、たまにするのは47%、全然しないのも38%)

イポイ川汚染
スロバキアで30日の夜イポイ川に大量の油が流れ込むという事故が発生、ハンガリー側でも飲料水などが汚染される心配が出ている。

独立小地主党情報
▼これまでもお伝えしたが、今週に入り独立小地主党党首の息子に関するスキャンダルが急に出てきており、党首トルジャーン・ヨージェフはテレビの番組に出てこのスキャンダルを否定するなど大変な様子だが、この中31日にオルバーン首相とトルジャーン氏との会談が行われた。オルバーン首相は朝のラジオのニュースで「このスキャンダルが本当であればトルジャーン氏の責任問題となり、このスキャンダルが嘘であれば、新聞側にかなりの責任問題が発生する」と述べていたが、会談後トルジャーン氏は「辞任」などの話はなかったと述べた。▼独立小地主党は要職についている人達の会議を行い、党首は「皆私や息子を指示してくれた」と発表。一方同党から離党したリーブマン・カタリンは党会館前や農業・地方開発の建物の前でデモを行う予定であると述べた。

不思議な感電死
1月19日に、ある27才の男性が不法に猟を行っていたところ、電線にとまっている鳥を撃ったところ、弾の跡をつたって電流を流れ感電してしまったことをお伝えしたが、結局この男性は31日になって亡くなった。(電線に触れてなくても感電するとは不思議な話だが、自分も昔線路を横断して市場に買い物に行っていたころ、雨が降ると線路の上の電線に近づくと傘に電流が走るなどのことがあったから弾の跡に電流が流れることもあるのかもしれない。)

インフルエンザ
先週は5つの県でインフルエンザの報告があったが、今週は7つの県とブダペストでインフルエンザの報告があった。またショモジ県では84才の女性がインフルエンザで亡くなったそうだ。

その他のニュース
▼インドで救出活動を行っていたハンガリーの救助隊だが、インド政府からもう生存者の見込みがないと通達が出て、2月1日に帰国する予定となった。▼2000年にハンガリーでもっとも人気のあった映画は「グラディエーター」と「シャンシャイン」という映画であった。